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2009年7月

2009年7月31日 (金)

ギンヤンマ、連結して産卵する。

 早く梅雨が明けたはずの関東地方も、数日後からもどり梅雨とかで、ずっと不安定な天候のままとうとう7月も終わりになりました。
 あちこちで記録的豪雨による災害や、竜巻による災害が続き、日照不足も生じていてこの異常気象は気がかりなことです。

 7月下旬のある日、相変わらず不安定な天気でしたが、傘を持って気分転換に外出しました。稲田の間を流れる農業排水路の水面を、何種類かのトンボが行き来していました。
 どのトンボもなかなか止まりません。P7194011c

 
 そのうちポツポツと雨粒が落ちてきたので帰ろうかと思っていたところ、お目当てのギンヤンマが連結して飛んできました。
 100mくらいの間を行ったり来たりしていましたが、そのうち30mほど先の水辺に生えた、先端が水中に沈んだ枯れ草の茎にとまりました。シャッター・チャンス到来!
 そーっと近寄りますが、産卵を始めたギンヤンマは逃げる様子はなく、産卵に集中している様子です。
 ♂の方は見ている限り、産卵には全くの役立たずで、♀の”襟首”をしっかり掴まえて離さず引っ張って、深いところに産卵するのを邪魔してさえいるように見えました。2r

 
 ♀は水中にある草の茎を尻尾の先でまさぐるようにして場所を変えながら少しずつ後ずさりして、少しでも遠くの、深い位置を選びながら産卵している様子でした。P7193999c

 
 ♀は、まさにアゴまで水に浸かり、下半身は水没して、より深みへと後ずさりして尻尾を伸ばしていきます。
 それにつられて、♂は掴まっていた足場から脚が離れそうになり、”片手で”つかまっている体勢になりました。
 ♀が産卵に熱中して水没・水死するのを防いでいる?、そんなことでは無く単に邪魔している迷惑ものに見えますが、真相は♀に聞いてみないと分かりません。P7194001c

 
 ともかく産卵は無事に終わったようです。P7194005c

 
 ただその後の予測を言えば、この排水路もまた水位の変動が極端に大きく、たまたま連日のぐずつき天気で水かさが増していましたが、晴天が続くと30cm以上、水位が下がってしまいます。
 ですから、せっかく生み付けられた卵も干上がってしまう可能性が大きく、人が手を加えた自然環境は、生物の安定的な生存にとっては厳しいものになっているといえるようです。

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2009年7月30日 (木)

シオカラトンボ

 7月下旬になり、早いところでは稲穂が出そろってきた水田地帯には、たくさんのシオカラトンボが飛び交っています。
 シオカラトンボはコシアキトンボやギンヤンマなど、飛び続けてなかなか止まらないトンボと比べれば、比較的良くあちこちにとまりますので被写体としては好都合です。

 稲穂に止まるシオカラトンボの♀P7204034

 
 枯れ草にとまる♀。尾部が麦わら模様なので、「麦わらトンボ」の別名も。P7173974

 
 草地にいたシオカラトンボの♂P7204047

 
 自宅にもやってきた羽化後まもない印象の♂Img_1138

 
 草むらで小さな蛾を捕らえたシオカラトンボの♂2r

 
 トンボは形も良く、なかなか精悍な昆虫です。

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2009年7月29日 (水)

アキアカネ

 7月初旬の午前、オオセスジイトトンボが居たのと同じ草むらにいた、羽化後まもないと思われるアキアカネです。最初はウスバキトンボかと思いましたが、写真を拡大して見ると違っていました。 Img_0470_2 Img_0471_3 Img_0481_3 Img_0483_3

 
 夏アカネと違って秋になっても赤くなりません。
 訂正しました。

 ナツアカネは顔から”尻尾の先”まで全身が赤くなりますが、アキアカネは、尻尾は赤くなりますが頭部や胸部はあまり赤くなりません。

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2009年7月28日 (火)

ベニイトトンボを捕食するオオセスジイトトンボ

 7月初旬、同じフィールドでオオセスジイトトンボを撮影していたところ、目の前を、橙色の何か細長いものをくわえた個体が横切っていきました。
 近くの草にとまったのを見届けてそっと近づいてみると、なんとベニイトトンボを捕食しているオオセスジイトトンボでした。
 少し遠くから望遠撮影。(後で写真を拡大してみて確認できたことですが)

 既に頭部は無くなっていて、脚が2本残っている状態の餌食。Img_0485

 
 その後、脚が1本はずれて落ちたところでした。食べられながらも、まだ体は生きていて、ときどき尾を丸めたりしていました。Img_0488

 
 餌食をくわえたまま、傍の草に移動しました。この写真で、残りの脚1本がはずれて葉の上に落ちた様子が分かりました。Img_0490

 
 脚が全部取れ落ちて、発達した筋肉がついた美味しそうな胸部を囓っているオオセスジイトトンボ。
  食べられているトンボの尾はまだ動いていました。Img_0491

 
 絶滅危惧種どうしの生存競争です。

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2009年7月27日 (月)

ベニイトトンボ

 7月初旬に撮影したベニイトトンボです。近くに挺水植物の茂みがある草原にいました。真ん丸い大きな目玉が印象的です。
 このイトトンボも絶滅危惧Ⅱ類(UV)になっています。赤色の濃いのが♂、淡いのは♀ではないかと思いますが、よく分かりません。Img_0886cc   P7033612 P7043628Img_0884cc

 
 警戒心が強く、近づくとすぐ飛び去りますので遠くからの撮影になり、なかなかシャープな写真は撮れませんでした。

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2009年7月26日 (日)

オオセスジイトトンボ(♂)

 オオセスジイトトンボの♂です。成熟した♂は体全体が美しい水色です。完璧、と思える色の♂を一度だけ見かけましたが、悠々と留まることなく遊弋を続け、ついに写真には撮れませんでした

 一番マシの♂個体写真Blgp7033617trmcc

 
 続いて、まあまあの個体の写真です。 Img_0383 Img_0509trm Img_0514trm Img_0834

 いつまでも美しい姿が見られるよう、大切に見守りたいものです。

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2009年7月25日 (土)

オオセスジイトトンボ(♀)

 日本のイトトンボ科の中では最も大型のイトトンボで、生育環境変化などのため絶滅危惧種になっているオオセスジイトトンボの♀です。
 体色は全体に緑色が強いです。
成熟した♂は美しい水色になり、見分けは容易ですが、未成熟の♂はまだ緑色が残りますので、この場合は成熟した♀との見分けが素人には難しいです。(http://www.jomon.ne.jp/~tomboy/page028.html
 写真の中に、未成熟の♂が混じっているかも知れません。Img_0456trmcc Img_0331trm   Img_0355trmccImg_0323trm

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2009年7月24日 (金)

チョウトンボ

 夏の本格化とともに定番のトンボの出番です。先頭バッターはチョウトンボです。6月下旬からヒラヒラと黒い蝶のように水辺の草地上空を飛んでいるのですぐ分かります。
 写真は7月1日から4日にかけて、ホログラムのように光る色が異なる個体を選んで撮影したものです。Img_0793

 
 前翅後翅の両端が透明で、羽の色が黒いのは♀だそうです。Img_0391trm

Img_0404trmImg_0386

 
 出合った中では、この個体が一番ハデに金色に光る部分の多かった個体でした。Img_0400_2

 
 さなざまに色に光を反射する翅の膜表面は、物理的にどのような構造になっているのでしょうか。

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2009年7月23日 (木)

ニイニイゼミとアマサギ

 昨日は、国内46年ぶりと言うことでフィーバーした皆既日食、当方では雨のち曇りで、全く見えませんでしたが、皆様のところではいかがでしたか。
 そう言えば梅雨明けした模様と言われた後2日くらいはそうかなと思いましたが、その後は再びはっきりしない天気が続いています。
 それはともかく、すっかり夏模様の昨今で、学校は夏休みに入り、街中の樹木からもニイニイゼミの鳴き声が聞こえてきます。夜の公園ではセミの脱皮が見られることでしょう。

 散歩道のすぐ近くで、ニイニイゼミの声が聞こえますがなかなか姿が見えません。やっと見つけました。P7193977c

 
 いつもながら見事な隠遁の術です。P7193979trm

 
 たんぼ道まで行くと、早いところでは稲穂ものぞきはじめた田んぼ脇のヤブガラシの茂みにアマサギが数羽、とまっていました。P7193981rtmcc

 
 カメラを向けると実に胡散臭そうな様子で顔を向けた後、ゆっくりと飛び立っていきました。P7193984trm3

 
 100mほど離れた田んぼの畔に生えた自然木に数羽とまって、そこでまたたむろしています。何をしているのやら・・・

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2009年7月22日 (水)

金網フェンスに繁茂する迷惑雑草(ノアサガオ、ヒルガオ、ヘクソカズラ)

 昨秋、損傷も目立った用水沿いの金網フェンスが修理され、絡みついて枯れた雑草も手仕事で除去されてきれいになったのもつかの間、今は再び雑草どもの天下になってきました。常連はノアサガオ、ヒルガオ、ヘクソカズラですでに花を付け、ヤブガラシの花はこれからです。
毎年繰り返される光景です。

ノアサガオ
 花はかなり小振り(花径5cm程)ですが、濃い青紫色が美しいので、散歩で道行く人には評判は悪くないようです。フェンスに絡みつきどんどんツルを伸ばしていきます。
 繁殖力が強く、環境の維持管理を担当する人たちには当然悪評です。Img_0860

 
ヒルガオ:
 意外に大きな花を付けています。ノアサガオと同じくらいの花径です。Blgimg_1125cc

 
ヘクソカズラ
 すぐ隣り合って生えているものでも花の色や形にバリエーションがあります。
 いつも思うのですが、よく見れば、花は可愛らしいもので、そのわりに名前が酷ですね。Img_0880Img_0868_2

 
 ミツバチが集まってブンブン羽音を立て蜜集めをしていますが、どう見ても効率は良さそうには見えません。
 後ろ脚に出来る花粉団子もできてないようです。Img_0873

 
 蜜はどんな香りなのでしょうか。

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2009年7月21日 (火)

カルガモ大家族(ただいま12人!)

 暑いからと閉じこもっていては余計軟弱になる、と、無理して暑い日中、自転車で散歩コースの用水沿いを走っていると、カルガモの大家族が目にとまりました。P7204017cc

 最初の画面では11羽かと思ったのですが、画面を拡大してみると右端の一羽がちょうど草の陰にかくれていました。


 一度対岸の岸辺近くに全員集合です。(12人!)P7204020

 
 そこからお母さんを先頭に整列して前進します。
 どうしても遅い子がいて、隊列が伸びます。(12人)122r

 
 みんな追いつきました。(12人)P7204028

 
 木陰に入って休憩でした。(12人)P7204029

 追っかけの写真で確認できた12羽の大家族です。

この時期ですから子供達も十分大きく成長していますが、本当に仲良し一家なんですね。

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2009年7月20日 (月)

スイスの旅

 7月上旬から10日間の日程で、高山植物が咲き乱れるベストシーズンという、初めてのスイスを旅してきました。
 悠久の時を刻む自然もまた絶え間ない変化の中にあり、自然を守り、国を守ることの重要性と、そのために果たすべき国民一人一人の役割、そして何より政府のリーダーの確固たるリーダーシップがいかに大切かを再認識したことでした。

概略旅日程: ①~⑧宿泊地と主な旅先(図はクリックで拡大します)。Cc

 絵はがきと同じ、ありきたりの風物写真ですが、記録として載せました。

 
マッターホルンとエーデルワイス:
 山国のスイスには4、000m級の山は40峰近くもあるということですが、誰でも知っている山といえばまずマッターホルン(4,478m)でしょうか。
 この時期、雪も少なくなっていて、絵としてはやや迫力に欠けるようですが、貴公子と呼ばれるにふさわしい美しい姿でした。(シュテリー湖を巡るハイキングコースから)2r

 貴重な高山植物のエーデルワイスはご多分にもれず、今では自然に咲いている姿を見るチャンスはずっと少なくなったということです。
 ツェルマット市街地のプランターや、展望台のテラスに置かれたプランターに植えられたものは目にしましたが。
 (ゴルナークラート展望台テラスにて)

 
後退する氷河:
 温暖化の影響で氷河の後退が加速されているということです。
 1900年から2000年の間に1、870m後退したという案内標識の位置から見たモルテラッチ氷河の光景です。Img_2657_2

 速度を速めて後退を続ける、灰色に汚れた氷河の末端は多くのことを物語っています。

 
アルプスアイベックス:
 昆虫類や動物達もたくさん見ることが出来ました。お花畑では蝶類を、山上の池ではオタマジャクシや魚、
 そしてゴルナー氷河沿いの断崖・岩場ではアルプス・アイベックスの姿を見かけました。P709376479am729

 
噴水のモニュメント:
 国際社会で、中立国という、決して容易ではなかった政策を貫いてきたスイスの首都ベルンの旧市街は、世界遺産に登録されている歴史的文化・風光に満ちあふれていて、町歩きでは独特の印象がありました。
 通りには、その昔、各家庭に水道が整備されるまでは貴重な井戸として使われたというたくさんの噴水があります。
 噴水の上に装飾をこらした柱があり、そのてっぺんには英雄や伝説上の人物の像が備えつけられています。
 そしてその数ある噴水の中で最もユニークとされるのはクラム通りにある「子喰い鬼」の噴水。P7103852

 子供が遅くまで遊んで家に帰らないと、鬼に喰われるるよ、早く帰りなさい、というモニュメントだと聞きました。


 日本との時差は7時間(ただし夏時間)ですが、暗くなるのは午後9時半、というのも大きな違いを体感したスイスの旅でした。

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2009年7月19日 (日)

屋外飼育メダカ水槽、夏の大掃除

 梅雨が明けて本格的な夏になり、メダカの屋外水槽の水温も30℃を越えるようになりました。コンテナ水槽は相対的に表面積が大きいため、水の蒸発が盛んになり、日除けをして直射日光を防ぐようにしていますが、1週間に1度くらいは水道水の補充が必要になってきました。
 特に汲み置きはせず、水道水をそのまま流し込みますが大丈夫です。困るのは藻と水草の大繁殖です。2週間近く給餌も水の補充もしないで放置していたら、水面が見えないほどになったコンテナもあり、さすがにひどい状況なので、曇り空で暑さをしのげる頃合をはかって、”草取”り(水藻と増えすぎた水草)をしました。
 思いの外大変でした。日頃から時々あいまに”草取り”はしていたのですが、このところ増殖が盛んで追いつかなかったようです。

市販クロメダカ水槽:
 草取り前(写真上)と草取り後(下)。かつては水田雑草のヒメシロアサザが大繁殖しました。水面下には水藻が大繁殖。糸状のアオミドロではなく、種類不明の樹状藻です。困っていますが繁殖を抑える手だてがありません。
 こまめに取り除くしかありませんが、かなりの手間です。樹状藻に絡まって身動き出来なくなったメダカが一匹犠牲になっていました。2r

 
シロメダカ水槽:
 しばらく給餌もしないでいたら、どうやら水草の葉をシロメダカが食べているらしく、水面全面を覆っていた一時期より減ったようでした。2r_2

 
野生のクロメダカ水槽:
 この春初めてナガバオモダカ(ジャイアント・サジタリア)を一株水槽に植えてみました。417

 
 猛烈に増えるのでは、と予測したとおりの繁殖力で、特に水温が高くなるにつれてコンテナの端から端まで水中にランナーを伸ばし、そのところどころで根を下ろしてそこから茎を立ち上げてコンテナを占領していきました。
 また産卵用にと一株だけ入れたホテイ草も実に数十株に繁殖して水面を覆い尽くしてしまいました。 
 その陰に完全に隠れて、”国産の水田雑草”ウリカワは、すっかり陰をひそめてしまいました。このような環境下では全く競争力に欠けるようです。
 ホテイ草は基本的には水中に浮いていて、ただ掴んで放り出せばよいので手間はかかりません。
 ナガバオモダカはコンテナ底に敷いた土にしっかり根を張っていますので、鋏でランナーを切り、根こそぎ引き抜きます。
 そのためしばらくは水が濁ってしまいましたが、比較的短時間で清澄になりました。なおここでも樹状藻に絡まった犠牲者が1匹見つかりました。
(写真上:草取り前;写真下:草取り後)。2r_3

 
 草取り掃除で取り出した樹状藻と水草(圧倒的に多いのはホテイ草)の山。
 天日乾燥後、可燃ゴミとして処分します。Img_0852

 今後しばらくはこの作業の繰り返しが必要になります。

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2009年7月18日 (土)

アシナガバエの仲間

 道端に自生したアカメガシワの葉に、金緑色に輝くきれいなアシナガバエの仲間が居て、忙しく動き回っていました。Img_0290trmc

 
 大きさは4~5mmくらいで、胴の部分が細いので今回の個体は♂のようです。
 とても小さなハエですが、日光をうける輝いて変化するメタリックな色彩はとてもきれいです。
 自然光で目が青紫色に光って見えました。Img_0310trm

 
 葉の上をちょこちょこと歩き回り、時々”土下座”のようなカッコウで何かをしているようです。
 何度も同じような”土下座”運動を繰り返していましたが、何のための行動なのかよく分かりません。
 尻尾の形が独特ですが、ピンボケ写真しか撮れませんでした。Img_0317 Img_0297trm

 
 ピュッと隣の葉に移動したかと思うとしばらくしてまた戻ってきます。
 ともかく忙しいハエです。Img_0300trm

 肉食性の昆虫ということですからさらに小さな生き物を素早く捕らえるのでしょうね。

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2009年7月17日 (金)

カワセミ、コチドリ、モンシロチョウ、キコシハナアブ

 関東地方も先日、梅雨が明けて一気に夏模様。日中はとても外出する元気が出ませんが、野原の生き物は元気が良さそうです。

カワセミ:
 清流といえる河川は無い地域のため、見かける頻度は多くはありませんが、それでも時々姿を現します。環境順応、適応能力がそれなりにあるのでしょうか。
 何度も池に飛び込んでは巧みに小魚を捕らえて飛び上がってきます。いつ見てもきれいな小鳥です。しばらく見とれていました。2r

 
コチドリ:
 水田の稲が大きくなり始める頃、必ずやって来て飛び回っています。
 地面に降りるとちょこちょこと足早に動き回りますが、体色が保護色になり、どこにいるのかわかりにくくなります。P7013592cc

 
モンシロチョウ:
 野原にはびこったヒメジョオンにモンシロチョウがやってきます。ひらひら飛んでいるのを鳥が狙って飛んで来ますが、意外に掴まらないようです。2r_2

 
キコシハナアブとオモダカ:
 この時期には決まって稲の肥料を横取りして、オモダカが葉を広げ花径を稲より高く伸ばして白い花を付けています。
 これ見よがしに稲の上にぬきんでて目立ちます。
 除草剤の効果で、田んぼ中に蔓延するような生育はもちろん見られませんが、けっこう田んぼの中までポツポツと生えているのを見ると、やはりやっかいな水田雑草であることがわかります。
 ほどほどの大きさでいる間は”茶花”にしてもよいほどの風情を感じることもあるのですが・・・2r_3

 オモダカの白い花にキコシハナアブがやってきました。体長5mmほどの小さな可愛らしいハナアブです。

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2009年7月16日 (木)

カルガモとキジバト

 6月下旬、生い茂った雑草の刈り取り作業が行われているヨシ原には、刈り倒された雑草の種をついばみにいろいろな鳥たちがやって来ます。629p6293564cccc

 
 姿を見ることが稀なシラコバトを見かけましたが、写真に撮る前に飛び去りました。
 そのかわりにはなりませんが、普通に見かけるキジバトが熱心に歩き回っている姿がありました。629p6293568 629p6293575

 
 近くの用水路の堤防斜面にカルガモ一家の姿がありました。まだどこか幼い風情の残る、成長した子供達が一緒です。629p6293579cctrm

 
 カメラを向けると警戒していっせいにこちらを見ていましたが、しばらく後に、そそくさと水路に降りていきました

629p6293581

 もっと住みやすい場所がありそうに思いますが、なぜかこの辺りに留まっているようです。

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2009年7月15日 (水)

ツバメ、大きくなった兄弟姉妹

 6月最後の日、自転車で通りかかった散歩コースの用水路の水際に生えたヨシに、明らかにまだ子供のツバメが集まっていました。629p6293555trm

 
 自転車を止めてカメラを構えて撮影していたところで、後から通りがかりの”オジサン”が、「いっぱいいるなあ」と大きな声を出すので、せっかく一緒にい多くがぱっと飛んでしまいました。629p6293557

 
 最後まで飛ばないでいたツバメの若者のショットです。
 まだ”嘴が黄色い”、どこかあどけなさが残った、しかしきかん坊のような表情です。629p6293559

 
 しばらくするとまた次々にこの若者の傍にもどってきました。仲良しの兄弟姉妹だったのでしょうか。629p6293563

 
 秋になって南の国に旅立つまでに、大きくたくましく成長してほしいものです。

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2009年7月14日 (火)

サザナミスズメ幼虫とフタトガリコヤガ親子

 ぐずついた日の続いた6月最後にやって来たのは、”やっぱり”イモムシ・毛虫仲間でした。

●サザナミスズメ幼虫:
 真上から見ると黄緑色の体に白字の八の連続模様があり、大きい尾角のある、大きさ50~60mmほどのイモムシ。モクセイ科の樹木によくいる。

 玄関先の大鉢に植えたライラックがある足元に、黒く丸い糞がパラパラ落ちているのが目にとまりました。
 しばらく前から落ちるようになって気にはしていたのですが。
 ふと見上げると居たのが50mmほどのサザナミスズメの幼虫です。626img_0231cctrm

 
 昨年はキンモクセイの葉を食害して、緑色の固くて大きな糞をいっぱい落としていたので見つけましたが、今年はライラックです。
 葉が柔らかいのでたくさん食べるようで、気づいたときには大分食害が進んでいました。
 足元に脱皮した抜け殻がくっついているのが分かりました。
 しばらくはここに巧妙に隠れて生活していたようです。
 お引き取り願って3日後、また足元に糞が落ちているので見上げると、前より大きめのやつがいました。
 多分最初からいたのに、見つけられなかっただけなのでしょう。
 葉の色に合わせたカモフラージュが上手なようです。これもまたお引き取り願いました。

 
●フタトガリコヤガ親子:
 庭のフヨウは毎年5月下旬くらいから毛虫の食害がはじまります。630img_0278

 
 犯人は言わずと知れたフタトガリコヤガ幼虫です。630img_0277trm
 頻繁に殺虫剤を撒くのも感心しないでので控えていると、これ見よがしです。

 
 サザナミスズメ幼虫が居たすぐ傍の塀の壁に、黄橙色の大きさ25mmほどのガがとまっていました。
 突っつくとすぐに飛んで、駐車場の屋根にぶつかりバタバタしています。
 写真を撮ってから調べたら、このお方がお邪魔虫のフタトガリコヤガの親御さんと判明しました。
 やっとお目にかかったものです。627img_0232 627img_0256trm

 フヨウはこれから秋口にかけて、ハマキガの幼虫にもひどく痛めつけられます。
 本当に困りもので、来て欲しくないのです。共存は難しいです。

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2009年7月13日 (月)

ジャコウアゲハ(♀)

 梅雨時の6月下旬の朝方、日替わりでやって来た遅い方のお客はジャコウアゲハです。
 ふわふわと飛んできたかと思うとすぐマキの葉にとまりました。近寄っても逃げる気配はありません。
●翅を閉じたジャコウアゲハ:626img_0155cccc

 
●翅を広げたジャコウアゲハ(背面から):
 翅を閉じてじっとしていましたので、逃げられても仕方ないなと思いながら、草の茎先で翅を突っつくと、逃げる様子はなく、ゆったりと翅を広げて写真撮影ポーズです。626img_0162cc

 
●腹面からの写真:
 それなら、と図に乗って、気の毒でしたが捕虫網で捕まえて虫かごに。
 すると虫かごの蓋に翅を広げてぶらんとぶら下がりました。
 そのままそーっと蓋を持ち上げて、腹面からの翅を広げた麗しのお姿です。
 せっかくのお姿だったのに、カゴの中についていたゴミが脚にくっついていましたが。626img_0149trm
 翅の色から判断するとやって来たのは♀でした。(オスは全身黒くて、別種のように見えるそうです)
 すべての記念撮影を終えてから、悠然と梅雨の曇り空に飛び去っていきました。またいらっしゃい。(6/26撮影)

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2009年7月12日 (日)

ノシメトンボとセスジスズメ(蛾)来訪

 6月下旬には日替わりで色々な昆虫がやってきました。ガの幼虫が居た翌日、終日雨降りの予報がはずれて薄日の射す庭にトンボがやってきました。

ノシメトンボ:
 屋外メダカ水槽に毎年トンボのヤゴが見つかり、大きくなるとメダカが食べられるので、見つけると強制疎開させますが、今年は見つけていません。
 この小さな”水辺に”よくやってくるトンボです。
6月下旬頃から羽化し、11月下旬頃まで見られるます。成虫の体長は約45mmと、アカネ属の中では大型で、翅の先端にある褐色の斑紋がよく目立ちます。625img_0118trm 625img_0120 625img_0122

 周辺に開けた池や沼があるところ、また水田などに多いそうです。 未熟なうちは雌雄とも体色は黄褐色をしており、成熟すると雄の腹部は暗赤色に変化するが、雌では色が濃くなる程度。
  池畔の草原や水田の稲穂の上などで連結して、打空産卵を行うということです。

 
セスジスズメ:
 その後、草取りの後片付けをしていたら、庭隅にあるエアコン室外機に、見覚えのあるガが貼り付いていました。625img_0128trm
 セスジスズメです。昨年は自転車の前カゴに貼りついていましたが・・・。三角翼で見かけはいかにも高速で飛びそうですが、草の茎で突っつくと、バタバタという感じで飛び回ります。
 ちょうど自宅の前に蛍光灯の常夜灯があるので、ここをめざしてやって来るのでしょうか。

 昆虫たちも活発に活動するシーズンです。

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2009年7月11日 (土)

ベニスズメ(ガ)幼虫とツマグロヒョウモン幼虫

 シャクトリムシが居たのと同じ日の午後、雨で濡れて乾かない玄関先に気持ち悪いヤツが這っていました。グーッと頭部を伸ばしたときには8cm位もあります。622img_008380mm_3trm

 
 頭部を縮めた時、前方から見ると肢胸部の側面にある大きな眼状紋が目立ち、なんとも”気持ち悪い”容貌・姿になります。622img_008380mm_2trm

 
 ピンと立った尾角が特徴のスズメガ仲間のベニスズメ幼虫です。(ベニスズメ、と言うと可愛らしい小鳥の方が先に頭に浮かびますが・・・
 割り箸で摘んで袋に入れて運び、近くの草原に強制疎開させました。

 そして2日後、再び雨上がりの庭の地面を這っています。雨で濡れて光りながら地面を這う姿にはどうしても慣れることはありません。どこからやってくるのか困りものです。624img_0100 624img_0105

 
 すぐ近くには、常連のツマグロヒョウモンのお子様が居ますが、こちらには慣れましたので、一切かまわずです。623img_0099trm

 
 チョウもガも、分類学上は同じもので、好き嫌いと差別するのはけしからん、と叱られることがあります。区別なら良いのでしょう。

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2009年7月10日 (金)

クロナガカメムシ、マルカメムシ、コフキゾウムシ

 6月下旬、雨の後の野原には色々の昆虫が今を盛りと活動しています。

クロナガカメムシ:
 荒れ地のまだ乾かない地面を這っていたのはクロナガカメムシです。大きさは5mmほどで、全身黒褐色~黒色で、他のカメムシと違って見た感じは頑丈そうな外観です。
 背面は小さい点々(点刻)でおおわれています。ヨモギに寄生することが多く、地際の地面で見つかるが多いということです。Img_1010cctr

 
マルカメムシ:
 空き地にはびこる葛(クズ)は厄介者ですが、それが大好きな昆虫もたくさん居ます。その一つがマルカメムシ。
 体長5mmほどで、黄緑色の地に小さい褐色の点刻が散らばっています。
 初夏に生い茂るクズの汁を吸いにたくさん集まっているのをよく見かけます。
 屁こき虫といわれるカメムシの中でも、特別に臭いにおいを出し嫌われもの。
 見た目はそれほど醜悪ではない姿形ですが・・・。Img_1023trm Img_1036trm

 
コフキゾウムシ:
 クズが好きなもう一つの昆虫仲間で、小さい(5mmほど)コフキゾウムシです。
 堤防ぞい湿地や荒れ地、山地などでクズが繁茂しているところにはほとんどと言っていいほど居ます。
 ただ、たくさん居ても、何かの気配を察知するとすぐにササッと葉裏に隠れるか、ポトッと下に落ちて見えなくなり、視界から消えてしまいます。
 体色は黒色なのですが、体表が鱗片で覆われているので淡緑色の粉を吹いたように見えます。

Img_1042trm

 
 拡大してみるとゾウムシの特徴的な体型をしていることが分かります。Img_1046trm

 
 傍にいるカメムシ連中に言わせると、”あいつらはヒマさえあればあのザマだ”、とやっかみますが、昆虫専門家に聞くと、ゾウムシの仲間はやはりいつでもオスがメスの上に乗っかっている事が多い昆虫類だそうです。

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2009年7月 9日 (木)

ヨモギエダシャク幼虫とクロオビハナバエ

 6月下旬、手入れをしないネコの額の庭は、ネコも通れなくなるほど草木が伸び放題になりました。20090622am85img_0063

 
 前夜からの雨が霧雨に変わった午前中、ウメの小木の徒長枝を切っていたところ、何かグニュッとした感触があり、手元を見ると、切りとった枝に細長いイモムシがくっついていました。(゚ー゚;Img_0022jtcc
 
 大きさ40mmほどの淡黄緑色をしたシャクトリムシの仲間、ヨモギエダシャクです。
 シャク取り歩きをするのですぐ分かりました。Img_0026jcc40mm  

 
 庭園樹や果樹など色々な樹木や花卉の葉を食害します。
 幼虫の体色にはうす茶色からこの個体のようなうす緑色など変化が多いそうです。
 脚と義足の間が離れていて、草や木の枝にいるとカモフラージュで見つけにくいようです。

 
 そのまま放置して後で片付けようとしたら、少しぐったりした様子の幼虫に大きさ5mmほどの小さなハエがとまっていました。

Img_0057jtrm

 
 クロオビハナバエです。ハナバエという名前がついていますが、花に来るわけではなく、ゴミためなど汚いところに集まるハエだそうです。
 動きの鈍い、まだ生きているイモムシを舐めているようでしたが・・・Img_0057trml

 
 小さな自然の片隅での出来事です。

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2009年7月 8日 (水)

アメリカネナシカズラ(寄生植物)

 6月中旬のことです。
 荒れ地に群落を作ったシロツメクサの草原に、なにやら黄色い網のような物が放置されているように見える一角がありました。
 こんな処にゴミを捨てるなんて、と思いながら近くに行くとそうではありませんでした。
 見るからに怪しげな植物でこれまで見たことがない代物です。
 アメリカネナシカズラ、という名前の寄生植物の群落でした。Img_0991
 アメリカネナシカズラは一年生のツル植物で北アメリカ原産の帰化植物。
 そして葉緑素も葉も持たない寄生植物です。
 1970年頃に東京を中心に見つかり現在は日本全土に分布しているということです。
 河原・放棄畑・荒地の草原などで植物を覆って黄色の群落を形成するので、遠目には黄色い網や布が捨てられているようにも見えます。
 種子の発芽適温は20~30℃で、発芽した時は地面に根を張り、蔓を伸ばします。
 その後、宿主植物を選ばずに寄生し、寄生する植物を見つけて巻きつくと寄生根を出して、寄生した植物の養分だけで生きるようになりますが、この時には根は枯れてなくなってしまいます。
 発芽しても寄主が無い場合は、発芽後10~15日で枯死するそうです。

 
 寄生されたばかりのシロツメクサにはまだ白い花がありますが、すっかり栄養をとられた花は茶色に枯れていました。2r

 
 寄生した植物の栄養分を吸収して太くなったツルには白い花がたくさん咲いています。
 初夏~初秋にかけて咲かせるそうです。
 花冠は5裂し、花径は約3mm。Img_0946

 
 また大群落に踏み込んで中をのぞいてみると、ツルの途中にところどころ瘤のような固まりが見つかりました。
 これはネナシカズラコブフシと呼ばれる虫こぶで、アメリカネナシカズラに寄生する昆虫が卵を産みつけてできたものです。2r_2

 
 一つ虫こぶを切り開いてみると、中に寄主昆虫(ゾウムシの仲間などだそうですが)の幼虫が住みついていました。2r_3

 
 他の植物に寄生するネナシカズラもまた他の昆虫に寄生されるという不思議な自然の仕組みです。
 本種は大繁殖したり、その翌年は数が減ったりして、その詳しい生態は十分解明されていないそうです。

 参考:
  アメリカネナシカズラ  https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/80280.html

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2009年7月 7日 (火)

サトクダマキモドキ若齢幼虫

 6月下旬の梅雨の合間、庭に出てみると、ホトトギスの葉に小さくて黄緑色をした、足の長い虫がいるのが目にとまりました。
 一瞬、遠目には小さな黄緑色のアシナガグモの仲間かと思ったのですが、近寄ってみると違いました。
 体長は8mmほどで、脚も長く、何よりも体長の4倍以上はあると思われる長い触角を持っていました。
 何者のお子様かと、しばし考えた後、思い当たるところがありました。
  この途方もなく長いひげ(触角)の所有者といえば、昨年8月末、庭木にいた、あのサトクダマキモドキです。
 ひょっとしてそのお子様では?、ということで調べてみるとやはりそうでした。
 クダマキモドキはキリギリスの仲間で、全身緑色のきれいな大型昆虫。樹上で生活し、よく飛び、植物の葉を食べています。
 (なお近似種の「ヤマクダマキモドキ」の前足は赤紫色で、クダマキモドキの前足は緑色なので識別できること、名前も区別して言うときには、「サトクダマキモドキ」)

 撮影しようと近寄ると、とても身軽に、長い足でピョンと飛んで、居場所を傍のフェンスの上に変えました。Img_0038trm

 
 そこからスルスルと歩いて移動していきます。
ともかく長いアンテナで、この画面の左端隅まであります。
 
 この後また近くの葉にピョンと移動しました。Img_0041jtrm

 
 葉の端に行くと立ち止まって、長い左右アンテナの方位を変えて動かします。
 この時は、右側の触角は真下に、左は斜め左上方に向いていましたので、左側1本しか無いようにみえます。
 こうして情報をキャッチしているようです。Img_0036trm

 
 立ち止まっているときには、大切なヒゲを点検整備しImg_0043jtrm

 
 脚先をきれいに磨くなどImg_0042jtrm_2
 手入れに余念がないようです。
 普通は若齢幼虫は集団で生活するそうですが、この時見かけたのはこの1個体だけです。

 またその後は 姿は見かけません。いったいどこから来て、どこに行ったのでしょうか。
 どこかで元気に暮らしていれば また会えるかも知れませんが。

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2009年7月 6日 (月)

梅雨時に見かけた昆虫、ツバメシジミ、エンマコオロギ(幼虫)、アカヒメヘリカメムシ

 梅雨時の草むらには種族の存続拡大をめざしてたくさんの昆虫たちが活動しています。ありふれた昆虫たちですがその生活の一端を写真に撮りました。

ツバメシジミ:
 シロツメグサの群落ができた堤防の草むらに、たくさん飛び交っていました。繁殖の時期でもあります。ごく普通に、どこでも見られるのですが、気温が上がった日中はなかなか止まらず飛び続けるのでなかなかシャッター・チャンスがありません。
 曇天で、気温が上がりきらない午前中などは時々草むらに降りますので、そのようなタイミングがねらい目です。待ちかまえていて写真に撮ることが出来ました。Blg3r
 ツバメシジミ幼虫の食性はシロツメクサ、コマツナギ等、マメ科植物の花や蕾、新芽で、成虫もそのような植物の生育している環境には多く見られます。
 後翅裏面にはオレンジ色の紋があり、また翅の表は、オスが青紫色、メスは黒色です。
 後翅に尾状突起があり、ツバメの”燕尾服”になぞらえて「ツバメ」の名前が付けられたシジミチョウです。
 地面近くをチラチラと飛び回り、オスの青紫が目立ってきれいです。
 いろいろな花の蜜を吸い、また地面におりて吸水します。写真の個体はオスですね。

 
エンマコオロギ幼虫:
 梅雨時、これまでに茂った雑草が一度刈りたおされて枯れたまま堆積している草むらには、とてもたくさんの昆虫の子供達が飛び跳ねています。
 エンマコオロギの幼虫もその中の1匹です。
 枯れ草の隙間をくぐり、草の茎に登り、となかなかじっとしていません。やっと視界に邪魔のない明るい草の葉の上に登ってきたところを急いでシャッターを押しましたが、ピンぼけになりました。Blgimg_0916trm_2

 
アカヒメヘリカメムシ:
 水田沿いの道路脇に繁茂したネズミムギの草むらにたくさんいました。
 イネ科植物の害虫で、イネ科、タデ科植物に寄生して吸汁します。
お米に被害を与えることもあるそうです。
 体長は6~8mmと比較的小さく、体全体に赤みのある黄褐色で細かな黒点が見られます。
 近寄るとすぐに葉や茎の裏にスッと隠れるか、飛び去りますのでなかなか写せず、撮影には時間がかかりました。2r_6

 写真を拡大してみると、体中に毛が生えていて、ずいぶん毛深いカメムシで、胡散臭い感じが一層強くなりました。  

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2009年7月 5日 (日)

梅雨時の雑草など②アカバナユウゲショウの白花、ニワゼキショウ、ソバの花

 アカバナユウゲショウがそこいら中で繁殖して可愛らしいピンクの花を付けていますが、稀にしか見られない白花があります。見られる場所は毎年決まっていて、公園入り口の普段は空き地の草原です。雑草がのびて一度草刈りが行われた跡に、なぜか白花のユウゲショウが生えてきます。692r

 ただ草の勢いは今ひとつで、しばらくするとやがて再び勢力を増した他の雑草に埋もれてしまうようです。
 ここ以外にはまだ見かけたことはありません。

 
ニワゼキショウ:
 公園の芝地に生えていました。
日当たりのよい草地によく生える北アメリカ原産の帰化植物で多年草です。
 ご近所の玄関先道路縁にも毎シーズン必ず顔をのぞかせています。かわいがられているのでしょう。
 花は紫色のものが普通ですが、ここに生えていたのは白花です。白花でも”のど”の部分は濃紫色で、中心付近は黄色です。Img_0759cc

 
ソバの花:
 公園の前にソバ畑があり一面に咲いた白い花がきれいでした。 白い花は拡大してみると結構きれいです。692r_2

 時々種が飛んで、あぜ道などに一株だけ白い花をつけているのを見かけることもあります。そのときはオヤ、何の花か、と思うのですがソバの花です。

 やがておいしい手打ちソバになることでしょう。

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2009年7月 4日 (土)

梅雨時の雑草など①ヤナギハナガサ、オキジムシロ、ドクダミ、ヒメジョオン、アジサイ

 フィールドに出るとこの時期は雑草の繁殖シーズンで、ところによっては踏み込む隙間もなくなっていて気後れするほどです。
 草むらを遠巻きにしながら目につくものの記録です。同じ環境には毎年同じ雑草が顔をのぞかせて、新鮮味はありませんが、年々歳々、季節の巡りだけがはっきりと印象に残ります。

ヤナギハナガサ(サンジャクバーベナ):
 南米原産の帰化植物で多年草。観賞用に導入されたものが野生化したものらしいです。草丈は1.5m位にはなり、茎は途中で枝分かれして、その先端にまとまって小さい赤紫色のきれいな花をたくさんつけていますが、全体の草姿がなんとも写真に収まりにくい草です。
 近郊の市街地でもあちこちで目につくようになり、だんだん分布域が広くなっているように感じます。2r

 
オキジムシロ:
 年中残土の処理などに使われて攪乱されている、散策コース近くの広場の荒れ地に生えていました。
 4~5月に現れる、似た名前のキジムシロと、花はよく似ていますが葉の形状は大分異なり、花の時期もこちらの方が長期間で、春先から7月末くらいまで見かけられます。
 造成地や荒れ地など人為的影響を受け場所に出現しやすいヨーロッパ原産の帰化植物。2r_2

 
ドクダミ:
 庭の隅の日陰に生えています。抜いても抜いてもしつこく生えてきて、しばらく見ないでいると辺り一面すっかり占領しています。
 5月下旬くらいから~7月、白色楕円形の花弁のように見える4枚の総苞葉の中央から、長さ1~3cmの花穂をだし、多数の小花を咲かせます。
 生のドクダミにはデカノイルアセトアルデヒドという化学成分があり、手でちぎったりしたときに手について臭くて困る臭気の原因になっています。
 昔から漢方では10種類の効能があるというので十薬(重薬)とよばれ、解毒剤や便秘薬としても使用されています。2r_4

 
ヒメジョオン:
 季節の移り変わりは、3~4月、春先に咲いていたハルジオンに替わり、”そっくりさん”のヒメジョオンが 勢いを増して群落を作りだしたことからもわかります。繁殖力、適応力が強く、花も晩秋の頃まで咲いています。ハルジオンとの簡単な識別法は茎を折って見ること。ハルジオンの茎の断面は中空で、ヒメジョオンの茎は白い髄が詰まっています(中実)。2r_5

 
アジサイ:
 雑草ではありませんが、この時期定番の花ですから登場させました。
 以前、近隣のアジサイ園に見学に行った際、剪定作業で切除された一枝を貰って、鉢に挿しておいたものが活着し、近年、ほとんど純白の花を付けるようになったもので、きれいです。Img_0669   

 雨で濡れると重くなって垂れ下がりますが晴れると戻ります。ずいぶん花持ちのよい株です。

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2009年7月 3日 (金)

小笠原ツアー:5日目午後、見送りを受けて離島、帰途に。

 過ぎてみればあっという間だったツアーも終わりです。

出航見送り
 ①5日前に竹芝桟橋を出航して、その後そのまま二見港に停泊していた”おが丸”に再び乗船。
13:30乗船開始。乗船してデッキに出てみると、「小笠原空港の早期開港!!」の横断幕が掲げられた港には、見送り等の人たちが徐々に集まって来られてました。
 ②出航15分位前、島の人たちにより、”航海安全、皆再会を祈る”小笠原ぼにん囃子の太鼓の演奏が始まりました。2r1

 
 ③見送りの人の中に、滞在中お世話になった方々の姿を見つけるとお互いに手を振って別れを惜しみます。
 つかの間の、短期滞在に過ぎなかったのに、ジンと来るものがありました。
 ④定刻の午後2時に出航。いつまでも手を振って・・・2r2

 
 ⑤やがて二見港から一艘のボートが猛スピードで追いかけてきました。
 見るとボートの舷で手を振っているのは、南島行きチャーター船の方々ではありませんか。
 ⑥続いて次々に出航して来るボートの一群です。
 小笠原名物、感動の地元ボートのお見送り、です。
 地元の方々が自発的に行われているということです。2r3_2

 
 ⑦最後まで併走して二見湾外まできた大型のボートのデッキの上から、なんと前方宙返りダイビングのパフォーマンスが。
 予期しないことで、写真はありません。驚きとともに感動しました。
 ⑧午後18時15分、やや曇りの暮れなずむ大洋を ”おが丸”は一路、竹芝桟橋をめざして進みます。2r4

 
 ⑨船中泊の翌朝、船内はまだどこも静かで人影は見あたりません。
 ”おが丸”のレストランに行き朝食。
 ⑩海の色が変わると東京湾に入ったことが分かります。竹芝桟橋には定刻の15:30に到着。小笠原ツアーのフィナーレを迎えました。2r5

 
 小笠原はこれから夏休み、お盆シーズンを迎えると観光も最盛期をむかえ、にぎわいが増すようです。
 滞在中お世話になった人々との対話で、”これから観光客が増えて忙しくなると、島の人たちは大変ですね”、と言うと、”いや、島の人は観光慣れしていますからね、”、”でも観光ズレはしていませんね”、というやりとりの中に、小笠原に暮らす人々の比類のないホスピタリティーをあらためて感じとることができました。
 おかげさまで、いささか古びてくたびれた命の洗濯jができ、大変印象深い旅になりました。(完)

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2009年7月 2日 (木)

小笠原ツアー:5日目午前、自由行動で小笠原海洋センター見学

 ツアーも実質これで終わりです。朝ゆっくりして帰り支度をし、荷物は二見港桟橋の船客待合所内にある一時預かりに出航まで預けて、海岸沿いの風景を楽しみながら、港から徒歩約35の小笠原海洋センター見学に出かけました。
 ここはザトウクジラ、アオウミガメの調査、保全活動などを行う施設です。アオウミガメの養殖研究も行われていて、各生育段階のものが水槽ごとに分けて飼育されています。

センター開館の少し前だったので付近の海岸散策。
 ①宿から二見港方面の景観:
 朝、3日間お世話になったペンション・クレセントさんから見える二見港方面の景色。
 ②グンバイヒルガオ(広域分布種):
 海洋センター前の海岸に咲いていたグンバイヒルガオ。海岸の砂地を覆っているツル性の植物。花は夏に咲き、紅紫色。葉の形が相撲の行司の52r1 軍配に似ていることからついた名前。

 
 ③クサトベラ(広域分布種):
 すぐ傍に咲いていました。オオハマボウとともにしばしば海岸林の最前線に群落を作る。
 淡黄白色の花が葉腋に集まって咲きますが、花は下半分しかない、という形です。
 ④オオハマボウ(広域分布種):
 固有種のテリハハマボウによく似ていますが、こちらは海岸沿いに分布する海岸林の構成樹種の一つ。
 ハイビスカスの仲間で花は一年中見られるそうです。52r2

 
センター内見学
 ⑤アオウミガメにエサやり:
 入るとすぐに、飼育されているアオウミガメに野菜(キャベツ)を与えるエサやりコーナーがあります。大きな葉もパクリと一飲み。
 ⑥カメ飼育水槽:
 屋外の水槽に成長段階の異なるカメの水槽が並んでいます。
中に浮かべられているロープは、カメ同志が咬み合いをして傷つくのを防止する目的だそうです。52r3

 
 ⑦アオウミガメ:
 大きく生長した、立派で”美味しそうな”アオウミガメです。(でもなるべくカメ寿司にされないようにね)
 ⑧立派なイモムシ:
 やっぱり登場します。場内の海岸わき空き地にいました。大きさ7cmほど。美味しそうには見えません。
 名前や素性は分かりません。52r4shukushou

 
 ⑨ムラサキオオヤドカリ:
 敷地内の空き地を這っていました。あちこちにいました。
陸域に住むヤドカリで固有種、天然記念物です。
 父島でもっとも普通に多く見られるということで、ナイトウオークに出かけた海岸や、千尋岩に向かう山道にも居ました。
 ⑩オオヒキガエル:
 ヤドカリのすぐ傍にいました。夜行性で茶褐色の大型ヒキガエル。北米から南米原産で、サイパンから害虫退治のために人為導入されたと言うことです。
 しかし現在では、この時期大量に発生して島の人々を困らせるシロアリを食べる”益”の面は少なく、むしろ在来、固有の昆虫類や土壌生物に悪影響を与えるとして小笠原ではグリーンアノール同様、「外来生物法」の対象になり、これ以上増えないよう対策が進められています。
 夜間、人家の照明や街灯の明かりに集まるシロアリを目当てに、このオオヒキガエルが出てきているのも目撃しました。
 なお、耳腺から分泌されるミルク状の毒液は人にとっても危険で、見つけても絶対に手で触れないように、と注意されていました。52r5
(続く)

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2009年7月 1日 (水)

小笠原ツアー:4日目午後、アカガシラカラスバト・サンクチュアリーから中央山を歩く

 今日から7月。今年も半分過ぎてしまいました。相変わらずのスローペース、なかなか直りません。
 ツアーの続きです。
 小笠原の固有種で天然記念物のアカガシラカラスバトは、小笠原全体で30~40羽しか生息していないと推定されており、父島や母島には約20羽が生息していると考えられています。絶滅が危惧されるため、種の維持対策として東京都の上野動物園で人工増殖に成功しており、いずれは小笠原に戻すことも検討されているそうです。
 この貴重なアカガシラカラスバトの生息環境に適した小笠原国有林・父島内の中央山・東平・植物群落保護林内に一定の区域が「アカガシラカラスバトサンクチュアリー」として設定されています。
 サンクチュアリーはA,B,Cの3域にゾーニングされていて、Aゾーンは自然観察散策路、Bゾーンはバッファーゾーン(コアゾーンCを緩衝する役割の区域)です。Cゾーンはアカガシラカラスバトの生息する重点区域です。原則、人の立ち入り禁止区域です。
 そしてBゾーン(バッファーゾーンまで立ち入るためには東京都認定自然ガイドの同行が必要です。今回は環境省自然公園指導員のプロ同行。
 生息数自体がこのような状況で、また繁殖シーズンにはつがい形成のため集まりますが、その時期も終わりバラバラに分散しているため、今回のツアーではまず見られません、というガイドさんのお話。やむを得ませんが、その雰囲気だけでも、ということで、いざ出発です。

1)サンクチュアリ入り口まで:
 夜明道路沿い、サンクチュアリ区域の近くで車を下りて、入り口に向かいます。その間にも固有種の植物がたくさんあります。
 ①オオバシマムラサキ(固):
 紫色の小さい花がたくさん集まって咲いています。
 ②ソウシジュ(相思樹)(固):
 島ではホタルの木、と呼ばれるそうです。黄色の毛玉のような花が満開でした。
 ③タコノキ(固):
 タコノアシのように木根を広げる。オガサワラオオコウモリもこの実を食べるそうです。
 ④サンクチュアリー入り口案内看板:
 区域の説明、立ち入りの留意事項など記されています。ガイドさんから説明を受けてスタート。(写真はクリックで拡大表示します)4r1

 
2)Aゾーンの自然観察散策路を通り,Bバッファーゾーンに向かいます。
 ①散策路入り口にある案内看板
 ②タコズル(絞め殺しの木):
 他の樹木にまとわりついて這い登っています。中にはもとの樹木が分からなくなるほどぐるぐる巻にしていて、これではやがて巻き付かれた木は枯れてしまうのではないかと思うほど。
 絞め殺しノ木、と言われることに納得。
 ③シマホルトノキ(固):
 絶滅危惧種。蕾と紅葉。いつも数枚の赤い葉があり、判別のよい目印。現在このバッファーゾーンの林内一角で植栽試験が進められていました。
 ④林野庁の看板:
 サンクチュアリー入り口から約15分でBバッファーゾーンに到着。4r2

 
3)広くて、整備された自然観察散策路から別れて、いよいよ自然林内の細い自然道を歩くバッファーゾーンに入ります。
 ①入り口門柱:
 奥に続く木道。広いのは入り口付近だけです。片方の門柱の上にはアカガシラカラスバトのモニュメント。
 今回の訪問ではこのモニュメントで、観察出来たことに。
 ②マルハチ(固)の葉痕:
 木性シダです。高木になると幹の、葉を落とした跡に大きな「逆○八」模様の葉痕がたくさんあり、この樹だけは一度で覚えられました。
 ③バッファーゾーン終点:
 ここから奥は立ち入り禁止です。独特の樹林景観が広がっています。アカガシラカラスバトはどうしてこのような環境に住みついたのでしょうか。
 小休止してから往路を辿りながら戻ります。たくさんの固有種植物、昆虫の観察ができました。
 ④メヘゴ(固):木性のシダ。木が低いため葉がノヤギの食害を受けると言うことです。4r3

 
4)夜明道路に駐めた車まで戻り、中央山入り口に向かいます。
 ①キキョウラン(固):
 駐車した道路脇に咲いていたキキョウラン。ムラサキ色の小さな花を付けていました。とても素朴な花です。
 ②中央山入り口:
 父島のほぼ中央に位置する中央山。山頂展望台へは入り口から10~15分程度。
 ③中央山頂上展望台:
 父島第2位の標高312mの中央山展望台からは360度の景観が楽しめます。晴れた日には母島や聟島列島も望むことが出来ると言うことですがこの日はやや曇りで見えませんでした。
 頂上には太平洋戦争時の電波探信儀の台座残骸があります。
 ④島内最高峰:
 展望台の案内板に記入されていましたが、山名も標高も記載はありませんでした。ズーム撮影。4r4

 
5)中央山下山、帰路につきました。途中で小笠原水産センター立ちより。
 ①マルハチ(固):
 中央山頂から樹林帯を見下ろしてよく分かったマルハチ(固)の樹形。
 これまでは下から見上げるばかりで全体の様子は分かりませんでしたが、やはりとても特徴的のある姿でした。
 ②グリーンアノール:
 島内で定着、繁殖した結果、生態系に悪影響を及ぼし問題視されている外来種のトカゲ、グリーンアノール。
 保護色と逃げ足が速いのでなかなか撮影のチャンスがありませんでしたが、見つけて望遠撮影。
 ③ムニンヒメツバキ(固):
 帰路の道路沿い崖下にムニンヒメツバキの巨木林があり、たくさんの白い花が咲いていて見事でした。
 ④アオウミガメ:
 小笠原水産センターに立ちよりました。ここでは海産魚の種苗生産に関する飼育が見学できます。ここは「アオウミガメ放流事業発祥の地」ということでした。アオウミガメが悠然と泳いでいました。5

(続く)

 

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