春に咲く黄色い雑草の花①コオニタビラコ、オニタビラコ、セイヨウタンポポとオオジシバリ、ハハコグサ
田畑や野原、身近な空き地などには、春先にしかみられないもの、秋までみられるもの、ほとんど一年中みられるものなど、様々な見慣れた雑草があふれています。
撮りためた黄色の花の雑草を順不同に掲載しました。
コオニタビラコ(撮影'09.4.10富山):
水がない田んぼに生えていました。草丈は10cm内外で、花期は3~5月。早春の畦道やまだ水のない田んぼに生えます。
別名タビラコ。名前はロゼット状に田に平たく広がる葉の様子にちなみ、オニタビラコより小さいことによります。
春の七草のホトケノザはこの植物のことで春の摘み草として食用にもなります。
オニタビラコ(撮影'09.4.22):
近所の舗装道路端に生えていました。
春先から太くて毛の多い花茎を一本直立させ、その先に小さなタンポポのような黄色い頭花を多数つけます。
市街地の道ばた、公園の隅、街路樹の植え込みなどにも生えて迷惑ものです。当地ではほぼ周年みられるようです。
セイヨウタンポポとオオジシバリ(撮影'09.4.28):
草原に生えていました。セイヨウタンポポと在来のタンポポの区別は萼(がく)片が反り返らないことでわかるとされていますが、交雑が進んで分かりにくいものもあります。
セイヨウタンポポは当地ではほぼ1年中みられます。(写真手前がタンポポ、奥がオオジシバリ)
オオジシバリは、ジシバリ(イワニガナ)によく似ていますが、草姿が全体的に大型で、花や葉が大きく 、葉の長さは6~20cm、へら状楕円形~倒披針形で柄があり、葉の下部は羽状に切れ込むことがある等の違いで区別できます。
ハハコグサ(撮影'09.5.10):
道ばたの空き地に生えていました。
春の七草のひとつでオギョウまたはゴギョウ(御形)とも呼ばれています。
畑、道ばた、人家のまわりなどにも生えています。若葉は草粥や草餅にも使用されます。花期は4~6月。
(続く)
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