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2009年6月16日 (火)

初夏の雑草(ウラジロチチコグサ、マメグンバイナズナ、ヤブジラミ、カモジグサ、ネズミムギ

 晩春から初夏へと季節が移るにつれて、草はらの雑草の様相も少しずつ変わっていき、雑草が生い茂る、という風情をかもし出していきます。

ウラジロチチコグサ:
 草取りされた後の道ばたにふたたび繁茂していました。葉の表は緑色ですが、裏側を見るとほとんど白く見える白緑色です。それでウラジロ。
 ほとんど一年中見られる帰化植物で、関東地方ではもっとも繁殖している雑草とされているそうです。花は管状花のみで、ほぼ年間を通じて見ることができます。5122r

 
マメグンバイナズナ:
 堤防の背丈の高い雑草に負けそうになりながら生えていました。
 グンバイナズナより草丈の小さい帰化雑草です。草丈は10~40cmで、道ばたや荒れ地、公園などにもはびこっています。
 茎の上部が多数枝分かれしてその先に総状の花序を多数つけます。花は緑白色で4弁花です。
 花後の果実が軍配のような形をしていて小さいので、マメ軍配ナズナ。5122r_2

 
ヤブジラミ:
 堤防の草むらにはびこっていました。写真には撮りにくい草姿です。
 葉は2~3回羽状複葉で、細かく切れ込みます。茎は分岐しながら30~70cmくらいの高さになり、先に白い小さな花をたくさんつけます。
 セリ科の植物に見られる「複散形花序」と呼ばれるもので、個々の花はごく小さい5弁花で、花序の外側にある花弁だけが大きくなる傾向があります。5122rc

 
カモジグサ:
 ネズミムギと混生していたところで、草丈がまだ低い4月下旬頃には、その上をクロハネシロヒゲナガがゆらゆら飛んでいましたが、すっかり大きく伸びて、あたりを覆うようになっています。
 草丈が60~100cmにもなると穂状の花序がゆるやかなアーチ状に垂れるのが特徴で、花序には長い芒がたくさんあります。
 芒は通常紫色をしているので、花序全体が紫色に見えます。2r

 
ネズミムギ:
 ここの草むらにもクロハネシロヒゲナガが飛んでいたものですが、今はもう全く見られません。
 ユーラシア大陸原産で、もともと牧草として導入されたイネ科植物です。
 濃緑色の細い葉をつけて 、5月以降に細長い1本の穂状の花序を伸ばします。花序についた小穂には長い芒があって目立ちます。

 なお最近は小穂の芒が長くない個体も多く見られるようになり、これはネズミホソムギと呼ばれ、交雑種と推測されていて、フィールドで観察されるものはこちらがはるかに多いということです。516

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