2019年8月18日 (日)

ギンメッキゴミグモ(その2)

 ・月遅れの記事で、先のギンメッキゴミグモ(その1)の関連記事です。 

 7月21日、雨上がりの朝6時40分ごろ、リビングの床に座り込むと、ちょうど1.5mほど先のバラの木に、ギンメッキゴミグモの、直径約25cmの円形垂直網が張られていて、中心にクモ(♀)が静止しているのが目にとまりました。Img_6380


 すでに網の縦糸はすべて完了していて、クモは、糸を出す糸疣のある腹部下面をこちら側に向けて網の中央に静止していました。
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 そのすぐ斜め下にはゴミ捨て場もありました。
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 また、ゴミ捨て場から少し離れたところまでは、間隔の粗い横糸が張られて、さらにその先(中心からより離れたところ)までは、“白点に見える粘球”の付いた狭い間隔の横糸が張られていました。

 5,6分ほどボーっと見ていた時に、突然クモは網の中心から離れ、ゴミ捨て場の少し先まで移動して、すでに出来上がった間隔の広い横糸の網の間を、さらに細分化して狭い間隔にする横糸を、網の中心にむかって張り始めたのです。
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 今回は、リビングの窓越しという、クモから完全に遮断された環境なので、クモの網張り行動に干渉・邪魔することもなく、のんびりと暇つぶし観察できるかと、カメラを持ち出し、ピントを合わせしておいてから、時々思い付きでシャッターを押しながら、撮ってみました。
 あいにく逆光になることと、時折の微風にも巣が揺れて撮り置いた画像にはピンボケも多数ありましたが、整理して暇つぶし観察記録としました。
 ゴミ捨て場の少し先(遠く)から、中心に向かって横糸間隔を狭める作業をはじめ、徐々にゴミ捨て場に近づき、ゴミ捨て場に到達したところで横糸追加作業を終えて、網の中心に戻り静止するまで、間延びした写真ですが、以下に掲載。
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 今回観察の、横糸の網張追加作業の始まりから、作業を終えて網の中心に戻って静止するまでの時間は20分ほどでした。

 全く新規に網を完成させるにはどのくらいの時間がかかるのでしょうか。

・クモの糸は腹の中の紡績腺で生産され、下腹の先にある糸いぼ(多くの場合3対)から使用目的に応じて多種類の糸を出し分ける。
・命綱としての役割を果たす牽引糸、巣の骨格を構成する放射状の縦糸、そして飛来した獲物の動きを止める粘着球が付いた横糸など。

・獲物を捕獲する横糸:
 横糸には小さな粘液の粒、「粘球」が並んでいる。(縮小画像で分かりづらいですが、小さな白点がそのようです。)
 横糸は糸いぼから出るときに粘液に覆われ、その粘液が集まり、丸くなっている。
 粘球には強力な粘着力があり、その横糸に虫の足や羽が触れると、粘球に捕捉される。

・クモの足場になる縦糸:
 縦糸には粘球はないので触ってもくっつかない。それでクモは縦糸をたどることで網を自在に歩くことができる。

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2019年8月17日 (土)

赤い月

 本日(8月17日)、最高気温37℃、今夜も28℃の熱帯夜の予報。

●赤い月
 午後20時10分、外出すると、全天曇りで当地ピンポイントの湿度74%、生暖かい微風が吹き、たちまち汗が吹き出す相変わらずの猛暑。
 それでも田んぼ道沿いでは、エンマコオロギ、ツヅレサセコオロギ、また微かながらツクツクボウシ鳴き声などが聞こえてきて、季節は進んでいることもわかります。
 地平付近は天空より一層水蒸気をたっぷり含んだ空気に覆われているらしく、田んぼの向こう、まだ低い位置に上っていたのは“赤い月”でした。Dsc_0041


・20時20分、自宅近くから見たのは、やはりかなり赤味の強い月でした。
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2019年8月16日 (金)

ギンメッキゴミグモ(その1)

 ・月遅れの記事です。
                         

●ギンメッキゴミグモ:
 初めての観察は2014年5月16日、近隣の自然公園でのことでした。
 小さなクモで、その存在を知らず、興味もなければその存在に気づかないだけだったようで、特別珍しいことではありませんでした。
2014年5月16日 (金)
 http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-722c.html   そして、今シーズン、長雨の7月の間にほぼ毎日、庭の方々で足元や頭に近いところに円網を張っていて、それに気づかず頻繁に手足や顔、頭に絡みついて不快なので、改めて眺めてみると、ギンメッキゴミグモだったことに気が付きました
 (7月9日夕刻)掲載記事は下記URL
http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2019/08/post-66bc71.html  あちらこちらにたくさんの個体が網を張っていて、その気になれば事例観察には事欠きません。
 公園など公共の場での観察なら、必ず“何をしてるか”と声をかけられたり、”変人がいて気味悪い”、などの視線をあびたりして落ち着きませんが、幸い自宅ならその心配は無用ということで、気分転換の外出もままならない長雨期間の暇つぶしとして、改めてギンメッキゴミグモについて少し追っかけ観察してみました。
 もちろん特別な知見など何も得られませんが、クモの巣について無知のレベルだったものを、ほんの少しながら広めることができました。
 自然のままではどうしても撮影に制限があるので、個体を捕獲して観察してみました。

・ 2019.7.15雨の上がった午前8時過ぎの観察:
 庭木の、ちょうど頭が触れる位置に網を張って静止していたギンメッキゴミグモの巣、♀個体そしてその捕獲観察記録:
(画像はクリックで拡大します。)
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・捕獲してシャーレに入れ、8時間ほど経過してから再び覗いてみると、ゆっくり動き回りながら糸を引いていました。24r


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 ◇改めて、ギンメッキゴミグモ(コガネグモ科)について:
 林縁、公園、人家周辺などに直径20~30cm程度の垂直円網を張り、その中央に、頭部を上に向けて脚を折りたたみ、頭胸部を隠すような姿勢で静止する。そのすぐ下に食べかすなどを集積したゴミ捨て場がある。
 ♂は小さく(体長約4mm)、腹部はやや細長く、腹部は銀白色で周縁に黒班がある。
 ♀は大きく(体長約6mm、)腹部も丸みがあり、腹部背面には銀色と黒色からなる複雑な模様があるが多型で、さらに季節ごとに変異もみられる。
  出現時期は5~9月、年3化ほどの多化性。分布は本州、四国、九州。

 なお、さらに。
◇クモの造網について記事があり参考にさせていただきました。
・クモの糸は腹の中の紡績腺で生産され、下腹の先にある糸いぼ(多くの場合3対)から使用目的に応じて多種類の糸を出し分ける。
・クモ糸の主成分はタンパク質で、その理化学的性質は絹糸とよく似ているが、伸び率はクモ糸の方がはるかに優れ、道標に使う“しおり糸”などは、絹糸よりも強靱である。
(参照:https://www.jataff.jp/konchu/mushi/mushi14.htm )

・クモの巣を構成する糸の種類と役割:
 クモが巣を構成するために出す糸には、用途に応じて縦糸や横糸を含めて7種類の糸があるという。
 命綱としての役割を果たす牽引糸、巣の骨格を構成する放射状の縦糸、そして飛来した獲物の動きを止める粘着球が付いた横糸など。
 縦糸は力学的強度が強いのが特徴で、横糸は伸びやすい。
(参照:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhej/66/10/66_521/_pdf )

・また次の動画記事は大変興味深く拝見しました。
「クロワールド 糸をあやつる クモの秘密 オープニング」
 https://www2.nhk.or.jp/school/movie/outline.cgi?das_id=D0005100074_00000


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雑記:
 本日の当地ピンポイント最高気温34℃、そして夜9時55分の外気温28℃。外に出ると未だに断続的ながら生ぬるい南風が吹いて湿気の多い上空には明るい満月が。Img_6544

 しかし空気が乾いて澄んでいれば頭上に見える”夏の大三角形”(こと座のベガ(織姫星)、わし座のアルタイル(彦星)、はくちょう座のデネブを結んでできる大きな三角形で、夏の星空の目印になる)(画像再掲)Img_1914_2は見えず、金星ただ一つ見えるだけ。
 予報では今夏初めての最低気温28℃の熱帯夜!。そして明日の予報の日中最高気温は37℃で、まだこの先も猛暑のトンネルの出口は見えないいう。我慢する他なし。

 

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2019年8月12日 (月)

約二週間ぶりの降雨:焼け石に水

 早朝は曇り、その後連日のように晴れて蒸し暑くなりました。
 昼食を済ませてから雑誌を見ていた午後1時前、突如ザーッという雨音。

 窓外に目をやると、かなり強い雨。天気予報にはなかったよな、とパソコンを開いて豪雨レーダー画像を見ると、なんとまさに我が家近辺が豪雨域になっていました。
 (画像はクリックで拡大します。)11t

 午後1時ごろ、買い物に外出するつもりでいたのですがとりあえず模様眺めとして、約2週間ぶりの降雨で、地面も建物も熱気に曝され熱くなっていた折から、まさに恵みの雨、と喜んだ!?のですが、1時間足らずで雨雲は足早に通り過ぎてしまいました。
 雨がやんだ2時過ぎに買い物に出かけたのですが、道路の低いところは水たまりになったりしていて、”散水効果”で路面温度は下がったのでしょうか、”一応”涼しくなったと感じました。
 ところが、買い物を終えて帰る3時ごろには、道路は(1間足らずで)すっかり乾いていて元のように白くなり、湿度が増して蒸し暑さが増幅された暑さが戻ってきたために汗だくに。
 この程度の降雨ではあまり有難味はなく、まさに焼け石に水でした。

 台風10号の今後の動きも気になりますが、どれほどの影響があるでしょうか。

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2019年8月11日 (日)

アカボシゴマダラ、コフキトンボ他

 月遅れの掲載記事です。

 前報7/13午前中(その2-4)の続報で、7/17午前中(その2-5)です。

 7/17午前中:
◇図書館に行きました。
 その際、先に、発見した美麗なコフキトンボ♀(オビトンボ型)がまた見られるかと淡い期待をいだきながら水路沿いを通過しましたが、少数のコフキトンボ♂とコシアキトンボ1匹を目にしただけで、再び目にすることはありませんでした。


●コフキトンボ♂:
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●コシアキトンボ:
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●アカボシゴマダラ:
 帰り道の、農道端に自生したビワの木の周囲を飛び回っているアカボシゴマダラを目撃しました。
 立ち止まって見ていると、しばらくして腐熟した果実の残骸に止まって吸汁を始めました。
 樹液だけではなく、いろいろなものを吸汁するようです。
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2019年8月10日 (土)

コフキトンボ♀(オビトンボ型)再び、その他の昆虫t類

 前報7/8(その2-3)の続報(その2-4)です。

 7/13午前中:
◇雨の止み間に図書館まで、運動不足解消をかねて行き帰り共に少し遠回りしました。
 その途上で目にした、特に目新しくはない昆虫類。

 ・途中の田んぼ沿い道路で。
●ナミアゲハ:
 田圃脇の樹木に覆いかぶさった藪のようなヤブガラシの花にやってきて、蜜の出る花盤で吸蜜していました。
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●アオスジアゲハ:
 近くには、複数の個体が同じヤブガラシの“藪”に飛来。
やはり忙しく飛び回りながら、花盤を少しずつ移動して吸蜜を繰り返していました。
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・花盤(過去ログから画像再掲)
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・今の時期になると、フィールドにも居住地の周辺にも、しぶとく生き残り完全駆除の困難な“つる性植物類”が、勢いを増して蔓延っています。
 代表格はノブドウ、ヤブガラシ、ヘクソカズラ。
 いずれも金網フェンスや住宅地周辺の樹木類、生垣などに絡みつき、また覆いかぶさるように繁茂しています。
 それらの中で、特にヤブガラシは直径 5mmほどの地味な花を散房状の集散花序につけ、6~8月ごろにかけて少しずつ開花していきます。
 この時、一つの花の寿命としては短く、花の花弁と雄蕊は開花後わずか半日ほどで散っていきますが、中央に白色の雌蕊が立った直径3mm程で橙色の花盤(盤状の花托)が残ります。
 そしてこの花盤からは濃厚な蜜が分泌されるのです。
 少しずつ咲いていく花の期間は比較的長く続くため、野の草花が少ないこの時期には、吸蜜する昆虫たちには人気で、アオスジアゲハなどアゲハチョウの仲間やセグロアシナガバチなどハチの仲間、ツマグロキンバエなどハエ仲間、またマメコガネなど甲虫がこのヤブガラシ花盤の蜜を求めて集まってきます。


・図書館の敷地内で、
●クロバネツリアブ:
 偶然、目前に飛来して地面におりた大型のアブ仲間。
 こんなところでは珍しいです。
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・帰り道に通りかかった流水路幅2m程の小規模な農業用水・雨水排水路沿いで。

●コガネグモ:
 水路と歩道を隔てる植え込みの上に大きな網を張っていました。
 それで、水路側からは大きな糸いぼがある腹面が、また歩道からは背面の撮影ができました。
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●ハグロトンボ雌雄:
 それなりに澄んで浅い流水路沿いの雑草に、数匹のハグロトンボ♂、♀が行ったり来たり。
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◇その後、同じ水路で大変きれいな姿の「コフキトンボ♀オビトンボ型」に巡り合いました。
 一匹だけしか見つかりませんでしたが、今までの記録では最高にきれいな個体で、まさに千載一遇の幸運でした!
 見つけたところでとりあえずワンショット。それから逃げられないように少しずつ距離を詰めて撮りながら、最適の位置まで接近して首尾よく目的達成。
●コフキトンボ♀(オビトンボ型):
 (画像はクリックで拡大します。)
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・ついでに同時に見かけた
●コフキトンボ♀(通常型):
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●コフキトンボ♂:
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                 ―続く―

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2019年8月 9日 (金)

ヒメハラナガツチバチ、スグリゾウムシその他

 前報7/8(その2-2)の続報(その2-3)です。

 7/8、我が家の庭で見かけた害虫仲間など。
●ヒメハラナガツチバチ:
  新規に伸び出したバラのつぼみに止まっていたもの。
  触角が長い♂の個体です。
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●スグリゾウムシ(ゾウムシ科クチブトゾウムシ亜科): 
 同じ時間に、フヨウの葉上を歩いていた2個体。
 大きさ5~6mmで丸い体型のゾウムシ。口吻は短めで、各種の植物の葉を齧る害虫。
 出現時期は4~8月、分布は日本各地。
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 7/9夕刻に見かけたもの。
●チュウレンジハバチ幼虫:
 バラ(ブルームーン)の葉が食い荒らされているのに気が付きました。
 今シーズンは初めてのこと。
 大食いで、集団、猛スピードで葉を齧り、また小粒の黒い糞を下の葉上に落とすので気が付きますが、その時には被害が大きくなっています。
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 ただ、殺虫剤スプレーには弱いので、噴霧すればイチコロですが・・・

 

●ギンメッキゴミグモ:
 長雨の環境下で、餌になる蚊、コバエ、ユスリカの仲間などの有翅小昆虫が頻繁に発生していたからでしょうか、今まであまり経験したことがないほど、連日、足元や顔や頭が触れる場所に垂直円網を張って活動しているため、毎朝夕手足や顔に絡みつくたびに不快感を覚えるという、困った状況が続きました。
 特別の害はなく、衛生管理上は不快害虫を捕獲してくれるので“お役立ち”クモなのですが・・・ 
 (画像はクリックで拡大します) 
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 7/12夕刻
●シロコガネグモの仲間?:
 外壁とカーポートの柱の間に大きな円網を張っていたのに全く気付かなかったため、顔中いきなりバサッと引っかかってしまいました。不快!
 大きく破れてまとわりついた網糸から、少し大きめのクモがツーっと地面に垂れ下がっていくのを反射的に足で押さえてしまいました。
 踏みつぶしはしなかったので、固まってじっとしていました。
 初対面だったので記念撮影だけしてそのままに。
 少し後で見に行くとどこかに引っ越していったらしく、”無事”だったようです。
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                 ー続くー

 

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