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2009年10月 4日 (日)

仲秋の名月;アヤトビムシ、ツチトビムシ、シロトビムシの仲間(上野の森)

 秋。
 10月3日は十五夜、仲秋の名月鑑賞の夕べ、のつもりでしたが、当地はあいにく朝から雨模様。
 夕刻に雨は上がりましたが、たれ込めた雲は切れず、雲の絶え間より”もれ出づる月の影のさやかさ”はなく、残念ながらワインと手作りのお団子でささやかな夕食を済ませ、気分だけはお月見として深まりゆく秋を実感しました。
 それからしばらくしてカメラをぶら下げ、夜間9時までナイター照明がある公園までウオーキングがてら出かけてきました。
 1時間ほどの間に黒雲の間から稀に垣間見える白く霞む”名月”を写真にとって来ました。Blg20091003pm2050
 名月をとってくれろと泣く子かな (小林一茶)   今頃のお子さんは、”アノね、月には水(H2O)かヒドロキシ基(-OH)があるらしいよ”、と、ませています。
 ところで「天高く馬肥ゆる秋」というと”食欲の秋”につながりそうですが、これは中国の故事にもとづく言葉で、もともとは”秋になると外敵が、夏草を十分食べて肥えた馬を駆って、秋の収穫物を略奪しにやって来るから警戒を怠らないように”、という警戒の語なのだそうです。
 それはともかく、昨今は身近に馬など見かけることもなく、馬刺しがうまい、程度のイメージしか浮かばない脳みそは嘆かわしい限りです。

 
 また「芸術の秋」でもあります。各地で色々な美術展や展覧会などが催されています。そこで先頃、上野公園まで出かけて、美術館と博物館の展示をハシゴしてきました。

 その折、植樹された森の木々にはまだ大きな変化は見られませんでしたが、それでも少しずつ落葉は発生するので、常に清掃されていて、環境美化作業のご苦労の一端が垣間見えました。Img_2704trm

 
 帰り際に、森の道端に少し残っていた落葉の腐植を一つかみゴミ用のポリ袋に入れて持ち帰り、しばらくご無沙汰していたトビムシにご対面。
 彼らもまた営々と人知れず腐植の処理に貢献をしているのです。
 予想のとおり、種類も生息数も多くはありませんでした。
 (それに較べて多数のダニがいました。”町のダニ”ではなく、まっとうな生活をしている、人畜には無害の種類です。)

 
アヤトビムシの仲間:(×30倍)
 体長約26mmの大型のトビムシで、地面の比較的表層部に多い(表在性)そうです。とても長くて立派なバネ(跳躍器)を持っています。106  
ツチトビムシの仲間:(×30倍)
 一番、どこにでも住んでいる種類だそうです。体長約11mm。バネがあります。
 体内に腐植を取り込んだ”ソーセージ”が透けて見えます。Img_270711mm30

 
シロトビムシの仲間:(×30倍)
 体長約12mmで、少し小さめの個体。バネは見あたりません。”ソーセージ”はミニ・ウインナほどで、大食いしていなかったようです。Img_271112mm30

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