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2009年12月

2009年12月31日 (木)

大晦日

 今年も終わりになりました。この一年間、ブログを訪問して頂いた皆様、ありがとうございました。
 この一年も様々な出来事がありました。一年を振りかえり、未解決の多くの課題を確認して、新しい年へ漕ぎ出していかなければなりません。船長の責任は重大ですが、乗組員個々の役割分担責任もまた大切です。
 
 COP15も残念ながら期待された合意は得られずに終わりました。慣用句のように”悠久の大自然”と称していましたが、恒久不変ではないこともはっきりしています。
 物理的にはエンドレスの時間に、一つの区切りをつけて、将来を展望しなければなりません。

 
 さて、年末、関東から北陸へとトンネルを抜けると、やはりそこは雪国の世界でした。4r

 
 街並みを外れて少し歩くと、早朝には曇り空でも、立山連峰がくっきりと見える時間があります。
 少し時間が経つと稜線は雲に覆われてしまいますが。4r_2

 
 大晦日には天気予報のとおり、朝は雹が降り、やがて雪に変わりました。元日にかけてかなり積もりそうです。
 ”鰤(ブリ)おこし"と呼ばれる雷も時々鳴っています。Img_0162trm
 北陸路の冬の自然です。
では皆様。良いお年をお迎え下さい。

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2009年12月30日 (水)

チョウジソウの種

 チョウジソウは河川敷や湿地に生える多年草ですが、自生環境の変化等で見られる機会がだんだん減少して、現在は環境省のレッドデータブックで、絶滅危惧種Ⅱ類(UV)に指定されています。
 以前にたまたま知人から種をもらって植えたものが、"どんどん増えますよ"と言うほどには増えはしませんが、毎年絶えることなく初夏にきれいな薄紫色の花を咲かせてくれます。(→後で分かりましたが、園芸種でした。丈夫でよく増えます。)Img_26071

 
 放任している株はやがてドライフラワー風に枯れてしまい、円柱形の果実が出来ています。
 そして果実の鞘が割れると種を飛ばしています。
 そのわりには、まわりに勢力を広げていくと言う様子がありません。20091223img_4410_4

 
 12月下旬、まだ残っていた鞘と、中に行儀良く並んで入っている種を観察しました。20091223img_4410_5

 
 種は茶色で、表面に凸凹があり、円筒形をした長径7mmほどのものでした。20091223img_4410_6

 
 今年の種はこれで見納めです。 20091223img_4410_37mm

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2009年12月29日 (火)

ナズナの種

 ナズナは畑地や野原などあらゆるところに普通に生えている2年草です。ハート形の果実の柄を引っ張って、花穂を振るとシャラシャラと音がします。ペンペングサと呼ばれるゆえんですが、もっとも昨今はこんな遊びをする子供さんも見かけなくなりました。
 秋に芽生え、越冬のためにきれいな形のロゼットを形成しているナズナは、昔から春の七草の一つとして七草がゆに入れたり、天ぷらやおひたしにしたり、みそ汁の具にするなど、アクがなく、くせもないので、美味しく身近な”野草”です。
 ナズナ・ロゼットの小さな個体はそのまま越冬しますが、大きく育ったものは12月から2月の厳寒期でもしばしば花をつけていることがあります。温暖化の影響もあるのでしょうか。2r_71

 
 12月中旬に花をつけていた個体の”バチ”の皮を剥いでみると、Img_4084

 Img_4160

 
 まだ緑色で未熟のようでしたが、米粒のような形をした、大きさ長径0.8mmほどの 種が入っていました。表面には粒々があります。Img_4196_2Img_4196_508mm
 

 この種でも発芽するのでしょうか。

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2009年12月28日 (月)

コバノタツナミの種

 11月下旬にプランターでコバノタツナミが季節はずれの花をつけました。Img_4055_1211trm_21

 
 その後1ヶ月経過しましたが、一部の花はしおれて落ちたものの、他の花はまだ元気です。
 さすがに新たに開花する様子はありませんが。20091226mg_4591

 
 果実が熟してきた様子なのであらためてひまつぶしの観察。Img_4161_2

 
 鞘の形が面白いものであることに初めて気がつきました。
 下部についた鞘は既に蓋が開いて種が入った袋は落ちてしまっていましたが、上部に残ったものはまだ完熟、と言う状態ではなかったようです。
 巾着袋のような鞘の蓋を外してみると、緑色の種が入っていました。Img_4161_3_2

 
 種の大きさは長径1mmほどで、表面に金平糖のようなイボイボの突起が目立ちました。2r_2

 なかなかユニークです。

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2009年12月27日 (日)

イヌガラシの種、雑草のロゼット

 商業クリスマスのお祭りも過ぎて、いよいよ年の瀬が迫ってきたという感じです。

 さて、散歩道沿いの乾田のあぜ道にもさすがに雑草の姿は少なくなりましたが、すでに来春のいち早いスタートアップに備えて、種々の雑草(畑や乾田・水田に生える”作物以外の植物”)が冬越しのためロゼットを形成しています。2009122666r 

 
 そして、晴れたある日、このお邪魔虫”どもを殲滅する”ために、農家の方が、乾いた畔に除草剤を撒いている姿を見かけました。20091223

 
 雑草もなかなかしたたかで、めげずに種をまき散らすものもいます。
 いじけた草姿ではありましたが、イヌガラシが果実をつけていました。まだ未熟のようです。Img_4097 Img_4157

 
 鞘の中の種はまだ緑色のままでした。種の大きさは0.8mmほどで、表面に粒々がありました。2r
  雑草も生き残りは大変なのです。

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2009年12月26日 (土)

イヌホオズキの種、オオタバコガ幼虫

 12月中旬、日当たりの良い畔道に除草を免れたイヌホオズキが黒く熟した実をつけていました。1214img_4085trm

 
 そして、はじめは気がつかなかったのですが、この時期に珍しく、オオタバコガの幼虫が数匹とりついているのも観察しました。
 このイモムシの成虫は淡緑色で体長4cmほど。
 トマト、ナス、ピーマンやレタス、イチゴ、また花卉類では蕾に侵入し農作物などに大きな被害を与える害虫で、発生のピークは9~10月ですが、その時期が過ぎてしまったこの頃に、雑草のイヌホオズキにしつこく取り付いていたようです。
 余談ですがイヌホオズキは全草に有毒成分ソラニンを含み、黒く熟した液果にはアセチルコリン様物質を含んでいますので、口に入れたりしてはいけません。
 この幼虫は平気なのでしょうか。Img_4087

 
 それはともかく、熟した液化を潰してみると、黒紫色の汁の中に、紫色に染まった種が含まれていました。Img_4155Img_4176_2

 
 種の大きさは長径1.5mmほどで、表面には細かなひだがあります。発芽率はどのくらいあるのでしょうか。
 強害草ではないと言うことですが、完全な駆除はなかなか出来ていないようです。Img_4176_115mm_2 

 
(余談:参考図書としてたまたま近隣の図書館で植物の種の図鑑を借りることが出来ました。『原色図鑑 芽生えと種-植物3態/芽ばえ・種子・成植物-』 浅野貞夫/著 全国農林教育協会刊 です。類書は少ないようです。)

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2009年12月25日 (金)

イソシギ

 冬将軍さまがいったん引き上げられた様子で、一昨日あたりから晴天の日中は暖かです。用水の堤防を散歩していると、対岸にチドリらしき鳥が一羽飛んできて、水辺につつっと走り寄りました。普段あまり見かけませんが大きさはヒヨドリくらいで、見ているとセキレイのように尾羽を上下に振っています。
 そしていきなり水中に飛び込みました。20091222pc224465

 
 小春日和に誘われて、水浴びを始めたようです。
 飛び込んでバシャバシャ水浴びした後、岸辺にあがって来ましたTori1

 
 時々警戒して辺りを見回しながら羽繕いをしています。Tori2 Tori3

 
 とても気持ちよさそうでした。
 そして、いつまでも”のぞき見”している暇人にチラッ一瞥をくれると、長居は無用とばかりに飛び去っていきました。Tori4

 
 暖かな冬日の一こまでした。
 後で写真を見ながら名前を調べてみるとイソシギのようです。
 イソシギ:(Wikipedia抜粋)
全長20cm。翼長29cm。翼開張38-41cm。上面は灰褐色で覆われ、羽毛の軸に沿った斑紋(軸斑)は黒い。下面は白い羽毛で覆われ、胸部側面に羽角にかけて白い部分が切れこむ。顔から胸部にかけて灰褐色の斑紋が入る。眼上部にある眉状の斑紋(眉斑)は白く、嘴の基部から眼を通り後頭部へ続く暗色の筋模様(過眼線)が入る。風切羽上面には白い斑紋が入り、飛翔時には帯状(翼帯)に見える。主に河川や湖沼の周辺に生息する,本州中部地方以南では留鳥。冬季は単独で生活する。静止時や歩行時には尾羽を頻繁に上下に動かす。短距離を飛翔時には翼を下げたまま先端を振るわせて飛翔する。

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2009年12月24日 (木)

菜の花の種

 氷点下の気温が数日続きましたが、日溜まりの堤防やあぜ道に、菜の花がポツンポツンと咲き残っています。
 多分セイヨウアブラナか、カラシナだろうと思いますがはっきりしません。2r

 
 大方のものは種がたくさん出来ています。長い鞘に入った見慣れたものです。Img_4396

 
 熟して枯れた鞘を指先で軽くつまむと、いとも簡単に鞘がはじけ、長細い3片にきれいに割れて、丸い種がこぼれ落ちてきます。
 何回やっても、どの鞘も同じように3片に割れました。Img_4400

 
 大きさ1mmほどで小豆色をした種の表面には、イチゴのようなヒダがありました。Img_4407 Img_4401_2

 
 春、菜の花最盛期にはずいぶんたくさんの種ができて、菜種油が採れるのですね。
 もっとも、栽培種は品種改良されたものでしょうけれど。

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2009年12月23日 (水)

メマツヨイグサの種

 メマツヨイグサはヨーロッパ原産の帰化植物で、一般には月見草と呼ばれる植物の仲間ですが、月見草の名前にふさわしい大きな黄色い花を咲かせるのはオオマツヨイグサで、こちらは小さい黄色の花をつけます。花期は7~9月です。
 都市近郊にたくさん分布して、草丈も1~2mになり、美観を損ねることが多い雑草です。
 国道沿いに生えていたものが、除草作業から免れて花後に円柱状の果実をタワー状につけ、そのままドライフラワー状になって残っていました。Img_4205

 
 種の入った鞘は上向きについていますので、鞘の一つを採ってみると、中には膨大な数の種がこぼれないで残っていました。Img_4184

 
 種の大きさは長径2mmほどで、三角状です。Img_4184_12mm

 
 こんなに膨大な数の種をばらまいても、月見草だらけにならないのは、よほど発芽率が悪いからなのでしょうか。粗製乱造の見本?

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2009年12月22日 (火)

アサガオの種

 今日は冬至。北半球では正午における太陽の高度が一年中で最も低く、我のリビングでも一番奥まで光が入っています。明日からは少しずつ日照時間が長くなると思うと何となくうれしい気持になります。

 この冬も、農道沿いの金網フェンスには毎年除草作業からもれたアサガオのツルが巻きついて残っています。もちろんたくさんの種が付いたまま、ドライフラワー風になって。Img_4115

 
 いまさら珍しくもありませんが、一つ果実を割ってみると、中に6個の種が入っていました。
 大きさは6mmほどで、大輪の花が咲く園芸種の種より、かなり小振りです。
Img_4159 Img_4182_1

 
 昔から、また現在でも、たいてい小学校の夏休みの宿題に、アサガオの種まきから、花が咲き、また種ができるまでの観察日記をつけることが宿題になっていますから、まず朝顔の種を知らない人は居ないことでしょう。

 なお、朝顔の種は昔から民間薬として利用された歴史があり、日本薬局方にも生薬として収載(牽牛子:ケンゴシ)されています。
 薬効があることは確かですが、ただ、アサガオ類の種にはファルビチンという配糖体などの有害成分があり、誤って噛んだり食べたりすると、強い腹痛や下痢などを起こしますので子供などには注意が必要です。

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2009年12月21日 (月)

スミレの種

 12月はじめ、小春日和が続いていた時に、花を開いてしまったスミレが街中の道ばたにちらほらありました。
 このところの厳しい冷え込みでさすがの花も持ちこたえられなくなってほとんど落ちてしまいましたが、Img_4356trmcc

 
 その後,、果実が出来て鞘がはじけ、種をとばしている姿が見られます。

 
 自宅のプランターにもありましたので採取してきました。Img_4338_2

 
 スミレの種類により異なりますが、採取した種は濃い茶褐色の楕円形で、長径1.5mmほどの大きさでした。
 ピンセットで摘んでみるとけっこう堅いものでした。Img_4341 Img_4343

 
 スミレは最盛期にはずいぶんたくさんの種を散布するようです。
 そして、スミレの種にはアリが好む化学物質(エライオソーム)が付いていて、アリが運ぶということが良く知られています。
 しかし、この時期はアリも冬眠していますから、ばらまいても遠くには広がってはいかないでしょうね。

 〔エライオソームは脂肪酸、アミノ酸、糖からなる化学物質で、スミレやカタクリなどの植物の種に付着しているやわらかい付着物。この物質に誘引されたアリがエサとして種を巣に持ち帰り、エライオソームだけを食べ、種は巣の近くに捨てられる。これによって種は広く遠くに運ばれる。(出典:Wikipedia)〕

  Q:アリはなぜ運んでいったりしないでその場で食べないのでしょうか、その方が効率的だし、楽でしょう? 
  A:アリは作業効率なんて考えないし損得勘定も出来ないからです。
と言うやりとりですが、ほんとのところはアリに聞いてみなければ分かりませんね。

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2009年12月20日 (日)

オオイヌノフグリの種

 ここ数日、全国的に冷え込みが厳しく、雪国では年末のスキー場も心配がなくなって良かったようですが、当地でも一昨日から連日、この冬はじめて屋外の姫睡蓮/メダカ水槽にガラス板のような薄い氷が張りました。メダカは鉢底に沈んで姿は見あたりません。Img_4332

 
 この寒さに、ほとんど年中あぜ道に生育しているオオイヌノフグリも、さすがに縮みあがったようすです。
 お碗のような青い花の傍には、”犬のふぐり”形の果実が寒そうでした。Blg2r1  Img_4130

 
 果実の袋を破ってみると、中に意外にたくさんの種が入っていました。Img_4136

 
 貝殻の形に成形されたマカロニのようです。
 大きさは意外に大きく、長径1.5mmほどでした。
 そしてもうすこし拡大してみると、貝殻の中からのぞいている構造物があります。胚なのでしょうか。
 素人には何だか分かりません。  
 《→後日、なかなかさんから、エライオソ-ムであると、教えていただきました。》Blg3r

 
 どうしてこんなことになっているのか、自然の造形や機能というものに不思議さを感じます。
 この種を播いて観察すればもっとなにか分かるかもしれません。

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2009年12月19日 (土)

不明のキノコ2種

 12月も半ば、キノコのシーズンは終わってしまった時期ですが、用水路の水際に近い草地に白い大きなキノコが1本、ニョキッと生えていました。Img_3955

 
 傘は直径10~12cmで、ほとんど扁平に開いていて表面は白色、裏側は薄茶色を帯びていました。
 足の長さは15~16cmほどあったと思います。

 手でそっと持ち上げると容易にすっぽり抜けて、しかし意外と丈夫ですぐに折れたり傘が壊れたりはしませんでした。Img_3956

Img_3958

Img_3959

 
 特別な臭いもなく、あまり怪しげな雰囲気は感じませんでしたが、とりあえず元のように、抜けた穴に差しておきました。
 後で少し図鑑も調べて見ましたが名前など分かりませんでした。

 
 もう一つは対照的に小さなキノコです。
 乾田の畔に生えたゼニゴケの隙間から橙赤色の傘を持ち上げていました。大きい方の傘の直径は1cm程度、高さは2cmほどです。
 見た目は可愛らしいものですが、こちらも何者か不明です。Img_4006trm

 キノコの世界も多彩です。

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2009年12月18日 (金)

ヘクソカズラの種

 道ばたに、ヘクソカズラの果実が金網フェンスに絡みついたまま、まだ残っています。Img_3671Img_4158

 
 橙黄色に熟した果実を割ってみると、中にお碗形に凹んだ種が二つ入っていました。大きさは4mmくらいです。Img_4194_1 Img_4194 

 
 なおヘクソカズラには、この果実を含め、全草が有毒とされていて、複数の化学成分が知られ、動物実験でもその有害性が認められているようです。
 たくさんの実がいつまでも残っているのは、その毒性のため鳥も食べないからかどうかは分かりませんが。

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2009年12月17日 (木)

皇帝ダリア(木立ダリア)

 平年より冷え込みが大きく、日中の外気温も6℃程度にしか上がらなかった昨日、所用のため外出した際に、街中の国道沿いで、歩道に面した農家のお屋敷の高いブロック塀からさらに高く飛びだして、曇り空を背景に咲いている花が目にとまりました。
 皇帝ダリアです。巨大です。 塀越しにみえる部位でも、幹茎の太さは目測で5~6cmはあったでしょうか。草丈は5mはあったでしょう。Pc164463cctrm

 
 子供の頃のダリアの記憶といえば、ポンポンダリアなど、子供の視線と同じ高さの可愛い花、と言う印象しかありませんが、この皇帝ダリアは高さ3~6mにもなるという巨大なもの。
 メキシコ原産の、キク科に属する半耐寒性多年草で、花期は11月。 
 短日性(日が短くなると開花する)植物で、霜が降りる前まで開花しているそうですが、当地ではまだ霜が降りるには至っていませんので、まだまだ元気に咲いているようです。Pc164460 Img_4219

 
 きれいに整枝された庭木の上方に咲いている花は、見上げなければ鑑賞できません。首が痛くなりますね。
 真冬には地上部は枯れ、春に新芽が出るということです。

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2009年12月16日 (水)

ビンズイ(→タヒバリに訂正)

 一部青い草も残る冬枯れの草原にビンズイ タヒバリの姿を見つけました。体長16cmほどで雌雄同色の地味で目立たないいでたちの小鳥です。
 餌を探しに地面に下りて、草むらをトコトコと小走りに歩きながら、セキレイと同じように、尾を上下によく振っています。Pc144453cctrm

 
 警戒心の強い鳥で、時々周囲を見回しています。Pc144453cctrm_2

 
 草むらで大きなイモムシらしきものを見つけたようです。なかなか呑み込めなくて苦労している様子でした。Pc144453cctrm_3

 
 ビンズイ タヒバリはセキレイ科の鳥で、北海道、本州、四国では留鳥、北日本では夏鳥、九州以南では冬鳥だそうです。
 林や草原などに住み、主に地上で昆虫類やクモ類などを食べています。

追記:
 後になって気がつきました。
 頬の下ではなく、横後方に白斑が見えるのがビンズイということで、今回の1枚目の画像では、頬の下に白斑があることから、ビンズイとしたのは誤りで、タヒバリのようです。
 訂正いたします。

 

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2009年12月15日 (火)

巨大な柚(ユズ):獅子ユズ(ジャガタラユ)

 先日、車で通りかかった農産物販売所で、巨大な柚(ユズ)が売られているのを見つけました。きれいなPPの袋に入れてあり、ラベルには生産者の名前と、品名表示ラベルが貼付されていましたが、品名はただ、ユズ、の標記。
 レジのオバサンに、この柚はなんという種類で、どうやって利用出来ますかと伺ったところ、「名前は知りません。ジャムにしても食べられるし、”飾り”として置いてもいいですよ」、とシンプルなお答えでした。
 とりあえず一つ買い求めて記念写真です。 直径14cmほどありました。Img_4078Img_4079

 
 ネットで調べてみると、私が知らないだけで、つとに有名な獅子ユズ(ジャガタラユ)と呼ばれる品種で、苗木も通販などで販売されていることを知りました。
 重さは1kgにもなる巨大な柚で、食べて良し、観賞用にも良し!と言うことです。

 今回買い求めたものはさすがに1kgには及びませんでしたが、約600g。Img_4119

 
 匂いを嗅いでみると、確かに柚の香りです。
 当分は観賞用として鎮座することになりそうです。

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2009年12月14日 (月)

トビムシ(達沢山)

 過日、旧友と山梨・百名山の一つ達沢山に行きました。その折り、ついでに、目新しい個体も見つかるのではと少し期待して落葉の下を採取しましたが、そこに住んでいたトビムシさんには失礼ながら、どこにでもいるものばかりで、観察は途中でやめてしまいました。

いい加減で申し訳ないのですが、その時に見つかったトビムシの”集合写真”を掲載しました。
 常連の、アヤトビムシ、ツチトビムシ、ムラサキトビムシ、シロトビムシなどの他にダニ類やそのほかの土壌動物もいました。Img_39251

Img_39142

 見る度に、生命誕生、そして進化の過程でどうしてこんな姿形になって現在まで"取り残されてきた”のかと不思議に思うのですが・・・

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2009年12月13日 (日)

季節はずれの開花

  時の話題として地球温暖化問題(気候変動問題)を扱うコップ15(COP:Conference of the Partie、締約国会議)が世界の関心を集めています。

 長い地球時間の中で、温度計などの機器を用いて気温を観測したデータはわずか140年分しかないそうですが、地球温暖化と異状気象などの分析が行われ、温暖化との相関が観測されたり、あるいは予測されています。
 科学的判断は専門家にお願いするしかありませんが、身の回りの事象を観察すると、温暖化の影響ではないかと素人考えで結びつけてしまいたくなることもあります。

 たんぼ道や堤防の草原を歩くと、本来は春に咲く雑草の花が散見できます。
タンポポなど、確かに最盛期の勢いも繁殖もありませんが、冬のいまでも結構パラパラと花を咲かせ、綿毛の種を飛ばしています。Img_3788_1126trm_2 2r_2

 
 また、雑草が枯れてまばらになった日当たりの良い畑地には、ホトケノザが、その一角が遠目にはピンクに見えるほどの群落をつくっていました。(12月初旬)
 もちろん開花最盛期は3~5月ですが、ただホトケノザは11~12月にも、小春日和の陽気にあうと花を開く、”不時現象”を起こしやすい花の一つ、とされていますので、昔からこの時期に花をつけることは特に不思議ではないようですが。Img_3813_1126trm

 
 民家の脇の農道斜面にはスイセンが花を咲かせていました。11月下旬のことです。
 温暖化との相関はわかりませんが、素人感覚では、日間の温度変動、温度差が大きくなって、急に冷え込む時があれば、その後また妙に暖かくなることが多くなったのではと感じます。
 このスイセンは、民家から逃げ出して来たものと思うのですが、一度冷え込んで、次に暖かくなったから春が来たと感じて花を開いたのでしょうか。
それとも単に早咲きの品種なのでしょうか。Img_3797trm1126

 
 11月下旬、自宅の玄関先のプランターに、種がこぼれて勝手に生えていたコバノタツナミが薄紫色の花を慎ましやかにつけていました。
 そのまま今も、冷たい雨に濡れながら咲いています。
 種ができたものもありました。
 本来は5月に花をつける野草です。
 少し肌寒がつづいた後でまた暖かくなった時に勘違いして花をつけたのでしょうか。Img_4055_1211trm_2

 
  こんな些細なことはともかくとして、いまや気候変動問題は、既に確認されたことにはもちろん、予測される問題に対しても真剣に立ち向かわなければならない、世界共通の重要課題ですね。 

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2009年12月12日 (土)

カラスアゲハの蛹→クロアゲハ褐色型蛹

 去る9月下旬のことです。庭先のゴミ箱のゴミを捨てようとして、そのスチール支柱に、なにやら茶色のものがくっついているのに気がつきました。普段は完全に死角になっていて見えないところです。
 のぞき込んで見ると、少し大型で、そのくっつき方からアゲハチョウの仲間の蛹です。
昨年秋にも別のところで、やはりスチール製の支柱に、キアゲハの蛹がくっついているのを見つけていましたが、その蛹は結局、春になってもそのままで、羽化することはありませんでした。
 干涸らびた蛹をよく見ると小さな穴がポツンと空いていました。おそらく蛹の時に、寄生蜂に襲われて犠牲になったのだと思います。
 それも自然の成り行きで良いのですが、今回はすこしお節介をしました。
 支柱に体を固定している糸を切り、くっついている尻を剥がすと、やめろ、というように、腹部下部の節の部分をくねくね動かして、ギシギシという摩擦音を出して威嚇します。
 元気でいることがわかりましたので、割り箸を持ち出して、絹糸とボンドで、スチールの支柱にくっついていたのと同じスタイルに固定しました。
 ボンドが乾くまで外に置いておきましたが、その後特別変わった様子はありません。それを、ガラスの花瓶に挿して、暖房が無く、北側で陽が入らず寒い廊下の隅においているものです。Img_2903trm

 
 図鑑を見ると、我が家の庭にも時折姿を見せていたカラスアゲハの蛹のようです。→後日訂正クロアゲハ蛹褐色型だったようです。

 左側面。Img_2887trm

 
 右側面Img_2888trm

 
 真上からImg_2899trm見下ろすと

 
 正面からのお姿です。威厳があるようでもあり、何となく気味が悪くもあり・・・ Img_2900trm

 
 いっしょに春を待ちましょう。どうなりますか。

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2009年12月11日 (金)

ルリタテハ,今シーズン最後の羽化

 遅くなりましたが、今シーズン最後のルリタテハの羽化記録を掲載しました。終齢幼虫が蛹になり、羽化して飛び立っていくまでの一貫記録です。

 10月1日、庭植のホトトギスに終齢幼虫がいました。枝ごと切りとって室内で観察。翌朝見たら前蛹になっていました。101img_2986

2r

 
 前蛹は、翌日に蛹になりました。そして10日後、羽化直前の蛹です。10131002am852img_2927trm

 
 その後、しばらくして羽化が始まりましたので、動画を撮影しました。
 蛹から抜け出るまで2分間です。(その後、ゆっくり羽が伸びていきます。動画としては、ここからは変化が乏しく、カットすれば良かったのですが、そのままになってしまいました。途中で動画は停止してください。

 
 羽がのびきって枝先に移動した後、割り箸に移らせて、屋外に出しておきました。羽化後3時間ほど経過してから、秋の青空へと飛翔していきました。10月13日のことでした。32r

 
 (後日談:その後、10月23日に、フェンスに止まっている、羽化したばかりのルリタテハが2頭いるのを、庭掃除をしていて見つけました。
 どうやら我が家では、これが今期最後の観察だったようです。

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2009年12月10日 (木)

モズ、ダイサギ、コサギ、ヒドリガモ、カワウ

 春のようにうらうらと暖かな冬日の昼下がり、散歩コースの道すがら、性能の劣るデジカメの望遠で調節池を覗いてみると、大方の水鳥は岸辺に上がって、お昼寝の真っ最中の様子でした。

 草むらから飛び立ったのは、後ろ姿しか捉えられませんでしたが、モズのようでした。
 近くの水路沿いのフェンスに1羽、ぽつねんと突っ立っていたのはどうやらダイサギのようです。Blg2r_2

 
 池の住人のアイガモは3羽連れで、いつも仲間連れのアヒル2羽はどこに行ったのか見あたりません。Pb294434

 
 近くの岸辺に集まってまどろんでいるのはどうやらコガモの一群。
 居眠り中の♂の傍の棒杭に飛んで来て、羽を伸ばしているのはセキレイ。Blg2r_3  

 
 一番遠くの水面に遠ざかって群れていたのはヒドリガモ。
 ピリッ、ピリッと言う鳴き声でわかります。Blg2r_4

 
 そして対岸の水際にたむろしているのはカワウ。
 飛来する数はごく少ないものの、たいていうさんくさそうに、しかし警戒を怠ることなく、たむろしています。Blg2r_5

 
 寒風が吹きすさんで水面にさざ波が立つような日には、こんなのんびりした鳥たちの姿は見られません。
 しばしの憩いの一時なのでしょう。

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2009年12月 9日 (水)

上海,その周辺

 昔は近くて遠い国、今は、国内旅行より安・近・短で容易に行ける隣国・中国。先の北京オリンピックで自信を深めた後、続いて、2010年5月1日から始まる上海万博。
 躍進する中国、その先の世界にはどんな未来が待ち受けているのでしょうか。
 
 先日、急速な開発スピードで突き進む上海周辺を、チラッと眺めてきた小旅行の断片日記です。
 考えないし、走らない;走る前に考える;走りながら考える;走った後で考える、物事を処する態度は色々です。
 しかしすべてが万博開幕に向かう目の前の事実は、そんなことにはお構いなしに猛烈な勢いで進展していくのです。

何も考えないで安直ツアー。
 (掲載写真はすべてクリックする、または再度クリックすると拡大表示されます)
 ①上海万博ホームページ(http://www.expo.cn/#c=home);急ピッチで進む、万博会場周辺の高速道路、地下鉄・新線等アクセス・インフラ整備工事。完成後、上海地下鉄の総延長は、東京を抜いて345kmになるという;高層ビル群の空間にも、更に進む開発工事;昔ながらの、窓から突き出した物干し竿の光景も、もうすぐ無くなるでしょう;方々で急ピッチで進むスクラップ&ビルドの再開発工事現場;幹線街路に面した建築物は、すべて公費で外装化粧直し工事。Blg6r_2

 
 ②上海から無錫に向かう高速道路に入ったバスは、途中で濃霧による道路閉鎖で1時間40分もの立ち往生。
 さらに渋滞も。"鷹揚に"待ちました;無錫では三国志ドラマ撮影所・三国城と、広大な太湖遊覧;さらに蘇州で、東洋のベニスと称される蘇州運河のナイトクルーズ。昼間は古い、汚いと言われる蘇州ですが、宵闇は七難を隠す効果がありました。Blg1202

 
 ③翌日は蘇州・留園、太湖石のお庭を観賞;そして日本人大好きの寒山寺と鐘突き堂(除夜の鐘を突きにわざわざ来る日本人も多いそう);蘇州から朱家角へ。放生橋等観光。Blg1203

 
 ④夜は、黄浦港ナイトクルーズ。きらめく光のページェント。
 浦東の高層ビル群の中でも一際目立つ、アジアで1番、世界でも3番目の高さ468mを誇るテレビ塔など、躍進する上海を誇示する夜景。Blg12035r

 
 ⑤最後に新旧綯い交ぜの上海市内観光に。
 旧跡の豫園、豫園商場、豫園内から否応なしに超高層ビルや、工事の大型クレーンが顔をのぞかせる;上海環球金融中心(通称上海ヒルズ:日本の森ビルが開発)101階/492mは世界3位とか。その100階にある、高さ474mの展望台は世界一という。;その展望台から見える超高層ビル群;物見遊山の締めくくりは夜の上海雑技鑑賞。ハイライトはオートバイ5台による曲芸、スリル満点。Blg1204

 
 国家、社会、政治、経済体制すべてにおいて大きく異なる隣国の現実を目の前に、あらためて自分の国を見つめ直さなくては、と感じたものです。

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2009年12月 8日 (火)

ウシハコベの種

 大型の雑草が刈り取られて日当たりが良くなった用水路沿いの道ばたに、ウシハコベが白い花をつけていました。
 花期は通常、4月から10月くらいまでですが、12月間近になってもまだ咲き残っていました。
 草姿はハコベに似ていますが草丈50cmほどにもなる大型で、もたれ掛かる雑草もないので、地面にだらしなく横たわっている感じです。Img_3811

 
  開いていた花を選んで、ルーペで拡大してみると、花の中心に花柱と呼ばれる白い糸のようなものがあり、ハコベではこれが3本ですが、ウシハコベには5本あります。(写真ではピンぼけになりました)Img_3819

 
 またこの時期(11月下旬)たくさんの果実が出来ていました。Img_3820 2r

 
 中にある種はゴマ粒の1/4ほどの小さいものですが、取り出して顕微鏡でのぞいてみるとなかなかユニークな形でした。2r_3

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2009年12月 7日 (月)

ノボロギク(綿毛の種)

 道ばた、あぜ道、畑地などに好んで生えるヨーロッパ原産の帰化植物で、「野原に生える、襤褸(ぼろ)の菊」、という名付けのとおり、あまり見た目にはパットしないオンボロ雑草です。
 草丈はせいぜい10~30cmくらいで、見た目は春菊に似た葉をつけ、茎はよく分岐して、先に小さな黄色い頭花をつけます。
 頭花は管状花のみからなり、舌状花(いわゆる花びら)は無く貧相なものです。
 本種は、1年中発生して、気温の下がる晩秋から真冬でも花をつけ、花後は白い球形の綿毛種をつけます。
 冬枯れで、他の雑草が無くなった乾田の畔道などを独占しているところでは、遠目には白い花が咲いているように見えるほどはびこっていることがあります。Img_3864

 
 綿毛を指先で触ると、種はいとも簡単に外れます。
Img_3886Img_3884_3

 
 そして風に乗って飛んでいくのです。  
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 本当に丈夫な雑草です。

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2009年12月 6日 (日)

雑草の種:セイタカアワダチソウ、アオゲイトウ

●セイタカアワダチソウ:
 セイタカアワダチソウは、秋も中頃 他の植物を枯らす化学物質を出して、在来のススキなどを駆逐してしまう悪名高い大型の雑草です。
 しかし、やがてまわりに他の植物が無くなると、自分も、自分が出した成分でやられて枯れてしまうと言う、どこか間抜けな植物です。
 晩秋、草刈り機の刃から免れて生え残った数本の個体が花穂に、密集した綿毛の種をつけていました。Img_3787

 
 種の大きさはごま粒を縦に半分にした程度の大きさです。木枯らしが吹けば飛んでいくのでしょうImg_3844

 
●アオゲイトウ:
 アオゲイトウは、熱帯アメリカ原産の一年草で、道ばたや畑地などに普通に見られる雑草です。
 茎は直立して1mほどになります。また植物体がよく似ていて見分けが難しいですが、草丈が1m~3mにもなる大型のホソアオゲイトウも同じ生育環境に混在しているようです。
 秋口に緑色の太く短い花穂を多数つけ、晩秋になると茶色くなって種ができます。Img_386trm

 
 そして枯れた花穂から、Img_3839

 
 たくさんの、つやのある黒くて丸い種がこぼれ出ます。大きさは約1mm以下の小粒です。Img_3841

 繁殖力は旺盛で、刈り取られてもしつこく再生して、駆除がやっかいな雑草です。

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2009年12月 5日 (土)

ひっつき虫④コセンダングサ

 初秋から晩秋にかけて道ばたや荒れ地、原っぱなどに黄色の管状花だけをつける外来のセンダングサ類です。
 野原に花が少なくなった晩秋になっても結構花が残っているため、成虫で冬越しする種類の蝶やアブなどが集まっているのを見かけます。Img_3732

 
 この時期には大半が特有の棘のある果実をつけています。Img_3816cc Img_3816cc_1

 
 棘を拡大してみると、ひっつき虫仲間では最も強力なくっつき構造をもっています。Img_3816cc_2 Img_3816cc_3

 誤ってこのトゲトゲ群落に踏み込んでしまうと、泣きたくなるほどの棘に見舞われて、きれいに取り除くことは容易ではありません。
 何もここまでしなくても、と思うのですが・・・

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2009年12月 4日 (金)

ひっつき虫③オオオナモミ

 オナモミは晩秋の原っぱや堤防の草むらにたくさん実をつけていました。そして昔は、実を投げ合って遊ぶ子供達の人気の遊び道具でした。Img_3737_1

 
 最近、在来種はほとんど姿を消してしまい、帰化種のオオオナモミに取って代わられています。
 夏から秋にかけて花をつけ、その後できる果実は楕円形でかぎ状の突起に覆われています。Img_3737_2

 
 この堅くて丈夫なかぎ爪で、動物の体毛や洋服などにくっついて移動し、種まき範囲を広げています。Img_3737

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2009年12月 3日 (木)

ひっつき虫②ヒナタイノコヅチ

 緑の花を穂状につける大形の多年草で、道ばたや日当たりの良いところにたくさん生えています。

 秋になると茎の先に穂状花序を出し、緑色の花を横向きに密生させます。花後、下向きになり軸にぴったりとくっつきます。Img_3791

 
 小春日和に誘われて、テントウムシが軸に登って日向ぼっこをしていました。Img_3791_1

 
 そして晩秋から初冬にかけて果実が成熟するとひっつき虫になって、通りかかる犬や野良猫の体毛、また人の衣服などにくっていて移動し、種まき範囲を広げます。Img_3791_2

 
 緻密な織りの服なら叩けば取れますが、毛糸の手袋などの場合はなかなか取れにくいです。
 ひっつき虫をルーペで観察すると、2本のフォークのような爪が出ていて、このフォークを毛や繊維に差し込んでくっつくようです。Img_3791_3 Img_3791_4

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2009年12月 2日 (水)

ひっつき虫①オヒシバとアレチヌスビトハギ

 暖冬傾向という今年の冬です。暖かいのは、過ごすには楽ですが、自然界にも人の社会にも、寒い季節に寒くならないと困ることもたくさんありますね。
 さて、秋の終わりから冬枯れになる時期になると、多くの植物は種を付けて次世代への継承戦略を進めています。
 タンポポなど、風にのって種を遠くまで飛ばす”綿毛種”戦術はよくできた手段ですが”ひっつき虫”戦術もよくできた種まき範囲拡大手段の一つです。

 堤防の枯れ草原などでズボンの裾などにくっついてくる、ありふれた"ひっつき虫”達をすこし観察してみました。
 手で払えば簡単に落ちる単なる付着性のものから、逆さ棘や鉤針などを形成して衣服繊維に食い込み、なかなか取れないものなどひっつき手段は様々です。

 オヒシバ:
”ひっつき虫”、とは言えませんが、秋に、茎の先に花序枝を放射状に出し、そこに小穂を付けます。
 やがて熟した穂先に衣服が触れると"ゴミ"の様なものがくっついてきます。はたけば簡単に落ちてしまいます。
 ルーペで拡大してみると、細毛がたくさん付いていてこれで付着するようです。Blg11203r

 
 アレチヌスビトハギ
枯れた枝にびっしり果実を付けたまま原っぱに残っていましたので、再度掲載しました。Img_3736cc

 
 気づかず踏み込むと大変なことになります。ズボンやシャツにくっついたものを取りはらおうと叩いたりすると、かえって更に強力に貼り付いてしまいます。
 結局、一つづつ根気よく取り外すしかありません。
 ズボンの後に付着して見えなかったものは、イスの座布団に再付着していたりして、時にはいまいましい思いがするほどです。Img_3736cc_1

 
 果実の鞘の表面をルーペで見ると、かぎ爪状の腺毛が全面にびっしり生えていて、これが衣服の繊維に食い込むためなかなか取れないのです。Img_3736cc_2

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2009年12月 1日 (火)

冬の始まり(ケヤキ、ヘクソカズラ、スズメウリ)

 12月、今年も最後の月になりました。早いものです。晩秋、街中に下りてきた紅葉も、名残を惜しみながら冬へのバトンタッチを進めています。
 久しぶりに訪れた公園のケヤキ並木も、落ち葉が散り敷き、名残の紅葉と冬枯れが混合していました。Img_3682

 
 散歩コース沿いの金網フェンスには、やはり草刈り機の刃を逃れたヘクソカズラのツルが絡みついて、黄土色で光沢のある丸い実を鈴なりに付けていました。
 実には毒性分が含まれていて、鳥も食べないようです。Img_3781 Img_3671

 
 調節池の金網フェンスを覆い尽くしていたツル性の雑草類は、秋期に行われた手作業による除去で、すっかりきれいになっていました。
 それでも除草の手をくぐり抜けたスズメウリが、まわりに何もなくなった空間に1箇所、立ち枯れしたツルに、熟して灰白色になった実を付けてぶらさがっていました。
 しんとした冷気と静謐が漂う自然の演出です。Img_3676

 こうして自然の営みのカレンダーは静かにめくられていきます。

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