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2009年6月30日 (火)

小笠原ツアー:4日目午前中、南島上陸へ

 小笠原ツアーハイライトの一つ、”別世界の趣が漂う無人島・南島へ上陸(約1時間)”ツアーです。
 南島は石灰岩でできている沈水カルスト地形の島で、東尾根から望む扇池(実際は「池」ではありませんが)の絶景は、小笠原観光のポスターや案内パンフレットの表紙を飾り、小笠原を代表する観光スポットになっています。
 また白い砂浜にはヒロベソカタマイマイ(貝)の半化石がたくさん散らばるなど特異な自然があり、その貴重な自然を保全するために現在は1年に3ヶ月ほどは立ち入り禁止の期間が設けられています。
 また上陸・立ち入りに際しては東京都認定資格を有するガイドの同行が必要であること、さらに一人のガイドが案内できるのは15名以内、一日の立ち入り許可人員は100名まで、そして滞在できる時間は2時間以内などと、東京都版エコツーリズムの取り組みが進められていました。

 乗船、出発
①二見港からチャーター船で無人島の南島に向かいます。乗船の前に、清浄な靴ブラシを渡され、南島へ外からの植物種などを持ち込まないようにするために、履き物についている土や付着物はきれいにこすり落として確認するよう求められました。
 また固有種のカタマイマイ(陸生の貝)を襲うウズムシの持ち込みを防ぐために、乗船後、履き物はさらに海水で洗ってください(ウズムシは塩水に弱い)といわれました。このため、南島ツアーの際には必ず濡れてもよい履き物で参加するように、と事前に要請があったものです。
 (蛇足ながら、カヤック天国ともいわれる小笠原ですが、ウズムシは特に保管中のカヤック中に紛れていることが多いそうです)。
②港に停泊中の、乗ってきたおがさわら丸。この季節は、帰りに乗船するまで停泊しています。
③南島に近くなったところで僚船から無線で(ザトウ)クジラがいる、との知らせが入り、船はUターンしてその場所へ急行。100m以内には近づかないよう停船した舷から目を凝らすと、ブロー(噴気)があがり、浮上したクジラの丸い背中が視認できました。
 映像で見るような豪快な姿は見られませんでしたが、船長の言うには、ザトウクジラが見られるのは12月から5月のはじめくらいまでで、こんな遅い時期(下旬)に見た経験がない、何か変だ、としきりにつぶやいておられましたが・・・3r

 
 ジニービーチ、海上から千尋岩の断崖絶壁、ハートロックを展望、そして南島上陸へ。
①ジニービーチ:
 父島最南西端、南島に面した美しいビーチで陸路はなく、カヤックでしか行けないプライベートビーチ。
 波に洗われると砂浜が消え、波で砂が押し戻されると現れる、消えたり現れたりする、と聞きました。
②ハートロック:
 父島の南、円縁湾に面した赤い岩肌。前日トレッキングで訪ねた千尋岩の断崖絶壁を海上から眺めると、まさに赤いハート形の岩壁です。
 船長から、皆さん今日もここから歩いて帰りますか、と(冗談に)聞かれて、全員,NO!。
③南島上陸:
 停船、上陸設備はとくに何もありません。(設置してはいけない、すべて現状を保全する、ということだそうです)。
 船の舳先から崖に取り付いてよじ登るところはわずかな距離ですが少し慎重になります。
 近くの浅瀬にはネムリブカ(おとなしく危険はないそうです)がたくさん集まって寝ていました。
 3r2

 
 ハイライト:
①ポスターや写真ではない”本物の”南島、東尾根から扇池の展望。
 すばらしい景観です。
②扇池:
 決められた歩道以外に踏み出さないよう注意しながら浜辺に降ります。
 ウミガメの産卵場所があり、近寄らないよう標識がありました。
 扇池、美しい眺めです。
③扇池での海水浴は別世界の雰囲気、とガイドブックにありましたが・・・見ている人には目障りかも。3r3

 
 貴重な自然:
①ヒロベソカタマイマイ
 浜辺には貴重な半化石状のヒロベソカタマイマイの貝殻がたくさん散らばっています。もちろん持ち出しなど厳禁です。
②専門のガイドさんからこの2種類について解説を伺いました。
③名残を惜しみながら離島しなければなりません。
 一人ずつ慎重に乗船。(後で聞いたところ、別の船で、海に落ちた女性があり、船長が救助したことがある、とのこと。上陸設備がなければ落ちるような人は来ないでください、ということかなあ、とは船長の弁)3r4

 
 二見港へ:
①ミナミハンドウイルカ
 二見港への帰り、今度はミナミハンドウイルカに出合いました。豊かな海です。
 アオウミガメ漁専門の船が操業しているのも見えました。今シーズンの漁期はその時で最後だそうです。
②境浦付近を通過したときには、先日遠望した沈船、濱江丸の朽ち果てていく残骸が目前にありました。
③二見港についてから昼食です。小笠原に来たら”食べないといけない”「島寿司」と「カメ寿司」のにぎり盛り合わせ”。
 島寿司(写真上の4貫)は、醤油やミリン、お酒などに漬け込んだサワラの刺身をネタにしたものでとても美味しいです。
 カメ寿司(写真下の3貫)を食べるのは初めて。カメ寿司のできるお店は多くはないそうです。
 当然ながら魚にはない歯ごたえがあり、馬刺しの食感でした。3r5

 (続く)

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