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2009年6月24日 (水)

小笠原ツアー:1日目、船旅

はじめに:
 5月下旬、初めての「小笠原ツアー6日間の旅」に参加しました。
”船でしか行けない亜熱帯・さいはての島を探検、ガイド同行でしか行けない3つの地を訪ねます”。
①父島南部の森を抜け、断崖絶壁の絶景が広がる千尋岩を目指す、専門認定ガイド同行のトレッキング。
②認定ガイドとしか入れない無人島・南島へ
③認定ガイドとしか入れない地、固有種マルハチなど貴重な動植物が生息する”聖域”サンクチュアリ(バッファゾーン)へ、というのが今回のツアーのうたい文句です。

豊かで美しい自然:
 小笠原諸島は、島の誕生以来一度も大陸と陸続きになった事がない海洋島のため、生物は独自の進化を遂げ、植物も自生種の約4割が固有種といわれています。
 この豊かで普遍的な価値を持つ自然遺産を人類共有のものとするために、世界自然遺産登録に向けて、平成19年1月30日、日本政府からユネスコ世界遺産センターに「暫定リスト」が提出され、以来、正式登録をめざして積極的な活動が進められています。
 しかし、一方では近年ノヤギ(人が持ち込み野生化した山羊)やアノール(緑色のトカゲ)、またアカギ(植物)など外来種の動植物の定着、さらに分布拡大により、希少動物のサンクチュアリと評価されてきた固有の自然生態系への影響も見られるようになったため、それらの駆除や固有種の保護など様々な取り組みも行われていました。

交通手段:
 東京の南約1,000kmの北太平洋上に浮かぶ小笠原に行くには、未だに船で、東京・竹芝桟橋からおよそ25時間半の船旅しかありません。
 島内での急病人や緊急事態発生時の素早い対応にはどうしても”小笠原に飛行場を”、という島に暮らす人々の切実な願いがありますが、叶えられるまでにはまだ時間がかかりそうな気配でした。
 それだけに一層、この「世界一遠い日本」と呼ばれる小笠原は魅力的で、たしかに、そこでしか見られない自然や文化が息づいていると体感してきました。

暦:
 小笠原への交通、流通手段は、年始年末やゴールデンウイーク、7,8月の繁忙期を除くと、通常5泊6日(現地3泊、船中2泊)の船便で、このため島の暦も曜日で刻まれる時間ではなく、「船の暦」が使われています。
 例えば、店の定休日は「水曜日」などではなく、「出航翌日」となり、ドアにもそう書いてあります。また船のスケジュール上、小笠原の「曜日」は、入港日、入港翌日、出航前日、出航日、出航翌日、入港前日、そして再び入港日、のサイクル。
 船の出入りによって、島のスーパーに新鮮な野菜や肉が並ぶ日が決まるし、内地に宅配便を送る日も、経営している民宿のお客さんの送迎も全て決まるからだそうです。
 そう言われればこの方が合理的ですね。ですから私達の滞在期間も、「ワンポート」と数えられているそうでした。

気候:
 亜熱帯に位置している父島の年平均気温は23.0℃で、冬期間でも平均気温は18.7℃であり、年間を通じて海洋性のしのぎやすい気候、また年間降水量は1,280mmで、5月と11月に多い傾向というデータです。
 5月下旬の訪問時は、暑くも寒くもない、おだやかな天候に恵まれました。

ツアー1日目:
 東京竹島桟橋から小笠原海運の定期船「おがさわら丸」に乗船。おりしも豚インフルエンザに対する警戒が行われている最中とあって「健康状態に関するアンケート調査」記入用紙に必要事項記入して提出後、乗船、午前10:00出航。Img_9984

 約26時間の船旅スタート。小笠原、父島・二見港到着は翌日午前11時30の予定。

 
 きれいになったといわれる東京湾内の海の色と外洋のコバルトブルー、比べるのが無理というもののようでした。Img_9991

 
 2等船室(大部屋)で”船中泊”です。波が静かでほとんど揺れはありませんでした。(ただ船の長旅に不慣れで、ヒマをもてあましました) Img_9997 Img_9975 Img_9996

 (続く)

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