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2009年8月18日 (火)

ジョウカイボン、ベニボタル、トラマルハナバチ、セセリチョウの仲間、クロフハネナガウンカ、ヤマキヒゲナガ

 当地は、お盆休み前くらいからやっと夏らしい天気が続いたかと思っていたら、もう微かに秋の気配が感じられるようになってしまいました。
 ツクツクボウシの鳴き声が大きくなり、夕方の草むらではエンマコオロギやツヅレサセコオロギの鳴き声が聞こえるようになり、稲田の上には精霊トンボに混じって、山から下りてきた赤とんぼの姿があります。

 すっかり時期遅れの記事になってしまいましたが、夏の高原で見かけた昆虫たちです。

 7月下旬、標高1,700mの高原で見かけた昆虫のいくつかですが、当然ながら平地ではあまり見かけないものがいました。
 同定のポイントを知らないで、初めて見る虫の名前を確認することは素人には大変です。
 今回の記事には、名前は多分そうだろう、という程度で、間違いがあるかも知れません。

●ジョウカイボン:
 聞き慣れない名前です。大きさ14-18mm、触角が長くスマートな体型で、一見カミキリムシのようにも見える、茶色っぽい昆虫。Img_1044trm

 小雨模様の草原で見つけた個体は、足先の色が黄色でしたが、全部黒いものなどバリエーションがあるそうです。
 基本的には、他の昆虫を捕らえて食べる肉食昆虫ということですが、花の蜜も食べるとのこと。

 
●ベニボタル:
 一見、姿・形はホタルに似ていますが、ホタルではなく、ホタル科の昆虫です。
 大きさ12mmほどで、上翅はくすんだ紅色で縦筋があり、その他の部分は黒褐色の甲虫です。
 触角は長く、やや櫛状になっています。この写真では分かりませんが、口器は前方に突出しています。
 写真のように、林縁の植物上に上翅をやや開き気味にしてとまっている姿が多いそうです。Img_1000

 
●トラマルハナバチとセセリチョウの仲間:
 両者ともノハラアザミ(またはノアザミ?)に来て熱心に蜜を吸っていました。
 同じハチの仲間が来ると直ちに追い払うのに、すぐ傍で体が触れあうようにして蜜を吸っているセセリチョウとは全く争う気配がない不思議な光景でした。
 セセリチョウの種類は、この写真だけでは確認出来ませんでした。Img_0986

 
●クロフハネナガウンカ:
 全体としては白っぽく見える翅端まで1cmほどの小さな昆虫。
 はじめのうちは、何者なのかなかなか分かりませんでしたが、暇の折々、インターネット昆虫図鑑など検索しているうちに、情報量は少ないもののそっくりの画像が数件見つかり、http://www.toonippo.co.jp/photo_studio/insects/semi/awahuki/pic10.html
 クロフハネナガウンカ、といたしました。2r

 それほどめずらしいウンカということでもなく、注意して見ないと気がつかないだけのことかも知れません。

 
●ヤマキヒゲナガ:
 体長5~6mmほどのごく小さなガです。
翅を広げた大きさは15mmほどでしょうか。
 先が白くて長いヒゲ(触角)の姿・形は、この春、近郊の草原で見かけたクロハネシロヒゲナガと同じだとすぐに認識しましたが、翅の色模様が違っています。
 類似した近縁のものが居るようですが、同定の決め手は、頭が黒いこと、山地に分布することなどの一致点で、ヤマキヒゲナガ、と判断しました。http://www.jpmoth.org/Adelidae/Adelinae/Nemophora_japonica.html
 翅の4倍ほどもある長いひげは、雌の発するフェロモンを感知して探し当て、子孫繁栄を図るための重要な役割をしている(らしい)とのこと。2r_2

 こんなもの観察しても、実利的になんの役にも立たないので、あまり関心が向かわないジャンルなのでしょうね。

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