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2009年11月 8日 (日)

トビムシ(群馬県)

 10月初旬、群馬県の山中で、散り敷いた落ち葉の下にいたトビムシの仲間です。(素人ですので種の同定はできません)
 同じ環境下には土壌動物とよばれる一群のたくさんの生き物がいます。日常的に、明るい地上環境で目にする生き物とは、その姿・形がかなり異なるため、違和感、正直に言えば、気持ち悪いものが多いです。
 トビムシも、その仲間には違いありません。トビムシは翅を持つようになる前の原始的な昆虫なので「飛ぶ」ことは出来ませんが、腹側にたたまれた跳躍器(バネ)で強く後に弾いてジャンプし、危機を逃れることが出来るので「跳び虫」と言われます。
 但し、中にはこのバネを持たない仲間もいます。
 体長は大きくても数mm以下で、肉眼でも注意すれば見えないことはありませんが、通常、地表面に出ることは少なく、なかなか一般人の注意を引くことは少ない生き物です。
 陸のプランクトンとも形容されるように、非常に広い地域に、また多数生息していて、落ち葉の腐植などを取り込んで分解し、自然界の掃除屋の役割をしています。
 カニムシなど肉食性の上位捕食者の獲物にもなっています。通常は無害ですが、時には特定の農作物に取り付いて食害したり、盆栽の肥料などに繁殖して衛生害虫として駆除対象になることもあります。

ムラサキトビムシの仲間:
 バネは太くて短く、体長は小型~中型であまり大きくはない。体型はずんぐりした紡錘形のものが多い。体色は多くは青~赤紫色。
 写真は体表面からの画像で、バネの様子など分かりません。
 大きさ約1mm。(×30倍)109img_3279

 
トゲトビムシの仲間:
 多くは大型種で、7mmに達するものもいるそうですが観察したことはありません。
 これまで見たものは小さいもので1.5mm、大きいもので2.7mmくらいです。
 4節から成る長い触角を持ち、第3、4節が環状に小分節する特徴があります。
 多くは表在性で、地中に深く潜るものはいないそうです。
 大きさ約2.5~3mm。(×30倍)Blg10922r

 
ツチトビムシの仲間:
 土壌中に最もよくみられるトビムシで、高密度になることも多いという。
 体長は小さいものでは0.5mm程のものもいるが、通常は1~2mmの中型。
 バネ(跳躍器)があるが、発達程度はさまざま。
 大きさ1.2mm。(×30倍)Img_3287_2

 
マルトビムシの仲間:
 トビムシ仲間ではその姿・形はいちばん”愛嬌があり”少なくとも気持ち悪さが少ない、と思っています。好みでしょうが。
 体長0.5~2mmと小型のものが多い。胸部と腹部の体節は融合して球形となり名前のとおり全体としては丸っこい体型ですぐ分かります。触覚は頭長より長く、跳躍器の形は種により様々です。多くは地表性だが地中にもいる。
 体長0.5mmの小さなもの(×30倍) チョット見、ウサギのように見えます。(なお、画面左下 に写っているピンセットの様なものはトゲトビムシのバネ(跳躍器)の先端部分)Img_3292109trm

 
体長0.8mm程で橙色の体色をした別のマルトビムシの仲間。
 なお画面左下に移っている小さく丸まった個体は、多分、上の写真のマルトビムシの仲間)Img_3347

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