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2008年8月

2008年8月31日 (日)

アオスジアゲハ、夏の終わり

 すっかり秋の空気に入れ替わって、朝夕は気温が下がるようになりましたが、日中はまだ暑い午後、一頭のアオスジアゲハが公園の木陰の草葉にとまって羽根を広げ、じっとしていました。Blg87img_1248

 
 その帰り道に、命を終えたアオスジアゲハが横たわり、蟻が群がっていました。強い顎で噛みついては引っ張っていきます。88img_1267

 
    蟻が
    蝶の翅を引いてゆく
    ああ
    ヨットのようだ (三好達治)

 詩情の世界とはまた違った現実で、移りゆく季節、夏の終わりを告げていました。

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2008年8月30日 (土)

セスジスズメ

 連夜の大雨が一時あがった朝方、なぜだか自転車の前かごに三角翼ジェット機もどきの蛾がとまっていました。
 すぐにスズメガの仲間と分かりましたが、その先は分かりません。
 専門家にセスジスズメであると教えていただきました。Img_0546

 残念ながら、手ではさわれません。葉っぱの切れ端で突っつくとそのスマートな姿には不釣り合いの何となく、バタバタという感じで飛んでいきました。

 
 7月のはじめにお子様(セスジスズメ若齢幼虫)がご近所をウロウロしていましたが(再掲)Img_4532trm Img_4530trmx

 今度は親御さんでした。両方、かっこいいとか、かわいい、と手のひらに載せられるようになれば大物ですが、生涯小物で終わりそうです。

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ナガコガネグモ

 空き地の草むらに、大きなクモが網を張っていました。大きな蜘蛛というとすぐにジョロウグモかと思ってしまいますが、違いました。
 腹部に黄色と黒のこまかい縞模様があり、足はトゲだらけで、体長は約3cmくらいもあるナガコガネグモの雌です。 ちなみに雄は相対的にとても小さく1cmくらいだそうです。
 8月から11月にかけてみられ、草原や林の周辺、水田などに、円網を張り、網には、ジグザグの直線状や円盤状など、さまざまな形の白帯(かくれ帯)をつけ、その中央にとまるのが特徴。
 アブラゼミや蝶などが捕らえられているのを目にします。1img_1240trm

2img_1237trmdai

Img_1237trm

 
 別の個体(腹面から)Img_0395_2

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2008年8月29日 (金)

最後のミンミンゼミ

 関東地方も続いて大荒れのゲリラ豪雨に見舞われ、生きものの世界でも大変だったようです。
 ご近所の庭木からやかましく聞こえていたセミの声もぱったりと止んでしまいました。
 たまたま午前中嵐がおさまり、束の間の晴れ間をぬって、目の前の小木にミンミンゼミが飛んできて鳴き始めました。普段はあまり無いことです。
 逆光でお別れの記念撮影がいま一つでしたが、名残の1枚です。Blg827img_0195ctrm

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ハリカメムシ

 夏の虫たちには生存競争で今が勢力拡大戦術の最盛期のようです。  戦術が100%成功するととんでもないことになりますが、自然界はそれほど甘くはないようですけれど。

ハリカメムシ:
 体長10~12mm。前胸部の左右が三角で横に張り出しているのが特徴です。  照りつける太陽のもと、水田の脇道にはびこるイネ科やタデ科の草の穂先にたくさん群れていました。  また増えそうです。
 イネの害虫になることもあるようです。Img_0008trm Img_0009trm Img_0012trm

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2008年8月28日 (木)

キバラヘリカメムシ(2)

 庭のツリバナに、8月のはじめからキバラヘリカメムシが何度もやって来て、追っても追っても舞い戻っていたのですが、先にツリバナの葉にくっついていた抜け殻は、どうやらその時に生み付けられた卵だったようですPhoto

 
 カメムシは、俗に屁こき虫とも言われ、その多くは触ると悪臭を放ちます(お尻からではないそうです)が、キバラヘリカメムシは臭くないにおいだとか。
 でも嗅いでみたことはありません。1

 
 腹部全体が黄色いのが名前の由来。白い足にえんじ色のロング・ストッキング。2

 
 1匹捕まえてシャーレに入れ、腹面から見ると、セミやハゴロモと同じように針(口吻)で草木の汁を吸うことが分かります。場合によっては害虫になります。3

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2008年8月27日 (水)

キバラヘリカメムシ(1)

 ツリバナの葉が汚くなっています。葉の所々になにやらくっついていて、アブラムシより大きなカメムシの幼虫がウロウロしていました。
 キバラヘリカメムシ一家の子供達のようです。2img_1015

 
 ルーペで見るとやはりカメムシの卵の抜け殻です。2img_1015_1

 
 まわりを見渡すと生まれ出た幼虫があちこちに散って歩き回っていました。2img_1015_2 2img_1015_3

 家の中にあったハエ・蚊用の殺虫剤をスプレーしても何ともなさそうです。  やむなく手ではたき落としましたが、翌日にはほとんど舞い戻ってきたようです。困りました。

              次に続きます。

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2008年8月26日 (火)

カナブン

 ブーンと羽音をたてて庭にカナブンが飛んできました。背中の真ん中に三角形があります。
 よく似た仲間にドウガネブイブイがいますが、背中の三角が小さい半円形なので区別できます。
 銅金色をした体ですが、顔つきが何ともユニークです。園芸家にとってはドウガネブイブイは悪役(害虫)ですがカナブンは顔つきに似合わず悪者ではありません。

●カナブン:Img_4624trm

 
●オヤブン:Img_4626trm

 
●カバブン:Img_4630trm

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2008年8月25日 (月)

コガネムシ

 雨上がりのヤブガラシに、濡れてきれいな金緑色に光るコガネムシがいました。
 何か頑張っている様子ですが何をしているのやらとのぞき込むと、お取り込みの最中だったようです。 1img_41712img_4172trm  3img_4179trm

4img_4184trm

 すっきりしたようでした。5img_4183trm 

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2008年8月24日 (日)

アオサギ

 近郊の田んぼのイネも順調に生育して早いところでは例年のとおりですが、今月末には刈り取りが始まりそうです。
 この田んぼではまだ少し遅いようですが、何の見回りにやって来たのか、しばらくぶりのアオサギです。
 例によってただボーッと突っ立っています。なんだかくたびれた衣装と夏やせしたような立ち姿でした。
 これからまた例年のように、チュウサギ、コサギなどのサギ仲間が集まってくるようになると、季節は実り、収穫の秋に移っていきます。P8021988 P8021990trm

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2008年8月23日 (土)

処暑、ニガウリとスケバハゴロモ

 この夏は高温が続いただけでなく、ゲリラ豪雨と呼ばれるようになった予測の難しい局地的な集中豪雨や突風、また頻発する雷と、例年の夏と違った気象現象のため各地で被害が多発してしまいました。  しかし、ここに来てまた変調かと思うくらい急に朝晩寒いくらいになってしまいました。
 もっとも本日は、暦の上では暑さが峠を越える時期とされる二十四節季の一つ「処暑」と言うことではありますが・・・。

 
 屋外メダカ水槽の日除けにと植えたニガウリ(ゴーヤ)が、お盆休みの間に思いがけず大きくなって沢山ぶら下がり、1img_1523

 
 そしておそらくここで成虫になったと思われるスケバハゴロモもあちこちにとまっていました。  あらためてセミに似ているな、と思いました。
 夏も行くようです。 2img_1517 3img_1500trm 4img_1528trm

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信濃路、クズ、シデシャジン、ツリフネソウ、ボタンヅル

 北陸道から一般道148号線松本街道を走ってきました。信濃路に咲いていた花も、秋の花です。季節は確実に移っていました。

●クズ:
 秋の七草の一つ。太く大きくなった根には多量のデンプンが含まれているので、昔からくず粉が作られていました。
 現在はくず粉として一般に販売されているものの多くは甘藷デンプンなど別の種類のデンプンから作られたものも多いとか。荒れ地にはびこると困ることも。Img_1490

 
●シデシャジン:
 山地に生えるキキョウ科の多年草。茎は高さ50~100cmになり、写真に撮りにくい草姿です。
 青紫色の花はきれいです。特別珍しいものではないということですが、これまであまり見たことがありませんでした。Img_1491 Img_1491_2

 
●ツリフネソウ:
 北陸路でキツリフネを見ましたが、ここでは紅紫色のツリフネソウでした。
 こちらは関東でも見ることがあります。Img_1484

 
●ボタンヅル:
 名前のとおり、蔓性の植物です。手元の植物図鑑には掲載がなく、インターネットの検索サイトで名前が分かりました。特別珍しい植物ではないそうです。Img_1493

 ところ 変われば しな 変わる、ということのようで、知らない土地を旅するのは楽しいものです。

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2008年8月22日 (金)

北陸路,ヤマハハコ、ユウガギク、アキギリ、キツリフネ、ゲンノショウコ

 お盆休みの終わりに北陸路から信濃路の一般道を走ってきました。道中目に付く花はもう秋の花です。まず北陸路から。

●ヤマハハコ:
 標高の高いところでした。葉の裏や茎に細毛があり白っぽく見えるはずですが、雨上がり直後で濡れていたせいか白くは見えませんでした。開花前の様子です。Img_1424

 
●ユウガギク:
 ヨメナ、カントウヨメナとも草姿はよく似ています。葉がしっかり写っていませんので正確なところはわかりませんが、多分ユウガギク、ということにしました。Img_1439

 
●アキギリ:
 黄色の花をつけるキバナアキギリの方は本州、四国、九州と広く分布しているが、花色が紫のアキギリ(の仲間)は、分布が中部地方から近畿地方に限られるそうです。  植物図鑑にも記載例が少ないようでした。サルビアによく似た草姿です。Img_1440

 
●キツリフネ:
 帆かけ舟を吊り下げたような花姿が印象的です。  やや湿った場所に咲いています。代表種は花色が紅紫色のツリフネソウです。  生育環境は同じなのに、なぜか混生することは少ないらしいです。Img_1433

 
●ゲンノショウコ:
 フウロソウの仲間。東日本では花色は白、西日本では紅花が多いそうです。  昔から下痢止めなどの胃腸薬としても有名。Img_1441

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称名滝と幻の滝:ハンノキ、ソーメン滝

 北陸は不安定なお天気続きだったお盆休みに、大雨の翌日、また雨降りの朝、落差350mと日本一を誇る富山県、立山の称名滝を見てきました。
 左の太い流れが称名滝、そして真ん中あたりの細い滝が、落差500mといわれる幻の滝「ハンノキ滝」です。(2008.08.15:午前10時半)2008081510img_1428

 
 当初、出かけた日(2008.08.14)の午後は生憎の大雨になって、称名滝道路(170号線)及び立山有料道路のいずれもが午後3時には通行止めになってしまいました。
 やむなく途中でUターンしてすごすごと帰りましたが、道中、称名滝方面の岸壁からものすごい水量の”幻の滝”が二つ流れ落ちているのが遠望できました。
 後から分かったのですが、左側がハンノキ滝で、立山の雪解け水が多く流れ込む春期や、大雨などで流量が増えた時だけ称名滝の右に現れる幻の滝です。20080814355p8141992

 
 そしてその右側にさらに幻の、豪雨などの時にだけ現れるという「ソーメン滝」。
 こんな光景はあまり見られないそうです。
 この光景から、仮に通行止めにならなかったとしても本命の称名滝には近寄ることすら出来なかっただろうと思いました。
 (写真はいずれも2008.08.14:午後3時55分頃、七姫平のカントリーレストラン付近上流及びすこし下がったところで道路端から撮影)。P8141995

 
 対岸の「悪城の壁」と呼ばれる岸壁からも幻の水流が何条も落ちていました。P8141993

 
 称名川の流量も極端に違っていました。写真上:8月14日午後16時過ぎ。下:翌15日午前10時過ぎ。Photo

 自然を甘く見てはいけませんね。

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2008年8月21日 (木)

ヤマブドウハトックリフシ

 雨上がりの山道に、ヤマブドウが生い茂って青い実をつけていました。その茂みで、一枚の葉の上に紅い粒々が付いているのが目にとまりました。1

 
 近寄って見ると不思議な形で、明らかにヤマブドウとは異質のものです。『ヤマブドウハトックリフシ』という名前の”虫えい”(虫こぶ、ゴール)です。
 詳細はまだ解明されていないそうですが、植物に寄生した幼虫が細胞分裂中の植物の葉や芽を食べる時に、虫の唾液中の化学物質が植物を刺激して細胞の異常分裂・増殖を起こさせ、原因となった昆虫に特異的な虫こぶを植物に作らせてしまうということです。
 幼虫はこの虫こぶの中に棲んでいて、成虫になるまで安全に暮らしているのだそうです。
 植物にとっては迷惑千万なことなのでしょうが・・・。2img_1407_3 3img_1407 4img_1407_1

 
 余談ながら、”虫えい”の名前の付け方は、植物名(ヤマブドウ)+虫えいの出来る場所(ハ)+虫えいの形(トックリ)+フシ、とするのが一般的だそうです。
 このヤマブドウハトックリフシを作らせたのは、「ブドウトックリタマバエ」というタマバエの一種で、このハエの画像をインターネットの検索サイトで探しましたが見つかりませんでした。
 実は、すぐ傍の葉に、写真のハエがとまっていましたので、ひょっとしてこれがそうかと思ったのですが確認できませんでした。5img_1431

(写真撮影2008.08.15富山県)

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2008年8月20日 (水)

ツクツクボウシとカラスウリの花

 相も変わらず毎日不安定な天候です。お盆も過ぎて、庭や二階のベランダに一夏の短い命を終えたアブラゼミが落ちているのを目の当たりにすると、夏が過ぎて行くのを実感します。
 近所のお庭から聞こえてくるセミの鳴き声はすっかりツクツクボウシに変わっています。Img_1544Img_1636

 
 さて、夕方暗くなるのを待ってから、公園の近くにあるカラスウリの茂みを見に行くと予想どおりカラスウリの花が咲いていました。花は1日花で、夜の間しか開きません。
 花冠は5裂し、裂片の縁がレース状に細かく裂けて夜目にも白く浮かび上がり、美しくも不思議な造形です。朝にはすっかりしぼんでしまっていて、レースをまとった艶姿は想像もできません。
 レースを含まない花の直径は3.5cm位で、あまり大きいものではありません。秋にはピンポン球より大きい赤い実がなります。

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 足元の草むらではもうエンマコオロギが鳴いていました。秋が忍びよっています。

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2008年8月19日 (火)

ホソエノヌカホコリ(変形菌)

 変形菌(真正粘菌)は不思議な生きものです。
 「変形体」と呼ばれるアメーバ状の巨大な単細胞・多核体がバクテリアを捕食しながら朽木や土壌中に潜入して動き回っていますが、必要な条件が整うと朽木や枯れ葉などの表面に出てきて、数ミリメートル程度の部分に分かれ、それぞれが小さなキノコのような「子実体」を形成して動きを止めます。
 従って多くの種では、子実体が接近して多数が並んだ状態で見つかることが多いものです。
 変形体の活動には湿り気が必要なので、やはり多く活動しているのはコケが生えた倒木があるような森林内です。
 子実体は腐植のやや進んだ朽木、また枯れ葉の表面などを注意して探すと見つけることが出来ます。
 小さいながらも、造形的になかなか美しいものもある不思議な生きものです。

 
 写真のホソエノヌカホコリ子実体は、屋敷林の北側を巡る水路に倒れ込んだ朽木の表面に形成されていたものです。Img_4204

 
 白色の透明感のあるゼリーのような若い子嚢ができImg_4212

 
 だんだん乾きながら成熟してチョコレート色になり、Img_4214Img_4228

 
 さらに乾燥して子嚢が破れ下半分が杯状に残り、その上に黄色の胞子・網状の細毛体が現れて子実体が完成しました。
 この劇的な変化は一晩で完了します。
 完成した子実体は60℃で乾燥処理を行えば、標本として保存することが出来ます。Img_4427

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2008年8月18日 (月)

トリバガとクモ:小さな怪獣(アオオビハエトリ?)

 リビングのガラス戸の外側に、なにやらくっていて動きません。よく見るとすぐに思い当たる形です。
 以前見かけたトリバガの一種ブドウトリバ。ルーペで拡大してみると改めてどうしてこんな奇怪な姿なのかと思います。はねを広げた大きさは14mmくらいです。14mmimg_0316trm

 
 後翅はどう見てもスカスカの付録飾りで、飛翔の役に立つとは思えないような代物。Img_0387

 でも実際は結構飛翔力があり、逃げるときはブーンという感じであっという間に見えなくなってしまいます。
 しみじみ見ていると、だんだんSF映画に登場させても良いカッコいい怪獣に見えてきました。

 
 次は、不確かですがエゾギクトリバ?。全体の色が白っぽいトリバガで、足のトゲトゲなども違うようです。ヤブガラシですっぽり覆われてしまったサツキの葉にとまっていて、こちらも動く気配無し。
 突っつくと、瞬時に視界から消えていきました。14mmimg_1150trm

 
 次は小さなハエトリグモの仲間です。名前は確かではありませんが、「アオオビハエトリ」かと。
 夕方、ツリバナの葉にいました。大きさは  8mmくらいです。4つ目の異形ミニ怪獣です。何を捕まえるのでしょうか。8mmimg_0256

Img_0258

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2008年8月17日 (日)

夏のトンボ5種

 挺水性の植物や、水場に近くて夏草が茂る広場や堤防にいろいろなトンボが飛び交っています。もっともかつてのように、たくさん群れて飛ぶ姿にはあまりお目にかかりません。近郊でトンボの餌になる小虫がたくさん発生するような環境が少なくなったからでしょうか。
 虫取り網をもってトンボやバッタを追いかける子供の姿などさらに見かけなくなりました。『トンボ釣り、今日は何処まで行ったやら』。懐かしいですね。

●チョウトンボ :Blg81img_0980

 
●シオカラトンボ (上:♂、下:♀):Blg2r

 
●ギンヤンマ:Blg81p7301928

 
●ハグロトンボ (左:♀、右:♂):Blgr2

 
● よく分かりませんが、ウスバキトンボでしょうか。同一個体です。赤とんぼより大きめ。近くに一匹しか見あたりませんでした。
 昔は、ウスバキトンボはお盆の時期になると群れてたくさん飛んでいましたので、盆トンボとか精霊トンボなどといっていましたが・・・。
 間違いでした。ウスバキトンボは(滅多にとまりませんが)、とまるときには”ぶら下がるようにとまる”というのが特徴で、このように水平に近い格好ではとまりません。また翅は付け根まで透明です。
 そしてこの個体はショウジョウトンボの未成熟個体と分かりました。
Blg813rc

 赤トンボはまだ山の上でしょうか。もうしばらくすると里に下りてきて秋の到来を告げてくれます。

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2008年8月16日 (土)

イモムシ毛虫(3)ツマグロヒョウモンとホソバセダカモクメ幼虫

 この季節、関東地方でもすっかり定番の蝶になった南方系の蝶、ツマグロヒョウモンです。
 初夏から盛んに飛来していましたが、しばらく前に庭の野生スミレを熱心に点検していきました。718img_0092_2

 
 しばらくしてから、あちこちのスミレの葉に幼虫がたくさんいるのが分かりました。
 まだ生まれて間もない赤黒模様の色がうすい幼虫。大きさは7mmくらい。7mmimg_0940_5

 
 きれい、というより赤と黒、トゲだらけで毒々しい感じがします。
 スミレの葉を思い切り囓りながらどんどん成長していきます。1.5cmくらい。Img_093315cm

 
 何処に行くのかコンクリートの上を移動しています。2cmくらい。
 これから時々、踏んづけそうになる光景です。
 この夏もフィーバーしそうです。Img_0940_3

 
 次は、ホソバセダカモクメ。
 たいていは大きく茂ってみっともない姿になった食草のノゲシ類にくっついています。
 親の顔はネットでしか見たことはありません。Blg81img_0999

 
 イモムシ毛虫って、どうしてこんなに変身するのでしょうね。
 人間では、フランツ・カフカの『変身』で、主人公のグレゴール・ザムザが巨大な芋ムシ(褐色の毒虫とか甲虫説もあり)になる不条理の精神世界があります。
 イモムシ・毛虫の世界では条理のことですけれども・・・。

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2008年8月15日 (金)

イモムシ毛虫(2)ユウマダラエダシャクとセスジスズメ幼虫

 初夏のある夕方、玄関先にやって来たユウマダラエダシャク(5/25の再掲)です。525img_2659trm1

 
 そのお子様幼虫が、ツリバナの葉を囓っていました。仕方ありませんが・・・。Img_0253 Img_0255

 囓るのもほどほどにしてほしいものです。

 
 こちらもこの時期は常連のセスジスズメの幼虫です。ヤブガラシにいましたがまだ若い幼虫です。さらに大きくなると体の色が変わってきます。
 先端は白、付け根はオレンジ色のタクトのようなシッポ(尾角)と奇抜なファッションを身につけて、シッポをフリフリしながら、何処に行くのか舗装道路を横断しているのに遭遇するとやはりギョットします。Img_4530trmx Img_4532trm

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2008年8月14日 (木)

イモムシ毛虫(1)ナミアゲハ幼虫

 イモムシ毛虫シリーズです。私もなかなか慣れません。嫌いな方はスルーしてください。

 以前、キンカン(金柑)の小木の若葉が夏場になると決まって坊主にされていました。その時期には葉のあちこちに”鳥糞”がくっついていましが、その金柑は、日当たりが悪くて実成も良くないので処分してしまいました。
 以降、今度は山椒の枝が丸坊主にされるようになりました。やはり”鳥糞”が着いています。生みの親はナミアゲハです。家のまわりにもしょっちゅうやって来ます。P7301878_1

 
 山椒の木のあちこちにいるナミアゲハの若齢幼虫”鳥糞 ”。小鳥の糞に擬態しています。Img_0052

 
 大きくなって変態していきます。前の日にいたのと同じところで翌日、姿が変わっていました。R

 
 指の太さくらいの終齢幼虫。見るとギョッとしますが・・・Img_4615

 
 小枝で突っつくと頭からオレンジ色の臭角をだして威嚇します。(→何度もやらせると弱って死ぬ、という話ですが、どちらも悪趣味デス)。
 頭の紋様にもこだわりです。鳥に食べられないで羽化して早い退去を希望しています。
 なお、アゲハの鳥糞幼虫→緑の幼虫→サナギという3段階の変化は、いずれも幼若ホルモン(JH)濃度に応じて発現していると考えられるそうです。*Photo     *http://column.odokon.org/archives/2008/0415_234500.php

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2008年8月13日 (水)

クロメダカ

 用水路に架かった橋の改修工事が行われたのに伴って、周辺の水路堤防や、近接する農業排水路もコンクリート護岸が新しくなりました。
 暑い日の昼下がり、排水路の用水路出口付近に、カルガモがゆっくりと歩いていました。P8021985

 
 その少し手前では、この時期農業排水の流入がほとんど無くて止水状態になっていて、ヘドロが堆積してコケが生え、水はきれいではありませんが、野生メダカが見つかりました。
 数十匹の群れで、近くではあまり見かけない数でした。
 用水路とつながっているので、農業排水の流入が無くなっても干上がることはなく、流れもほとんど無いので住処としては良いのかもしれません。
 ただ大雨が降ったりするとたちまち水量が増えて、多分、用水路にながされていってしまうことでしょう。
 安定しては生きにくい環境であることは間違いありません。P8021981trm P8021983

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2008年8月12日 (火)

ミズワラビ

 シダ類の植物ですが水田雑草仲間のミズワラビです。
 現在では除草剤などのためほとんど見られません。
 昨年は7月末には幼苗を観察しましたが、今年は最近になってやっと見つけました。
 たくさん生えたその昔には葉を食用にもしたそうです。
 同類の植物が熱帯魚用の水草として”ウオータースプライト”の名前で輸入、販売されてもいるようです。Img_0015Img_0016Img_0014   

 
 これから成長するにつれて、知らないと同じ植物とは思えないほど姿・形が変わっていきます。
 いずれまた写真に撮りたいと思います。

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2008年8月11日 (月)

ヤブガラシとミツバチ、マメコガネ

 蔓性の多年草ヤブガラシ(ブドウ科ヤブガラシ属)は春の芽吹きの後、特に夏から秋にかけて、道端や畑地、また無人の屋敷地などいたるところに旺盛に繁茂します。この時期に平べったい花序をつけますが、花は4弁花で黄緑色、中心付近の花盤と呼ばれる部分が橙色をしています。花弁は午前中で脱落してしまい花盤だけが残ります。
 ヤブガラシには花の蜜や、葉を食草とする昆虫類がたくさんやってきてにぎわいます。昆虫たちには住みやすい生活環境のようですが、傍目にはいちじるしく美観を損ね、また除草に手間取る困りものでもあります。

まだ黄緑色の花弁が残っていた4弁花と、脱落して花盤だけになったヤブガラシ2img_4162trm

蜜を求めてやって来たミツバチ1img_4135 3upimg_4158trm 

マメコガネ:大きさ約1cm。そこいら中に集まってヤブガラシの葉を食い荒らしています。なぜだか近づいたり葉が揺れたりすると後脚を斜めに挙げる動作をとります。
 これからの季節に大発生し、大豆やブドウなどの農作物の葉も食害する困った農業害虫でもあります。
 外国に出て行ったものは、やはり大豆を食い荒らす大害虫ジャパニーズ・ビートルとして大変迷惑がられているということです。Blgimg_0007

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2008年8月10日 (日)

江戸川サイクリングロードの昆虫

 ある日、暑いからとクーラーに当たってばかりでは不健康と、江戸川堤防のサイクリングロードまで自転車で行って走ってきました。
 丸ごと蒸し器に入ってしまったようなものすごい湿気で遠景が霞んでしまっていて、さわやかな涼風などとは大違いの、べっとりとまとわりつくような熱風です。
 これでは熱中症が背中にはり付いているようなもの。
 スポーツドリンクを飲みのみ、3時間くらいも走ったでしょうか。おかげで当日の夜はよく眠れました。(永遠の眠りでなくて良かったデス)。Img_4728

 
 堤防の草むらには、この暑さこそ我が命という昆虫たちが元気に暮らしていました。

 ギシギシの穂にとまっていた大きさ17mmくらいの黒いハチ。名前は分かりません。
 ハラナガツチバチの♂かも?17mmimg_4741trm

 
 ヤブガラシの葉にいたトノサマバッタ。Img_4539

 
 アカツメクサの蜜を吸いにきたヒメアカタテハ。P7141794trmc 

 
 そして、ススキの葉を食べていたオオウンモンクチバの幼虫。大きさ4.5cmくらい。
 頭に短い触角がのぞいていて、どうしてこんな姿形なんでしょうか。やはり気持ち悪いです。Img_4736trm

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ベッコウハゴロモ(3)

 セミやカメムシの仲間のハゴロモの口(口吻)は、汁を吸うための針のようになっています。

ベッコウハゴロモ。体長約7mm。20080808img_1277_4

 体型はセミに似ています。口吻アップ。20080808img_1277 20080808img_1277_2 

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ベッコウハゴロモ(2)

 ベッコウハゴロモを訪ねて、公園近くの空き地に行ってみました。クズの茂みがあります。

繁茂するクズ。Img_1236

 葉陰にはスケバハゴロモと一緒にベッコウハゴロモが沢山いました。ただ発生の盛りは過ぎたようで、もう幼虫は全く見かけませんでした。 大きさは翅端まで1.0cmくらいで、前翅 の2本の筋は半透明で、下地がぼんやり透けて見えます。Img_1226_1trm

Img_1226_2trmImg_1226trm

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ベッコウハゴロモ(1)

 公園のケヤキの幹に、羽化の盛りを過ぎたニイニイゼミの抜け殻がくっついていました。その側に何者かが隠れている気配です。5img_0019_2 1img_0024_2

 忍者ニイニイゼミが、葉隠れならぬ樹皮隠れの術で完全に樹の幹にとけ込んでいました。Img_0017_2

 その側には、遠い親戚で、弟子のベッコウハゴロモ隠れていました。2枚目の写真で気づかれたでしょうか。

 ここにいました。大きさは約1cmです。3img_0026_2

 ベッコウハゴロモは広葉樹や、ミカン、クズ、ウツギ、ヤマノイモなどの茎から汁を吸う、セミやカメムシの仲間です。

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2008年8月 9日 (土)

スケバハゴロモ成虫

 庭には親の姿はありません。どうしても親御さんにも面会しておかなくては、というので猛暑日の日中、公園の近くのクズの茂みを覗いてきました。親戚のベッコウさんと一緒に直射日光を避けてクズの葉陰で休憩中にお邪魔しての初対面です。

 スケバハゴロモ成虫。名前のとおり透明な翅です。大きさ(翅端まで)約1cm、体長は7mmくらい。Img_1221trm  Img_1214trm Img_1229trmc Img_1233trmc

 近くの地面に飛び降りたお子さんには、はっきり翅の形が分かりました。

Trmcimg_1241

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スケバハゴロモ幼虫③

 相変わらず庭のアジサイの茎にスケバハゴロモのお子さんがくっついています。発生のピークは過ぎたようですが。少し写真がたまりましたのでまとめて掲載します。一部は先頃お目見えしましたが続きです。

 近くにアマガエルが居ました。Img_1166trm

 お尻にクジャクの羽根飾りを付けたアマガエルに似ているかな、と・・・87img_1184_2trm

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 思ってみると、やはり関係ありません。

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芙蓉

 昨夜TVで北京オリンピック開会式を見ました。
 少し複雑な気分ながらも度肝を抜かれる演出でした。人口大国のエネルギーです。

 連日の猛暑にあえぎながらも季節は巡り、今年初めて芙蓉が開きました。
 相変わらずハマキムシやケムシの猛攻を受けながら負けないで頑張っています。89img_1310_2

 フヨウ、スイフヨウを我が物顔に食害するフタトガリコヤガ幼虫 Img_1313

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ベニイトトンボ

 ベニイトトンボです。名前のとおり朱赤色のきれいなイトトンボです。こちらも環境省レッドリストの【昆虫類レッドリスト(トンボ目)絶滅危惧Ⅱ類(VU)】(2007年版)にリストされています。体長約4cmのイトトンボです。

 大きな目玉と全身、顔まで赤いベニイトトンボの♂の写真です。(写真はクリックすると拡大表示されます)(撮影:2008.07.30埼玉県)1img_1035trm 2p7301918 3p7301932_1

 全体に赤色が淡く緑色がかった♀の写真です。

P7301946_4

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2008年8月 8日 (金)

オオセスジイトトンボ

 オオセスジイトトンボです。感動的に美しい写真が撮れましたので載せることにしました。
 環境省レッドリスト【昆虫類レッドリスト(トンボ目)】(2007年版)で、絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)にリストされています。

 水色が美しいオオセスジイトトンボの♂の写真です
 ♪トンボのめがねは水色めがね~、です。
 (写真をクリックしてください。拡大表示されます)(撮影:2008.7.30関東地方)12img_0992

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 ♂に比べて、緑色がつよい♀の写真です。4p7301903_2

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 絶滅することのないよう大切に守りたいものです。

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2008年8月 7日 (木)

屋外メダカ水槽にヘビが・・・

 朝、雨戸を開けると、屋外のメダカ水槽に見慣れない茶色のなが細いものが・・・。
 なんだとよく見ると、まだ子供らしいヘビです。
 初めてのことで少しばかり驚きました。どうしてこんなところにヘビが?。Img_1007

 
 やがて思い当たりました。
 多分目的はアマガエルです。
 梅雨前からたくさんのアマガエルが庭にいて、水まきしていると腕にぴちゃっと張りついてきて思わず振り払ったりしていました。
 メダカ水槽の縁に居たり、時々飛び込んだりもしていましたから。
 その後ヘビは見かけませんが、アマガエルは依然としてそこいら中にいます。Img_1178Img_1170

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ツレサギソウ属(Platanthera)のラン

異常気象の発生確率や気候変動の幅が小さくて穏やかに季節が移っていったその昔の暦では、今日は秋立ですが、今はそのような趣ではありませんね。

さて、去る7月に行った別々の山でツレサギソウ属のランを見かけました。一つは標高1,700m位の平坦な草地に、黄緑色の花をつけたもの。写真は1枚しか撮りませんでしたが、専門家に伺ったところ、ツレサギソウ属(Platanthera)のランで「ヤマサギソウ」かもしれない、ということでした。図書館で借りた図鑑にも何種類かのツレサギソウ属ランの写真と解説がありましたが、この1枚の写真だけでは他の特徴が分からず特定は10img_4310trm2難しそうです。

花の部分を拡大トリミング 11upimg_4310trm

他の一つは標高2,000m付近の草地で見かけたもので、上の写真とよく似た姿・形をしていましたが、事前の情報からツレサギソウ属の「ホソバノキソチドリ」と思われます。花の形は少しずつ違うようです。Img_0657_2

葉の様子を観察した写真。Img_0657

いずれにせよ、ラン科の植物は根に内生菌を持つ多年草で、特にツレサギソウ属(プラタンテラ)の仲間のランはラン菌依存度が高く、人工栽培はほぼ不可能だそうです。盗掘などの被害に遭わないよう大切に見守りたいものです。

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2008年8月 6日 (水)

オバボタル

1ヶ月遅くなりましたが、光らないホタルの仲間、オバボタルです。秩父の高原牧場を車で越えたときに、なにやら黒いものがボディにくっついていました。一見、ホタルのように見えますが、ホタルではありません。花の密などを餌にして日中活動する陸生の、光らないホタル。真っ黒な体に前胸背の赤色の 2紋がよく目立ちます。成虫は発光器が退化して光りませんが、幼虫は朽ち木などの中に住んでいてこの時は光るそうです。(撮影2008.07.07)Img_4409trm Img_4413trm Img_4414trm

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2008年8月 5日 (火)

オオウバユリ/トビムシ(信州白馬村)

白馬村のロープウエー基地駐車場沿いの草地にオオウバユリが咲いていました。Nec_0249trm

近くにはオオシラビソ(アオモリトドマツ)があり、その落ち葉の腐植の下にトビムシがいましたが、あまり種類は多くなかったようです。但し定性的な観察ですから正しいかどうか分かりません。

いずれも観察倍率は50倍で、比較的大きかったシロトビムシの仲間で体長約1.3mm、小さいものでは0.7mmくらいでした。

シロトビムシの仲間:Img_1057trm

アヤトビムシの仲間:Img_1063trm

ツチトビムシの仲間?:Img_1052trm

ムラサキトビムシの仲間?:Img_1061trm

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2008年8月 4日 (月)

ニイニイゼミの羽化

ニイニイゼミの羽化が最盛期です。昼間、公園のケヤキや桜の太い幹には泥まみれのニイニイゼミの脱殻が行列して残っています。夜の公園を覗いてきました。至るところで脱皮が進行中でした。懐中電灯の光のもとで、フラッシュなしの手ぶれを起こしたイマイチの記録です。

ニイニイゼミの幼虫だけは泥にまみれた姿で羽化の場所を求めて樹の幹をゆっくりと登ってきます。1img_1115

動きが止まってしばらくすると、背中が割れて幼虫が出てきます。やはりお得意のイナバウアーで思い切り反り返って殻から抜け出していきます。(上から見下ろした写真)2img_1074

下から見上げた姿です。 ここから体を起こして、抜け殻にしっかり掴まり、脱皮を完了します。3img_1078

脱皮後も抜け殻に掴まったままで、縮んでいた羽が伸びていくのをじっと待っています。4img_1076

夜明け前には、しっかりした成虫の姿になって、早起きの小鳥が飛んできたら素早く逃げられるようになります。5img_1067

地上では短い夏の命です。鳥などにおそわれて命を落とすものも結構いるのでしょうが、無事故で全うできる”天寿”はせいぜい4週間ぐらいだそうです。

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白馬の花旅(余録:キタダケソウ)

 本来関係ない話ですが。白馬村に向かうバスが立ち寄った道の駅の一角に、山野草の売店があり、知る人ぞ知る”キタダケソウ”の鉢植えが展示してありました。
 表示には、ふやしましょう、幻の花、キタダケソウ、種で育てる、育てやすい(日なた)、とあり、一鉢・・・の後を白で塗り消してその上に赤字で”非売品”と書き直してありました。
 少し気になる状況ではありましたが・・・・Img_0412trm Img_0415trm

 
 とりあえずその場で撮った写真をウイキペディアに掲載されている写真などと比べて見てみたら、葉が元気すぎる(伸びすぎている)ように見えますが、ほぼ間違いないようでした。
 我が国第二位の高峰、南アルプスの盟主北岳(3,192m)の頂上近くに咲く貴重種です。
 大事にしたいものです。

 なお最近の報道によれば、これまでは二ホンジカの行動域ではなかった北岳の2,500m付近の植生がもっともひどくシカの食害を受けていることが確認され、改めてシカの食害調査が開始されたということですね。

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2008年8月 3日 (日)

白馬の花旅(3)五竜アルプス平山野草園

 花旅の最後は北アルプスの桃源郷、五竜アルプス山野草園とアルプス平自然遊歩道ハイクです。
 ゴンドラ、ロープウェイを乗り継いで、楽して沢山の山野草を一度にまとめて見ることが出来ました。
 その昔、額に汗して登った尾根筋の砂礫地帯に咲いた可憐なコマクサを発見した時の感動は忘れられませんが、足腰衰えた今では、かくもイージーに、シロバナのコマクサを沢山見られたのも、これはこれで良かった、ということでしょう。

●地蔵の頭(1,676m)からの眺望。
 この日も展望はあまり望めませんでした。
 眼前のオオバノギボウシの向こうに五竜岳、唐松岳(のみ正面に見えました)、奥に白馬連峰のパノラマが展開するはずでしたが・・・。2img_0836

 
●シロバナコマクサ:
 アルプス山野草園にて。Img_0852_1

 
●シロバナヤマホタルブクロ:
 アルプス山野草園にて。4img_0867_1

 
●タカネシュロソウ:
 アルプス平自然遊歩道にて。5p7261850

 
●シモツケの蕾にいたクサカゲロウ:  自然遊歩道にて。Img_0843

 安定した晴天が続く季節にまた行きたいな、と思いました。

                - 続く

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2008年8月 2日 (土)

アブラゼミ羽化

懐中電灯を持って夜10時の公園に行ってきました。セミの誕生ラッシュアワーです。セミには取り込み中邪魔をして申し訳なかったと思います。

土の中から出て木に登った幼虫は、背中が割れて体が出てきたらお得意のイナバウアーで殻から体を引き抜いていきます。Img_1086

次に体を起こして殻に掴まりながらImg_1088

完全に体が抜けたら殻から離れて樹上に降ります。Img_1097

まだ白く透明な羽を小刻みに震わせて伸ばし広げながらゆっくりと樹上に登っていきます。Img_1109

時間と共に少しずつアブラゼミの色になっていきます。Img_1082

毎年、夏の夜に繰り返されるほんの数分間の短い誕生ドラマです。

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白馬の花旅(2)八方尾根トレッキング

 八方尾根、花のトレッキング(八方池山荘から八方池まで往復標準時間2時間30分)のもう一つの大きな楽しみはなんと言っても標高2,060mの八方池と、その向こうに展開する残雪をいただく白馬連峰の大展望です。
 しかし天候の方はままならず、眺望はほとんどありませんでした。
 この日も曇り時々雨で、下山後でよかったのですが夕立に遭いました。
 まあ贅沢は言っておられませんね。Img_0681_2

 
 栂池同様、リフトの終点で買い求めた”八方尾根兎平周辺~第3ケルン花写真ガイド”を”握りしめて”ここでも数百枚の写真を撮ってきました。
 はじめて見る高山植物もたくさんありました。ほんの一部しか掲載出来ません。

●ヨツバシオガマ:
 背景は残雪の白馬三山ではなく雲の峰。Img_0748

 
●ハッポウタカネセンブリ:
 健胃薬にも使われるセンブリの花は知っていますが、こちらは見るのも初めてです。
 大変印象に残る小さなきれいな花でした。Img_0781trm

 
●ムシトリスミレ:
 こちらも見るのは初めて。
 どこか似た印象の花があったな、と思い浮かんだのは同じ食虫植物の特別天然記念物コウシンソウでした。Photo

 
●クロトウヒレン:
 写真ガイドになかった見るのも聞くのも初めての植物。
 これは蕾で8月にアザミのような花が咲くということです。

Blg                - 続く

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2008年8月 1日 (金)

白馬の花旅(1)栂池自然公園の花ハイキング

 関東地方は梅雨明け後も天候は今ひとつ不安定でしたが、高山植物は今が盛りのベストシーズン、ということで、先月下旬に信州白馬村に行ってきました。
 期待に反して旅の期間中ずっと曇り、時々雨で、残雪の北アルプスの景観には全く恵まれませんでしたが、ハイキング、トレッキングコースの足元に咲き競う高山植物の数々、また飛び交う昆虫たちを目の当たりにして夏の自然を満喫してきました。

 栂池自然園一周の花ハイキングコース(所要時間約3時間30分;一周約5.5km)。
 ロープウェイを降りてビジターセンターに向かう。
 この時が一番遠景は見えていました。残念ながらこの後は雲がどんどん上がってきて曇り空になり、残雪の北アルプスは全く見ることが出来ませんでした。1img_0432

 
 ロープウェイ終点の自然園駅で買った”今見られる代表的な花の写真ガイド”には約50種類が掲載されていました。
 もちろん実際にはそれよりはるかに沢山の花々があり、片っ端から写真を撮っていたらコース一周標準時間の2倍くらいも時間が経過してしまいました。
 数百枚の写真はこれから整理が大変です。
 はじめて見る昆虫類もたくさんいて、こちらもなかなか名前が分かりません。
 ほんの一部だけ写真を掲載します。

●コイワカガミ:
 大きなオオイワカガミ、普通のイワカガミ、そして小さいコイワカガミ、があって、見ただけで正確な識別は難しいそうです。
 とりあえず写真ガイドには”コイワカガミ”とありました。2img_0591

 
●サンカヨウ:
 既に花が散って実がなっているものが多かったのですが、やっと花が咲いているものに巡り会えて記念撮影。3img_0556_1

 
●カオジロトンボのペアリング:
 名前のとおり顔が白いです。はじめて見ました。
 標高1000m以上の高層湿原に棲息するトンボだそうです。4nc

 
●ルリタテハ:
 目の前をヒラヒラと青い筋のあるきれいな蝶が飛んでいきますがなかなか留まる気配がありません。
 少し遠回りをして待っていると、しばらく誰も来ない木道にとまりました。チャンスです。
 実際に見たのは初めてでした。5p7241823

               - 続く -

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