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2009年10月16日 (金)

シラヤマギク、ハマナス、イソツツジ、ヤマウルシ

 9月初旬、東北地方で見かけた植物です。

シラヤマギク:
 山地の林縁、草原に咲いていました。秋にはどこの山地でもよく見かけます。(撮影9/2、岩手県)
 8月頃から茎を出して生長し、高さ1~1.5mになる。茎の上部は枝分かれし、散房状の花序を形成し、ややまばらに頭花をつける多年草。
 花は舌状花と中心部の筒状花からなるが、舌状花の数が少なく、間が透けて見える花が多い。
 根出葉は卵状心形で長い葉柄がある。花時には枯れるる。葉は長さ10~20cmで茎の上部に至るにつれ小さくなる。茎に付く葉には翼がある。葉の表面には短毛があり、ざらつく。
 分布は日本各地の山地や草原、道ばた、明るい森林中など。花期は8月から10月。Blg922r_2

 
ハマナス:
 浜辺近くの草地に咲いていました。花の時期としてはやや遅かったようです。赤い実がきれいでした。(撮影9/2、岩手県)
 ハマナスはバラ科の落葉低木で、本州北部や北海道の海岸地帯にごく普通に自生している。よく分枝して株立ちし、枝の先端に咲く濃桃色5弁の花が美しい。花期はかなり長く、秋に熟する赤い果実もきれい。
 花はお茶などに、果実はローズヒップとして食用になる。
 花期は6~9月。結実8~10月。分布は北海道に多く、南は茨城県、島根県まで。主に海岸の砂地に自生する。Blg922r_3

 
イソツツジ:
 あたりにはあまり多くの植物が見られないような火山性礫地にありました。白い花が目立ちました。(撮影9/3、青森県)
 イソツツジはもともとエゾツツジと呼ぶべきところを誤ってイソツツジと呼ばれたということです。。
 樹高は50~150cmほどになる落葉低木で、低地~高山の湿原や礫地、また火山灰地、それも他の植物が生育できないような硫黄を含む噴気が出ているようなところなど、生育する環境は広く、適応力に富む植物のようです。
 葉は披針形で、硬く厚みがあり、縁は裏側に巻き込む。
 花は白色5弁花で、枝先に多数かたまって咲く。
 分布は北海道と東北地方に限られる。花期は6月~9月上旬。Blg932r

 
 なお以前にサロベツ原生花園で咲き始めの(エゾ)イソツツジ(2008.6.11撮影)を、2008611img_0790

 また利尻島でエゾイソツツジを見たことがあります。

 
ヤマウルシ:
 イソツツジの群落と同じ場所にありました。樹高2.5mほどでしたが、他に高木はなく飛び抜けていて、少し赤くなり始めた葉が秋の到来を告げていたものでした。(撮影9/3、青森県)
  ヤマウルシも樹皮から、ウルシほどではないが、漆液がとれ、触れるとかぶれる。
  しかし本種は山地に生え、高木とならず、実には粗い毛が密生する。9月頃から紅葉を始め、秋の訪れを告げる。
 葉は羽状複葉。小葉は長さ4~15cmの卵状楕円形。樹皮は灰白色で縦に長い皮目がある。
 分布は日本各地。花と実6~7月。秋に扁球形の実にも黄褐色の毛が目立ち、熟すと落ちて中果皮がのぞく。Blg93img_0326 

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