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2009年1月

2009年1月31日 (土)

リンゴ冬芽と葉痕・維管束痕

 荒波に翻弄される新しい年、1月も終わりです。
 厳しい日常が続くことでしょうが頑張っていきたいものです。
 さて、締めくくりは、私のお気に入り、リンゴです。
 散歩コース沿いのリンゴ畑で、剪定処分された枝をもらって撮影しました。
 観察にはどうしてもルーペが必要なレベルですが、お目にかかる度に、その力強く精悍な顔つきには励まされます
 ”船長一人にまかせるんじゃなく、乗組員一人一人も考えてがんばれよ”と。(オバマさんに似ているとは申しませんが)Img_5553 2r3_22r2_5 Img_5544trm_3

” ニンゲン、すぐに弱音を吐くもんじゃネェヨ”
 ”そうでなくっちゃね”

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2009年1月30日 (金)

タラノキ冬芽と葉痕・維管束痕

 タラノキは、早春、山菜の王様、といわれる、あの”タラの芽”の親御さんです。
 山野に自生しているものの採取には自ずと限度があり、スーパーなどで売られているものはもっぱら畑で栽培して生産されたもののようです。
 ご多分にもれず、この棘だらけの写真も散歩コース沿いの畑で、農家の方が栽培されているものを撮影させていただきました。Img_5585
 タラ族のおばさんは太い首(叱られるかな)に、自慢のネックレスをつけています。Img_5570 Img_5584trm Img_5576

 他の部族のおばさん達は持っていないのでしょうね。

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2009年1月29日 (木)

サンショ(山椒)冬芽と葉痕・維管束痕

 シリーズ定番のサンショの樹です。Img_5647
 時々カナヘビやアマガエルが棘に刺されて干涸らびていることがあります。
 モズの仕業(モズのはやにえ)です。
 初夏には必ずナミアゲハの黄緑色の幼虫にとりつかれて若芽が丸坊主にされます。

 
 冬の間はなんの心配もなく、サンショの子供達が おとなしく春を待っています。Img_5631

 
 ずいぶん色黒の兄弟もいます。Img_5632 Img_5639

 
 双子の姉妹もいました。Img_5628trm  

 若芽を摘んでちらし寿司にのせると、なんとも”贅沢な”気分になります。一緒に待ちたい春です。

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2009年1月28日 (水)

ヤナギ科の樹木冬芽と葉痕・維管束痕

 調節池の水際に自生したヤナギ科ヤナギ属の樹が何本か大きくなっています。
 アカメヤナギかシロヤナギあるいはカワヤナギなのか、正確な種名はまではわかりません。
 もっと大木に育ったものもあります。切り倒されないまま育ってしまったようです。
 夏期には周辺にヨシなどの雑草が生い茂りますので、シーズン中、何回か大型機械で刈り取り作業が実施されますが、その除草作業の邪魔になっているようです。Img_5491
 裸の枝には、ネコヤナギなどと同じような冬芽がたくさん出来ています。Img_5491_1
 冬芽は白い毛で覆われたものと、既に毛が脱落したものがあります。ルーペがあった方がよく分かる顔つきです。2r1 2r2

 野生育ちなので、きっとしっかり者でしょう。

 

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2009年1月27日 (火)

アカメガシワ冬芽と葉痕・維管束痕

 冬芽シリーズでは定番のアカメガシワです。
 落葉高木で、大きくなると15mくらいになります。近所では、水路整備工事などが終わった後、沿道の道端に真っ先に生えてくる雑木で、ときに環境美化の妨げになったりしています。
 名前のとおり、春先に出てくる新芽は赤色できれいです。
 大きくなった葉は食物を包むのにカシワ(柏)の代用に使われたことがありました。Akamegasiwa50419041

 
 冬芽は見るからに暖かそうな よそおいです。Img_5501 Img_5501_1 Img_5501_2
 これならインフルエンザに罹ることもなく、元気で春を迎えられることでしょう。

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2009年1月26日 (月)

アジサイ冬芽と葉痕・維管束痕

 狭い庭の何種類かのアジサイ、不定期に切りつめるため、花がほとんど咲かない年もあります。去年はそれでも少しずつ咲きましたが・・・。Img_3542c

 今年は思いきり切りつめましたので、花はないかも知れません。
 それでも裸になった枝を見ると、冬芽と、ルーペ無しでよく分かるハート形の葉痕と維管束痕があちこちにたくさんありました。
 そんなに切りつめないで下さいよ、と、おとなしい性格らしい表情で訴えているようにも見えますが・・・ 2r2r2
 今年、この顔つきで、花は咲かせるのでしょうか。

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2009年1月25日 (日)

オナガガモ

 昨年はたくさんの群れで調節池にやって来たオナガガモですが、このシーズンはまだほとんど見あたりません。
 先日たまたまガアガアとやかましく鳴きながら近寄ってくるアイガモの傍に、紛れもなく少し体は小さいオナガガモがただ一羽、居るのを見つけました。
 その日は曇り空で、日暮れが近い時間だったのでそのまま帰りました。
 後日、曇天で夕方から夜にかけて雨、という天気予報でしたが、お昼時に再び様子を見に行ってきました。やはりアイガモがガアガアと近寄ってきたその傍に、なんとあの1羽だけのオナガガモが、遠くから飛んできて着水しました。ちゃんと空を飛んでくるので、アイガモ仲間ではないことは確かです。2r
 で、しばらく様子を観察していると、アイガモの廻りをウロウロつきまとい、そして体の大きなアイガモからは邪魔にされ、お尻を嘴でつつかれて追っ払われている様子です。一体どうしたことなのでしょう。

 アイガモと一緒に少し遠くへいって、しばらくするとまた1羽だけ、こちらに向かってどんどん戻ってきます。20090121p1212566_9  

 全く人を警戒する様子などありません。20090121p1212566_3P1202547cc 

 目の前にやってくると、やがて羽繕いをはじめました。確かに昨年の群れも およそ警戒心など持ち合わせていない様子ではありましたが・・・。2r_2 

 それにしても、たった1羽しか見あたらない、というのが気になりますが・・・

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2009年1月24日 (土)

ハシビロガモ

 どんよりとした曇り空で、気温も上がらない午後の調節池。そのおかげでいつもはすぐに飛び立ってしまう冬鳥の群れも飛び立つ気配はありません。ただゆっくりと遠のいていきます。
 双眼鏡で覗くとハシビロガモの小さな群れが見つかりました。とりあえず写真に撮りましたが、70~80m以上離れていますので、手持ちのコンパクトデジカメでは難しいですが。P1232592
 同じ水域で、散歩コースの水路をほとんど独り占めにしているのはカルガモで、小ガモが少しいる、というのが日頃の状況です。
 ごく稀に、ハシビロガモが居て、気がつくと真っ先に飛んで逃げるので、それで気がつく、ということがありました。やはり水路に近い池に休息に来ていたようです。

  名前のとおり幅が広く、大きな嘴が特徴ですので、他のカモとの区別は容易です。P1202534trmcc1P1232585trm_2 

 オスは繁殖期にきれいな色の羽に変わりますので、地味なままのメスと容易に区別できます。写真はピンぼけですが・・・P1232590trm0_2
 近くにカイツブリが1羽、浮いたり潜ったり、またマガモも1羽居ました。2r 

 渡り鳥が運んで来て、やがて人に感染するように変異するであろう「鳥インフルエンザウイルス」の脅威について報道され、また対策が求められている昨今です。
 渡り鳥に対する関心も、中身はだんだん変化していくのでしょうか。

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2009年1月23日 (金)

力尽きたウラギンシジミ(♀)

 前夜からの冷たい雨が降っている昼下がり、屋外に出ると、車のボンネットに白いゴミのようなものが載っていました。Img_5701

 
 前日、風に吹き込まれて溜まっていた駐車場の落葉を掃除したばかりで、その時にはありませんでしたから、今日、落ちてきたのだと思います。
 払い落とそうとしてよく見ると、ごみではなく、翅をたたんだ真っ白いチョウでした。もちろん死んでいます。Img_5708trm

 
 翅を開いてみました。前翅に傷があります。小鳥にでも襲われたのでしょうか。大きさはモンシロチョウくらいですが、翅の先端は丸くはなくて、とがっています。Img_5700

 
 表は、と見ると、濃茶色で水色の紋があります。Img_5694

 
 蝶類図鑑で調べてみると、ウラギンシジミの♀と分かりました。(ちなみに♂の翅は濃茶色に朱色の紋がある)2r_2

 ウラギンシジミは、ツバキやサザンカ、ユズなど常緑樹の葉裏で、気温の変化が少なく雨が直接かからないような場所で、通常、群れず一頭だけで越冬するということです。
 庭にツバキやサザンカがありますが、飛ぶ時には翅の裏の白色がチラチラとよく目立つのですぐ分かるという このチョウに、これまで気がついたことはありません。
 まさか駐車場の屋根の下で越冬するはずがありませんから、どこかツバキなどの葉裏に掴まり越冬していて力尽き、その姿勢のまま、風に運ばれてきたのでしょうか。生き抜くのは厳しいものなんですね。
 なお越冬の分布限界は、新潟県北部・福島県南部から栃木県北部付近、太平洋岸では宮城県南部まで、とされているそうです。

メモ:ウラギンシジミ幼虫の食草はクズ、フジ、ヤマフジなどマメ科植物の花、蕾、実、新芽など。

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2009年1月22日 (木)

カワセミとカワウ

 大寒になってから、当然ながら寒い日が多くなり、安定した晴れの日が減り、外出もおっくうになってきました。それでも、引き籠もりというのも困りものですから、風の弱い頃合いを見てサイクリングに。
 自宅から自転車で30分くらいの所にある道の駅まで田舎道を走りました。用水路沿いの道すがら、目の前を青い宝石が飛び去りました。対岸のどこかに止まったようで、とりあえず”ヤマカン”でカメラのシャッターを押しました。
 帰宅後パソコンで拡大してみたら、画面にぽつんと、間違いなくカワセミの姿がありました。ただ持っていたのはコンパクトデジカメですから、バードウオッチング専門家のような写真は撮りようもありません。Blg114p1142519trm2

 帰路は調節池まで遠回りして帰りました。
 池には数は少ないのですが、この季節常連のカワウがのんびりしていました。ただ、例によって少し近寄っただけですぐに遠くに逃げてしまいましたが・・・P1232579P1232584trm P1232582trm

 池には、他にも水鳥が少し群れていましたが、遠くて肉眼ではなかなか種類まで見分けがつきませんでした。 

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2009年1月21日 (水)

ハナノキ(ハナカエデ)冬芽と葉痕・維管束痕

 ハナノキは、日本固有種で、木曽川の流域や滋賀県にだけ自生しているそうです。
 雌雄異株で、高さは15m~20mくらいになること。
 また春先に葉がでる前に、サンシュユの線香花火のようなかたちの黄色い花を、赤桃色に染めたような印象の花をたくさんつけて、遠目には樹全体が赤桃色に見えるほどで、大変美しいものです。また秋の紅葉も美しい樹です。
 自生地が限られているので、国の天然記念物に指定され、また環境省のレッドブックでは絶滅危惧Ⅱ類に指定されているそうです。

 最近では、街路樹や公園などにも植栽されていることも多いということで、今回記載のものは公園の植樹です。Img_5567
 冬芽もなかなかユニークで、葉痕・維管束痕も凛として整った顔立ちです。なお、観察にはルーペが必要ですね。Img_5597 

Img_5593 Img_5602

Img_5589

 春、3月から4月、の花が楽しみです。

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2009年1月20日 (火)

サクラ葉痕・維管束痕(2)

 サクラの葉痕も既に記載しましたので、変わりばえしませんが、別の機会に古木の小枝から撮影したものです。サクラの樹の種類までは分かりません。
 なぜか皆、目の縁が黒い顔ばかりです。あまり覇気が感じられませんが、大きなお世話でしょうか・・・2r1_22r2_2

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2009年1月19日 (月)

クズ葉痕・維管束痕(2)

 葉痕・維管束痕シリーズでは定番のクズについては既に記載しましたが、その際、整理してボツにした画像がまだ残っていましたので、再度、登場させました。
 できの悪い顔立ちばかりですが見かけによらず、いいヤツばかりかも知れませんので、悪しからず。2r1 2r2 2r3 2r4

 ついでにこれも。
 なんだか目鼻立ちがはっきりしない、イチジク(道端に自生していたもの)の葉痕です。Blgimg_5304trm

 枝先には、鳥も食べなかった実が、褐色の干しイチジクになってついていました。やはりもてなかったようです。

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2009年1月18日 (日)

道端のコケ(6)ヒョウタンゴケ

 ヒョウタンゴケは、全国に広く分布していて、日当たりの良い裸地に小さな群落を作るということです。
 胞子を入れる袋のさく(蒴)は、先端部が膨らみ、傾き、洋梨型で、乾くとしわができること。
 さく柄の長さは2~3cmで褐色ということです。

 写真のものは、日当たりの良いたんぼ道に小さな塊になっていたもので、図鑑のヒョウタンゴケに似ていると思ったのですが、定かではありません。Img_5330

 
 写真をパソコンで拡大してみて、蒴の保護の役割をしている”帽”がたくさんはずれて落ちているのを、発見しました。Img_5334trm

 
 葉は放射状に開いてつき、先端は短くとがり、全縁(葉のふちにギザギザや舷がないかたち)です。Img_5356

 
 蒴(胞子を入れる袋)です。洋梨型で下向きに傾いています。蒴柄は褐色のようです。Img_5371

 
 蒴にあるさく歯と、蓋の間にある環状の細胞=口環、が赤色で目立ち、マンホールの蓋のようです。
 この蓋がはずれると蒴歯がのぞき、蒴の中に入っている胞子を散布するのに役立っているそうです。
 蓋がはずれたものは見あたりませんでした。
 もっともそんなことより、単純に造形的に面白いものだなあと感心した次第です。3r

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2009年1月17日 (土)

ネジクチゴケ(2)

 胞子体の”帽”が取れて更に”ふた”が取れたら見える”蒴歯”は長くて、強くねじれているのが和名の由来だそうです。

 帽のついた”さく(蒴)”です。Img_5358
 帽の拡大(×30倍) Blgfitimg_53542r

 別の胞子体の”帽”をはずしてみました。Img_5364

 手前はまだ”帽”のついている蒴で、奥が帽の取れた蒴。
 帽の取れた後に、まだ”細長いふた”が付いています。この蓋が取れた時、蒴歯(32本)が長い筆先のようにねじれて付いていれば、ネジクチゴケの同定・確認ができるそうですが、今回はできませんでしたので、名前は単なる推測です。Img_5357

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2009年1月16日 (金)

道端のコケ(5)ネジクチゴケ(捻口苔)1

 ネジクチゴケは、日本全国、日当たりの良い地面ならどこにでも生えていて、草丈3~6mm、蒴柄は赤く、蒴は円筒状、という、図鑑の写真と解説記事をみながら、先日、日当たりの良い畔に生えていたのはネジクチゴケかなぁと思ったコケの写真です。
 むろん、本当かどうかは定かではありません。胞子体の形も似たようなものが沢山ありますから。Img_4802

 
 葉は放射状につき、披針形。乾くと巻縮する(確かに乾燥させるとカールして縮みます)。
 この確認のため拡大写真を撮影したら、まだ乾いていない葉の上にムラサキトビムシが数匹写っているのが分かりました。そのワンカットです(画面中央に青白く写っています)。Img_4806trm

 
  ここで関心がそれてしまいました。ムラサキトビムシの仲間です。Img_5084

 トビムシは何時もコケの下の暗闇にいるのではなく、短時間でしょうが、日当たりのあるコケの表面に出てくることがある、と言う発見です。
 関係ありませんが、ミミズだって土中からはい出してきて、元の穴に戻れないで干涸らびてしまうのがいますから、やはり土中にいる生き物も、時にはお日様の当たるところに出てくるんだなあ、と妙な感心をしてしまいました。

 
 胞子体の拡大写真です。Img_4804trml

 
 ”帽”をかぶっているさく(蒴)Img_5355  

              (続く)

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2009年1月15日 (木)

コケ(蘚苔類・地衣類)

 いささか旧聞ですが、昨年11月25日付けの国立科学博物館ホットニュースで、ナンジャモンジャゴケの記事(http://www.kahaku.go.jp/userguide/hotnews/theme.php?id=0001228282366178)があり、コケ植物の特徴について解説もありましたので、ドンナモンジャ、とパソコンに保管してありました。専門家のための日本蘚苔類学会に関しても案内がありました。
 コケは大都市のど真ん中にも、人里離れた深山幽谷にもそれぞれ特徴的なものが沢山あって、容易に目にすることが出来ますので、コケを見たことがない、と言う人は稀だと思います。
 しかし、そのコケの名前は?と聞かれると、さあねぇ、となる事が多いのではないでしょうか。かくいう私はコケ、と言う以上のことは分かりませんし、大体、関心すらあまり持ちませんでした。
 先日来、たまたま目にしたコケ類の写真を撮ってきたのをきっかけに、図書館で借りたコケの本をほんの少し読みましたが、なかなか用語自体が分からず、やはりその場限りの素人には難しい分野でした。
 コケには「蘚苔類」と、更に系統的には全くかけ離れた「地衣類」とが含まれるということです。そして”蘚苔類”の中の、”苔類”、”角苔類”以外の”蘚類”の一部分ですが、理解の補助のために参考書(「校庭のコケ」 中村俊彦他共著 全国農村教育協会 2003/11刊)に記載のあった図をそっくりまねて絵を書いてみました。Blgimg_5386hk

 別の本には、コケ(蘚苔類)には、水を地面から吸い上げるための根はない、また水や栄養分を運ぶ維管束もないことなど、体の作りはかなり原始的な植物、と解説がありました。
 通常、目につくのは、模式図に書いた仮根、茎、苞葉からなる「配偶体」と呼ばれる部分がたくさん集まって、緑色のマットのように見えている塊です。
 そしてまた、一定の時期になるとさく柄、さく(蒴)、ふた、帽からなる「胞子体」という、胞子を入れる袋のようなものが形成され(これを”俗に”コケの花、と呼ぶそうですが)素人にはその形や大きさなどからある程度、どのようなコケの仲間か、図鑑と見比べながら推測が出来るようです。
 しかしもちろん学問的に正確な同定は、やはり顕微鏡レベルの観察を行わなければ出来ません。
 また、一般的に塊としてのコケは十分肉眼で観察できますが、それを構成している一つの配偶体、更に胞子体となると肉眼では難しく、どうしてもルーペが必要になってきます。
 この辺がコケに興味や関心を抱くことの制約になっているのでしょうか。
 苔類や、系統的にかけ離れた地衣類についてはもっと難しそうです。
 前置きばかりダラダラと長くなりましたが、なかば時間つぶしに撮りためてきたコケの画像をパソコンで拡大して眺めるとなかなか造形的にユニークで面白いものがあり、興味が湧いてきました。もちろん学問的にというベクトルではありませんし、その能力もありません。
 コケはその生育環境によって種類が違うものが沢山あるそうなので、目についたら、とりあえずは写真に撮ってこようと思っています。

で、早速、大木の根元ちかくの樹皮に生えていたコケの胞子体の写真を取り上げてみました。Img_5397 Img_5397trm_2
 図鑑「日本の野生植物」 コケ 平凡社(2001年刊 )のきれいな写真も見ながら思案しましたが、やはり全く分かりませんでした。

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2009年1月14日 (水)

冷え込みの一日

 昨日の朝は、屋外に吊した温度計が-3.5℃を示し、この冬で一番の冷え込みになりました。庭にはささやかなシモバシラが立ちました。Img_5487
 日中カバーを少し開けて、夕方閉めるのを忘れていた屋外メダカ飼育水槽には、カバーのかかっていなかった所だけ、ごく薄い氷が張っていました。全部カバーをはずしてみると水はきれいで、藻の繁殖もあまり進んではいません。驚いたクロメダカが右往左往しながら逃げまどっていました。どうやら元気で冬眠中のようです。Img_5490  

 先日、鉢に植えっぱなしのスイセンが芽を出しましたが、このところ足踏みしています。Img_5289
 堤防にはカラシナがポツポツ花を開きはじめています。
 春はまだまだですが、それでもゆっくり土の中から動き始めているようです。Img_5307

 午後、出遅れた公園まで散歩の道すがら、冷たい風が耳元でヒューヒュー鳴り、冬陽があっという間に沈んでいきました。
 日中は雲に隠されて見えなかった富士山が、夕映えの西空にきれいなシルエットを描いていました。Img_5539_2
 当地は、明日も冷え込んで晴れの予報です。

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2009年1月13日 (火)

ビワ葉痕・維管束痕とキュウフキン

 12月に花をつけたビワも今は冬越しの季節。Pc122350
 常緑樹ですから一斉に葉を落とすことはありませんが、新陳代謝で大きな葉が落ちた跡には、特徴的な葉痕・維管束痕が観察できます。

 ”ビワ坊、あったかそうな帽子だね。元気かい”。
 ”ウン、春が待ち遠しいな”Img_5210_1trm
 ”ビワ親爺、どうでも良いけどずいぶん黒く焼けたねえ”。
 ”ニンゲンにゃ分からねぇ苦労をしているからなぁ”。
 ”ビワ界も大変なんだなあ。ところで景気はどうかね”。
 ”まあ、景気なんて関係ないやね、我々の世界じゃ”。
 ”それは結構。でも、うらやましいね”。
 ”何でも他の世界のことを羨ましがるモンじゃないぜ”。
 ”そうだねえ” Img_5210_2trm 

 ”ビワ爺、しばらくだったな。相変わらず渋い顔だねえ。年輪を感じるなぁ”。
 ”世辞なんか言うもんじゃねぇよ、何か魂胆があるな”。
 ”滅相もない、何もないよ。ところで爺さん「キュウフキン」って、知ってるかい?”。
 ”知らねぇな。また新手の悪性ばい菌かい。「フキュウキン」なら要注意だがなぁ”。
 ”フキュウキンって?”。
 ”弱った樹や倒れちまったヤツに取り付いて腐らせてしまう腐朽菌、てぇヤツよ”。
 ”やっぱり違うな。今注目を浴びている新手のキュウフキン、てぇのは、総額2兆円を金持ちにも、そうでない人にも給付しようという菌、イヤ、金の話よ”。
 ”ただくれるのか、なにか魂胆があるのじゃネェか”。Img_5210trm
 ”その筋に疎いからよく分からんが、そんなことより他の目的に使えと言う意見が大半(78%:読売新聞1/12)らしいよ”。
 ”何のことだかわからんが、相も変わらず地球上の人間どもは、全ての生き物と共に生きるという世界観には欠けているなぁ”。
 ”・・・・・・・・・”

  

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2009年1月12日 (月)

冬晴れのサイクリング

 昨日は日中も気温は上がらず寒い一日でしたが、よく晴れて風もほとんど無く、運動不足の体には絶好のサイクリング日和でした。
 久しぶりに自宅から片道8kmくらいの所にある江戸川まで行き、両岸に整備されているサイクリングロードを走ってきました。
 空気が澄んでいて遠くの山並が比較的よく見えました。
 北東に位置する筑波山、加波山には雪はもちろんありません。Img_5467

 
 サイクリングロードを、上流に向かって走ると関宿城博物館があります。Img_5466

 
 博物館の北側には大きな広場があり、その一角の芝生広場にはナマズ、カバ、ウサギ、ゴリラ等々、たくさんのユニークなモニュメントが配置されています。
 これは巨大ナマズの一匹。ナマズもたくさん陸に上がっています。Img_5462

 
 小さな子供達の人気スポットですが、当日はずいぶん寒かったこともあり、人影はまばらでした。
 ここからは北東に見える筑波山系をはじめ、北、西、南西方面とほぼ周囲270度にわたり山並みが遠望できます。
 但し見分けるには双眼鏡が必要ですが・・・。
 条件さえ良ければ南西に富士山も望むことが出来ます。

 しばし眺めを楽しんでから中之島公園に廻りました。
 そこで、早春には遠目にも真っ白い塊に見える天然記念物で、樹齢100年近くと推定されているコブシの老大木を観察して、Img_5463

 
 また、すぐ隣に植えられている紅梅が1輪開いたのを見つけました。Img_5464

 まさに”1輪ほどの暖かさ”を感じながら公園を抜け、対岸にあるサイクリングロードに出てから帰宅しました。
 合計4時間くらい走ったでしょうか、少し太ももが痛くなりましたが爽快な一日でした。 

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2009年1月11日 (日)

田んぼ道の不審者

 一昨日(1/9)、東京は初雪だったようですが、当地では残念ながら冷たい雨でした。
 そして昨日は午後から晴れましたが北西の強風が吹きすさび、野外の"取材"には全く不向きな日和でした。
 しかし、郵便局に用事があり、徒歩で外出。
 街中はまだマシでしたが、帰路、いつもの散歩コースへ遠回りすると、高圧送電線が風に鳴り、ブリーズする風にあおられてよろめく始末。
  水路では、普段は人の姿を見ると真っ先に飛んで逃げるコガモとチュウサギが強風にさらされて岸辺に上がり、コガモはクビを羽翼に埋めたままで動きません。
 (写真一番手前の一羽だけなぜかカルガモ)P1102437

 
 チュウサギもじっとしたまま。
 カメラのシャッターを押す手指もかじかんでしまいました。P1102441

 
 早々に、近道の田んぼ道を通って帰宅。
 途中に胞子体のついたコケがたくさん生えていました。Img_5322

 
 地面にへばりついて写真を撮っていたらイヌと散歩のお婆さんに声をかけられました。”What are you doing?” どう見ても不審者!
 コケのサンプルを少し採取しました。
 これから図書館で借りた「コケの本」で少しお勉強です。

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2009年1月10日 (土)

道端のコケ(4)アゼゴケ

 畑地に群生していたアゼゴケ(と思います)にはたくさんの胞子体をつけているものがありました。
 形成された胞子体の柄(蒴柄)の長さは約5㎜程と小型だったので、同類のやや大型のヒロクチゴケやコツリガネゴケではないものと思いますが定かではありません。
 コケ類の同定には専門的な知識と顕微鏡的観察が必要のようです。1img_5008_5trm 2img_5008_4trm

 
 胞子体の柄先にある、さく(蒴)とさく帽からなるぼんぼりのような配偶体がまだ若くて淡黄緑色のものや、3img_5008trm

 
 成熟して 赤茶色になったもの、更に配偶体に被さっていた帽(蒴帽)が取れて中の胞子は飛びだした後、カップのように凹んでいるものなどが混在していました。4img_5008_2trm

 肉眼的には、実はそれほど分からなかったのですが、接写した画像を更にパソコンで拡大して見ると、思いがけず新たな発見があり、造形的にもなかなか面白いものだと認識を新たにしました。 

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2009年1月 9日 (金)

道端のコケ(3)ゼニゴケ、アゼゴケ

 ハタケゴケの写真の中に、他のコケ類が一緒に写って居ましたので、別の機会にあらためて観察してきました。

 写真右にあるのが苔類のハタケゴケです。
 そして左の、盃のような穴があるのが同類のゼニゴケの仲間です。
 二つのコケの間に見落としそうなごく小さな”ぼんぼり”のような胞子体をつけているものが蘚類のアゼゴケのようです。Img_5022

 
 ゼニゴケの体(配偶体)も平たくて葉状体と呼ばれています。
 下面にある仮根で地面に張り付いています。
 また草を枯らすための除草剤はあまり効かないので、除草剤で草が枯れた後にゼニゴケばかりびっしり生えたりして、なかなか除去しにくいので嫌われ者です。
 葉状体の所々にある丸い構造物は「盃状体」と呼ばれるもので、この無性芽器では無性芽が形成され、周辺にばらまかれて無性的に繁殖します。
 また、この写真にはありませんが、条件が良ければ、傘のような雄器托と破れ傘のような形の雌器托を形成して有性生殖も行います。
 なおゼニゴケにも種類がありますが、正確なところはわかりません。Img_4750

 
 3つ目のアゼゴケは日当たりの良い田畑、畔などに生える背丈の低い小型の蘚類で、草丈は3㎜くらいです。
 秋から冬にかけてぼんぼりのような胞子体を形成します。Img_5008_2

                 (続く)

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2009年1月 8日 (木)

ロウバイ

 早くもあちこちからロウバイ開花の便りが届いています。
 花の少ない厳寒期に、ウメに先駆けて花を開くロウバイです。
 名前のとおり蝋細工のような質感のある花で、とてもよい香りがあります。
 近所の道端にロウバイが少しずつ開花していました。冬晴れの青空と花の黄色のコントラストが鮮やかで、気持ちも暖かくなります。Blg14img_5256

 
 我が家の樹にはまだ葉がたくさんついていましたので、手で叩いて落としてみると、パラパラという感じではありますが開花が始まっていました。
 たった2輪だけでも辺りに芳香が漂います。2img_5265

 ロウバイは、樹勢が強く、”ひこばえ”がたくさん出たり、また盛んにシュートを伸ばしますので、放置するとすぐに大きな樹冠になります。
 そのため、狭い庭では蕾のつく枝まで承知の上で短く切りつめてしまいます。
 毎年、花の時期になってロウバイしますが仕方ありません。

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2009年1月 7日 (水)

オンブバッタ

 関東地方はもう2週間くらい晴れ続きでカラカラに乾燥しています。
 しかしおかげで暖かです。
 昨年末に借りていた本を返しに図書館に行ってきました。
 玄関周りの植え込みで、オンブバッタが日光浴をしていました。Img_5275trm

 
 一緒に、暖房の効いた図書館の玄関ホール迄行って、ソファーで少しお話ししました。
 ”失礼ですが、お爺さまですが、お婆さまですか?”
 ”あたしゃねぇ、去年5月生まれの婆様だよ。
 身長は42mmくらいだわ。同類にゃ緑の和服を着たのもいるが、あたしゃ渋好みで褐色型よ。
 それはともかく このごろめっきり弱ってねえ。
 それで七草も食べてみたがどうも口に合わなくてねえ”。Img_5273_3

 
 ”そうでしたか、ところでお連れ合いはいかがなされましたか”
 ”爺さんはナ、体長25mmしかないチビバッタで、いつでもあたしの背中にのっかっていたもんだ。
 だから、オンブバッタなんて名前を付けられちゃってねえ。
 爺さん、ろくに喰うものも喰わないで早死にしちまったよ。”
 ”それはお気の毒に。ところで婆様、なかなかイケメンですねえ”
 ”そうでもないがね、仲間内じゃ、バッタ界のネズミ男、イヤ女、で通っているさ。
 同類のショウリョウバッタの姉御と張り合ったこともあったがねえ” Img_5272_3

 
 ”それにしてもあんた達ニンゲンの世界もこの頃大変なようだね、もうちょっと しっかりしないとダメだねえ、ったく。
 じゃ、アタシャもう行くよ、何時までもこうしちゃ居られないんだから”
 ”どこ行くんですか?”
 ”どこって、あの世だよう”
 ”そうでしたか、ではくれぐれもお元気で輪廻転生を”
 ”バカImg_5269_2 ” 

 昆虫図鑑などを見る限り、オンブバッタは成虫では越冬しない(→卵で冬越しすると解説してあります)ようですから、この個体は相当長生きして来たのでしょう。
 

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2009年1月 6日 (火)

雪山遠望

 昔、空気が澄んでよく晴れた冬の日には雪山がくっきり遠望できて感動したものですが、昨今はさっぱりです。
 今回は北西に連なる日光方面の雪山が霞んではいますが見えましたので写真に撮ってきました。
 一昨日も雪山での事故報道があり、痛ましいことですが、白銀の山はなぜか人を惹きつけるものがあります。雪女が棲むからでしょうか。 P1042426

P1042428 

 
 ”カシミール”の描画を参考にすると雪山は日光白根山系のようです。Trm400

 
 帰り道、水路の堰堤にカルガモが集まって日向ぼっこをしていました。P1042429

 
 近づいてカメラを向けるとあわてて飛んでいきました。P1042430trm
 全くの余談ながら、埼玉県下でも有数のコハクチョウ飛来地として有名だったところで、鳥インフルエンザ対策のため、それまで行っていた餌付けを止めたところ、飛来数が激減してしまったということでした。
 冬の観光資源になっていた地元の人も鳥も困ったことでしょう。

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2009年1月 5日 (月)

村のお社

 お正月気分も終わりで、気持ちを新たに、100年に一度といわれる困難な課題に立ち向かわなければならない日々が始まりました。
 近所には村落毎に、お正月の間も大都市圏の社寺のにぎわいには全く無縁の、昔ながらの慎ましやかな村社(香取神社が多い)が点在しています。
 大変なこと程、神様に頼るよりも自分を信じて頑張りなさいとお諭しのように。Img_5233    Img_52322r_2

 
 社の裏手には、椿に絡んだカラスウリが、残骸の赤い皮だけになってぶら下がっていました。中身が無ければ全て役に立ちません。Img_5229_2

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2009年1月 4日 (日)

オオマルナガゴミムシの冬日

 昨日はよく晴れて風もほとんど無く、穏やかな一日でした。
 そこで日中、一時コタツとテレビのお守りを中断して、運動のため自転車で少し遠くまで走ってきました。
 これまで気がつかなかった(あるいは見えなかった)新たな富士山のビューポイントを発見しました。
 残念ながら平地からの遠望ですから、必ず前景に障害物が入り込んでしまいます。20090102p1022420

 
 堤防にはセイヨウタンポポが花茎をほとんど延ばさず地際に黄色の花を開いていました。
 暖かい黄色です。Img_5203

 
 傍には寒さで葉焼けしたホトケノザの一叢がありました。Img_5206_2

 
  近くに転がっていた丸太を退けると、その下に潜んでいたオオマルナガゴミムシが、寒くて動けないらしくスローモーションで逃げていきます。
 オオマルナガゴミムシは体長2cmくらいの黒光りのするやや太めのゴミムシで、昆虫類の死骸などを食べる掃除屋です。2r_2

 
  前翅には多数の縦隆条があり、特に前胸背板の後方の窪みが大きく深いこと、また前胸背板が後方へやや狭まることなどが同定のポイントです。Aimg_5199trm

 他のゴミムシ仲間と同様、触れると強烈な悪臭を放ちます。
 お休み中邪魔されたらなおさらのことでしょう。手についたら大変です。

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2009年1月 3日 (土)

道端のコケ(2)ギンゴケとトビムシ

 冬枯れのフィールドではどうしても地味な観察対象が増えてきます。コケ類もこの時期はその一つでしょうか。
 ギンゴケは日当たりの良い土、コンクリートの上などに最も普通に見られる代表的なコケの一つ。
 しばしば団塊状の群落を作っています。乾燥したときには銀色に光って見えるのでギンゴケ。

●ギンゴケ:
 コンクリートの橋の上に塊を作っていたギンゴケは冬の初めに胞子体をつけていました。
 水に浸すと銀緑色になります。Img_47812r

 
 コケの塊はマット状に剥がれます。
 そのマットの下に住んでいたトビムシです。
 個体数は多くはありません。また見つかったのはアヤトビムシとムラサキトビムシが大部分でした。

 
●アヤトビムシ:
 いつ見ても立派なバネ(跳躍器)です。体長1.6mm程。Img_5125_2

 
●ムラサキトビムシ:
 体長1.2mmくらい。メタボ体型でごく短いバネを持っています。
 水面に浮いているときは小さなごま粒風ですが、突然視界からパット消えてしまうのはバネで飛んだから。2r_2

 
●一緒に線虫類や、ダニもいました。
 体長1mm弱、体が濃い緑色で、8本の脚が赤いダニです。
 体の周囲に緑色が溶け出しています。種類も名前も分かりません。

 ダニといえば、アレルギーの原因にもなる家ダニや、血を吸うダニなどが真っ先に思い出されてすぐに拒絶反応を起こしそうですが、土の中に住んでいるダニのほとんどは無害です。気持ち悪いのは同じですが・・・

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2009年1月 2日 (金)

静謐の一時

 新しい年の初め、穏やかな日々です。
 よく晴れましたが、ときおり冷たい北西の風が強く吹き、日暮れ時が近くなった散歩コースの調節池にはさざ波が立っていて、さすがに魚釣りをする人影もなく、また水鳥の姿も見あたりません。
 暮れなずむ東北の空には筑波山の蒼いシルエットP1012417

 
 また西南の空にかかる薄桃色の雲のカーテンの向こうに、富士山の優美な姿が望まれました。P1012412cc

 
 南向き堤防の斜面では、今日一日、寒風の中で花開いたシロバナタンポポの一群れがその花を閉じようとしていました。Img_5158_2

 お賽銭には縁のない自然、静謐の一時でした。

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2009年1月 1日 (木)

気分をあらためて

 お正月と言えば、子供の頃は確かなお祭り気分がありましたが、年を経るに従ってそのような感慨は徐々に薄れ、日常的なさっぱりしたものになってしまいました。が、それでも又新しい一区切りの始まりという、使い古したメニュー・プログラムをリセットして、メニューの中身を更新する生活のスタート、という感じはするものです。

 一月や 神へ仏へ 身銭きる (吉田未灰「独 語」)

 とりあえず神妙な顔をしてかなわぬ望みを叶えてほしいと神仏にすがって見るのもお正月の"行事”です。

 まあそのような身勝手な人間には無関係に、太陽は永遠の命の象徴として変わることなく、東の空を染めて昇ります。
 地球の日の出、どこで見ても変わらない美しい光景です。545img_0851 622img_0861 623img_0863 623img_0865 625img_0870

   (画像はいずれも2008.12.05撮影エジプト西部砂漠の日の出。) 
 今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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