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2009年2月 1日 (日)

ヨコズナサシガメ(横綱刺亀)幼虫

 2月です。春の先駆け、と言いたいところですが、このところの2,3日は冷たい雨が降り、風も少し強く吹いて、ますます不況色を強める経済界同様、なかなか明るい気分にはなりません。
 さて、生き物の世界の生存競争を、少し覗いて来ました。 

 ヨコズナサシガメは、カメムシ目・サシガメ科に分類されるカメムシの一種で、日本に棲息するサシガメの仲間では最も大型の種類です。
 元々は外来の昆虫で、昭和初期に九州に入ってきたものが次第に北上して生息域を拡大。
 1990年代に関東地方でも見かけられるようになったということです。
 私も当地(埼玉県東部)で、たまたま昨春、幼虫を初めて見かけましたが、成虫にはまだお目にかかったことはありません。
 資料写真を見ると全体的に真っ黒い感じの、あまり印象の良くない昆虫のようです。
 この冬も先日、越冬中の幼虫を探しに出かけ、運良く見つけて写真を撮ってきました。
 幼虫が居たのはカエデ科のかなり大きな樹(正確な種名は分かりません)です。Blg3r

 
 初めは樹の下の方ばかり探していて見つかりませんでした。
 ふと頭の上を見たときに、頭上の太い枝の付け根の下に、3匹の幼虫が固まってじっとしているのを見つけました。Img_5404

 
 もう一度、周囲をよく見ると、更に上方の小さな窪みに、もっとたくさんの幼虫が集まって越冬しているいるのも見つけました。2r

 
 特徴的な幼虫の姿は一度見ると忘れません。Img_5449

 
 別の場所にあるサクラの老木に大きな洞があり、その中に大量の抜け殻があったのも初めて見つけました。
 最初はアリの集団のような感じでしたが、よく目をこらしてみると、抜け殻のようで、写真を拡大してみて初めて確認出来ました。2r_2

 幼虫、成虫ともに、サクラ、エノキ、カエデ、ヤナギなどの大木の幹の割れ目や、樹洞、樹幹に集団で棲息し、樹の幹を歩き回って他の昆虫や毛虫などを捕らえ、細長い注射針のような口吻を突き刺して体液を吸うという、可愛らしくはない昆虫です。
 人も不用意に触ると刺されることがあるそうです。
 もっとも、わざわざ探しに行かないかぎり、当地ではまだ身近で見ることはあまりありませんが・・・

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