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2007年11月13日 (火)

トビムシ(1)初めてのお目見え

 突然ですが、生態系について。
 昨今、“生態系”というと、マスコミなどでも“自然”と同義語のように使われることも多いようですが、この分野の学問的定義では、「生物群集」とそれを取り巻く「無機的環境、物理学的環境、例えば、水、光、土壌、温度などをまとめて一つのシステムとする概念とされています。
 そして生態系の中の”生物群集“は「生産者」、「消費者」、「分解者」の三者で構成されると説明されています。
 極めて単純化して言えば、「生産者」は”植物“で「消費者」は”植物を直接食べて生きているもの、たとえば動物、昆虫、など“、そして「分解者」とは、”生産者の植物や消費者の動物、昆虫などの生物遺体、すなわち枯れ葉や死骸を分解して掃除する掃除屋さん“で、従来その主役は”微生物(細菌、カビ、キノコ)とされてきましたが,近年新たに”土壌動物“が分解者として注目され、新たな研究が展開されています。(日本土壌動物学会)
 ”土壌微生物“に関する研究は、医療の近代化に大きく貢献した抗生物質の生産に関連するカビや放線菌類などの応用研究もあって、随分進展しましたが”土壌動物“については、いまだ一般の人々の理解はほとんど無く、微生物より体の大きい動物の方が知られていないのは奇妙な感じです。
 かくいう私も、「土壌動物」という学術用語には全くなじみはありませんでした。
 土壌動物とは、不正確ですが、ひらたくいえば(腐植を含む)土壌の中に住んでいる動物で、アリ、ミミズ、モグラ等はまだしも、だんだん気持ち悪くなってくるムカデ類、ワラジムシにダンゴムシ、クモ類、ササラダニ等のダニ類,センチュウ仲間、さらに今度はだんだん分からなくなってカニムシにトビムシ・・・。
 ここまで来て”トビムシ“って何だ、と言うのが長~い前置きの本題です。

●生きているトビムシの写真:
 田圃で腐植が始まった稲藁 の下にいたトビムシです。種名は分かりません。ガラスびんの底を動き回り、時々パッと飛び跳ねます。Img_1886tr

Img_1842tr_2

 
●トビムシ概念図:
 トビムシの大きさは通常1mmに満たないものから3mm、ほとんどが2mm以下の大きさで、日本では400種類くらいが知られていますがまだまだ研究の歴史が浅く これからも新しい発見が期待されているそうです。(画像をクリックすると拡大表示されます。)Hk

              (続く)

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