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2007年11月14日 (水)

トビムシ(2)抽出(捕集)

※学術研究者向けの専門図書:
 「トビムシの住む森」 土壌動物から見た森林生態系」武田博清著(京都大学出版会2002年3月25日刊)によれば、

 「トビムシは、植物が生育し土壌が発達するところに広く分布しており、土壌に住む節足動物中でササラダニなどのダニ類に次いで高密度な動物群となっている。
 特に森林土壌においてその密度は高く、1平方メートルあたり数十種のトビムシが共存し、その個体数は数万から十万にも達している。
 しかしながらトビムシについて本格的に生態学の研究が行われるようになったのは最近のことである」、と記述されています。
 トビムシはおよそ体長1~2mm程度と小さいため人に気づかれることは少なく、羽のない原始的な生き物です。
 特徴的な形態として腹部第一節に粘管と呼ばれる器官を持ち、また体の末端に叉状器と呼ばれるエビの尻尾のようなバネがあり、一般にこの叉状器官ではねることがトビムシの名前の由来だそうです。
 なおバネを持たない種もいるそうです。
 大半のトビムシの食べ物はもっぱら腐植枯葉などの有機物や菌類で、生態系の中で「分解者」の役割を担っていることが明らかにされて来ました。
 なお、トビムシはもっぱら肉食のムカデ類やカニムシまた一部のダニ類に捕食されると言うことです。
 生態系の食物連鎖に組み込まれているのですね。

それではこれからトビムシを捕まえることに。

●ツルグレン装置:
 土壌を乾燥させることで取り出す(これを抽出、と言うそうです)装置。
 この原理を身近な材料で手作りしたトビムシ抽出ツルグレン装置もどきです。
 田圃の稲藁サンプルから、これでいとも簡単に生きているトビムシを抽出(捕集)することが出来ました。
 もちろん学術研究ではありませんので、定性的なものです。Blgimg_2098 Img_1936 Img_1938 Img_1825

                  続く

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