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2009年4月

2009年4月30日 (木)

姫川源流と親海(およみ)湿原③アメンボとクジャクチョウ

 姫川源流自然探勝園に隣接して、親海湿原があります。湿原は標高750mにもかかわらず、亜高山帯から高山帯にかけて生育する低層・高層の湿性植物が大変豊富とされていて楽しみにしていました。1img_7332trm

 
 いったん姫川源流入り口まで戻ってから、案内標識に従って整備された道を親海湿原に向かいました。その途中で、一頭のクジャクチョウが飛んできて、目の前の道路におりましたが、翅を閉じたままです。P4113236trm

 
 カメラを向けて翅を開くのを待ちましたがそのまま飛び去りました。ほどなく、種々の湿性植物が自生するという親海湿原に着きましたが、まだ春は浅く、湿原は一見してまだ枯れ野の風情で芽吹きも始まったばかりという状況でした。
 湧き水が流れる湿原の水たまりには意外にもアメンボの姿がありましたが、残念ながら他には見るべきものはまだありませんでした。2r

 
 日陰の遊歩道には雪が残っていてスニーカーでは歩きにくかったところもありました。Img_2216

 
 ただ幸運が待ちかまえていました。ここに来る途中で写真が撮れず逃げられたあのクジャクチョウがたくさん飛び交っていて、そのうち一頭がなぜか汗くさい(?)帽子に止まったのです。
 そして帽子を取っても翅を広げたままじっとしています。”早く写真撮りなさいよ”と言わないばかりに。
落ち着いて至近距離でしっかり写真に収めることが出来ました。Img_7330jtrm
 
 高山で出会うとなぜか汗くさい人間に止まりに来る、とも言われますが・・・。

 親海湿原周辺は遊歩道の他にサイクリングロードなども整備されています。しかし4月中旬初めでは行楽シーズンにはまだ少し早かったようで、訪れた日には人影はありませんでしたが、5月のゴールデンウイーク以降はきっと賑いを増すことでしょう。(完)

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2009年4月29日 (水)

姫川源流と親海(およみ)湿原②バイカモ

 カラマツの樹林帯を抜けると明るい場所が開けています。そこが名水百選にも選ばれた「姫川源流湧水」のわき出る姫川源流です。
 冷たく澄明な水が、細かな礫の河床からあふれ出し清流を生みだしています。Photo

 
 清流にはバイカモなどの水中植物が群生しています。
 そして今回、幸いにもお目当てのバイカモを観察することが出来ました。その名のとおりウメの花に似た白く小さな可憐な花です。
 流水中に咲いてゆらゆら揺れる水中花になっているものもありました。
 4月中旬はじめと時期が少し早いせいもあり、辺り一面に咲き乱れる、というわけには行きませんでしたが、ポツポツと咲いた控えめの花数が清楚な景観を一層際だたせることになっていたようです。
 心ゆくまで花の写真を撮り、十分堪能しました。

2r1_2 2r2

 この湧き水を源とする姫川は、およそ54kmの距離を国道148号線に沿って流れ、糸魚川から日本海へ注いでいます。Img_2212cc

 (続く)

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2009年4月28日 (火)

姫川源流と親海(およみ)湿原①福寿草、キクザキイチゲ

 4月中旬はじめ、車旅の途中に、姫川源流と親海湿原に立ち寄りました。一般国道148号線(松本街道)を、糸魚川から姫川沿いにおよそ50km南下して、小谷村から長野県北安曇郡白馬村の市街地を過ぎたあたりで「姫川源流入り口」という標識があります。
 傍にある国道沿いの駐車場に車を止めてから、姫川源流自然探勝園に向かいました。
 この地域は、姫川源流域および隣接する親海(およみ)湿原の自然環境を守るために、長野県から自然環境保全地域に指定され、地元の人々に大切に守り育てられているところです。Img_2204trm
Img_2215trm

 
 まず姫川源流に向かいました。遊歩道を進んでいくと、そこはまだ浅い春の風情で、ところどころに雪が消え残る落葉松林の地面には福寿草の大群落がありました。P4113224cc

2r_3

 
 キクザキイチゲなど、春を告げる花々も遊歩道沿いの随所に咲いていました。2r_4


 (続く)

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2009年4月27日 (月)

春の国道148号線を走る

4月中旬はじめ、まだ深い残雪の立山連峰の景色を後にして2simg_7286

 
 北陸自動車道を糸魚川で下りてから一般国道148号線を走りました。
 国道148号線(松本街道)は新潟県糸魚川から長野県大町市に至る一般国道で、古くは信濃の国に塩を運ぶ重要な街道であったことから、「塩の道」とも呼ばれ、今は「日本の道百選」にも選定され、観光シーズンには多くのハイカーで賑わうところになっています。
 高速を下りて、糸魚川の街並みを通り過ぎ、小滝駅付近までおよそ30分走ると、右手に明星山(1,189m)が目の前に見えるようになります。道路脇の駐車スペースに車を止めて記念撮影。1_1481189mimg_7292

 
 再び姫川に沿って南下していくとスノーシェッドの連続となり、この地域が豪雪地帯であることを感じさせます。
 20分ほどで、平岩PAに到達し、トイレ休憩。ここから雨飾山(1,963m)が遠望できます。
 雨飾山は糸魚川と接する県境の山で、麓はブナを中心に鬱蒼とした森に包まれ、頂上からは北アルプス、日本海を展望でき、また日本百名山にも選ばれています。
 登山シーズン中は大混雑するそうですが、機会があれば静かな時に是非一度は登ってみたい山です。
2_148pa411911p4113207cc
 
 さらに20分ほどで「小谷道の駅」に到着。まだ開店(10時)前でしたので、休憩を兼ねて付近を散策。隣接して温泉施設もあります。
 また傍には1995年7月11日の梅雨前線豪雨で 大きな被害を受けたものの、その後の懸命の努力で復興を果たしたこと記念する「災害復興記念公園」と、これを象徴するモニュメントがあります。2r_2

 
 ここからいくつかのトンネルを抜け、1時間ほど走ると北安曇郡白馬村に入る頃から、車の前景にまだ真っ白い北アルプス白馬連峰が横たわって見えるようになります。
 なかなか迫力のある眺めです。脇見運転をしなくて済むように道路脇に駐車スペースが設けてあるところでは、先客が車から降りて写真撮影中。
 同様に車を下りて、しばし美しい景観を堪能しました。
 更に30分ほど南下して白馬の市街地まで来ると、五竜岳の「武田菱」が春の青空に鮮やかに浮かび上がっていて感動的でした。2r3_2

 
 近くのスーパーでお昼弁当を買って、次の目的地である姫川源流に向かいました。(続く)

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2009年4月26日 (日)

シロバナオオイヌノフグリ

 4月の初め、旅先で、神社に向かう 参道脇の田舎道をのんびりと歩いていた時のことです。Img_6863_1

 
 足元の、疎らな雑草の中に草姿がオオイヌノフグリに大変よく似ていて、花は白色のものが目に付いたので写真に撮ってきました。
 生えていた場所は午後3時半をまわった斜めの光になっていて、花はもう閉じ始めに向かっていましたし、コンパクトデジカメのオート撮影モードでは白い花は色トビして潰れてしまい、花の様子、質感などが適正に描写出来ません。
 マニュアル・モードで露出を変えながら何枚も撮影し、帰宅後、比較的マシな写真を元に植物図鑑と見比べてみたところ、かなり珍しいとされる「シロバナ・オオイヌノフグリ」ではないかと判断して、ここに掲載しました。2r1200932932r2

 
 参考までに別のところで撮ったオオイヌノフグリ。2r

 
 形態学的確認に必要な写真をちゃんと撮っていないので、あるいは間違っているかも知れません。
 図鑑の解説によれば、オオイヌノフグリは日当たり条件によって花や葉の大きさは変動するし、特に除草剤など農薬の影響を受けて小さな白い花を付ける”白化現象”もフィールドではよく見かけられるそうです。
 今回の場合、場所柄、農薬の影響を受けるようなところではない様でしたし、葉の変色や花ごとの色むらなども見られなかったことからシロバナオオイヌノフグリではないかと判断したものです。
 
 また、別の植物「コゴメイヌノフグリ」も、オオイヌノフグリに似ていますが、白い花を付ける、ということで、ただこちらは毛が多いことと、果実の形が異なることで見分けられるそうです。
 今回はそのどちらの情報もありませんので、この比較はわかりません。近くであれば確認の機会もあるでしょうが・・・

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2009年4月25日 (土)

ムナグロ(旅鳥)

 初夏を思わせる、よく晴れて爽やかな陽気になった一昨日、田植え準備が進む近くの水田地域に、旅鳥のムナグロ御一行様がやって来ているのに出会いました。そういえば昨年も一度お目にかかったことがありました
 水張がまだ終わらない水田に降り立った、保護色で全く目立たない団体ご一行様の人(?)数は、写真をパソコンで拡大して数えたところ34名(?)様でした。非繁殖期の規模としては妥当なところだそうです。34p4233269


 カメラを構えて近づくと、既に水が張られた別の水田に移動していきましたので追っかけです。P4233278cc


 ”ガングロ(顔黒)”の夏羽の成鳥と、羽の色が異なる、幼鳥・若鳥が混じっています。
 ムナグロは、大きさ24cm位、雌雄同じ色で、成鳥の夏羽は、顔から腹までの下部分が黒く、その上部に白い縁取りがあります。
 背面は黄褐色と黒褐色の斑模様になっています。
 (なお成鳥冬羽は、体下面が淡黄褐色で腹部が褐色のかった白色です)。嘴は黒色で、足は灰色みをおびた黒色です。
 幼鳥若鳥は、成鳥の冬羽と似ていますが、眉斑の黄色味がやや強く、背や翼の黄色味も強いこと。
 また胸の黒い縦斑が冬羽に比べると更にはっきりしていて、翼の下面が白っぽいのが特徴ということです。P4233275 2r 2r_2



 水田を歩いたり走ったりしながら、時々急に止まって何かをついばんでいる様子でした。
 食性は、主に昆虫、甲殻類などの動物食だそうですが、田んぼや草原等では植物の種子をついばむこともあるそうです。

 ムナグロはシベリアとアラスカ西部のツンドラで繁殖し、冬期は東南アジアや、オーストラリア等に渡り越冬しますが、日本へは旅鳥として、春と秋の渡りの時期に、全国に飛来するチドリ科の鳥です。
 お疲れ様ですね。

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2009年4月24日 (金)

弟(オト)富士山(埼玉県)

 全国に「○○富士×」と富士の名を付けられて、古くから地域の人々に愛され親しまれている山(丘?も含む)は一体どのくらいあるのでしょうか。
 インターネットのあるサイトでも、地域ごとに○○富士の名前と所在地および標高などがまとめて紹介されていました。
 数百は超えるのではないかということだそうですが、標高数10mの△△富士から、盟主の富士山まで、高さには関係なく大事にされている様子で、誠にほほえましいことです。
 埼玉県にも弟富士山(オトフジ山)という山があるとのことで、そう言えば随分昔に、近くにカタクリの自生地がある、あそこがそうだったかしらと、所用のついでに立ち寄ってみました。
 少し時間が戻りますが、文字通り桃源郷という桃の花が美しい秩父の里の一角でした。

 毎年変わらない桃源郷の風景(2009.3.28撮影)328img_6795shuusei

 
 秩父鉄道、武州日野駅の駐車場(有料)に車を止めてから、踏切を渡り、道中にある手書きの案内図や植物案内板を見ながら弟冨士山を巡りました。3r

 
 道沿いに咲く春の草花を楽しむことが出来ました。
 
 カタクリ2r

 
 エイザンスミレ

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 標高385mの山頂には「御頂上」という石碑と小さな祠がありますが、周囲は立木に囲まれているため、展望は全くありません。
 戻る途中に回り道して、虚空蔵大菩薩岩に立ち寄って来ました。2r_3

 
 所用の道中の立ちよりのため、わずか60分足らずの短時間ハイキングでしたが、時間があればもっとゆっくり深呼吸したい里山です。

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2009年4月23日 (木)

雨引山(茨城県)登山

 少し古い話ですが、3月下旬、雨巻山に行った帰り道、少し時間の余裕があったので、雨巻山展望櫓からも見えたはずの雨引山に立ち寄ってきました。
 雨引山は茨城県桜川市にある標高409mの里山です。筑波連山の端に位置しています。連山の一番南が盟主、筑波山(877m:最近改められました)で、続いて弁天山、きのこ山、足尾山、発電風車の立つ丸山、そして連山第2位の標高を持ち、山岳信仰の霊場として名高い加波山(709m)、燕山(701m)と並び、次に高度を下げて雨引山が連なり、最後が御嶽山(230.9m)で山並みは終わっています。
 雨引山の由来については、嵯峨天皇の時代に干ばつによる大飢饉があり、この山で降雨祈願を行ったところ、7日7夜に渡り雨が降ったので、この山を「雨引山」と呼ぶようになった、と桜川市の観光ガイドに紹介されていました。
 中腹にある雨引山楽法寺(雨引観音)は、用明天皇の頃(6世紀)、梁の国人である法輪独守によって開かれ、延命観世音菩薩(国宝)が祀られています。現在は板東観音霊場第二十四番札所になっている古刹です。
 また境内にはクジャクが放し飼いされ人にもなついていて参詣者の目を楽しませています。12r

 
 午後3時前に山門前の駐車場に車を止めました。
 境内に登ると、雨引山へは、境内右手裏から山頂まで広い道幅のハイキングコースが整備されています。
 この道を辿って尾根筋にでると、「右に加波山6km、左、雨引山・御嶽山」の標識があります。Photo

 
 左の尾根道を進むとほどなく平坦な山頂に到達します。この道は「関東ふれあいの道」のコースにもなっています。
 山頂から、目の前に燕山(加波山はすぐ後に隠れて見えません)、左斜面肩下に発電風車がかすかに見えました。そしてその山並みの最奥に遠く筑波山が霞んでいるのを見ることが出来ました。2r

 
 すぐ傍の岩にヒメアカタテハが飛んできましたが、翅を閉じたままです。大きなハエも写っていました。4img_6776_2

 
 道中、あまり沢山の花には気がつきませんでしたが、エイザンスミレや、まだ花がつかないキランソウ、そして(ミヤマ)キケマンなどが目に止まりました。54r

 
 この頃には時計も午後4時を回っていましたので、これ以上の寄り道はしないで、往路をそのまま駐車場まで戻りました。
 所要時間は往復1時間半足らずだったでしょうか。

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2009年4月22日 (水)

雨巻山(栃木県)登山

 雨巻山は栃木県益子町の最高峰(と言っても533m)で、春にはシュンラン、エンレイソウ、カタクリ、テングスミレやキンラン、シキミ等草木の花が楽しめる格好のハイキング/登山コースということです。
 今回行くのが初めてのことでもあり、おすすめコースは、大戸川駐車場登山口を起点にして→御嶽山→雨巻山→三登谷山→大戸川駐車場へと巡回する縦走コース(標準的な所用時間は3時間半程度)という登山案内に従って辿ってきました。記事にするのが遅れましたが、3月下旬のことでした。

  ガイドマップ:(写真はクリックすると拡大表示されます)1img_7431cc

 
 雨巻山への道すがら、期待した花は少なかったものの、シュンラン、ミヤマシキミ、ミミガタテンナンショウ等の花々に出会いました。234r

 
 縦走路尾根筋から雨巻山を遠望しながら快適な尾根歩きです。
 やがて雨巻山頂上に着きます。ここは眺望はありません。少し行った先に展望櫓が建てられていますのでそこまで往復します。
 また頂上すぐ近くに比較的大きなブナの樹が1本立っています。33r

 
 お昼を済ませてから、尾根筋の樹間から垣間見える展望を楽しみながら縦走路最後の山、三登谷山へ向かいます。
 雨巻山から1時間程度で三登谷山に到着です。
42r
 
 ゴールの駐車場につながる林道に出る直前の杉林の林床に、ユリワサビの群落がありました。
 ユリワサビはワサビより全体に小ぶりですが、やや湿った草地、林床などに生え、名前のようにワサビのような辛みがあって山菜としても食べられるそうです。53r

 
 下山後、コース選択が失敗だったなと思ったのは、上記のおすすめコースでは、その大部分は乾いた尾根筋を縦走するでコースです。
 また足尾山(413m)も御嶽山(433m)からの尾根筋ピストン(往復)になってしまい、楽しみにしていた春を告げる花の咲く沢ルートが殆ど含まれないため、眺望には優れているものの、草花や木に咲く花は少なかったことです。
 普通の体力があれば、大戸川駐車場からまず足尾山・沢コース(ガイドマップには中級者向きと記載してありましたが)に向かい、花を楽しんでから足尾山から全山縦走の方が良かったかな、と言うのが感想です。
 コースはとてもよく整備され、案内標識も完全で、また安全のための迂回路などもあり、地元の方々の思い入れが伝わってくる里山でした。暑い夏は避けた方が良さそうですが、秋、冬にはまた違った趣のある山歩きが楽しめそうです。

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2009年4月21日 (火)

大小山(栃木県)ハイキング

 栃木県にある大小山は、これまで何回か登ったことがあり、”お気に入り”登録の里山です。
 記事が少し時期遅れになりましたが3月下旬のことです。いつもお天気を確認してから出かけますので、登山口に着くのは、たいてい朝登られた地元の方々が下山されて来る時間になります。
 今回も、例によって下山したときには駐車場には自分の車だけが残っていましたが、帰り支度をしているときに、地元ナンバーの車が一台到着。”これから登られるのですか”、と伺うと、”晩飯前にちょっと運動です”、とのこと。
 しばらく立ち話して失礼しましたが、地元の皆さんには本当に愛されている里山です。ただ標高は低いので、”夏場は暑くてちょっとねえ”、ということです。
 大小山から大坊山までロングトレイルも元気な方は良くされるそうですが、当方はいつも大小山だけの3時間足らずのお手軽ハイクです。
 尾根筋は適当な岩尾根でアップダウンの連続があり、低山ながらちょっとした山の雰囲気も楽しめます。
 おきまりの尾根筋コースから大小の文字看板展望。Img_2054cc

 
 ところで、大小の文字看板の大きさは?と訪ねられて、知らなかったものですから5m四方位では、といい加減なことを言っていましたが、今回、大小文字看板の直下にある四阿(あずまや)の傍に、銘板(H7.11.4設置)があり、文字サイズはH=7.6m,W=7.2mとちゃんと記載されていることがわかりました。
 3月下旬と言うことで、山の近くの桜もきれいで、また春を告げる草花や蝶などにも出会いました。

 尾根に出る前の沢沿いの草むらにマルバコンロンソウが咲いていました。山の木陰で湿気の多いところに生える2年草で、茎、葉柄、葉に細かな白い毛が生えています。羽状複葉の小葉が丸く,総状花序に白色の十字状花をつけます。Img_6694

 
 また尾根筋の明るい林床のあちこちにコウヤボウキがたくさん目に付きました。秋にきれいな花を付けるようですが、これまで見たことがありません。
 花の後、枝の先端に着いた綿毛の果実(種)が全部は飛んでいかずに残り、渋いけれども面白い形を作っています。
 写真に撮ってから、帰宅後、一房持ち帰った種をルーペで観察してみると、なかなかほぐれて飛んでいかずに残る理由がわかりました。
 毛むくじゃらの種が絡み合っているから取れにくいのですね。
 また、綿毛のわりには種が大きく、タンポポの綿毛ほどには風に乗りにくいように見えます。Blg5r

 
 妙義山頂上からは、お天気さえ良ければ360度の展望を楽しむことが出来ます。
 少し遅い昼食をとっていたらヒメアカタテハが、ブンと羽音を立てて耳の傍をかすめ、目の前の地面に下りて翅を広げ日光浴です。
 翅には、これまで”生き抜いた戦いの跡”を現す大きな傷があります。
 春の訪れとともに山に真っ先にやってくる越冬チョウのひとつです。Img_6680

 
 大小看板の直下にある四阿の前斜面には、葉っぱがモミジに似ていて、たくさんの白い花を吊り下げたモミジイチゴの木がいっぱい生えていました。
 1本の枝を持ち上げて花の記念撮影。なかなかおしゃれな白い5弁花です。
 初夏にはきっと黄色い美味しい実がたくさんみのることでしょう。鳥か人か動物か、どなたが食べられるのでしょうか。2r
 

 自然ゆたかな里山の春のひとこまでした。

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2009年4月20日 (月)

わに塚の桜(山梨県)

 時期遅れで、いささか旧聞の記事になってしまいました。
山梨県韮崎市、韮崎段丘のほぼ中央、武田地区と北宮地地区の間にあるこんもりと盛り上がった「わに塚」に、樹形の整った1本の桜の巨木が立っています。
 これが有名な”わに塚の桜”で、樹高17m、樹齢300年と推定されているエドヒガンザクラです。Img_2091trm


 南アルプスや八ヶ岳を背景に、広い田んぼの中に1本、整った丸い樹形は遠くからも目立ちます。
 見学したのは3月末で、満開にはまだ時間がありましたが大変趣のある立派なサクラでした。P3292997

 
 甲斐駒ヶ岳P3292984


 八ヶ岳Img_6827遠望

 
 わに塚の桜は、その見事さから、かつて郵政省の「さくらメール」のポスターにも採用された”実力樹”です。

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2009年4月19日 (日)

日本三大桜②三春滝桜(福島県)

 三大桜の二つめです。
 先日4月15日、幸運なことに、天候、時間、開花すべてベスト・コンディションに恵まれた中で、「三春滝桜」を鑑賞することができました。
 地元では桜サポーター事業など、桜の維持管理が継続的に行われ、今シーズンは枯れ枝等の整枝が実施された後の開花で、しかもほぼ満開という、これ以上はないというほど感動的な見事な姿でした。

 「三春滝桜」(枝垂れエドヒガン):巨木を一周撮影Img_1243

Img_1215Img_1219

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 三大桜の残り一つ、「根尾谷淡墨桜」は未だ見る機会がなく、いつの日にかまみえることを楽しみに残しておきたいと思います。














   

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2009年4月18日 (土)

日本三大桜①山高神代桜(山梨県)

 古来、桜に関して日本人には特別の想い入れがありますね。なかでも孤高の巨木、日本三大桜と言えば、「三春滝桜」(福島県)、「山高神代桜」(山梨県)、そして「根尾谷淡墨桜」(岐阜県)です。
 あまりにも有名で多くの説明は不要ですが、いずれも樹齢1000年を越える銘木として、大正11年、国指定天然記念物にされ、それぞれに多くの伝承、伝説、逸話などがあります。

 去る3月31日、山梨県北杜市の実相寺境内にある山高神代桜(エドヒガン)を鑑賞する機会がありました。
 残念ながら当日はまだ花の見頃にはかなり早かったようでしたが、三大桜の中では樹齢は最古ではないかとされるだけあって目通り幹周は10mを越え、人の一生に比べればまさに悠久の時間を生きてきた歴史と年輪を彷彿とさせるものでありました。P3292990_220090329p3292990P3292990_1Img_6838

 
 実相寺境内を通して望む、午後の南アルプス甲斐駒ヶ岳。

P3292995cc

    

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2009年4月17日 (金)

屋外メダカ水槽の水草(ウリカワとナガバオモダカ)

 屋外メダカ水槽の水温も日中は25℃まで上がるようになりました。それに連れてメダカの活動も大変活発になってきました。産卵が始まるのも近いことでしょう。
 ところで、水草ですが、メダカ水槽に植えている野生のウリカワは、確かに”ルーペ”観察レベルでは芽生えが始まっていますが、メダカの排泄物などの処理にはとても間に合いそうにありません。
 野生のウリカワです。2r_3

 
 メダカ水槽中で越冬したウリカワ塊茎の芽生え(大きさは8mmくらいの塊茎と芽生えの拡大写真)2r_4

 
 糸状藻類が猛烈な勢いで繁茂してきて、取り除く手間がそれなりに大変です。藻類の繁殖を少なくするためにも、適当な水草を追加して水中のBODを下げる必要があります。
 そこで、以前からどうしようかと思っていた市販(ネットの通信販売もあります。)のナガバオモダカを購入して植えてみることにしました。

 3月初旬に水槽に仮植しておいた株が先日、もう白い花を付けました。3r_4

 
 確かにウリカワのように冬期、地上部が枯れてしまうこともなく、寒さに強く、繁殖力も強そうです。
 とりあえずクロメダカ水槽に植えてみました。Img_7421trm

 
 今後どうなりますでしょうか。
 多分、夏期には増えすぎて、間引きしなくてはならなくなるのでしょう
 いずれにせよ、強力な繁殖力を持つ外来種の植物なので、増えすぎて間引きしたものは生ゴミ処理するなどして外部環境に逸脱させることのないよう管理しなければなりません
参照記事:http://www.env.go.jp/nature/intro/1outline/caution/detail_sho.pdf 

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2009年4月16日 (木)

ツマグロヒョウモン蛹化(今シーズン最初の一頭)

 3月初旬に、早くもツマグロヒョウモンの幼虫が、まだスミレが十分生えてきていないプランターにいるのを見つけ、その後かなり大きくなって枯れ葉ばかりの鉢土の上を這い回っているのを観察(3/24)していました。Img_6625trm

 
 その後しばらく見かけず、気にも留めずに居ましたが、先日(4/13)プランターの水やりや庭掃除をしていて、プランターの縁に、あの怪しげに突起が金色に光る、紛れもないツマグロヒョウモンの蛹を見つけました。20090413img_7412

 
 かがみ込んで見ると、蛹の真下に、幼虫の脱皮殻が落ちていました。Img_7410trm

 
 状況から、ごく最近蛹化したばかりと思われます。
 この様子だと、7日~10日後くらいには、今シーズン最初のツマグロヒョウモン誕生のようです。

 全く管理していないプランターの野生スミレも、気がつけば花が咲き、葉も茂りだしています。Img_7415  2r_2

 季節の巡るスピードが速くなった様な気がします。

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2009年4月15日 (水)

尖山(とんがりやま)登山③登山道で見られた動植物

4月初旬、富山県の尖山(559m)に行ってきました。遠望する立山連峰はまだまだ雪深く、近づくことはできませんが、ずっと標高の低い里山はすっかり春模様でした。
 道中、天気が良く気温が上がり、シャツ一枚でも汗ばむくらいでしたが、道すがらいろいろな草花や動物との出会いを楽しむことができました。その一部です。

 キランソウ(別名ジゴクノカマノフタ):Simg_7113

 青紫のきれいな花です。まだやっと花が開き始めた一株だけでしたが、これから勢いを増して地面を覆うように広がっていき、地面に蓋をするような様相を呈します。
 かつては民間で薬草として用いられたこともあるそうです。

 ミヤマカタバミ:3r

 山地~亜高山帯に生えます。ここではもう花が開いていましたが、標高の高いところでは花期は6月くらいからになります。
 花は茎の先に1個つき、白色に紫色のスジが入ります。
 葉はカタバミの名前のとおりで、たたまれて閉じたり、開いたりしています。

 アズマシロカネソウ:3r_2
 キンポウゲ科の植物です。たくさん咲いていました。はじめて見ました。山地の林内や渓流沿いに生える高さ10~25cmになる多年草です。
 普通は根生葉がなく、茎の上部に少数の葉を付けています。花はうつむき加減に咲き、黄緑色の花弁状の萼が5個あって、その1部の外側が紫色を帯びる面白いものです。

 ニワトコ(蕾):3r_3
 数は多くはありませんでした。時々、ポツン、ポツンと見かけた程度です。
 紫色の、ブロッコリのような感じの蕾の塊がついている枝がありましたが、花が開いたものは、この時は見受けませんでした。少し早かったようです。

 ルリタテハとカモシカ:2r  
 いずれも尖山登山口駐車場近くで見かけたものです。
 越冬したルリタテハが日の当たる地面に飛んできて日光浴をしていました。やや小ぶりかなと思いましたが。
 カモシカは前出。沢の向こう斜面に居たものです。カメラ目線でいつまでもこちらを見つめていました。

 里山の春模様の一こまです。

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2009年4月14日 (火)

尖山(とんがりやま)登山②登山路と展望

 尖山(とんがりやま)登山口は明るいちょっとした広場で、ここには車数台が駐車できるスペースがありました。Simg_7140

 
 登山道入り口に、熊出没注意の立て札があります。また登山帳が備え付けられていて、登山の安全確認がされています。Sp4053066

 
 時節柄でしょうか、道はかなりぬかるんでいましたが、登山口から沢沿いに整備された緩やかな道を辿ります。
 途中には登山道脇の沢の流れが小さな滝のようになっているところもあります。Simg_7102

 
 小さな沢をわたります。足場の金属板が置いてあります。Simg_7133

 
 やがて沢を離れて左側の山肌に付けられた少し勾配の増した登山道を一がんばりすると頂上です。2r
 
 晴れてさえいれば、頂上から立山連峰をはじめ富山平野、富山湾など360度の展望が満喫できます。

 ダートコースの入り口付近に車を止めて歩き出してから、ゆっくりでもおよそ片道1時間ほどで頂上に達します。
 帰路は、往路を辿ります。道中、特別難所などもなく、また随所にきれいに咲く山野草を愛でながらの快適ファミリー・ハイキングコースといえるでしょうか。

 

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2009年4月13日 (月)

尖山(とんがりやま)登山①登山口とカモシカ

 全国には、尖った山容を持つことから様々な逸話や伝説を持ち、地域の人々から注目され、また愛されている山がたくさんあります。
 たとえば千葉県の伊予ヶ岳(337m)、群馬県の戸神山(772m)、埼玉県の槍ヶ岳(1,341m)、新潟県の大源太山(1,764m)、そして富山県の尖山(とんがりやま)(559m)などです。

 尖山は富山県南東部の立山町にあり、布倉姫という神様がいたとか、古代ピラミッド伝説とか、またUFO基地説まである里山です。
 きれいな三角錐の形をした標高559mの低山ですが、県道富山・立山公園線を立山山麓方面に向けて車で走ると、白銀の立山連峰を遠景にして、周囲の山並みからひときわ目立つ存在です。Ssp4093120jpgcc

 
 4月初旬、晴れた日の午後、お手軽ハイキングで登ってきました。
 立山街道を立山駅に向かって走ると左手に尖山登山口の標識があります。Simg_7227

 
 標識に従って横江の集落を抜けると、やがて未舗装道路になります。登山口までダートの道ですが行程はそれほどでもないので、ダートコース入り口付近に車を止めて歩くことにしました。Simg_7100

 
 登山口迄に、広くはありませんが数カ所駐車できるスペースがありました。
 車を降りて20分ぐらい歩くと登山口駐車場に到着しますが、その直前で、沢の堰堤にカモシカが2頭いるのを見つけました。
 カメラを向けるとじっとこちらを見ています。Sp4053048

 
 しばらく腰を下ろして近距離からカモシカの姿を眺めていましたが、やがて2頭は時々振り返りながらゆっくりと森の中に消えていきました。
 豊かな自然の象徴ともいえるカモシカも、近年はご多分に漏れず各地域でふえすぎて、人里近くに出没する頻度も増え、農林業への被害も問題視されるようになっているようです。Sp4053050

 
 保護と管理の難しいところです。

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2009年4月12日 (日)

森公園への林道で(2)ヒオドシチョウとフキノトウ、ネコノメソウ、ミヤマキケマン

 4月初旬、立山に向かう標高800mを越える林道では、日差しはすっかり春のものですが、吹く風にはまだ冷たい冬の名残がありました。
 雪が消え残っている草地に、翅の紋様から越冬したヒオドシチョウ(と思います)が飛んできて、翅を広げひなたぼっこをしていました。Blg3r
 
 まだ開かないフキノトウも随所に点々と頭をのぞかせて浅い春を告げていました。2r_2

 
 雪解けの冷たい水が流れる沢筋近くにはネコノメソウが群生していました。2r_3

 
 日当たりのよい山地に生えるミヤマキケマンです。2r_4


 悠久の自然のようですが、少しずつ変化も起きているようです。

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2009年4月11日 (土)

森公園への林道で(1)キクザキイチゲ、スミレ

 4月はじめ、立山街道を経て「富山県ライオンズの森公園」(標高830m)へ至る林道には、登るにつれて日陰にはまだ消え残りの雪があり、更に登るとその先は雪道に変わり、ノーマルタイヤの車では通行不能でした。
 この間、林道沿いに点々と春の訪れを告げる花が咲いていました。時々車を止め写真に撮ったものの一部です。

 キクザキイチゲの青い花Simg_7050

 
 キクザキイチゲSimg_7058の白い花。

 
 スミレも白色や淡紅紫色、薄紫色など、いろいろ咲いていました。種名は分かりません。
Simg_7061 Simg_7063 Simg_7074

 
 野に咲く花には、園芸品種の草花の豪華さ華麗さとはまた違った趣の可憐さ、美しさがあります。

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2009年4月10日 (金)

立山カルデラ・鳶山崩壊地、鍬崎山展望

 4月初旬の晴れた日、立山街道を、立山駅こえて更に少し称名の滝方面に向かって車で走ると、標高830mのところにある「富山ライオンズの森公園」案内板があります。
 この入り口から林道を上っていくと、高度が増すに従って、日陰には消え残りの雪が見られるようになり、やがて「志鷹100年の森展示林」の看板があるところまで辿ると、その先はまだ雪があり、普通タイヤの車はここでストップです。Simg_7093


 この辺りまで来ると、やはり春はまだ浅いようでした。

 道すがら、徐々に高度を上げていく林道から、目の前に広がる立山連峰の展望を楽しむことが出来ました。Simg_7095


 立山カルデラ鳶山崩壊地ズーム・アップSp4053036

 
 埋蔵金伝説の鍬崎山Sp4053043

 
 ピラミダルな鍬崎山ズーム・アップSp4053027

 機会と体力があれば、一度は登ってみたい山です。埋蔵金目当てではなく。

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2009年4月 9日 (木)

カイツブリ

 冬鳥はもう北国へ帰ってしまい、近くの川縁に姿を見せる水鳥は、留鳥のカルガモやカイツブリだけになりました。
 カイツブリの目はほとんどまん丸で、黄白色の真ん中に小さな黒い点のような瞳があります。
 冬羽は大部分が薄茶色で、翼部と頭上部が焦げ茶色、くちばしは黄色ですが、夏羽はくちばしを含む大部分が黒褐色で、頭部下から首のつけねにかけては赤褐色になります。

 たまたま見かけたカイツブリはもうすっかり夏の装いのようでした。P3172897
P3172897_2P3172897_1 
 縄張り意識と警戒心が強く、人の姿を見るとすぐに潜水して姿を消してしまう”無愛想な”鳥です。
 春から夏にかけて浮き巣を作り卵を産んで子育てをします。

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2009年4月 8日 (水)

道ばたの草花(キンポウゲ、カキドオシ、スミレ、スズシロ、カラスノエンドウ)

 季節が少しずつ進んでいる道ばたには、いろいろな草花が咲いています。

 キンポウゲは多年草で水田のあぜ道や適度に湿気のある道端などに普通に生えます。
 花は4月から5月にかけて、直径2cmくらいの黄色く強い光沢のある花を付けます。直射日光の元ではハレーションを起こして白く写ってしまうので、遮光してからでないとなかなかうまく写りません。花弁は5枚で萼片も5枚。萼片にも花柄にも毛があります。
 根出葉は数枚あり、3~5つに深裂し、幅は3~7cm。葉柄は長く10~20cmで毛が多い。茎の最上部に付く葉は基部まで深く切れ込んでいるため、細長い小葉が5枚付いているように見えます。Simg_6996
 有毒植物です。

 カキドオシも日当たりのよいところに生える多年草です。
 茎は長く横に這い、所々から根を出して前進していきます。また時には横枝が立ち上がることもあります。
 葉には長い柄があり対生しています。葉をもむと強い香りがあります。
 開花期は4~5月頃からで、葉腋から出て、薄紫~紅紫色で、斑点があります。Simg_7001
 隣接地から垣根を通して進入してくるというので、カキドオシ。

 スミレには大変たくさんの種類があり、1枚の写真だけで正確に同定することは、専門家でも難しい場合があるそうです。まして素人には分かりません。スミレです。Simg_6950

 
 スズシロ(大根)は、春の七草の一つ。野菜畑の大根は、とうがたって花が咲くまで残ることはまれですから、花を見るの機会はそれほど多くはないでしょうか。Simg_6908  


 日だまりの草地斜面には、カラスノエンドウが、もう蝶型の赤い花を付けています。茎は根元で分かれて草地を這い、巻きひげでほかの植物に巻き付いて立ち上がり生い茂っていきます。”節操もなく増える”という形容がぴったりする野原の雑草の一つです。Simg_6886

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2009年4月 7日 (火)

オランダミミナグサ

 4月になった北陸路のたんぼ道にも雑草がたくさん生えています。
 オランダミミナグサは、道ばた、畑地、公園、野原などで、日当たりの良いところにはところかまわず繁殖する雑草。一度庭や畑に入り込むと駆除がやっかいな強害雑草です。
 在来種のミミナグサと草姿は似ていますが、全体的に黄緑色で、茎や萼の色もミミナグサほどの暗紫色にはなりません。Img_6517 
 
 また全体的に毛が多くふわふわした感じで、3月~5月にかけて茎の先に白い花を密集して付けます。Img_6516
 
 日の当たるところでは花弁の先に少し切れ込みがある白い5弁花を開きます。Img_6515

 日の当たらないところに生えたものは花も開かず、いつもつぼみのままのように見えます。

 ご多分にもれず、在来種のミミナグサはだんだん数を減らしているそうです。

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2009年4月 6日 (月)

ショウジョウバカマ(北陸路)

 ショウジョウバカマはユリ科の多年草で、人里近くの低地から高山帯の高層湿原まで、やや湿った場所に広く垂直分布をしています。
 葉は広い線形のなめらかなものが根元から出て、ロゼット状に平に広がります。
 花茎はその中から伸びて、高さは10cm~20cmになり、先端に横向きに花を付けます。
 花の色は薄紅色、紫色、白色と変化に富んでいて、開花は、人里や低地では3~4月頃、高地では雪渓が溶けた後の6月~7月のようです。

 4月のはじめに、北陸路の低山で、林道沿いの斜面や明るい林床に、一株ごと、とても大きな株になったショウジョウバカマがたくさん咲いていました。これまで他の群生地で観察した個々の株よりも遙かに大きく立派なものばかりでした。Simg_6934Simg_6944
Simg_6947

Simg_7003Simg_7006
 
 ショウジョウバカマも、他の植物に先駆けて早春に花を咲かせ、緑が濃くなる季節には姿を消してゆく”春のかげろう”(スプリング・エフェメラル)の一つです。
 なお、和名の由来は、赤い花を猩々に、根生葉を、袴になぞらえたところから付けられたそうです。

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2009年4月 5日 (日)

エンレイソウ(北陸路)

 エンレイソウは里山や山地の明るい林床、林縁で、やや湿ったところに生えるユリ科の多年草です。
 太く短い根茎から高さ20~50cm程の茎を一本伸ばして、その先端に葉を輪生します。その葉は葉柄を持たず、茎から直接生じ、形状は丸みを帯びたひし形で、直径は10~20cmくらいです。
 花期は4~6月。3枚の葉の中心から短い花柄が伸び、小さな花を付けます。Simg_6969  Simg_6973Simg_6994

 
 花は花弁ではなく、3枚の緑色~濃紫色の萼片からなっていて、横向きに咲きます。Simg_6995

Simg_6980

  4月はじめ、寒さもすっかりゆるんだ春模様の北陸路・林道に沿って、林縁や林床にたくさん咲いていました。
 なお、黒く熟した種は食用に、根茎は延齢草根として薬用にされるそうです。

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2009年4月 4日 (土)

北陸路・春のかげろう(スプリング・エフェメラル)

 早春、木々の緑や雑草が生い茂る前に花を開き、緑が濃くなる季節にははかなく消えていく花の一群は春を告げる”春のかげろう”と呼ばれ、カタクリやイチリンソウ、ニリンソウ、イチゲ、キクザキイチゲなどがその代表です。いずれも低地~山地の明るい林内に生える多年草です。

 カタクリは下を向いた薄紫から桃色の花をつけます。日光が差し込む晴れた日には花弁が反り返りますが曇りや晴れても午後になると花は閉じてきます。
 5月上旬には葉や茎は枯れてしまいます。種はアリによって運ばれ生育地を広げます。Simg_6813

 
 イチリンソウはキンポウゲ科の多年草で、茎葉のあいだから一本の長い柄を出し、先端に4cmほどの白色の花を上向きにつけます。
 花色は薄紅色から薄紫色のものがありますが、花に見えるのは実は萼片で、花弁はありません。花びら状の楕円形の萼片が5~6枚あります。
 おしべとめしべは多数あります。花後、多数の実が落ちます。

 キクザキイチゲも花弁はなく、花弁に見えるのはすべて萼片で、10枚前後あります。花色は白色から薄い青色や紫色のものもあります。葉はシュンギクに似て長い柄と深い切れ込みがあります。

 と、書いたところで、正直なところ以下の写真はイチリンソウかキクザキイチゲか、または別の名前の花なのか正確なところが分かりません。やむなく以下に並べて写真を掲載しました。Simg_6992 Simg_6989 Simg_6930 Simg_6940

 
 いずれも北陸路で、山地の明るい林床や林縁にたくさん咲いていました。(撮影2009.03.31)

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2009年4月 3日 (金)

立山連峰春景色

 立山連峰を望む常願寺川公園の堤防に白い花が咲いていました。どうやら葉の形や蕾の付き方などからダイコンの花のようです。少々場違いのようですが、近くにある畑にも、同じ花が咲いていましたので、種が飛んだのでしょうか。Simg_6906


 快晴、というわけにはいかないで、少し霞んでいましたが、まだまだ白い剣岳をバックにして、絵になるダイコンの花景色です。Sp3313003

 
 車で少し走って、上市町の大観峯、舘櫓から望む立山連峰です。
 やはり少し霞んでいますが白銀の立山連峰です。Sp3313009jpgcc

 
 大日岳ズーム。この位置からは立山(雄山)は見えなくなります。まだ厳冬期のようです。Sp3313011

 
 少し待ちましたが、なかなか雲がとれない剣岳ズーム。Sp3313012

 
 まだ浅いけれども、すがすがしい春の景色です。

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2009年4月 2日 (木)

北陸路の春

 北陸路も暖冬で、富山市内でも去る330日には平年より9日も早い桜の開花が発表されました。近くの公園の桜にも確かに白いものがちらちら見えます。
 日当たりのよい樹では3分咲きくらいでしょうか。Simg_7016_2


 市内より少し標高が高い上市町にある大岩山日石寺あたりの桜はまだ早いようでした。
 大岩山日石寺は、真言密教の大本山として知られ、行基菩薩が大岩川の岩に不動明王を刻んだことが起源と伝えられています。
 
高さ3.46mの本尊磨崖仏不動明王像のほか、四体の像が凝灰岩の巨岩に半肉彫りで彫り出された国指定の重要文化財です。Simg_6959jpgtrm

 
 また境内には六本滝があり、大岩に浮かび上がる忿怒の不動尊が魂を射ぬき、ほとばしる滝が六根を打つ修行の場にもなっています。Simg_6964jpg6


 
 寺の周りは豊かな自然の森に囲まれています。足元に咲いた春の山野草を愛でながら歩みを進めると、真新しい動物の足跡がありました。
 前方に視線を向けると、一頭のカモシカがこちらをじっと見つめています。カメラを向けても動ずる気配はありません。Sp3313007jpgcc2_2

 
 開けたところまで近づこうと踏み出したところ、ゆっくりと立ち去っていきました。Sp3313005jpg1_2

 
 豊かな自然を垣間見る、まだ浅い春の一こまです。

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2009年4月 1日 (水)

トゲトビムシ

 春爛漫の4月になりました。花は咲き鳥は歌い、人々の生活にも新しいページが開きます。 

 またトビムシです。陸のプランクトンとも呼ばれるように様々な自然環境に広く分布しているトビムシですが、その中で、トゲトビムシの仲間には1.5mm程度の中型種もいますが、中には7mmに達するものもいる、一般的には大型種です。
 また多くは地中に潜らない地表性、あるいは樹上性のものも多いということです。

 3月中旬に、腐植土の多くない落ち葉の表層から、体長4.2mmの大きさの、これまで出会ったものでは最大のトゲトビムシが見つかりました。
 エタノールではなく、水で捕集しましたので初めは大半のものは水面上に浮いていて、生きています。細長い体に足が沢山あるものや、足がなくてただ細長いものなど、同じ環境に住んでいる土壌動物もたくさん出てきて、容器の底に沈んでいっしょに動いていますから結構気持ち悪いです。

 容器に蓋をしたままで1日放置すると、さすがに大きいものから動きが鈍くなって(弱って)きます。ルーペで覗いてみると小さいヤツは、まだ元気に水面上を歩き回っています。跳躍器を持っている証拠に、時々ピョンと飛んだりして。

 動きが鈍くなった(肉眼でもはっきり見える)大きなトゲトビムシを×50倍の低倍率顕微鏡で覗いてみました。大きいので頭部だけで視野がいっぱいになります。長い触角が巻いています。Img_6481


 はじめて観察できたのですが、眼斑に、黒い碁石のような「小眼」が6個確認できました。トゲトビムシ仲間の特徴の一つです。6img_6481trm
 
 また長い触角の第3,4節は環状に小分節しています。(写真は長い第3節部分)3img_6553

 
 更に跳躍器の茎節の基部内側に太い棘があります。これらの特徴などを基準にして分類が行われています。(跳躍器はプレパラート標本にしてから撮影。標本作製時に基部が折れてしまいました)Fitimg_6506

 
 プレパラート標本にして、ルーペで拡大した時の写真です。2009031542mmimg_6487

 ミクロルーペで計測すると体長は4.2mmありました。伸びた触角と、生きているときは保体でお腹の下の留められている長い跳躍器がはずれて、後ろに長く伸びていますが、その全部の長さは約9mmありました。このくらい大きいと肉眼でもよく見えます。(見えない方が良いかもしれませんが・・・)

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