2017年9月23日 (土)

ヒメクロイラガ

●ヒメクロイラガ(イラガ科) :
 9月初旬の朝、玄関先の簾(すだれ)に、小さな(開張3cmほど)茶色のガくっついているのが目にとまり、すだれを少し動かしてみましたが、まったく動きません。
 すだれを外すととコロンと横倒しに転がりました。
 死んでいるのか と見ていたら、緩慢に動きだして起き上がりました。
 どうやら夜間気温低下のせいで、まだ動けなかっただけのようです。
 腹面も撮るため裏返しにしようとしたらすぐに飛び立って行きました。

 
 頭の先にに“箒を”つけたような特異的な風采のおかげで、ヒメクロイラガ(♂)と分かりました。
 箒のような毛束は2本の下唇鬚*です。1img_5545

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4r

 
 ・幼虫の方は先に記録画像がありましたので掲載。
 クヌギの根もとの地面を這っていたものです。
 幼虫は6~11月頃群生してカキ、サクラ、クヌギ、ケヤキ、アブラギリなどの葉を食害する害虫。
 毒毛があるので刺されないよう注意が必要です。R0082773_20141014

 これで親子がはっきりしました。
 成虫出現時期は5~9月、分布は本州、四国、九州。

 
 *下唇鬚 (かしんしゅ):
 蛾の頭部にある「鼻」のように見える部分。通常3節からなり、根元から第1節、第2節、第3節となる。主に小蛾でよく発達。
 ( http://www.jpmoth.org/~moth-love/yougo-syu/yo-gokaisetu.html )

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2017年9月22日 (金)

コガモ(冬鳥)初見

 調節池に飛来した、今シーズン初見の冬鳥コガモの姿を確認しました。
 留鳥のカルガモ、コサギ、アオサギが集まって休憩している池の階段の上部に4羽いるのがわかりました。
 渡りの移動途中でごく一部が小休止で立ち寄っていたのでしょう。
 エクリプスの個体で、雌雄の別が分かりません。
 (画像はクリックで拡大します。)Img_618742017922

 
 ・暫く前からモズも平地にやって来て、時折けたたましく鳴いています。

2017922

 季節が少しずつ進んで行きます。

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2017年9月20日 (水)

マダラバッタ(紅色型)

●マダラバッタ(紅色型):
 マダラバッタ♀の紅色型を初めて目にしました。 
 除草剤散布で雑草もまばらになっていた稲刈り前の田圃畦道で、時折地面に飛び出すイナゴを横目にしながら歩いていた時、足元から小さなバッタが飛んで2mほど先に止まりました。 
 目視ではイナゴより小さく細身で、地面に紛れてよく分かりません。
 逃げられないように望遠で1枚撮影した画像を拡大して見ると、なんときれいなピンク色が目立つバッタだったのでびっくり。Img_5960

 初対面の“マダラバッタ紅色型”(大きさから♀と判断)でした。

 このようなチャンスは再度ないだろうと、あらためてその場に腰を下ろして望遠で撮れるだけとって、その中からピンぼけも含めて選んで以下に掲載しました。

 ・マダラバッタ紅色型(計測はしていませんが、大きさから♀と推定):Img_5959

 
 ・僅かに動いて体の向きを正面に変えたその直後に、Img_5962

 
 ・背後から、もう一匹のマダラバッタ(褐色型)が飛び乗るように現れ、(突如ファインダーに飛び込んできたのであわててシャッターを押したらピンぼけに)Img_5963

 
 ・すぐに左側に出ました。
 大きさは同じくらいの褐色型なので、この個体も♀でしょうか。Img_5965

 
 ・そしてくるりと背を向けると画面から消えていきました。
 (やはりピンぼけでした。)
 この間、ほんの短い間でした。Img_5968

 
 ・立ち上がって、まだ同じところに静止していた紅色型を見下ろす角度から1枚撮って、暇人もその場から退散しました。Img_5970

 
 ついでに。
 ・別の日、同じ畦道で遭遇した褐色型のマダラバッタです。
 ずいぶん小さいな、という印象の個体でしたが、すぐに逃げられて撮れたのはこの1枚だけ。Img_5909

 なお、緑色型にはまだ出遭ったことはありません。

※メモ再掲:
 マダラバッタ(バッタ科):
 トノサマバッタより一回り小さく、体型はスリム。近くで見かける頻度は少ないです。
 体は黄褐色(褐色型)または緑色(緑色型)で、稀にピンク色(紅色型)の個体も観察される。
 前翅の根もとに近いところには黄白色~黄緑色の明瞭な条線(縦帯)があり、それは紅色型でも変わりないようです。
 ♂体長は27~31と小さく、♀の方が34~35mmと大きい。
 体型は細身で、翅は長い。 また後脚脛節は赤・青・黒・白の斑模様。
 荒れ地や河原、草原などの地上で見られ、トノサマバッタやクルマバッタモドキとも良く混生している。
 動作は非常に素早く、敏感で捉まえにくい。
 出現時期は7~10月、分布は本州、四国、九州。

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2017年9月19日 (火)

オオオナモミ開花

●オオオナモミ(キク科オナモミ属):
 除草作業が休工中になっている草地に北アメリカ原産の一年草オオオナモミが繁茂しています。Blg2017916

 このまま放置されると大量の“ひっつき虫”に取り付かれてしまうため通行不能になります。
 余談ながら近郊では在来種のオナモミを見かけることはまずありません。

 まったくの暇つぶしに茎先の花序についた花をのぞき込んで見ました。
 本種は雌雄同株で雌雄異花です。

 ・雄花と雌花:
 雄頭花は葉腋からでた短い花序の上の方に白いボンボリ状になってついています。
 雌頭花は雄花序の基部に集まって付いています。Img_5944_1

Img_5944_2

 
 ・雌花:
 総苞片が合着して壺形になった緑色の塊(果苞)の中に、花冠は無く雌蕊だけになった雌花が2個入っています。
 そして果苞先端に嘴状の突起が2個あり、そこから2本の花柱が総苞の外に突き出しています。Img_59472

 
 果苞を真上から見たとき:Img_5950

Img_5953

 総苞は成熟すると肥厚して硬くなり、表面には長さ3~6mmのカギ状の刺が密生して熟すと褐色になり、“ひっつき虫”になる迷惑雑草です。 
 花期は8~10月。

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2017年9月18日 (月)

トノサマバッタ

 台風一過、最高温度が猛暑日になりそうになった池の端。
 まだ除草作業が完全には終わっていない、一周1,600mほどの遊歩道上に多数のトノサマバッタが出て日向ぼっこ?。
 トノサマバッタの世界では”壁を作ろう”などという親分はいないようです。
 一周する間のあちらこちらで、緑も褐色も共に仲よく暮らしている光景がありました。Img_5902gg

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2017年9月15日 (金)

カワセミ/ヒガンバナ

●カワセミ♂:
 たまたま通りかかった公園傍の橋で、目前をカワセミが飛んでいきました。
 目で追うと”何時もの場所“に止まって、ごく短時間、きれいではない川面を凝視していましたがすぐに飛び去りました。Img_5778

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 昨年12月に見かけて以来のことです。
 清流域ではないのですが、少数ながらもたくましく生き抜いているようです。

 
●彼岸花:
 排水路沿いの斜面に彼岸花が一群れ開花していました。Img_5786

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 余談ながら、500万株以上のマンジュシャゲ(彼岸花)が群生するという、県内では有名な巾着田(埼玉県日高市)の公園でも、例年より早めに咲きはじめ、現在3分咲きで、20日頃には満開になるという。

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2017年9月14日 (木)

受難メダカ

●田圃にメダカ:
 近郊の田圃への給水は完全にパイプライン化されています。
 先日、刈り入れ間近の稲田、その給水ピット付近にだけ残っている僅かな水溜まりに、卵をもったメダカと、まだ小さなメダカが数匹浮かんでいるのに気がつきました。
 排水と共に脱出できずに取り残されたのでしょう。Img_5581_1

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 今までにも、農業排水路の水溜まりに少数のメダカがいるのは観察したことがありましたが、稲刈りに備えて水を落とされ、乾燥が進んでいた田圃でメダカの姿を見つけたのは初めて。
 パイプライン化された給水系の詳細は知りませんが、メダカ(の卵)が流入することがあるのでしょうか?
 数日後には完全に乾きますので生残はありません。

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