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2009年9月 1日 (火)

夏の山地に咲く野草(1)トリアシショウマ、イケマ、キツリフネ、ホソバノキリンソウ、ヤマホタルブクロ

 9月、秋草が咲き乱れ、さまざまな色に彩られる山野の風物に心を寄せる季節がやってきました。
  とはいいながら、まだ夏の整理ができず、夏の名残を引きずる記事になりました。

 7月下旬、標高およそ1300~1700m位の林道から高原を辿ったときに、林縁や草原に咲いていた野草の写真です。
 人目を引くことが少なく、図鑑に掲載されていないか、見てもよく分からないものもあります。
 あるいは、間違っているかも知れないものがあると思いますが、4回に分けて掲載しました。撮影地は山梨県です。

トリアシショウマ:
 林道の林縁に咲いていました。白い花穂がきれいでした。
 本州(中部地方以北)の亜高山帯~温帯の林内に自生する。近縁種にアワモリショウマ、ヤマブキショウマ、ミヤマヤマブキショウマなどがある。花茎は高さ50~80cmになり、茎先に白色の小花を穂状に咲かせる。花期は5~7月。Img_1028

 
イケマ:
 林道沿いの林縁植物に絡みつきながら白いボールのような花のかたまりをたくさんつけていました。
 イケマはアイヌ語で大きな根という意味で、アルカロイドを含む太い根を乾燥させて強心利尿薬としたという。
 山地に生えて茎は長く伸び他の植物に巻きつく。長い柄を出し、花をブーケのようにまとめて咲かせる。
 白く見える花の花びらは2種類あり、白い副花冠と緑色の花冠。花期は7~8月。2r

 
キツリフネ:
 林縁のやや湿ったところに、ところどころポツポツと咲いていました。
 山地の湿った樹林内に生える1年草。茎は直立して分岐し、高さ40~80cm。
 葉腋から細い花柄を出し、3~4cmの黄色い花を吊り下げる。花期は7~9月。2r

 
ホソバノキリンソウ:
 林道沿いに咲いていました。
本州・中部地方以北に分布。山地の草地に自生。
 草丈は高さ30~50cmほどになる。茎頂に5弁の黄色い花を密集して咲かせる。
 葉は多肉質、へら状で、葉縁に鋸歯がある。近縁種にはキリンソウなどがある。花期は7~8月。2r_3

 
ヤマホタルブクロ:
 林縁のあちこちに咲いていました。これまで「ホタルブクロ」、と思っていましたが、詳しく観察すると「ヤマホタルブクロ」であることが分かりました。
 山地、丘陵に生える多年草で全体に粗い毛があり、茎の長さは40~80cm。
 花は約4cmで色は紅紫色。ホタルブクロとの違いは、ガクの形状で、ホタルブクロの萼片と萼片の間には反り返る付属片があるが、ヤマホタルブクロにはこれがないこと。花期は7~8月。2r_4

 
 (続く ) 

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