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2009年1月15日 (木)

コケ(蘚苔類・地衣類)

 いささか旧聞ですが、昨年11月25日付けの国立科学博物館ホットニュースで、ナンジャモンジャゴケの記事(http://www.kahaku.go.jp/userguide/hotnews/theme.php?id=0001228282366178)があり、コケ植物の特徴について解説もありましたので、ドンナモンジャ、とパソコンに保管してありました。専門家のための日本蘚苔類学会に関しても案内がありました。
 コケは大都市のど真ん中にも、人里離れた深山幽谷にもそれぞれ特徴的なものが沢山あって、容易に目にすることが出来ますので、コケを見たことがない、と言う人は稀だと思います。
 しかし、そのコケの名前は?と聞かれると、さあねぇ、となる事が多いのではないでしょうか。かくいう私はコケ、と言う以上のことは分かりませんし、大体、関心すらあまり持ちませんでした。
 先日来、たまたま目にしたコケ類の写真を撮ってきたのをきっかけに、図書館で借りたコケの本をほんの少し読みましたが、なかなか用語自体が分からず、やはりその場限りの素人には難しい分野でした。
 コケには「蘚苔類」と、更に系統的には全くかけ離れた「地衣類」とが含まれるということです。そして”蘚苔類”の中の、”苔類”、”角苔類”以外の”蘚類”の一部分ですが、理解の補助のために参考書(「校庭のコケ」 中村俊彦他共著 全国農村教育協会 2003/11刊)に記載のあった図をそっくりまねて絵を書いてみました。Blgimg_5386hk

 別の本には、コケ(蘚苔類)には、水を地面から吸い上げるための根はない、また水や栄養分を運ぶ維管束もないことなど、体の作りはかなり原始的な植物、と解説がありました。
 通常、目につくのは、模式図に書いた仮根、茎、苞葉からなる「配偶体」と呼ばれる部分がたくさん集まって、緑色のマットのように見えている塊です。
 そしてまた、一定の時期になるとさく柄、さく(蒴)、ふた、帽からなる「胞子体」という、胞子を入れる袋のようなものが形成され(これを”俗に”コケの花、と呼ぶそうですが)素人にはその形や大きさなどからある程度、どのようなコケの仲間か、図鑑と見比べながら推測が出来るようです。
 しかしもちろん学問的に正確な同定は、やはり顕微鏡レベルの観察を行わなければ出来ません。
 また、一般的に塊としてのコケは十分肉眼で観察できますが、それを構成している一つの配偶体、更に胞子体となると肉眼では難しく、どうしてもルーペが必要になってきます。
 この辺がコケに興味や関心を抱くことの制約になっているのでしょうか。
 苔類や、系統的にかけ離れた地衣類についてはもっと難しそうです。
 前置きばかりダラダラと長くなりましたが、なかば時間つぶしに撮りためてきたコケの画像をパソコンで拡大して眺めるとなかなか造形的にユニークで面白いものがあり、興味が湧いてきました。もちろん学問的にというベクトルではありませんし、その能力もありません。
 コケはその生育環境によって種類が違うものが沢山あるそうなので、目についたら、とりあえずは写真に撮ってこようと思っています。

で、早速、大木の根元ちかくの樹皮に生えていたコケの胞子体の写真を取り上げてみました。Img_5397 Img_5397trm_2
 図鑑「日本の野生植物」 コケ 平凡社(2001年刊 )のきれいな写真も見ながら思案しましたが、やはり全く分かりませんでした。

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