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2008年11月

2008年11月30日 (日)

秋、終わる・ヘチマ/鳥

 11月も終わりになりました。天気が良い日でも風の冷たさが増して、自転車でいつもの散歩コースから少しはずれて走ると手袋をしない手がかじかんできます。
 水路沿いの農道を走ると、行く手をふさぐように、農家の立木に絡みついて蔓を伸ばしたヘチマがブラリ、と下がっていました。まだ青く大きな実です。Simg_4347
 その昔は、蔓を切って瓶に差し込んでおくとヘチマ水がとれて、天然の化粧水として使われたり、晩秋に茶色くなった実を水にさらして軟部組織を腐敗させて除き、繊維だけになったものをヘチマ・タワシとしてお風呂などで利用したものです。
 今風に言えば地球や体に優しい天然素材、というところでしょうか。

 いつもの散歩コースまでもどると、めっきり姿を見せなくなったアオサギが、ブラリ・ヘチマと似たもの同士という風情で、いつものようにフェンスに止まってボーッとしていました。Spb132274trm

 脇をながれる水路にはカルガモの姿がだいぶ増えました。2r
その中に混じって、やはり一番先に神経質そうに逃げていくのはコガモです。性分なのでしょうね。2r_2

 いよいよ季節は冬。カモ達にとってはシーズン到来、ということでしょう。

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2008年11月29日 (土)

ルリタテハ顛末記(室内編4)

 室内飼育3頭目の前蛹化から蛹化そして羽化したルリタテハの記録です。3頭目もまた羽化の瞬間は見られませんでした。

 飼育3頭目、Jの字体勢になった前蛹です。3img_1893

 
 翌日蛹になりました。(蛹化直後)9203img_1940

 
 それから10日後の朝9時過ぎ、やはり羽化の瞬間は見られず、既に抜け殻を離れてホトトギスの茎の先に止まっているのを見つけました。
 今回もやはり大量の赤い体液を排泄していました。9303img_2774

 
 やがてガラス窓に飛び上がり、翅を閉じたり3930img_2802

 
 開いたりしながら、透明な体液をガラス窓に飛ばしました。なかなか美しい成虫です。3930img_2811
 (なお、この時は自然採光では撮影条件が悪く、やむなくフラッシュを使用しましたので、夜間のような画像になりました)。

 羽化発見から約2時間半後の午前11時30分、窓を開けると瞬時に見えなくなりました。我ながらお疲れ様でした。
 また次に機会があれば羽化の瞬間を観察できたらと思いますが、来シーズンはどうなりますか・・・    
(完)

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2008年11月28日 (金)

ルリタテハ顛末記(室内編3)

室内飼育2頭目、羽化発見から2時間半経過その後。

 不要な水分をすっかり排泄して体が軽くなったのでしょう、抜け殻にとまったままで翅をブルブル小刻みに震わせた後、突如ひらりと舞い上がり、窓のカーテンに止まりました。1059img_2522

 
 そしてカーテンを、翅を閉じたり開いたりしながら、あちこち行ったり来たり移動します。どうやら十分飛翔出来る状態になったようです。1102img_2535trm 1102img_2536trm

 
 そこでカーテンを開き、窓を開けると、あっという間に視界から姿が消えました。すごい飛翔能力のようです。羽化発見から約2時間45分後のことでした。1101img_2531trm

 
 後に残った抜け殻です。Img_2543trm

      (続く)

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2008年11月27日 (木)

ルリタテハ顛末記(室内編2)

2頭目蛹の羽化発見直後から2時間半経過までの記録 

 室内飼育2頭目の蛹が9日後に羽化しました。朝8時20分頃、窓際の虫かごを見ると、なんと羽化直後で、まだ翅が縮んでいてブルブル小刻みにふるえているのが目に入りました。残念ながら羽化の瞬間には間に合いませんでした。
 あわてて写真撮影開始。最初の写真はブルブルふるえるのですべてピンぼけになり割愛しました。羽が伸びきり(写真左)、羽化発見から14分後(写真右)、一回目の、赤い体液を排泄した瞬間です。ツマグロヒョウモンと同じようです。2828141

 
 羽化発見16分後、2回目の赤い体液排泄です。下に敷いたティッシュペーパーに染みが広がっていきます。162

 
 羽化発見から1時間40分後(写真左)、ぶら下がっていた向きの上下を変えました。そして2時間20分後も抜け殻に逆立ち状態でぶら下がったままです。140220

 
 そしてその数分後、逆さのままゆっくりと翅を開きました。きれいな瑠璃色が目立ちます。221104954img_2516trm

 
 そのあと、今度は透明の水分を2回排泄しました。側のマットとプラスチック板に飛びました。体の大きさから見ても相当の水分を排泄するようです。(ここまで、羽化発見から2時間30分経過)22332304

      (続く)

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2008年11月26日 (水)

ルリタテハ顛末記(室内編1)

続報:室内で飼育幼虫2頭目、終齢幼虫の蛹化脱皮

 ホトトギスにたくさん発生したルリタテハ幼虫ですが、屋外では蛹化や羽化の様子は分からないままに、抜け殻だけが残ります。そこで、終齢幼虫を3頭、ホトトギスの茎とともに虫かごに入れリビングの窓際に置いて観察することにしました。
 ホトトギスは虫かご内の、水を入れたガラス瓶に差し、幼虫が蛹化するまで時々新しいものに取り替えました。
 3頭のうち、最初に蛹になり、ついで羽化した1頭目は、いずれも、終わってから気がついたので、記録になりませんでした。気合いを入れて2頭目から少し頻繁に観察をすることにして、蛹化脱皮の瞬間を捉えることが出来ました。正直、あまり気持ちのよいものではありませんでした。

 
 終齢幼虫が茎にぶら下がってJの字になり動きを止め前蛹になりました。Photo

 
 屋外の場合と同様、前蛹になってから約16時間後、頭部がパチッと割れた脱皮開始の瞬間をキャッチ。Photo_2

 
 最初はあまり動かず、するすると脱皮して行きますが、残り1/3くらいから驚くほど激しく体を動かして脱皮していきます。Photo_3

 
 最後にまとわりついていた抜け殻を振り落とした瞬間です。脱皮開始から完了までの時間は3分間でした。(ちなみにツマグロヒョウモンの場合は4分間で、これより早いスピードです。)3

 
 落ちた抜け殻と翌日、突起が光る飼育2頭目の蛹です。Photo_4

           (続く)

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2008年11月25日 (火)

ルリタテハ顛末記(屋外編2)

 正直に言えば、当初、この忌まわしいケムシが、ルリタテハのお子様とは知りませんでした。
 そこで身元調査用に写真を撮ってから、殺虫剤をスプレー、目についたものの大半は犠牲になったと思います。
 調べた結果、ルリタテハ幼虫と確認しました。

 そして9月下旬、再び、大きくなった幼虫がまた別のホトトギスにあちこちくっついているのが分かりました。12r
 そこで今度は少し観察することにしました。
 たくさんの幼虫が蛹になり、やがて羽化していきました。

 1頭目の幼虫がツマグロヒョウモンでおなじみの前蛹「J」の字になってホトトギスの茎にぶら下がっていました。
 そして16時間後に蛹になり、23時間後に突起が光るようになりました。11623rcr

 
 2頭目の幼虫は降りしきる雨の中、前蛹になり、同じように翌日、約16時間後には蛹になっていました。
 ぶら下がった真下の葉の上に抜け殻が落ちていました。(写真右)216

 
 10月初旬の雨の日、花が咲きはじめたホトトギスにまた大きな幼虫がいました。106aimg_3110

 
 さらに10月中旬、3頭の蛹が見つかりました。101214456 

 9月下旬にいた蛹はもう抜け殻になっていて,何時羽化して行ったのか分かりません。
 そこで、まだウロウロしている体格のよい終齢幼虫を3頭、ホトトギスの茎とともに虫かごに入れて観察することにしました。
 
            (続く)

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2008年11月24日 (月)

ルリタテハ顛末記(屋外編1)

 この夏は、ツマグロヒョウモンに加えてルリタテハ・フィーバーでした。例年、勝手に増えて生えてくるホトトギスに手を焼き、また何者かに蚕食されて草姿が見苦しくなるのを疎ましく思っていました。

 9月初旬の暑いある日、自宅前の道を見慣れない棘だらけのケムシが這っていたので99img_1263trm

 
 何だと思いながらふと目を上げると、目前に、フェンスから見苦しい姿ではみ出したホトトギスの葉にも、920img_2429

 
 同じ仲間がくっついているのを見つけました。これが今期のルリタテハ騒動のスタートでした。99img_1260_2

 
 見苦しく食い荒らされた葉の裏をめくって見ると、いるわいるわ、脱皮直後らしい抜け殻の側に小さい黄色いヤツから、トグロを巻いた大きいものまでいっぱいくっついていました。992r

 
 そしてまさに偶然、その日に庭にやってきたルリタテハを網でつかまえ、ガラス容器に入れて記念撮影。
 後にも先にも成虫の姿を見たのはこれ限りです。だいぶ翅が傷んだ個体でした。撮影後容器から出すと勢いよく飛んでいきました。9912r

(参考):
ルリタテハについて:(Wikipedia参照による概略)
 ・分布:日本では北海道南部から南西諸島までほぼ全国的に分布している、ということなので、そう珍しい蝶ではない。
 ・特徴:成虫の前翅の長さは25~45mm>で、翅の表面は濃い黒褐色の地に「瑠璃」の和名のとおり鮮やかな「ノ」の字に湾曲した水色の帯模様がある。
 この帯模様は前翅の先端部で切れ、白い斑点がつく。この色彩、紋様などは雌雄同じ。
 翅の裏面は樹皮や枯れ落葉にそっくりの細かな模様がある。
 ・生態:平地の森林内や周辺部、また都市部の公園や緑地などにも現れる。
 成虫は暖地では初夏から秋にかけて年に2~3回発生する。冬は成虫で越冬する。
 飛翔力が強く機敏に飛ぶ。翅を閉じて止まっているときは翅の裏が保護色になり見つけにくいが、翅を開くと表側の黒と水色の鮮やかな模様がひときわ目立つ。
 花にはあまり訪れず、雑木林の樹液や動物の糞にやってきて水分を吸う。
 ・終齢幼虫は黒褐色で、黄白色の先が黒い棘状突起を計68本持つ。   
 ・食草はサルトリイバラ、ホトトギス類で、全幼虫期を通してこれら植物の葉裏で生活する。
 葉裏で休んでいるときはたいてい体を丸めている。

  次ページに続きます

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2008年11月23日 (日)

晩秋の日溜まり

 冷え込みが急に厳しくなってきました。それだけに、風もなく晴れてやわらかな日差しが注ぐ晩秋の一日は、生き物たちにはとても貴重な一時です。
 堤防沿いの草はらには、シロバナタンポポが長い花茎を延ばして花を開き、Pb072262

 黄色のセイヨウタンポポにはモンシロチョウがやって来ました。Pb072269
 センダングサの黄色い花にはキチョウがとまっています。Spb182292trm
  陽の当たる地面の枯れ草には、ツマグロヒョウモンが飛んできて、翅を広げ暖をとっていました。Pb072272
 まわりの雑草が姿を消した後には、触ると痛いトゲのある葉を広げて、オニノゲシが”一人勝ち”の様子で生えています。1110img_4331cc
 冬がすぐそこまでやって来た日溜まりの光景です。

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2008年11月22日 (土)

秩父市・栃本、入川林道沿いの紅葉

 国道140号線・雁坂トンネルを秩父側に抜けて一路家路へと走ります。
 午後二時半頃、雨はほとんど止みましたが、曇天の谷筋には霧が舞っています。
 それでも”脇見運転”の視界にきれいな紅葉が飛び込んできます。
 栃本付近の橋から覗いた景色があまりにきれいだったので、Simg_4445

 
 折角だからと川又発電所付近の入川林道入り口にある駐車場に車を止めて、帰りの時間を気にしながらの紅葉探勝に。
  はじめての寄り道です。この林道は東京大学秩父演習林川又林道、ということで管理されていましたが、この道をたどると荒川源流地点の碑を経て甲武信岳への登山ルートにもなっています。
 林道に下り、歩き始めてすぐに見上げる橋と紅葉。Simg_4439

 
  曇天のもとでも豪華絢爛、見事な紅葉でした。Simg_4438

Simg_4441

 
 入川沿いの川岸側あるいは山側の急斜面に建てられた数軒の山の家は、今はもうすっかり寂れて使われない様子で、往年のにぎわいが忍ばれる佇まいでした。2r_2
 夕暮れ迫る林道を、時計とにらめっこしながら出来るだけ辿ってから帰路についた一日でした。

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2008年11月21日 (金)

一之釜(山梨市・三富)、スズメバチの巣

 甲斐路から秩父路への復路。その昔は、甲州路から山梨・埼玉県境の雁坂峠に至る街道の最奥にある集落は交通の便には恵まれませんでしたが、雁坂トンネルが開通した今は道路(国道140号線)も整備されアクセスは容易です。ただ道路は集落を見下ろす高い位置を通過するため、これまで一度も集落の近くには立ち寄ったことがありませんでした。この日は少し時間の余裕がありましたので、生憎の小雨模様でしたが、寄り道して帰ることに。
 もともと深い山間のことですから、車1台が通れるほどの狭い道ですが集落の中をたどることが出来ます。途中に「名瀑一之釜」という看板があり、駐車スペースがありましたので、車を駐めて降ったり止んだりの雨の中、見学してきました。

 滝に下る入り口の案内看板2r
 三つの滝があります。まずメインの滝へ。滝への下り坂をおり、さらに吊り橋を渡って下りたところに一番水量の多い「一の釜」がありました。
 あたりの紅葉は終わりに近く、曇天のもとではありましたが、なかなか美しい眺めでした。2r_2
 一の釜から、吊り橋を渡って戻る途中で、「女滝」が見えます。小さな滝です。
 そして正面の岸壁に、なにやら茶色の丸いものが見えました。(写真←黄色)Pb162286
 カメラのズームで覗いてみると、なんと、往路の秩父市大滝で見たのと同じような、あのスズメバチの巣ではありませんか。2r

 大きさは定かではありませんが、やはり相当大きなものです。貝殻模様の外皮とその色調から、コスズメバチか、やはり黄色スズメバチのものでしょうか。
 真ん中あたりに巣の出入り口の穴も見えます。よくもこんな処に営巣したものです。岸壁にこの大きな巣を”造営”する工法が推測できる画像です。

 吊り橋を元に戻って左手に10mくらい行くと「釜沢滝」が見えます。紅葉は残りわずかでしたがきれいな光景でした。Img_4423
 たまたま日曜日でしたが、他に訪れる人はなく、誰にも出会いません。静かな静かな山間の晩秋でした。

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2008年11月20日 (木)

オニグルミとムラサキイラガ幼虫

 国道140号線から脇道に入り、秩父市荒川の里道を少し歩くと、沢筋にオニグルミの幼木がありました。
 オニグルミは沢筋によく生えている落葉木で高木になります。
 秋にはとても堅い実がなり、食べることが出来ます。
 大きな葉は奇数羽状複葉です。葉軸には軟毛、星状毛そして腺毛があって、手で触るとべとつきます。Img_4385
 既に枯れ落ちた葉軸の跡には、猿や羊の顔のようにも見える大きな葉痕があります。 
20081114img_4478rtmcc
 樹木の冬芽と葉痕は、話題の乏しくなる冬の間、樹木観察のかっこうのテーマになります。

 沢沿いの道を少し先に行った時、枯れ葉に黄緑色の怪しげなものがくっついているのが目にとまりました。
 ムラサキイラガ幼虫です。大きさは12mmくらい。棘がいっぱい生えています。11mmimg_4386trm
 素手で触らないように、葉っぱの端でひっくり返してみると、お腹は白色。Img_4386_1trm
 ムラサキイラガは毒棘型のケムシで、刺された瞬間に飛び上がるほどの激しい痛みが起きるので、幼虫には絶対に触ってはいけないというシロモノです。
 これから褐色の繭を作って蛹になり越冬します。成虫はとても小さな茶色の蛾です。
 自然界は冬支度に忙しくなっています。

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2008年11月19日 (水)

紅葉とスズメバチの巣

 先日、所用のため秩父路から甲斐路へと、国道140号線を往復してきました。
 初日は好天に恵まれ、通いなれた東秩父村高原牧場を越える峠から、少し霞んでいましたが晩秋の山並みを遠望することが出来ました。浅間山が霞の向こうにうっすらと浮かんでいました。R2
 秩父市荒川で里道に寄り道。住む人の無い茅屋と、たわわに実った柿の木の風景は、過ぎゆくものの感傷を誘います。Img_4390rtm

 秩父市大滝あたりは紅葉の真っ盛りでした。車から下りて短時間ながら紅葉見物。大血川の渓谷美です。Img_4396

 車に戻る途中で頭上に迫るオーバーハングの岩肌をふと見上げると、なんとそこに大きなスズメバチの巣がありました。直径50cmくらいはあったでしょうか。Pb142280

 あまり知識の無かったスズメバチの巣についてネットで調べたところ、概略は次のようなものでした。
 スズメバチの巣は何段にもなった巣盤と、それを覆う外皮から出来ています。
 外皮は朽ち木の木質部や生きた樹木の樹皮をかじり取ったものを細かく噛み砕き、だ液と混ぜて大顎と前肢を使って薄く延ばしながら表面に貼って作っていきますが、働きバチがあちこちで巣材を集めてくるため,材料の違いから外皮の表面には特徴のある貝殻状の模様が出来るようになります。
 巣の形・構造や外皮の模様はスズメバチの種類によってそれぞれ特徴があり,写真のものは、貝殻状模様の外皮に覆われたボール状で、淡い色彩をしているのでキイロスズメバチのものと思われます。
 巣の側面に開いた丸い穴が出入り口になっています。巣の利用は一年限りで,翌年再利用されることは無いそうです。

 あらためて見渡す対岸の山肌は全山、綾錦で飾られて本当に美しい日本の晩秋でした。しかし温暖化がこのまま進めば日本でも紅葉が見られなくなるという報道もありましたが、そんなことにならないようにしたいものです。Img_4392

 

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2008年11月18日 (火)

ツマグロヒョウモン総集編(後編)

 前編からの続きです。蛹からやがて羽化へ。大方の場合、蛹化してから10日前後で羽化していきました。不幸なことに、羽化途中で事故にあったのか、半分抜け出たところでそのまま干涸らびている個体が一つぶら下がっていましたが・・・。

 羽化の瞬間に遭遇することはありませんでしたが、羽化直後の、オス、そしてメスに出会いました。
 ⑦:蛹の色が茶色の個体で、オスでした。まだ抜け殻にとまっています。
 ⑧:蛹の色が濃い(黒い)個体はメスでした。やはり脱皮直後は抜け殻にぶら下がって翅が完全に伸びきり、乾くのをじっと待っています。
 ⑨:しばらくすると赤色の体液をかなりの量、排泄します。2,3回に分けて出るようです。最後はほとんど透明の”水分”をピュッと飛ばします。
 (以下の画像はクリックで拡大します。)42r_2

 
 不要な水分を排出して体が軽くなると、抜け殻から下りて(蛹化した)ミズヒキの茎に掴まり、羽を開いたり閉じたりしながらゆっくり茎の一番先まで登っていきます。
 ”頂上”で翅を広げて日の光をいっぱいに受け、旅立ちの飛翔を待つ♂(⑩)と美しい♀(⑪)です。
 しばらく後に秋の空にひらりと舞い立っていきました。52r

 
 10月中旬にはたくさんの抜け殻があちこちに残されました。
 ⑫黒いのは雌の、茶色の抜け殻は雄のものです。
 そしてまだ、メダカ水槽台のコンクリート板裏側⑬に、突起を銀色に光らせながら羽化を待つ蛹がいるのが見つかりました。
 後日気がついたら抜け殻になっていましたので、この個体も無事に旅立っていったものと思います。62r

 
 10月の終わりの晴れた日に、プランターの友禅菊を訪れたツマグロヒョウモン(♀)です。
 我が家への訪問は、今年はこれが最後になるでしょうか。Img_2956trm

                      完

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2008年11月17日 (月)

ツマグロヒョウモン総集編(前編)

 この夏もツマグロヒョウモンが大発生しました。20頭以上が生まれ育ち、羽化して行きました。
 どんどん北上を続けて関東地方でもすっかり定番の蝶になったということは温暖化の証明ということでもあります。
 これまで都度記録にしましたが、その後撮りためた多数の画像を整理してあらためてまとめました。

 適宜ピックアップして並べましたので、同一個体を追いかけて観察した記録画像ではありません。(写真はクリックすると拡大表示になります)
 ①、②:9月初め、野生スミレが生えているプランターや庭の隅に、たくさんの”赤と黒”のトゲトゲイモムシが這い回っていました。1r2

 
 ③:やがて傍らにある夏枯れしたミズヒキの茎に登って雨の日にもかかわらずJの字になり動きを止めると前蛹になりました。
 次々にぶら下がりが始まりました。
 ④:およそ16時間前後経過した翌日、蛹化が始まります。勿論、付ききりで見ていたわけではありませんが、なにせたくさんいましたので、偶然出くわして、一部始終を写真に撮ることが出来ました。
 最初に、”ワンピース”を脱ぎはじめるときは、スルスルという感じでとても早いですが、最後、足元にずり上がって(下がって?)から振り落とすのは大変で、脱いだ半身をくねらせぶるんぶるんと体を振り回すのには少々驚きました。見かけによらず体はとても柔らかいようです。
 脱皮時間は短かく、4分くらいで完了です。
 蛹化直後は、まさに”赤ん坊”のような赤い肌いろの濡れた感じで、突起は白く不透明でした。2r2 3r

 
 ⑤、⑥:翌日には外皮は乾いて、突起は光を受けてホログラムのように金色に光ります。
 体色が茶色の蛹(⑤)はオスで、黒い方(⑥)はメスである、ということがたくさんの観察結果から分かりました。32r

           後編に続きます

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2008年11月16日 (日)

ハコベとウシハコベ

 ハコベは春の七草でおなじみで、道ばた、畑、野原など、どこにでもほぼ1年中見られる雑草です。
 全体は緑色で柔らかく、白い小さな花弁は5枚ですが、花弁1枚がV字型に深く切れ込んでいるので10枚のように見えます。
 ハコベにはいくつかの仲間があり、花の中心部に雄しべの他に「花柱」という白いひものようなものがいずれも3本ありますが、草姿がハコベそっくりで大型になるウシハコベだけは、これが5本ありますので他の仲間と見分けることが出来ます。
 ハコベ、ウシハコベどちらも散歩コースの日当たりの良い草地に生えていました。

●ハコベ:Img_4367trm花柱は3本です。 Blgimg_4368trm

 
●ウシハコベ:花柱は5本あります。Img_4293

Blgimg_4315trm_2

 子供の頃、春先に生まれたひよこに、摘んできたハコベを与えると喜んで食べていましたので、ひよこ草と呼んでいました。
 懐かしい思い出です。

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2008年11月15日 (土)

モミジバフウ(冬芽と葉痕)

 このところの冷え込みで街路樹のハナミズキは大部分散ってしまい、ケヤキやイチョウがすっかり紅葉しています。
 調節池の駐車場に植えられたモミジバフウも、曇り空の下でしたがきれな紅葉でした。Img_4333ccnc 2r

 
●冬芽と葉痕/維管束痕:
 既に葉を落とした枝もありました。
  いつも元気な坊やに見えるモミジバフウの冬芽と葉痕、維管束痕です。
 モミジバフウの”葉っぱのフレディ”に話しかけているのでしょうか、冬の後にはまた必ず春が来るからね・・・Img_4300
Img_4311

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2008年11月14日 (金)

屋外メダカ水槽のモノアラガイ(ヒメモノアラガイ)×→サカマキガイ

 メダカ水槽に居着いたサカマキガイヒメモノアラガイは、メダカより寒さに強いらしく、天気の良い日には水槽の水際壁面に横一列なって登っています。
 この時が駆除のチャンス。ヘラで掻き取って処分します。(写真は、ヒメダカ水槽のもの)Img_4383
 
 サカマキガイモノアラガイは食性の幅が広く、メダカの餌のおこぼれや水槽に生えた藻類、水草などを餌にしています。
 また時には死んだメダカに取り付いているのを見たこともあります。年中増えるわけです。
 水面に浮遊しているメダカの餌の残り物などは、水面を逆さになって這いながら大きな口を開けて食べています。
 ”水面を逆さになって這う”という、初めてみると何者かと驚くような行動を日常的に行っています。
 これがサカマキガイの特性だそうです。
 空気をお腹いっぱいに吸い込んで浮力をつけるのでしょうか。2r12r2
 
 変幻自在に水面を這い回る体は、貝殻がなければミニ・ナメクジという風体です。Img_41862r

 追伸:
 後日(09/04/11)、これはサカマキガイではないかとご指摘をいただきました。多くの貝は右巻きだが,サカマキガイは左巻き。
 貝の巻き方(右、左巻)や、触角の長短、細太等、一応本の写真もみて、書きましたが素人ゆえ、やはり間違っていたと思います。
 御礼を申し上げ、訂正いたしました。

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2008年11月13日 (木)

モノアラガイ(ヒメモノアラガイ)×→サカマキガイの誕生

 屋外メダカ水槽には通年、来歴不明のモノアラガイサカマキガイが繁殖しています。
 確かではありませんが、殻の高さ10mm以下、殻幅7mm程度なので、ヒメモノアラガイサカマキガイではないかと思います。(正確なところは確認していませんので不明ですが・・・)※
 夏期には増えすぎて網ですくい取って駆除しなくてはならないことがあります。
 もともとメダカ水槽には居るはずのない生き物ですが、おそらく外から持ち込んだ水草などに卵が付着していたものが繁殖し、居着いてしまったものと思います。
 (ヒメ)モノアラガイサカマキガイは雌雄同体で、他個体と交尾し、寒天質の卵塊(寒天質の袋に入った数十個の卵の塊)を水草や水槽の壁面などに生み付けます。
 卵はその後2~3週間で孵化し、2~3ヶ月で成熟します。

 このところ冷え込んだせいですっかり冬眠モードになって水草や底に生えた藻などに隠れ姿を見せないメダカですが、水槽にはまた少しずつ藻が増えてきました。
 暇つぶしに増えてきた藻を網ですくい取っていたところ、ヒメモノアラガイサカマキガイの透明な寒天質にツブツブが見える卵塊がいくつか一緒に取れてきました。Img_4346

 
 寒天ゼリーのツブツブはまん丸の卵で、中には親と同じ姿の稚貝が見えます。Img_4338_2

 
 卵の中で動き回っていて今にも膜が破れそうに変形している卵も観察できます。Img_4345

 
 中には既に卵から抜け出して、ゼリー質の中を動き回っているものも居ました。Img_4340 Img_4341_2

 こんなことなら年中増えるわけです。

※後日、別の記事で、淡水巻き貝類の多くは右巻きで、モノアラガもやや大きめで右巻きですが、サカマキガイは左巻き、とコメントがありましたので、訂正追記。
 なお,サカマキガイは帰化種で,在来のヒメモノアラガイなどを駆逐してしまったということのようです。

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2008年11月12日 (水)

オニフスベ観察

 およそ2ヶ月前の9月はじめに、公園のケヤキ並木に下植えされたサツキの株元に、真っ白いボールのようなものが2、3個”落ちている”のが目にとまりました。近寄ってみると直径20cm以上はあるオニフスベでした。近くの落葉だまりにも別の、ピンポン玉くらいの小さい子実体が数個のぞいていました。95img_0951

 オニフスベは日本特産のキノコで、夏から秋、畑や雑木林に一夜にして巨大なボール状の子実体を形成するそうですから、膨らんでいくスピードはとても速いのですね。
 一つ拾って帰り、風雨で転がっていかないように庭の木陰の窪みに据置いて、その後の変化を観察してみました。

 観察初日①は中まで真っ白のようでしたが、3日経過後②は外皮と一部皮が剥けているところから見える内部が、まだらに黒っぽくなりはじめました。胞子の形成が始まったようです。13r_4

 15日目③では、既に外皮は紫黒色になり一部剥離が生じていました。内部も明るい焦げ茶色になっています。
 30日後④には既にカラカラに乾いた様子でやや縮んだ印象です。
 皮がだいぶめくれていますが球が崩れるような様子は全くありません。指先でトントンと叩くと茶色の煙がポッポッと噴出しますので、中には胞子が充満していると思われます。1530_3

 さらに2ヶ月を過ぎた先日、外観は雨で濡れると黒くなり、乾くと茶色になる繰り返しで、15日経過時点と様子は変わりません。どうやら子実体の変化は早くに終わってしまっているようです。
 そこでしびれを切らして大型カッターナイフを持ち出して半分に切ってみました⑤、⑥。
 まず手に持つと非常に軽いこと、しかし変形するようなことはなく、丈夫なスポンジ球のような弾力がありました。カッターの刃を当てると、(胞子の飛散で)煙が立ちのぼり、あたかも発泡スチロールの球を切るような感触で、サクサクと切れました。
 中には空洞など全くなく、緻密なフェルト繊維の塊⑥のようでした。2

 からからに乾いてとても軽い半球⑦を、火ばさみでドン、ドンと叩いてみると、きわめて弾力性に冨み、ウレタンフォームのスポンジボールのようでした。叩くたびに紫茶色の多量の胞子が煙のように舞い上がります。スポンジは復元性に富み、すぐ元に戻ります。
 フェルト繊維のような菌糸塊の一部を覗いてみると、弾糸と呼ばれる乾燥した菌糸組織と多数の丸いツブツブの胞子⑧が確認できます。胞子には突起があるそうです。Photo_3

 この後さらに風雨にさらされると、乾燥した緻密な菌糸の絡まり(弾糸)がだんだんほぐれて中の胞子を飛ばし、やがて跡形もなく消滅する、ということですが、今の様子を見る限りまだ相当の時間がかかりそうです。

 なお余談ですが、まだ白いボール状の幼菌の時期には、皮をむいて調理するとはんぺんのような触感で食べられるそうです。味はまずくはないが、さりとて美味しいモノでもないとか。

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2008年11月11日 (火)

ヒドリガモとオオバン

 近くの調節池は、稲刈りシーズンが終わってから水位が安定してきましたので、穏やかに晴れた日は、池に住みついているたくさんの大きな鯉を目当ての太公望にはかっこうの釣り場になっています。
 近くには有料の釣り堀がありますが、こちらの”無料の釣り場”も隠れた人気スポットのようです。
 ここに、このところ少しずつ新しい水鳥の仲間が姿を見せるようになってきました。散歩のついでにのぞいたところ、釣り糸をたれた太公望の前を長く延びた列を引きながらゆっくりと移動している30羽くらいのヒドリガモの1群れを見ることが出来ました。Pb062212

 
 まだ警戒心が強くて、すぐに100m以上も遠くに行ってしまいます。Pb062216trm

 
 また同じ頃、別の公園の池にはオオバンの姿がありました。
 もっともこちらは通年見られるようですから住みついているのでしょうか。
 やはりすぐに遠くへ泳ぎ去りますが、白い額盤は陽光を浴びると目立ちますので、遠目でもオオバンと分かります。Pb062251trm

 冬の足音がだんだん大きく聞こえてくるようになりました。

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2008年11月10日 (月)

ヒシの実

 夏場、近隣の公園にある池のあちこちに、たくさんのヒシが繁殖していました。泥底に根を張り、長く茎を伸ばして葉を水面に浮かべ、小さな白い花をつけ、やがてたくさんの実が出来たのでしょう。P9072045cc
 先日、池の管理を兼ねて増えすぎたものが刈り取られ、たくさん付いていたヒシの実が茹でられて、食べ方の説明とともに、自由にどうぞということで管理棟のテーブルに置いてありました。Img_4281
 ありがたく1,2個いただいて食べてみました。刺があり、皮が固くて剥くのにコツがあります。白い、歯ごたえのある実はヤマグリのような味の懐かしい、おいしいものでした。Img_4282
 昔はため池などに必ずと言っていいほど繁殖していて、食用にされたもので珍しいものではありませんでしたが、改めて見直すと、実の造形はなかなか素敵なものです。2r1
 実の2つの稜(写真では左右)には逆バリの丈夫で鋭い刺があり、一度何かに刺さるとなかなか取れないのも道理です。2r2

懐かしさが染みとおる晩秋の一こまでした。

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2008年11月 9日 (日)

ハバチ幼虫(不明)

 用水路堤防の水際にミゾソバが生い茂っていました。花色にはかなり変化があり代表的なもの(写真上)から、ほとんど白色(写真中)、さらに赤色の濃いもの(写真下)など隣り合って生えていました。→2012.12.16記事訂正:
 ミゾソバとしたのはどうやら間違いで、比較的分布が少ない「サデクサ」だったと思われます。葉の形や茎に鋭い棘が見分けられること、花の色が白から、花被が赤色になったものなどの画像のようです。

33r
 その花にとぐろを巻くようにハバチの特徴を持った幼虫がいました。Img_3791trm
 ギシギシにいるハグロハバチ幼虫とは明らかに様子が違います。
 体表面には規則正しく並んだ白色の三角錐のような突起があります。Img_3793trm
 体の上の方は濃いダークグリーンで、下に向かうにつれて淡い色になっています。
 とぐろの巻き方がすごいですね。Img_3795trm_2
  頭は青紫色で、腹部は白色です。全体の印象としてはなかなかシックです。Img_3797trm
 このようにハグロハバチ幼虫とはだいぶ異なっていて、名前は出来る範囲で調べてみましたが分かりませんでした。一応記録として残しました。

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2008年11月 8日 (土)

ハグロハバチ幼虫

 この時期になっても見られる常連昆虫の一つとしてハグロハバチの幼虫があります。繁茂した大きな夏草雑草がきれいに刈り取られて地面がむき出しになった草原には、スイバやギシギシが勢いを増して生えてきています。
 散歩コースの道端で穴だらけになったギシギシがありましたので、葉をめくってみますと、裏側にやっぱり、コロンと丸まってたくさんのハグロハバチの幼虫たちが食後の休憩をしていました。Photo
 6の時になって休んでいるのを一匹無理やり起こしました。120081029img_3847trm
 全体は青緑色で、腹部は淡い黄橙色、頭部と尻先は黄橙色です。腹部側面には11対の黒斑があります。少し動いたら、2img_3847_2 
 体に似合わず大きなウンチをしてすっきりすると、3img_3847_1_2
 またコロンと丸まってお休みです。4img_3847_4trm
 成虫は名前のとおり、黒いハバチです。

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2008年11月 7日 (金)

蛾(テングアツバ、ヒメノコメエダシャク、ヒメヤママユ)とその他の幼虫

 暦の上では立冬です。あまりふさわしくない記事になってしまいましたが、9月終わりからこれまでに撮りためたガ(蛾)とその他の蛾の幼虫をまとめて載せました。気持ち悪いですから、嫌いな方はどうぞスルーして下さい。

テングアツバ:
 山梨県の山地で標高が1000mくらいのところにある建物の壁にはり付いていました。体長5cmくらいです。何とも奇妙な枯れ葉そっくりの蛾です。”衣”の下から足がのぞいていました。Img_3195_1

 床に下りた時の写真をよく見ると、白く糸状に写った触角を体にぴったり寄せて目立たないようにしているのが分かりました。見たのは初めてです。Img_3195 

ヒメノコメエダシャク:
 同じく、山梨県の標高1700mの山地で、建物のドアや床にはり付いていたもの。たくさん集まっていて気持ち悪かったです。翅を広げた大きさはおよそ6cmくらい。なぜだか例外なくお尻をキュッと曲げるポーズでした。何のサインなんでしょうね。Img_2715cctrm

ヒメヤママユ:
 同じ場所にやはりたくさん集まっていました。大きさは9cmくらいあったでしょうか。いきなり出くわしたときには一瞬ドキッとしました。
 幼虫はブナ、カエデ、ミズナラ、その他の樹木の葉を雑食するそうです。Img_2715cctrm_1

 次は、ガの幼虫3種類です:
 写真上:芙蓉の葉を穴だらけにする常習者フタトガリコヤガ幼虫、
 写真中:常連のセスジスズメ幼虫。紅葉したチョウジタデにくっついていました。
 写真下:ホシホウジャク幼虫。雑草のムカシヨモギに絡みついたヘクソカズラに取り付いていました。
 これら蛾の幼虫は地表で、あるいは地中に潜って蛹になったり、繭を作ったりして冬越します。Blg

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2008年11月 6日 (木)

水辺の鳥

 渡り鳥(冬鳥)の飛来のニュースが聞かれるようになりました。留鳥もまた移動しているようです。
 このごろ散歩コースの用水路沿いに姿を見せる定番の鳥たちです。

 稲刈り直後ににぎわいを見せたサギたちはずっと少なくなりPa012094

カルガモは通年姿が見られますが、夏場は少なくなっていました。まただんだん集まって来るようになりました。2r

 小ガモの姿も少数ですが見られるようになりました。相変わらず逃げ足が速くて、写ったのは♀(上)、♂(下)バラバラ。Blg2r

 まれにしか見られませんが、バンの若鳥と思われる鳥が一羽だけいました。特徴のある体型と泳ぐときの姿勢です。成熟すると額盤が赤色になります。Photo
 これからは近くの調節池にも水鳥がやってくるようになりますので、楽しみです。

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2008年11月 5日 (水)

晩秋の一日

 先日、栃木県益子町で恒例の秋期陶器市が催されていましたので、このところの運動不足解消の目的で数年ぶりにのぞいてきました。市街地はずいぶん整備され、一昔前とは見違えるようになっていました。天気も良かったので大勢の人出と多数の出店があり、大変なにぎわいでした。今回はもう特に買い求めるものはなく、ウインドウショッピングだけで文字通りよく歩き、良い運動になりました。
 帰路は往路と違うルートを道草しながら帰りました。途中の茨城県桜川市、雨引山(409m)の中腹にある雨引観音(雨引山楽法寺と言い、1400年以上の歴史を持つ名刹)に立ち寄り、Img_4114

 さらに桜川市の高台にある「ふれあい公園」に寄り道し、茨城の山並みを眺めてきました。
 ふれあい公園から左:吾国山(518m)、右、奥:加波山(709m)の展望。Img_4102 

 左、奥のピークが加波山、右奥に霞むのが筑波山(876m)。Img_4101

 筑波山ズームアップ。Img_4103cc

 筑波山にはこれまで何度も行っていますが、隣に連なる加波山にはまだ行ったことが無く、「筑波山に36天狗、加波山に48天狗がいる」と言われるいわゆる天狗の山ですので、機会を見つけてぜひ天狗様に会いに行かなければと思ったことでした。

 早くも傾きはじめた秋の午後の日差しを翅いっぱいに受けて日光浴するヒメアカタテハ。成虫で越冬します。幼虫でも越冬するようです。Img_4109trm
  晩秋の午後の一こまです。

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2008年11月 4日 (火)

屋外コンテナ飼育メダカの冬越し準備

 屋外でメダカを飼育している場合の冬越し管理について記載しています。
 ただし基本的な飼育条件は以下の場合*を前提にしていますので、方法が変われば参考にはならないでしょう。

 *屋外のコンテナ水槽でメダカを飼育しています。
 軒下に置いた水槽で、外気の最低温度が10℃を下回るようになると、メダカの活動もだんだん鈍くなってきます。
 寒い朝は、軒下に置いたコンテナ水槽では、底に生えた藻にくるまるようにして水底に沈んでいるか、たまたま植木鉢が壊れたのでそれを、隠れ家替わりに沈めておいた中に集まっているかどちらかです。1017nc

 
 昼頃気温が上がって、水温が15℃を越えてくるとシロメダカの方はもともと警戒心があまりなく、水面に浮かんでウロウロしています。
 餌を与えると食べますが、一時期ほどの勢いはありません。
 これまでと同じように与えると残るようになりましたので、給餌量は様子を見ながら控えめにしています。
 クロメダカの方は人影が見える間は姿を見せませんので、様子はよく分かりませんが、水草をそーっとかき分けてみると、やはり水藻の陰に潜んでいます。
 餌は与えてもシロメダカのようには食べません。
 そのまま残ることが多くなりましたので、給餌はほとんどしなくなりました。
 以後は様子を見ながら食べるようであれば(残らないよう)少し給餌はしています。
 なお与えすぎて数日間も残るようになると、水質悪化を招きますので、そうならないように。3r

 
 冬に向かい、北風が強く吹くような厳冬期になると、砂塵や枯れ葉などが飛んで来ますので、防塵、防寒、そして水の蒸発量緩和のために、プラクチックシート(PP製)カバーを載せています。
 100円ショップで売っているもので十分です。透明なものがあれば中の様子が分かって良いのですが、半透明のものしかありませんでしたのでそれを使用しています。3r1

 
 風の強い日には飛ばされてしまいますので、これも100ショップで買った網を重し代わりに載せています。Nc

 
  昨シーズン中、雪が降ってカバーの上にも少しつもりました。
 カバー無しの水草水槽には厚さ1cmくらいの氷が張る冷え込みでしたが、メダカ水槽にはごく薄い氷が張った程度でしたのでこれだけでも効果があるようです。
 表面に厚い氷が張ってもメダカは大丈夫で、死ぬようなことはありません。
 なお、コンテナの横に3カ所、水を補充するときオーバーフローしないように水位を調整するため、直径5mm程度の水抜き穴を開けています。Img_4131  

 
 水温が5℃を下回るようになると、もう冬眠状態で、水底の物陰に潜んでじっとしています。
 水温が再び10℃を超えるようになる来年の春先まではほとんど動く気配はありません。
 この間は、餌やりはもちろん全く必要ありませんし、悩まされた水藻の繁殖もずっと抑えられますので、管理作業としては蒸発で減少する水の補給くらいです。
 なお、補充は水温の極端な変動を避けるためにも一度にたくさんの水道水補給は避けた方がよいと思いますが、あまり気にしたことはなく適当にやっています。
 これまでの経験で、冬越中に絶食のせいで死ぬ個体はほとんどありません。
 (但し飼育年数が長く、寿命が近づいていた個体や、未熟だった個体は、気がついていないだけで、死んでいることはありえます。)
 最後に付け足しですが、掃除役として活躍したタニシも底の土に潜って冬眠します。
 春先にメダカと一緒に起きてきます。

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2008年11月 3日 (月)

エノコログサ3種

 今日は”自由と平和を愛し、文化をすすめる”「文化の日」です。先にノーベル賞を授賞された方々も文化勲章の栄に浴されました。

 さて、昔、おもちゃが乏しかった頃には子供のかっこうの遊び用具になっていたねこじゃらしです。しっぽのような花穂でくすぐりっこをしたり、ネコの首筋をなでるとネコがじゃれついたりしたものです。今時はそのような情景はありませんね。

 花穂に生えた剛毛に様々な色があり、緑色のものが一番普通に見られるエノコログサです。1042r
 紫色のものはムラサキエノコロ、1042r_2
 黄金色のものはキンエノコロと呼ばれています。 たまたまV字形の花穂がありました。1043r
 3種類並べてみると違いがよく分かります。左:キンエノコロ、中:エノコログサ、右:ムラサキエノコロImg_3006
 写真は10月初旬に同じところで撮影したもので、今は、フィールドにはもう枯れたものが目立つようになりました。

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2008年11月 2日 (日)

晩秋の日溜まり(紅葉、ナナホシテントウ、クサギカメムシ)

 日中晴れて日溜まりが心地よかった翌朝は冷え込むようになりました。昨日もそうで、朝から風も強く、関東(東京)では「木枯らし1号」が吹いた、と発表がありました。公園のイチョウは黄色になり、ハナミズキは赤く染まって実をつけ、落葉は風に舞っています。2r

 
 ケヤキ並木も少しずつ色付きはじめました。毎年同じように繰り返される風景です。Img_3768

 
●ナナホシテントウ:
 日溜まりには、ナナホシテントウが日光浴をしていて、近くにはその終齢幼虫がたくさん群がっていました。
 もうすぐ脱皮して成虫で冬越しをする準備の時でしょう。Img_3802cc Img_3798trm

 
●クサギカメムシ:
 午後、日の当たる玄関にクサギカメムシがやって来てポリ袋の上にうずくまっていました。
 通常なら人気を察知するとすぐ隠れるように逃げるのに、じっと動きません。
 クサギカメムシは一年中見られる多食性の害虫で、マメ類やミカン、カキ、ウメ、ナシ、ビワ、リンゴなど多くの果汁を吸う農家の敵!です。
 こちらも成虫で冬越しします。
 多量発生したときは、家の中まで入ってきて冬越し、つかまえてつぶしたりすると、とても臭くて大変だそうです。Img_3777_1

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2008年11月 1日 (土)

ユキムシ

 11月です。木々の紅葉も高い山では早くに終わり、だんだん里山から街中へとおりてきました。近くの街路樹のハナミズキもすっかり紅葉して、雨の後は散り始めています。北の国からは雪の便りも増えてきました。いつものことながら、時の流れの早さばかりを感じています。、
 さて、昔のことで記憶は定かではありませんが、テレビでユキムシのドキュメント映像を見たことがありました。あたかも雪が降っているかのように乱舞するユキムシは、初雪が間近に迫ったことを告げる冬の使者、というような叙情的な内容だったかと思います。
 10月下旬の北海道では、行く先々でたくさんの小虫(大きさ45mm)が舞飛んでいるのに遭遇し、洋服に付くのを払い落としながら尋ねたところ、ユキムシです、と教えられました。いそいで写真に撮りましたが、少々ピントの甘いものになりました。
 それから丁度1週間後、初冠雪、初雪のニュースが届きました。自然は妙ですね。1img_0135 2img_0134 3img_0136 4img_0138

 ナナカマドの実から、綿毛が広がった飛び立つ瞬間のユキムシ、ピンぼけ(写真上)と、窓ガラスに付いた綿毛のないユキムシで、この形は有翅型のアブラムシにそっくり(写真下)。542r_2

 ユキムシの実像は、詩情ゆたかな天使のような生き物ではなく、アブラムシの仲間で樹液を吸う害虫ということです。またロウ物質でできた綿毛のようなものは、ユキムシが地面に居るとき体を保護したり、空を飛ぶ時にふわふわ漂いやすくしたりするためのものではないかと言うことです。そういえば、ロウ物質で出来た綿毛をつけている害虫仲間にはカイガラムシの仲間やハゴロモの幼虫なども居ます。
 
 参考
http://www.tomamin.co.jp/you/05you/051031.htm

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