« 湿地や水辺の昆虫①シオカラトンボ、チャイロオオイシアブ、ヒメギス幼虫、ツマジロクロハバチ | トップページ | コハナバチの仲間?、シロスジヒゲナガハナバチ、キンボシハネカクシ »

2009年6月19日 (金)

湿地や水辺の昆虫②オナシカワゲラ、オビコシボソガガンボ、ヒゲナガハナノミ(♂)、ヤマトシリアゲ(♀)

 5月中旬、近隣の自然公園で、湿地水辺の草むらで見かけた昆虫類です。

オナシカワゲラ科の仲間:
 水辺に生えたカヤの葉にとまっていました。珍しくないカワゲラですが、異様なまでに胴長のオナシカワゲラの仲間のようです。 
 体長25mmくらいでした。この仲間は30種類以上あり、同定は難しいそうです。和名の由来はカワゲラの特徴である、腹部の先に生える一対の尾が大変に短くて、前翅に隠れて見えないことからだそうです。
 出現の時期は3~5月および9~10月。なお幼虫は枯れ葉や藻類などを食べるということ。
Img_9719trm

 
オビコシボソガガンボの仲間:
 同じところにいました。ガガンボの仲間は脚が異様に長くて、見た目はあまり気持ちのいい昆虫ではありません。
 体長8~12mm。体は全体には黒色で、腹部の中程に黄色(この写真では不鮮明)、尾部に白色の帯びがあります。
 この帯びと腹部胸部側が極端に細くなっているので腰細の名が付けられました。翅に縦の斑紋があります。Img_9728trm

 
ヒゲナガハナノミ(♂):
 湿地林縁のカヤツリ草の葉にいました。
 5月下旬~夏の間、水辺の多い環境でよく見られるようになります。
 大きさは8~12mmで、一見ベニボタルの仲間のような姿をしているナガハナノミの一種です。
 ♂の前翅は茶褐色~赤褐色で、個体によっては黒い筋模様が出るものがあります。
 さらに♂の触角は長いクシ状になるのが特徴で、♀の触角は糸状です。
 幼虫が水棲なので成虫も水辺にしか棲息していません。Img_9692trm  

 
ヤマトシリアゲの春型♀:
 肉食性の昆虫です。湿地のカヤにとまっていました。
 近寄るとすぐに逃げてなかなか写真に撮れません。カメラを構えたまましばらく待って、同じ場所に戻って来たところをパチリ。
 大きさは2cmほど。羽に独特の紋様があります。
 春に羽化する個体と夏に羽化する個体では体色が異なり、晩夏に羽化したものは今回撮影したものに比べて赤色が強いということです。
 今回は出合いませんでしたが、♂の腹部の先はサソリのように曲がっていて、尾部には鋏のような交尾器があるユニークな体型です。
 ♀(写真)には鋏はなく、細く尖っているだけでシンプル。Img_9706trm

 また機会があれば♂の姿を見たいと思います
 

|

« 湿地や水辺の昆虫①シオカラトンボ、チャイロオオイシアブ、ヒメギス幼虫、ツマジロクロハバチ | トップページ | コハナバチの仲間?、シロスジヒゲナガハナバチ、キンボシハネカクシ »

昆虫」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/415438/30154770

この記事へのトラックバック一覧です: 湿地や水辺の昆虫②オナシカワゲラ、オビコシボソガガンボ、ヒゲナガハナノミ(♂)、ヤマトシリアゲ(♀):

« 湿地や水辺の昆虫①シオカラトンボ、チャイロオオイシアブ、ヒメギス幼虫、ツマジロクロハバチ | トップページ | コハナバチの仲間?、シロスジヒゲナガハナバチ、キンボシハネカクシ »