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2009年11月29日 (日)

ガガイモ:綿毛の種(種髪)

 ボタンズルの綿毛種をたくさん見かけたのと同じ山系の山道で、鞘に収まったガガイモの綿毛の種を見つけました。
 初めて見たときにはこれが何か分かりませんでした。後で調べて分かったのですが、花は承知していたガガイモの種で、花よりずっと大きな果実ができ、熟してその鞘がはじけたものでした。鞘の大きさは、長さ7cm、最大幅3cmくらいだったでしょうか。
 幸運なことに、鞘の一つは、”種髪”と呼ばれる筆先のような形の綿毛が付いた種が、整然とそろって収容されている状態で見ることができました。(蛇足ながら、タンポポの種の綿毛は冠毛と呼ばれます)。Blg2r

 
 晩秋の午後の日射しは既に西に傾いて弱く、光量不足、またやはりツル性の植物で木に絡みついて垂れ下がった鞘は、少しの風にもゆらゆら揺れ続けて、手振れ防止機能をONにしたデジカメでもなかなかきれいな写真が撮れませんでした。
 割れた鞘がくるりと巻いていたほうは、中の種がほぐれ、種髪も大きく開いて絡まり合い、茶色の種がすっかり隠れて見えないほどの、ふわふわの綿の塊のようになっていました。
 きちんと並んだ方の種髪の一つを取り出そうと指先で鞘に触れたとたんに、収容されていた種の種髪がパッと開いて絡まり合い、全部風に乗ってふわっと舞い上がってしまいました。
 そしてその幾つかが茎に引っかかって止まりましたので、息を殺してマクロ撮影。なかなか美しい造形です。Img_3961_4

 
 別の鞘の塊も、手で触れると大きな塊のまま、ものの見事に舞い上がりふわふわ浮遊した後、地面に落ちました。
 それを拾い上げて、空になった鞘にのせて、撮り直した写真です。Img_3961_5

 
 ガガイモの花は、自宅近くの散歩コースで、他の雑草に絡みついて立ち上がり、花を付けていたのを観察していました。(写真再掲2008.9.18付けブログから)1img_0347_11_2 2r1

 その際、非常にユニークな実を付けることで、山野草愛好者には人気の植物である、ということは知っていました。
 しかし、当地では例年、実施される夏の終わりの雑草刈り取り作業によって、実を付けたものを見る機会は常に失われます。
 今回、はからずも遠隔の山地で遭遇できて、大変幸運なことでした。

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