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2008年6月 1日 (日)

メダカの発生(1)

 いよいよ6月、山野の緑は濃く、すべて風物は夏の装いになってきました。
 人もまた衣替え。そして程なく梅雨がやってきますが、しかし、どうも自然のリズムは変調を来しているように思えてなりません。
 昔は梅雨と言えばシトシトと静かに降って、濡れたヤツデの葉の上をカタツムリが這っていました。
 "五月雨をあつめて早し最上川”。
 しかし近年は、降れば土砂降り、水害発生、降らないと渇水、水不足、と振幅が大きくなって、梅雨の風情も”ありがたさ”もなかなか実感できません。
 報道によれば、乾燥化した都市にカタツムリがいなくなったというし、このまま温暖化が進めば白神山地のブナ林も消滅するということ。
 自宅では早い時期から夜間這い回るナメクジの駆除に手を焼いています。
 雨降りの日は特にひどいのですが、これらも温暖化と何らかの因果関係があるのでしょうか。
 温暖化をただ心配するだけではなく、直ちに出来ることをやって行かなくてはなりません。

 さて、話変わって、屋外水槽のメダカも産卵の最盛期を迎えています。
 毎朝、たくさんの卵をおなかの下に付けて泳いでいます。
 5月下旬にクロメダカの卵を採取して、孵化するまでを観察してみました。
 ゲノム(生物機械設計図)と生物機械の精密さを再認識しました。

 メダカの産卵は光の周期に依存していて、夏はまだ暗い早朝3時前後には産卵するそうです。
 ナマケモノは3時には起きられません。
 日が昇ってしまって明るくなっている5時過ぎにクロメダカ水槽を覗いてみました。
 たくさんのメダカがお腹の下(泌尿生殖口)に受精卵をぶら下げています。Img_2812

 
 ゴミ取り用ネットで1匹すくいとりました。Img_2807_2

 
 指先で押さえるとメダカがはねて簡単にネットの上に卵塊が残ります。
 卵は20個以上あります。Img_2808trm

 
 卵塊をガーゼの上にのせて水道水で少しぬらしながら指先でころがして洗った後、丈夫な付着糸でつながっている卵を1個ずつ指先で切り離して、汲み置きした水道水を入れたガラスのシャーレに移していきます。

 採卵直後の卵です。
 もう細胞分裂は始まっています。
 卵の大きさは約1.2mmです。(×50倍)Img_2811

 
 二日目です。
 動物極側の胚胎部で前脳部の両側に目玉(眼胞)ができはじめています。2pmimg_2901

             (続く)

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