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2007年11月

2007年11月30日 (金)

筑波山

 先に筑波のトビムシについて記しましたが、その時の登山記録です。
 当日の天候は曇り時々晴れ状態で、筑波山頂付近だけガスがかかっていましたが、周辺の紅葉も見頃になりつつあり、登山のケーブルカーもロープウェイも上り、下り共に終日混雑したようです。
 当方の目的は登山ではなく、筑波の森に住む”不思議な生き物”に出会うことで、従って当然上り下りは歩きです。
 まずはお作法に従って筑波山神社にお参りしてから、Img_2263_2

 
 倒木が沢山横たわる森を目指します。
 残念なことに条件が良くなかったようで今回は全く目的は達成できませんでした。Img_2264_2

 
 せっかくだからと頂上まで登って来ました。
 さして広くもない頂上は観光客で大にぎわいでしたが展望は今ひとつ。Img_2270_2

 またおいで、ということでしょう。

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2007年11月29日 (木)

寒さにめげず

今日は1日曇りで日中の気温も10℃まで上がらず寒い1日でした。一ヶ月先の気温とか。何とか雨は降らないで済みましたが・・・。川沿いの散歩道には近くの民家から逃げ出したか、あるいは捨てられたのが育ったのでしょうか、園芸種の植物が寒さに負けずきれいな花を咲かせていました。ホット暖かい気分です。でもこれらの花は屋外ではもう幕引きの時節ですね。Img_2393 Img_2396 Img_2398

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ハグロハバチの幼虫(2)

 霜が降りて冷え込んだ朝のことです。
 ギシギシの葉っぱにも霜が降りていました。
 その上になんと、あの幼虫がコロンと丸まったまま凍みついているではありませんか。
 霜に当たって凍死したのでしょうか?Pb210209

 
 でもビックリ、気温が上がって霜が溶けると、どっこい生きています!Img_2484

 
 あらためてご対面しお顔のクローズアップです。
 なるほどいかにもタフという面構えですね。
 11月から12月に出てくるのはそれなりのワケがあるんですね。Img_2500

 ちなみに成虫のハグロハバチはその名の通り羽も体もすべて黒い蜂です。
 ハバチ類幼虫の飼育は難しいそうですが、ハグロハバチに限っては素人でも飼育できて、羽化するまでの観察を楽しむという昆虫好きの人達も結構いるようです。
 自前の成虫写真を撮るにはイモムシを飼育してみれば良いのでしょうが、どうもねえ・・・

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2007年11月28日 (水)

ハグロハバチの幼虫(1)

 またちょっと気持ち悪いものです。
 でも、蛾の幼虫よりは大分マシです。
 日当たりの良い草原に、ギシギシやスイバなどが地面に貼り付いたように葉を広げています(ロゼット)。
 ギシギシの葉っぱが穴だらけになっていました。
 葉っぱを1枚ちぎって裏返してみると、1

 
 一瞬ウヘッとなりますが、大きさは2cmくらいでまあ洒落者といっても良い衣装をまとったイモムシがコロンと丸まってくっついています。
 ほとんど例外なく、穴の空いたギシギシの葉の裏に丸まってくっついています。Img_2453tr

 
 しばらく日当たりにそっと置いておくと、トグロを解いて動き出し葉っぱを囓りだしました。Img_2418

 大食いのようです。
 専門家に伺ったところ、ハグロハバチの幼虫とのことでした。
 11月から12月にかけて、ギシギシやスイバを食草として発生するそうです。
 なぜに好きこのんでこの寒い時期に出てくるのでしょうか。

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2007年11月27日 (火)

ウリ

 寒さが急激にやってきて、どうも気候の変化が極端になっているように感じます。
 周囲の雑草群がすっかり取り除かれ、あるいは枯れて姿を消えてしまった後に一人残って金網フェンスに絡みついていたスズメウリが完熟し、灰白色の実を沢山ぶら下げてとても目立っていました。
 指で潰してみると中は結構水っぽくて、黒い種が行儀良く並んで沢山入っていました。Img_2434

Img_2435

Img_2437

 
 また別のところにはカラスウリが、これも霜にあってますます赤みを増した感じで残っていました。
 晩秋から初冬の風情です。Blgimg_2698   

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2007年11月26日 (月)

オオバン

 夏の間、サギでにぎわった用水路もすっかり静かになり、住み着いているカルガモの他に少しずつ新しくカモの仲間が混じっていますが、先日、つがいと思われるオオバンがゆっくりと水草を食べている姿を見つけました。
 オオバンの特徴は雌雄同色で、嘴が白く、額板も白色で頭と頸部が黒色、、背以下の上面、翼、尾は灰黒色であること。
 生息地は河川やハス田など、またヨシやガマなどがある湿地など。
 当地には冬の間だけ移動してきます。
 見ているとあまり警戒心は強くない様子で結構近寄ってきます。
 ヨシの生えた用水路にしばらく居着く気配です。Pb16014620071116   20071121pb210218Pb160154Pb160167

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2007年11月25日 (日)

もうすぐ引退するチョウなど

 明るい光の中でも空気は冷たく、生き残って行くには厳しい季節になってしまいました。
 大変きれいなツマグロヒョウモンの個体が羽を広げてじっと暖をとっている姿が印象的でした。Img_2307

 
 モンシロチョウも動けないようです。Img_2433

 
 咲き残りのカントウヨメナにはツマグロキンバエがいました。Img_2386

 
 傍には季節はずれのオオジシバリが黄色い花を咲かせていました。
 ホッとするような暖かさを感じさせる黄色です。Img_2392

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2007年11月24日 (土)

最後の赤とんぼ

 晴れていても日中の気温が上がらないこの頃です。
 草むらに赤とんぼがとまってじっとしていました。
 寒くて動けないようです。日の光を受けて羽を小刻みに震わせていました。Img_2402Img_2414

Img_2430

 
 近くの水際ではセキレイが赤とんぼをくわえて振り回していました。危ないですねえ。Pb170177

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2007年11月23日 (金)

セイヨウタンポポ

 南に面した斜面の日溜まりにセイヨウタンポポが咲いています。
 明るくなったら開き、暗くなったら閉じるので欧州では“農家の時計”といわれるそうです。
 朝開いて夕方閉じることを3日間続けたら花はしおれてしまい、しばらくすると花茎を長く伸ばし綿毛ができて約200の種が飛んでいきます。
 セイヨウタンポポは外気温が約13℃以上の時には明るくなると開くが、この頃のように13℃をはるかに下回るようになると、明るくても開かないで太陽で地面が暖まってから咲くということで、明るさよりも温度を感知していると科学雑誌に書いてありました。Img_2308 Img_2315_3

 
 近くの散歩道にはシロバナタンポポも咲いていました。Img_2388 Img_2390

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2007年11月22日 (木)

冷えました

 毎日毎日、今期一番の冷え込みといわれて、早起きが苦手な横着者にはつらい朝でした。 
 軒下に吊した寒暖計は日の出前にちょうど0℃を示していました。

 東の空が赤くなりPb210203

 
 見上げると明けの明星もまだ輝いていました。Pb210206

 
 やがて公園の野球グランドの向こうから日が昇って、よく晴れましたが寒い1日でした。
 雪国のご苦労が偲ばれます。Pb210214 Pb210216_2

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キタテハ

 早朝は大分冷え込むようになり昆虫達の活動も鈍ってきました。
 午前中、まだ体温が上がらないせいでしょうか、シロタエギクの鉢苗にキタテハがとまって、射し込んできた朝の光に羽を広げてじっとしていました。
 写真を見ると少し傷んでいる個体のようです。
 春型、秋型、越冬型などと季節によって羽の色などが変化するそうです。これは秋型でしょうか?Img_2150

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2007年11月21日 (水)

キノコ、胞子紋

 朝早く神社の森でキノコを見つけました。白い傘の大きさは10cm位ありました。
 手元の図鑑を見ましたが名前は分かりません。
 姿・形・色合い・匂いなどからはそれほど妖しい雰囲気はありませんでしたが、食べてからシビレル、ヨダレがとまらない等も困るナ!と言うことで食べません。
 柄の部分をカッターナイフできれいに切り取ってから、白い紙の上にヒダを下に向けて置き、乾燥防止のため食品のパックをかぶせて一夜放置しておくと、きれいな胞子紋が採れました。
 キノコの種類を同定する情報になると言うことです。Img_2002 Img_2003

Img_2034

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2007年11月20日 (火)

トビムシ(7)筑波山の土壌動物

 先日、筑波山に出かけたついでに、下山してから駐車場付近の山道の腐植土を一掴み紙袋に採取して帰りました。
 そして捕集瓶に薬局で買った消毒用エタノールを入れてからツルグレン法で、抽出しました。
 結果は写真のとおりです。なおきちんとプレパラートを作成しておりませんのできれいな写真が撮れませんでした。
 トビムシは田圃や公園の個体よりかなり小さく1mm位のようでした。Img_2374 Img_2352

 
 なお、抽出する前に真っ赤なダニが試料の表面を歩いていたのでピンセットに這わせて取り出しました。 
 体長は5mmくらいでしょうか。
 拡大してみるとビロード状の毛で覆われています。
 やはり気持ち悪いですね。写真上は腹面から、下は上部から。Img_2278 Img_2296_2

 
 アルコール液に捕集された地下世界の住人の一部です。
 地下の世界に迷い込んだら、地上ではあまり見慣れなかった妙な形の動物ばかりに遭遇して肝を冷やすことになりそうです。
 あまり深入りしたくない世界ですねえ。
 大きさは、画面上部に二つ、白点のように写っているのがトビムシですので、それと対比してください。
 せいぜい1~1.5cm位でしょうか。
 余計な話ですが、スティーヴン・ジェイ・グールド著「ワンダフル・ライフ」-バージェス頁岩と生物進化の物語-に出てくる奇っ怪な動物群を連想させるものがあります。Img_2368

 なおもっと色々いましたが止めておきました。
 今回の観察結果から定性的ではありますが、筑波山の方が、公園や田圃より自然が豊かという評価になるようです。
 トビムシは季節や環境を問わず広範囲に抽出できるそうですから、ヒマがあれば、違う種類を見つけたいと思っています。
 足が沢山付いているモノや足が無くて長細いモノなどは今後さわらないようにしたいと思います。(完)

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2007年11月19日 (月)

トビムシ(6)ササラダニ初お目見え

 学術研究などではなくて、単なる暇つぶしなので、やっぱり生きたモノが良いなというわけで、性懲りもなくまた公園から腐植試料を持ち帰り、捕集瓶には何も入れないで抽出してみました。
 ただ、放置しないで時々クモなど余計なヤツがいないか瓶の中を肉眼でチェックしながらです。
 今回は試料の特性で小さな土粒などがかなり瓶の中に落ちてきてしまいましたが、元気なトビムシのお姿も。Img_2243tr

 
 弱ったトビムシではまだバネはお腹に留められていますが、Img_2241

 
 やがて死ぬとやはりはずれて後にのびています。Img_2253tr

 
 そしてまたなんと、今回初めて肉眼では全く確認できなかった”ササラダニ”が居るではありませんか。
 死んでしまったトビムシの周りを2匹動き回っていました。
 ササラダニ仲間の成虫は体長0.15~1.5ミリ、平均0.6ミリで、褐色か黒色だそうです。Img_2259tr

 
 ”ダニ”というと悪の権化、人類の敵!(アレルギーの原因、不衛生の代表害虫!)と思いきや、なんとイエダニ・トリサシダニ・ツメダニ・ヒゼンダニ・マダニ類など有害な種類はダニ類の一部に過ぎず、自然環境・生態系で種類数、総数ともに優位を占めるササラダニの仲間は、人やペットに危害を加えないだけでなく、自然然環境の豊かさを評価する土壌動物としては最も指標性が高いということです。
 またササラダニは捕食者ではなく、植物遺体などの「分解者」としても生態系の物質循環に貢献しているのだそうです。
 トビムシを食べません。そう思って写真を見直すと、コロンとしてスベスベしていてドロップのようでもあり、かわいいと思いませんか。思いませんよね・・・。          (続く)

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2007年11月18日 (日)

トビムシ(5)公園の腐葉土から

 先のツルグレン法失敗のやり直しとして、捕集用ガラス瓶に、(手元に80%アルコールがなかったので)薄めた台所用洗剤液を入れてとりあえずテストしてみました。Blgimg_2385

 
 試料は公園の植え込みに積もって少し腐植が進んでいる腐葉土部分です。一掴みクラフト袋に採取して持ち帰り、抽出してみました。
 当然抽出されたトビムシは全部死んで、叉状器(バネ)は全部はずれて尻尾のように後にでていました。
 スライドグラスの洗剤に浸った状態での写真ですので、生きて動いているときのモノとはかなり様子が違っていますが、参考書に掲載されていたアヤトビムシとそっくり同じでしたので、多分この個体はアヤトビムシかもしれません。
 体長3mmくらいでトビムシとしては一番大きい方です。Img_2208tr Img_2212tr Img_2225tr

 
 なおトビムシ以外にも気持ち悪いのが抽出されていましたが、代表としてイシムカデ(体長1.5cm位、紫褐色、足は15対)の写真です。
 同じ画面に小さめの1.5mm位のトビムシが写っています。Img_223115

                ( 続く )

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2007年11月17日 (土)

冷え込みました

今朝は当地も冷え込んで朝は3℃くらいでした。日中も14℃程度までしか気温が上がらず午後から雲が広がって寒い1日になりました。つい先日までの小春日和が嘘のようです。町中や公園の木々の紅葉も一段と進んできました。中には紅葉しないで枯れ葉を落としはじめたケヤキの大木もあります。いよいよ冬の気配ですね。北の国からは雪の便りがしきりです。Img_2383Img_2318 

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トビムシ(4)田圃の稲藁から

 雨の後少し水が溜まったままの田圃の稲藁と土の混じったところを採取して、ツルグレン法で土壌動物を抽出(捕集)してみました。
 頃合いを見計らって捕集瓶をはずしてみたところ、何と体長5mmくらいのクモが動き回っていて、Img_2105tr

 
 抽出された虫がみんな蜘蛛の糸に絡み捕られています。
 正体不明の4mmくらいの大きさの虫も蜘蛛の糸に足を取られてもがいていました。Img_2102tr

 
 ルーペで見るとトビムシはほとんど全部絡まってご臨終の様子。
 バネが全部はずれているのが観察されます。Img_2109tr

 
 一匹だけ、小振りな(2mm位)トビムシがガラス容器の壁面を這っていました。Img_2121tr

 あらためて参考書を読んでみると、このようなトラブルを避けるためにも、捕集瓶には80%アルコールを入れておく、と記してありました。
 抽出されたモノはすぐにアルコール漬けの標本になる(する)ということです。
 科学的調査研究手法としてはこれが合理的なんですね。
 そこでもう一度やり直してみることにしました。
                (続く

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2007年11月16日 (金)

カニムシ(山梨県・夜叉神峠)

 過日、夜叉神峠の下山路で山肌斜面にふかふかに積もった腐葉土の下の方を一掴みゴミ用のポリ袋に入れて、帰宅の都合で2日間、車のトランクに放置したままになりましたが、ツルグレンもどき用具で抽出しました。
 たくさん居るはずのトビムシは抽出できず(ポリ袋で蒸れたため死んだのかも知れません)、少し大きめ(4~5mmくらい)の見慣れない”虫”が1匹だけ居ました。それが”カニムシ”でした。
 正確な種名は分かりません。カニムシはサソリの尻尾をとったような形をしていて、体長は2~5mmで、カニのような大きなニ本の鋏状の触肢を持っています。
 学名は「偽サソリ(Pseudoscorpiones)」。日本では60種くらいの報告があり、比較的自然が豊かな環境でないと住まないらしいです。
 そして自然界ではもっぱらトビムシなどを餌にする肉食捕食者という位置づけ。
 トビムシが一匹も捕集瓶の中にいなかった原因は明らかではありませんが・・・・。
 大きな鋏をゆらゆらと振り回しながら捕集瓶の中を歩き回っていました。
 すべてお腹の面からの写真で、上から撮るのを忘れました。残念。Img_2080tr1

Img_2083tr1_2

Img_2088tr1 

              ( 続く )

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2007年11月15日 (木)

トビムシ(3)バネがはずれる

 別の田圃の腐植稲藁から抽出した個体です。
 大部分同じ種類のようですが小さい別種もいるようです。
 ガラス瓶の中で動き回るトビムシを撮影するのはそれなりに苦労です。
 (ひま人でなければやってられません。)
 30枚くらい撮して、なんとか見られるのは1枚くらいの割合でしょうか。
 捕集してから瓶の蓋をしてそのまま放置(6時間くらい)すると、全部“絶命”してしまいました。
 そしてなんと、生きていた時にはお腹の下にしっかり留められていたバネがはずれて、後に尻尾のように出たままになることが分かりました。Img_1960 Img_1975 Img_1911tr

                続く

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2007年11月14日 (水)

トビムシ(2)抽出(捕集)

※学術研究者向けの専門図書:
 「トビムシの住む森」 土壌動物から見た森林生態系」武田博清著(京都大学出版会2002年3月25日刊)によれば、

 「トビムシは、植物が生育し土壌が発達するところに広く分布しており、土壌に住む節足動物中でササラダニなどのダニ類に次いで高密度な動物群となっている。
 特に森林土壌においてその密度は高く、1平方メートルあたり数十種のトビムシが共存し、その個体数は数万から十万にも達している。
 しかしながらトビムシについて本格的に生態学の研究が行われるようになったのは最近のことである」、と記述されています。
 トビムシはおよそ体長1~2mm程度と小さいため人に気づかれることは少なく、羽のない原始的な生き物です。
 特徴的な形態として腹部第一節に粘管と呼ばれる器官を持ち、また体の末端に叉状器と呼ばれるエビの尻尾のようなバネがあり、一般にこの叉状器官ではねることがトビムシの名前の由来だそうです。
 なおバネを持たない種もいるそうです。
 大半のトビムシの食べ物はもっぱら腐植枯葉などの有機物や菌類で、生態系の中で「分解者」の役割を担っていることが明らかにされて来ました。
 なお、トビムシはもっぱら肉食のムカデ類やカニムシまた一部のダニ類に捕食されると言うことです。
 生態系の食物連鎖に組み込まれているのですね。

それではこれからトビムシを捕まえることに。

●ツルグレン装置:
 土壌を乾燥させることで取り出す(これを抽出、と言うそうです)装置。
 この原理を身近な材料で手作りしたトビムシ抽出ツルグレン装置もどきです。
 田圃の稲藁サンプルから、これでいとも簡単に生きているトビムシを抽出(捕集)することが出来ました。
 もちろん学術研究ではありませんので、定性的なものです。Blgimg_2098 Img_1936 Img_1938 Img_1825

                  続く

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2007年11月13日 (火)

小春日和

 今日は朝からよく晴れて、日中は暖かく、散歩コースからも澄んだ青空に筑波山がくっきり遠望できました。
 用水路のカモ類も少しずつ種類が増えてきたようです。
 大食いのカワウもよく飛んできて、川魚をごっそり食べていくようで、通年ここで暮らしているカルガモ達の冬の餌が気になります。Pb120115Pb130125tr  Pb130126tr Pb130127tr Pb130130tr

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トビムシ(1)初めてのお目見え

 突然ですが、生態系について。
 昨今、“生態系”というと、マスコミなどでも“自然”と同義語のように使われることも多いようですが、この分野の学問的定義では、「生物群集」とそれを取り巻く「無機的環境、物理学的環境、例えば、水、光、土壌、温度などをまとめて一つのシステムとする概念とされています。
 そして生態系の中の”生物群集“は「生産者」、「消費者」、「分解者」の三者で構成されると説明されています。
 極めて単純化して言えば、「生産者」は”植物“で「消費者」は”植物を直接食べて生きているもの、たとえば動物、昆虫、など“、そして「分解者」とは、”生産者の植物や消費者の動物、昆虫などの生物遺体、すなわち枯れ葉や死骸を分解して掃除する掃除屋さん“で、従来その主役は”微生物(細菌、カビ、キノコ)とされてきましたが,近年新たに”土壌動物“が分解者として注目され、新たな研究が展開されています。(日本土壌動物学会)
 ”土壌微生物“に関する研究は、医療の近代化に大きく貢献した抗生物質の生産に関連するカビや放線菌類などの応用研究もあって、随分進展しましたが”土壌動物“については、いまだ一般の人々の理解はほとんど無く、微生物より体の大きい動物の方が知られていないのは奇妙な感じです。
 かくいう私も、「土壌動物」という学術用語には全くなじみはありませんでした。
 土壌動物とは、不正確ですが、ひらたくいえば(腐植を含む)土壌の中に住んでいる動物で、アリ、ミミズ、モグラ等はまだしも、だんだん気持ち悪くなってくるムカデ類、ワラジムシにダンゴムシ、クモ類、ササラダニ等のダニ類,センチュウ仲間、さらに今度はだんだん分からなくなってカニムシにトビムシ・・・。
 ここまで来て”トビムシ“って何だ、と言うのが長~い前置きの本題です。

●生きているトビムシの写真:
 田圃で腐植が始まった稲藁 の下にいたトビムシです。種名は分かりません。ガラスびんの底を動き回り、時々パッと飛び跳ねます。Img_1886tr

Img_1842tr_2

 
●トビムシ概念図:
 トビムシの大きさは通常1mmに満たないものから3mm、ほとんどが2mm以下の大きさで、日本では400種類くらいが知られていますがまだまだ研究の歴史が浅く これからも新しい発見が期待されているそうです。(画像をクリックすると拡大表示されます。)Hk

              (続く)

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2007年11月12日 (月)

深まる秋(5)公園

 公園のケヤキも黄色から赤茶色へと変わっています。
 平均的に言えば、もともと紅葉する種類の木の葉にはカロチノイド(黄色)の8倍くらい多くのクロロフィル(緑色)が含まれていて、このクロロフィルが先に分解してカロチノイドが残るので黄色になる(→イチョウなど)が、やがてカロチノイドも分解されて、新しくアントシアン色素(赤、橙、紫、青)が作られて紅葉するのだそうです。
 植物が紅葉するのは養分を回収するため、とする説もあるが実際のところ、その生理的意義についてはまだ定説が無く解明も進んでいないそうです。Img_2131 Img_2130

 
 突然ですが、公園に住み着いているネコです。
 カメラ目線。”我が輩はネコである。名前はまだ無い。何か用か?”。”ありません。
 ノラ暮らしも大変でしょう。風邪ひかないように”Img_2133

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2007年11月11日 (日)

深まる秋(4)町の中へ

 暦の上では立冬も過ぎて、紅葉も山から里へ、町中へと降りてきました。
 澄んだ空気の中で、街路樹のハナミズキも日毎に深い赤色に染まり、それから少しずつ地面へと舞いはじめています。

 赤き独楽(こま)まはり澄みたる落葉かな (星野立子)Img_2129_2

Img_2125

Img_2128

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2007年11月10日 (土)

深まる秋(3)甲斐路の里の秋

 甲斐路の標高の高い林道は冬期閉鎖になります。
 まだゲートは開いているかなと危ぶみつつ水ケ森林道へと車を走らせました。
 12月10日以降来春まで閉鎖、との看板。
 落ち葉が散り敷いて晩秋の気配が充ち満ちた林道をのんびり走りました。
 標高1,700mの乙女高原の施設はすべて閉鎖され、夏、花々に彩られていた高原にはもう訪れる人もなく、秋の空にススキの穂がただ輝いているだけの静かなたたずまいでした。Img_2052

 
 柳平から牧丘へ下る林道はカラマツの純林の中を走ります。
 紅葉したカラマツと秋の空のコントラストはそれは見事なものでした。Img_2063

 
 里近くの紅葉。Img_2065

 
 下りきって里の秋。柿がおいしそうです。
 そこで一句。

 柿食えば  金がなくなり  放蕩児     一狂(大丈夫かなあ?)Img_2066

                 完

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2007年11月 9日 (金)

深まる秋(2)夜叉神峠へ

 甲斐の国は山国です。
 天候に恵まれて、気力、体力さえあれば快適登山を楽しむことが出来るうらやましい環境です。
 遺憾ながら年相応に体力は低下し無理は出来なくなりましたが、煙り、ヤギ、○鹿の仲間で、高いところに登りたがる習性は衰えず、時間の合間に車で夜叉神峠へと向かいました。
 実に40数年ぶりのことで、当時の記憶では麓に鉱泉宿が一軒あっただけでしたが、観光開発が進んですっかり様変わりでした。
 夜叉神峠までは車を降りてからゆっくり登って1時間程。
 登ったのが午後になってからでしたので、雲が湧き空が白くなってきてくっきり鮮明という景色ではありませんでしたが、峠から望む南アルプス白根三山は昔と変わることなく本当に懐かしさがしみとおる光景でした。Img_2012

 
 白根三山ズーム。左から農鳥岳(3,051m、日本の山高さランキング15位)Pb040105

 
 真ん中が、間ノ岳(3,189m、日本の山高さランキング4位)Pb040106

 
 一番右が、富士山に次ぐ日本第2位の高峰、標高3,193mの北岳。
 岳人憧れの山です。
 ただ北アルプスに比べて緯度の関係で雪が少ないので人気の点では負けることもあるようですが悠揚迫らぬ三山の荘重な山容は全くひけをとりませんね。Pb040103

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2007年11月 8日 (木)

深まる秋(1)秩父路

 所用のため秋の1日、秩父路から甲斐路へと車を走らせました。
 通い慣れたルートではありますが、市街地と異なり、四季折々の風景が広がるため、飽きることがありません。
 渋滞などおよそ無縁で長時間の走行ですがストレスもない快適車旅です。

 国道140号線(彩甲斐街道)の奥秩父トンネル近くの車道フェンス上ではニホンザルが秋の陽を浴びながらのんびりと毛づくろいを楽しんでいました。Img_1988tr

 
 彩甲斐街道、出会いの丘には東京大学秩父演習林の施設があります。
 車を降りて立ち寄ってきました。
 近年、多くの人達へ向けて各種のイベントや公開講座などの情報発信をされ、メールマガジンも配信されています。
 (→ http://www.uf.a.u-tokyo.ac.jp/chichibu/)丘から見下ろす奥秩父トンネルの風景。Img_1992

 
 紅葉も大変みごとでした。Img_1993

            続く

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2007年11月 7日 (水)

深まる秋の日

 深まりゆく秋の季節を勘違いして、公園の枝垂れ桜が数輪の花を開きました。
 暖かい感じです。実際に暖かいのでしょう。Img_1945

 
 公園の傍を流れる用水にはすっかり居着いた(留鳥)のカルガモと、早くも訪れたコガモらしき鳥が日なたぼっこの様子。Pa310097

 
 近づくと何羽かは水の中にゆっくり下りていきました。Pa310099

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2007年11月 6日 (火)

エゴノキ

 エゴノキは典型的な雑木林の樹木で幹はあまり太くならず、根元から何本にも分かれます。
 5~6月には張り出した枝に遠目にもびっくりするほど沢山の白い花をつけ、やがて花が地面に落ちると辺り一面真っ白になるほど。05080001

 
 公園の秋。あちこちに植えられたエゴノキが鈴なりの実を付け、地面には皮がむけて飛びだした種がいっぱい散らばっていました。
 かつては実の果皮にエゴサポニンが含まれていて魚毒性があり、泡立ちもするので、石鹸代わりにしたり、魚取りに使ったりしたこともあるそうです。Pa250070 Pa250071

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2007年11月 5日 (月)

ドングリ

 実りの秋は、虫や鳥、また獣たちにとっても、うれしいことでしょうね。
 山のドングリが不作でクマが人里に下りてきて問題になったことは記憶に新しいことです。   
 ドングリのなる木のなかまは、ナラ類とカシ類に大きく分けられ、冬に葉の落ちる落葉性のものがナラで、コナラ、ミズナラ、クヌギ、アベマキ、カシワなど。
 冬にも葉をつけている常緑性のものはカシとよばれ、シラカシ、アラカシ、アカガシ、イチイガシ、ウラジロガシ、ウバメガシなどがあります。
 近くの公園にあるのはアラカシとシラカシ、それに落ち葉と落ちているドングリの様子からナラの木もあるようですがよく分かりません。
 アラカシ、と樹木名板が取り付けられた木にまだ青いドングリがなっていました。Img_1943

Img_1942

 
 昔、近県の里山の雑木林で拾ったドングリを庭に植えたら2種類の葉っぱの幼木が育っていますが、実がなるまでにはとても時間がかかることでしょう。
 公園で拾ったドングリとドングリがなるはずの葉っぱ。
 組み合わせ不明です。
 ドングリは、ドングリのぼうし=殻斗の形や特徴で区別されるそうですが、今のところ不勉強で、名前は分かりません。Img_1957

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2007年11月 4日 (日)

ピラカンサ

公園のピラカンサが、枝も撓むほどに赤い実を沢山付けています。実は小鳥の大好物で、ヒヨドリが大きな声でピーヨピーヨとやかましく鳴きながら飛んできては、ついばんでいる様子です。鳥たちにとっても実りの秋ですね。Img_1939 Img_1940

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2007年11月 3日 (土)

九州の名産品

先日、九州在住の義姉からお土産をいただきました。海産物の干物セットです。その昔は”名物にうまいもの無し”と言われたものですが、いただき物は掛け値なしに大変おいしいものでした。(ところで関係ありませんが、昨今名物にトラブルが多いですねえ。安全でおいしい食べ物を提供することに喜びを感じる経営から、ひたすら儲けることのみに喜びを感ずる”新自由主義経済社会”のせいでしょうか?)

●花イカ:九州、四国沿岸で獲れる小さいイカを干したもの。●キビナゴ:鹿児島特産品として有名。●ウルメイワシ:目が、脂瞼(しけん)という透明の幕で覆われているため潤んでみえるから”うるめ(いわし)”●えば:メッキとも呼ばれる。えば(あるいはメッキ)という名前の魚は実際にはいなくて、カスミアジ、ロウニンアジ、ギンガメアジ等のヒラアジ類の幼魚の総称で、初夏から秋にかけて黒潮にのって各地の沿岸部に回遊してくる小型回遊魚ということ。

そのいずれも、おやつ・おつまみ・酒の肴や小さくちぎってお好み焼きに入れてもとてもおいしい珍品です。Img_1827

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2007年11月 2日 (金)

クロメダカ

11月になり、屋外メダカ水槽の水温も15℃を下回るようになりました。メダカの活動も段々緩慢になり、更に、冬になると冬眠します。さて、シロメダカは物陰に隠れるという行動はあまり無く、人影を見ると餌にありつけるという条件反射でしょうか、むしろ寄ってきますが、クロメダカは警戒心が強く、少しでも人影が動く気配を察知すると大あわてで水草や藻の中に隠れてしまい、観察が難しいです。今日はネットでクロメダカ掬って記念撮影しました。ところでメダカは日本オリジナルの研究材料として、生物のオス・メスの分化を決める遺伝子研究に利用され大きな貢献をしています。すでにメダカという生き物の設計図=ゲノムもすべて解明されヒトと多くの共通性があることが明らかにされています。とかく群れたがるタイプのヒトは、より一層メダカの設計図に近い部分が多いのでしょうか。

人影を察知しても少しも逃げないシロメダカImg_1952tr

群れるクロメダカImg_1932

クロメダカ♂(おす):背びれに切れ込みがあり、尻びれは平行四辺形。Img_1926

クロメダカ♀(めす):背びれに切れ込みはなく、尻びれは三角形に近い。Img_1933

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2007年11月 1日 (木)

カマキリ(3)

今日から11月です。秋の日のヴィオロンのため息の身に沁みる季節です。今期最後の登場です。

”チョイトそこの爺さん、お待ちよ、あそこを見てご覧よ”、”なんだ、誰かと思ったらキリ婆アか”Img_1630

”ババアとはなんだよう、アッタマきたなあ、やっちまおうか”、”またそれか、ホンマに切れやすいのう” Img_1658

”見ろってこのことかい。またサギに食われて昇天したのは婆さんの身内かイ?、気の毒にねえ”Img_1611

”そうじゃねえんだ、あれは隣町のあばずれよ”、”そうだったのか”、では何の用だい”、”フン、どこに目を付けてるんだよ、マッタク。あそこを見てみな”、”おお、なんと!”Pa030042

”仲良きことは美しきかな、キリ婆さん妬いてるのかい。そういえばおまえさんの部族は後の処置が厳しいそうだなあ”、”テヘヘ、爺さんに変なこと言われると照れるねえ”Img_1637

”部族のしきたりだから仕方ないさ、変えさせたくても一人ではお手上げさ”Img_1669

”ああ、やぶ蛇になった。わたしゃ忙しいから行くがね。じゃまたな。”Img_1624

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