2018年12月10日 (月)

ケヤキの果実

●ケヤキの果実:
 今シーズンは“木枯らし一番”が吹きすさぶことが無くて冬になった12月初旬。
 例年なら、冷たい強風のせいで、市街地の団地に植栽されたケヤキの大木から落ち葉(多くは果実の付いた小枝(=散布体)が、樹冠下の歩道に落下し、それが歩道縁石の吹きだまりに大量に堆積しているのですが、この冬はその様な極端なことはなく、歩道の隅に点々と落下するようになっていました。
 12月はじめに、歯医者帰りの通りがかりに、果実の付いた小枝を数本拾ってきました。
 珍しい事ではありませんが、何度見ても独特の形をした小さな果実です。1r0019025121_1

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 ・果実を1つ、カッターナイフで切断してみました。白い果肉が見えます。
 大きさ数mmの小さな種ですが、アトリなどの野鳥が食べにやってくるそうです。
 お腹いっぱいにするには相当たくさん食べるのでしょうね。62018121_1

 ■アトリ:
 http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/post-0c96.html

 ・ケヤキの盆栽を楽しまれる方は、この種から実生を育てて、大木の風情あふれる野趣豊かなケヤキ盆栽小品を作られるそうです。
 (私にはその様な心得などありませんし、ずいぶん昔に、「盆栽展」で、“ケヤキ林”に仕立てられた盆栽小品を求めて、直ぐに枯らした経験があるだけです。)

 ・ケヤキの果実の付いた小枝(=散布体)は、木枯らしなどで運ばれて、分布域を広げていきます。
http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2018/02/post-9cd3.html

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2018年12月 9日 (日)

ヒドリガモとアメリカヒドリの交雑体

 昨年11月、散歩コースの池で休んでいた、比較的大きなヒドリガモの群れの中に、1羽の「アメリカヒドリ」*および「ヒドリガモとアメリカヒドリの交雑体」**がいるのを初めて観察して記録しました。

  今シーズンも、11月下旬になってから、期せずしてヒドリガモの群れの中に交雑体が1羽いるのを見つけましたので、新しい観察ではありませんが記録としました。
* http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2017/11/post-8729.html
** http://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2017/11/post-a0a7.html

 11月29日の午後3時前、比較的多くのヒドリガモなどが池で休息しているのを目にして、暇つぶしに双眼鏡を覗いていたところ、,ヒドリガモの群れに混じって冬鳥のホシハジロ1つがいが居眠りをしていて、また別に、頭部が緑色に光る個体が1羽混じっているのに気がつきました。
 光の受け方で黒っぽく見えたり緑色に光ったりしますが、少し追っかけです。Img_3380

 
 ・ホシハジロつがい1組:Photo

 
 ・交雑個体追っかけ:Img_3394

 
 ”ヒドリガモとアメリカヒドリの交雑個体”です。Img_3400

 
 瞬膜を閉じたり(目が白く写っています。)開いたりしていて、要するに、眠くて眠くて仕方ない、午睡の時間帯だったようです。Photo_2

 
 ・ヒドリガモつがい:Img_3442

 
※参考:
 過去ログから「アメリカヒドリ、ヒドリガモとの交雑体とヒドリガモ」の画像再掲:Img_7836

 
 なおその後も現在までに断続的に交雑個体を見かけていますので、近くをウロウロしているようです。

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2018年12月 8日 (土)

初冬のフィールドの植物(カナメモチ開花など)

 今日から急に冷え込みも強くなり、日中の最高気温も平年並みに低くて寒くなりましたが、フィールドで目にする植物の様子からは、冬の始まりはやはりかなり暖かかったようです。

●ヒメオドリコソウ(シソ科):
 冷え込んで、朝露に濡れた草むらに、ヒメオドリコソウが少数ながら開花していました。
 一年草で、通常、花期は3~5月です。Img_3574_1

Photo

 
●スイセン:
 畑に植栽された早咲きのスイセン。Img_3598

 
●クコの果実:
 堤防遊歩道の直ぐ近くで、他の雑草の陰にもなる北側斜面に生えたクコがきれいな果実をつけたまま(野鳥に食べられもしないで)残っていました。Img_3559

 (日当たりで見通しの良い南斜面に蔓延っている株にはもう果実は見当たりません。
 こちらはすっかり野鳥に食べられてしまったようです。)

 
●カナメモチ結実と一部開花: 
 生け垣のカネメ持ちが赤い実をたくさんつけています。
 少数ながら、一部花も開花していました。
 通常、花期は初夏(5月始め頃)からです。やはり異様に暖かい冬だからでしょうか?Photo_2

 
●アキノノゲシ:
 少数ながらまだ咲き残っている株があります。
 綿毛の種を飛ばしています。Img_3493

 
●セイヨウタンポポ:
 背の低い雑草にも埋もれるように、花茎をまったく伸ばさずに1輪だけ花を開いていました。Img_34921

 
●ノアサガオ:
 たんぼ道沿いで、他のアサガオの仲間はすっかり姿を消していますが、ノアサガオだけはまだがんばって、矮小化はしていますが日中にも花を開いています。
 また珍しく結実したものも見つかりました。通常、種はほとんど出来ません。Img_3597

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2018年12月 6日 (木)

カンムリカイツブリ(冬鳥)

●カンムリカイツブリ:
 今シーズン、冬鳥カンムリカイツブリの初見は11月16日でした。
 その後2羽の姿を目にしたのは11月25日。
 池の奥からこちらに向かって潜水/浮上を繰り返しながら近づいて来るのを、堤防の上から、発見。Img_3343

 
 堤防下の草むらまで降りて隠れ、近づくのをしばらく待っていると、突然、予測しなかった比較的近くにポッカリ浮上。
 ・急いでシャッターを切ったところで、
 (画像はクリックで拡大します。)Img_3346

 
 ・直ぐに方向転換して遠ざかっていき、やがて潜水してしまい、姿を見失いました。Img_3348

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 ・草むらから引き上げて堤防の上まで戻ったところで、池の奥に2羽が浮いているのを見つけました。Img_3360

 リラックスしていたようでした。
 それ以降は現在まで目にすることはありません。
 池にはいつも釣り人が居ますから、魚影は少なくはないと思うのですが、周辺環境がお気に召さないのでしょう、留まる気配はなさそうです。

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2018年12月 5日 (水)

ハクセキレイ

 秋と冬が行きつ戻りつして、最高気温の日間変動は10℃前後もの乱高下を繰り返す昨今。  
 畑のホウレンソウなどもところによって”巨大化”していたり、生育が遅れていたり。
 秋に一応草取りを済ませたはずの庭の空き地には、気がつけば不明の同じ種類の雑草が蔓延って居たりして、生来の怠け者には何だか改めて草取りもやる気が起こりません。

●ハクセキレイ:
 町裏を流れる流水量の少ない排水路にハクセキレイが暇そうに降り立っていました。
 直ぐに逃げる様子もありません。
 ハクセキレイは、クモやミミズなども食べますが、基本的に雑食性の鳥。
 稲刈りが終りになる頃までは、時折、田圃の上を飛んでいる蛾やトンボなどを追いかけ、ホバリングして器用に捕食する光景を目にしていましたが、現在はその様な環境がないため、見かけるのはもっぱら水辺に降りて何やら探している姿です。Img_3487

 
 ・カメラ目線:Img_3488

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2018年12月 1日 (土)

キリ(桐)の果実とフリルのある種

●キリ(桐)の果実とフリルのある種:

 農道沿いにさして広くもない畑(貸し農園)があり、道路境界の畑側に数本のイチョウが植栽されていて、その一番端に、1本の(自生ではないかと思われる)キリ(落葉高木)の小木があります。  
 農作業の邪魔になるようで、いつも極度に枝を切り詰められているため、ほとんど大きくはなりません。
 切り倒されないだけマシとおもう樹木ですが、毎年花を付け、果実が実り、そして今は果実が開裂して、風のある時には中にある種を飛ばしています。
 (以下の画像はクリックで拡大します。)2

 
 この時期としては、晴天無風で暖かすぎる日々が続いていますが、今日は午後から珍しく強めに風が吹いていました。
 イチョウの葉もまだ黄緑色のものが目立ち、きれいな黄色にはなっていませんが、それでも風に煽られて少しずつ道路端にも落ち始めていました。
 そしてたまたま、通りかかった際に、キリの脇で、畑仕事をしている男性が居たので、仕事の邪魔をして済まないけれど,果実を1つ頂けませんか、と声をかけました。Img_3375

 
 ああ、いいですよ、と即座に傍らの竹棒で、果実をコツンと叩いて落としてくれました。
 コン!と、棒が当たった瞬間、果実の開裂口からパッと飛びだした一部の種が無風の頭上からフワフワと舞い落ちてきました。
 それに目をとられて、一瞬、果実がどこに落ちたかわからからなかったのですが、ちょうど足元の草むらに転がっているのを見つけて拾い上げ、お礼を言って持ち帰りました。

 ・実際に果実と種を手にしての観察は初めてです。R0019000

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 種の周辺に付いているフリルは、いかにも風に乗って遠くに旅をする造りになっていると、改めて他の植物の種同様、自然植物の”知恵”に感心しました。

※キリ:
 葉が展開する前の5月、枝先に大きな円錐花序を立て、淡紫色の花を多数付ける。
 花後に果実が出来、大きく生長する。果実はさく果で長さ3~4cmほどの卵型、先端は尖っている。
 さく果内部は2室にわかれていて、初冬になって2つに裂開するが、割れた果皮は完全には開かず、半開のまま翌春まで残っている。
 (果実の)胎座には、周囲にフリルのような半透明膜質の翼(長さ2~5mm)が付いた、長さ3~4mmの種子が整然と並んでびっしり付いている。
 種には網目状の、フリルにはプリーツ様のひだがある。
 翼のついた種子は強風が吹く時に、半開している口から風に乗って少しずつほぐれて飛んでいく(風散布)。
 春になっても、量的には少ないが種子は果実の中にこびりついて残っている。

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2018年11月27日 (火)

クスノキ、ピラカンサ、クロガネモチの果実

●”木守柿“:
 ゆっくりながらも深まりゆく秋。
 収穫も終わり、木守柿だけが残るようになった柿の木からヒヨドリのやかましい鳴き声も聞かれなくなったなった住宅街。
 青空に一直線の“白帯”を引きながら飛び去る一機のジェット機。Img_3368

 
●公園植樹の木の実:
 ・クスノキ:
 多数植栽されたクスノキ大木の樹冠から、群れ騒ぐヒヨドリの声だけが降ってきます。
 青かった果実(液果)も今は果紫色に熟していて、人の目に曝されない上部の果実は既に大部分食べられているようです。
 遊歩道の頭上に張りだした枝にはまだ少し残っています。
 人の気配がある間は近寄らないからでしょう。Img_3373

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 ・ピラカンサ:
 毎年たわわに橙赤色の実をつけますが、未だにヒヨドリ、ムクドリに食べられる様子はありません。
 遊歩道近くとあって,近寄れないことも一因かも。Img_3369

 
 ・クロガネモチ:
 状況はピラカンサと同じです。警戒心など忘れてしまうほどひもじくなる厳冬期になると、ピラカンサ、クロガネモチいずれの実も少しずつ無くなっていきます。Img_3370

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●ヒヨドリ:
 遊歩道から一番離れた奥の桜の樹で休息?していたヒヨドリ2羽。Img_33351110

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