カラスビシャク
昨年8月下旬にカラスビシャクを見ましたが今年は早くから見つけました。茎の足もとをかき分けてみると、ムカゴが観察できます。ムカゴは芽が多肉化し母個体から独立して発生できるようになったものです。
カラスビシャクの花は細くまるまった仏炎苞と呼ばれる独特の形の葉につつまれて小さな花が集合して咲きます。
花は細長く先が緑で中間部が黒い紐状の付属体と呼ばれるものに着き、
仏炎苞の包みを開いてみると写真のように雄花と雌花は離れていて、上に雄花が集まり、下に雌花が集まっています。どちらも花弁はありません。
昔から畑地や道端などにごく普通に見られた多年草で、繁殖力が旺盛で一度はびこると駆除のやっかいな雑草でした。球茎にはシュウ酸カルシウムの針状結晶を多く含み、噛むと口腔粘膜や喉を強く刺激して痛めますので要注意。漢方ではこの球茎を乾燥したものを半夏(ハンゲ)と呼び、漢方処方に重用されています。
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