« 2009年12月 | トップページ | 2010年2月 »

2010年1月

2010年1月31日 (日)

イタチ(鼬)

 剥製標本のイタチは博物館や観光地のビジターセンターなどでよく見かけますが、当地で野生のイタチに遭遇する機会はまずありません。
 それでもここ数年の間に2回ほど、草原から道路を横切り、稲が十分大きくなった稲田めがけて走り込む一瞬を目撃したり、舗装された農道に立ち止まってこちらをじっと見ている姿を見たことがありますので、イタチが棲息していることは確かでした。
 しかし写真に収める機会は全くありませんでした。

 晴天・無風で暖かかった先日(2010/1/27)の午前中、カメラをぶら下げてウオーキングに出かけた用水路堤防の対岸に赤茶色で長細い体の動物の姿を認めました。
 立ち止まって目を凝らしてみると、イタチのようです。
 カメラを取り出して望遠側でファインダーを覗くと、イタッ! 、しかし次の瞬間、チッ! 逃げられた。Blg20100126p1274572cctrm2c

 
 イタチは巧みに低木の陰や枯れ草の茂みに身を隠しながらも、水際に沿って伝い歩きをして行きます。
 途中で時々特定の場所で行ったり来たり、何か餌を探しているような行動を繰り返しながらどんどん移動していきます。
 
 最初の写真にはイタチの姿はなく(逃げられたあと)、2枚目は画面の端に、尻尾だけ。
 ここから追っかけ開始の記録です。

 
 再び見つけたのは、小低木の脇にちょこんと座っている姿。
 そこでしばらくネコのようなかっこうで座ったまま辺りをきょろきょろ見回していました。
 3分ほどそこに居ましたがやがて立ち上がると、水面に垂れさがった枯れ草などに身を隠しながらゆっくり移動して行き、移動先でウロウロと獲物を探して護岸の石組みの隙間などを嗅ぎ回りはじめました。8r12

 
 何も見つからなかったらしくまた移動開始、しばらく行くとそこでまた同じようにウロウロ。34r

 
 その場所でもやはり鼠など何も見つけられなかったようで、さらに移動してその先へ、そしてウロウロ。44r

 
 やはり収穫はなかったようでまたまた移動をはじめました。
 そして少し行ったところで立ち止まった後、なんと最後は水中へドボン。
 そのままこちらに向かって泳ぎ出しました。巧みな泳ぎです。
 途中で視界から消えましたが多分こちらの岸辺のどこかに隠れたのでしょう。
53rs

 
 最初にシャッターを押して空振りしてから、実に追っかけ約15分間の暇人記録でした。
 この間にはどうやら獲物にはありつけなかったようでした。
 日中これだけウロウロするのはよほど空腹だったのでしょうか?

 
暇ついでに:
 イタチおよびイタチにまつわる俗諺(俚諺)など。

イタチについて
 ネコ目(食肉類)イタチ科の哺乳類の総称。またその一種。雄は体長約30cm、雌はこれより小さい。
 体は細長く、赤褐色。夜間、鼠・鶏などの小動物を捕食。敵に襲われると悪臭を放って逃げる。日本特産。
 近似種タイリクイタチ(チョウセンイタチ)の亜種とされることもある。タイリクイタチは毛皮養殖や野ネズミ・ハブ駆除用に西日本に移入。イタチよりやや大きい(以上、広辞苑から)
 なお別の資料によればチョウセンイタチが侵入したところでは在来種のイタチが駆逐されて生息数が減少しているということです。

俗諺など
 『鼬(イタチ)の最後っ屁』:
イタチが追いつめられた時、悪臭を放つこと。転じて、せっぱ詰まって最後に非常手段に訴えること。また最後に醜態をさらすこと。(以下、いずれも広辞苑)

 『鼬(イタチ)の無き間の貂(てん)誇り』:
自分より強いものがいない間だけ威張ることのたとえ。鼬の無き間の鼠」とも。

 『鼬の目陰(まかげ)』:
(鼬が人を見るときそうするという俗信から)手を眼の上にかざして遠方を見ること。

 『鼬の道切り』:
鼬が前を横切ると、交わりが絶えたり音信が絶えたりするといって忌む俗信。また、鼬は同じ道を2度通らないという俗信から、往来・交際の絶えること。『鼬の道』とも。

 こうしてみると、イタチさんは世間様からは古来、余り良い印象は持たれてこなかったようですが、今回写った姿を見る限り、(人間様を困らせる悪事を働かなければ、)タヌキのようなメタボ体型ではないし、顔立ちも可愛いと思ったものですが・・・ 

 本日で1月も終わりです。写真の整理の都合で、イタチが1月最後のブログ記事になりましたが、”最後っ屁”の意図はありません。

 次に再度発見した記録があります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月30日 (土)

モンキチョウ

 晴天で風もない日の午前中、堤防の南斜面に黄色のチョウがヒラヒラと飛んでいました。
 およそ100mほどの距離を、行ったり来たりしてなかなか止まる様子がありません。
 それでもしばらくの間じっと待っていると、近くの草地に降りて翅を閉じましたので、望遠で撮影。
 直射日光を受けて色飛びしてしまいましたが実際はきれいな黄色の個体でした。

 翅の紋様から、モンキチョウの♂のようです。
 この写真では不明瞭ですが、うすいピンクの翅の縁取りが観察できました。P1274546cctrm

 
 その後もう一頭、モンシロチョウのように白く見える個体が黄色いチョウの近くやって来て、ホトケノザの花の傍にとまりました。
 翅を閉じた時の色は淡い黄白色で、(写真では色飛びして不明瞭ですが)翅の縁はうすいピンクで彩られています。
 (翅の紋様などから、白色型の)モンキチョウの♀のようです。P1274551cctrm

 
 しばらくすると黄色い♂の方が白い♀の方に少しずつ近寄っていきました。P1274552cctrmP1274550cctrm

 
 そして、やがて2頭は絡み合いながら飛び立っていきました。P1274549trm

 (写真撮影2010.1.27) 
 「モンキチョウ」よりやや小型の「キチョウ」は成虫で越冬するが、モンキチョウは成虫ではなく幼虫での越冬が普通で、一部に蛹で越冬するものもいて、早春に羽化して春を告げる、とされています。
 やはり温暖化の影響で、羽化が早くなっているということなのでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月29日 (金)

ペルー・クスコ、マチュピチュの豪雨災害(2010.01.24)

 ニュース報道によれば、去る2010.1.22(現地時間)頃から、クスコを含むペルー南部は15年ぶりとなる記録的な豪雨に見舞われ、現地時間1/24、ペルー政府からマチュピチュ遺跡や、遺跡が多数立ち並ぶウルバンバ地区を含む被災地域に60日間の非常事態宣言が発令されたということです。
 とくにウルバンバ川の氾濫で、周辺の市街や農地に大きな災害が発生し、現在(1/27)ウルバンバ川沿いに走るペルーレール(鉄道)も、4カ所で発生した土砂災害により運休状態だそうです。
 たまたま昨年11月初旬、現地に旅行した際に、現地ガイドの方から、クスコやマチュピチュでも温暖化の影響で大雨の心配が出てきているという話を聞きましたが、現実のものとなったようです。
 
 Google Earthの映像でウルバンバ川沿いをたどってみると、波立つ激流と化した様子や、沿道の崖崩れ、またペルーレール終点のマチュピチュ駅(旧アグアスカリエンテス駅)間近の被災現場が見て取れました。Blg20100122google_earth

 これらの被災でマチュピチュ周辺に取り残された観光客や被災地住民の方々のヘリコプターによる救出作業は今なお続いて行われているようです。
 一刻も早い復旧を祈るばかりです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月28日 (木)

冬晴れの続く日々:⑥乾田に降りたアオサギ

 散歩コースをぐるっと回っての帰り道、200mほど向こうの、田起こしが終わったばかりの乾田に、たくさんのカラスが降り立ち、そのなかに3羽のアオサギがいつものように、ボーッと立っている姿がありました。いずれも、掘り起こされた土中にいる獲物を探しに来たのでしょう。
  珍しくはありませんがついでの寄り道ということで、田んぼのあぜ道から近づいていくと、やはり警戒姿勢です。P1224530

 
 さらに進むと2羽が飛び立ちました。5~60mくらいの距離でしょうか。P1224531 P1224533trm

 
 その先に排水路がありこれ以上進めません。
見ていると、残った1羽はやはり模様眺めのままでした。これも”個性でしょうか。P1224535cctrm

 からからに乾いた冬晴れの日はいつまで続くのでしょう。
時にはお湿りもほしい状況です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月27日 (水)

冬晴れの続く日々:⑤水系の鳥、コガモ、カルガモ、チュウサギ、ヒドリガモ、キンクロハジロ

 晴れた日が続く水路や調節池に、見慣れた水鳥がいます。ただ種類も数も少ないものです。
 名のある渡り鳥の飛来地とは違って”食・居留環境”としての魅力的な自然が保存されていないからでしょう。

コガモ(♂):
 たいていはカルガモの群れの近くにいて、人の気配を察すると、いつも真っ先に飛んで逃げる神経質なカモですが、この時期、普段はあまり近づかない町裏を流れる排水路にやってきて、決してきれいではない河床をあさっています。
 それで期せずして近くで見ることができました。
その時は気づきませんでしたが、写真を拡大してみると、なにやら先が輪っかになった紐のようなものを飲み込んでいて、先っぽがまだ長く残っていて嘴から垂れさがっているようです。
 困ったことにならなければいいが、と思ったのですが・・・・2r_2

 
カルガモ:
 季節により数はかなり変動しますが、用・排水路、田植えの終わった水田、草原などでほぼ一年中、その姿を見かけます。
 近くの群れから離れた1羽だけ、のんびり水に浮いて日向ぼっこの様子でした。P1224496_2

 
チュウサギ:
 この時期はあまり多くはやってこないようです。
 時々、用水路におりて餌を探している姿を見かけることはあります。P1184487_2

 
ヒドリガモ:
 調節池では一番よく見かけるカモです。いつも群れでいます。
 人影を察知すると、一群は安心できる距離を保つまで、どんどん遠ざかっていきます。
 ただ中には、どうせまた帰ってくるから、と模様眺めでとどまっている横着者もいますが・・・Blg201001222r_3

 
キンクロハジロ:
 移動していくヒドリガモの列に混じって、1羽、白黒の”パンダ”スタイルのカモがいるのに気がつきました。
 真っ黒い顔に黄色の目が目立ちます。キンクロハジロの♂でした。
 連れ合いはどうしたのでしょうか。Blg201001222r_4

トリの”世間”にも色々あるのでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月26日 (火)

冬晴れの続く日々:④堤防沿いの小鳥、カワラヒワ、スズメ、ホオジロ、ツグミ

 用水沿いの堤防や草地には、小鳥たちのエサになる昆虫類や草の種、またミミズなどの土壌動物の姿も少ないこの季節ですが、落葉樹の枝や枯れ草の茎、また枯れ草地などに、ありふれた小鳥の姿があります。
 散歩がてら、持ち合わせたカメラの性能ではなかなかシャープにはとらえがたい鳥たちでしたが、撮影した中で判別可能なものを並べてみました。

カワラヒワ:
 いつも群れで草地におりて草の種などをついばんでいます。枯れ草原では保護色となって遠目にはなかなか分かりません。
 気づかず近づいたところでいっせいに飛び立っていくため、見る機会はままありますが写真に撮れることはほとんどありません。
 今回も一群れがワーッと飛び立った中で、1羽だけが近くの枯れ草の茎にとまり、しばらく種をついばんでいるところでシャッターを押しましたが、まあボツですね。P1224495

 
スズメ:
 この時期は大きな群れをつくっています。枯れた草むらから急に飛び立って行くのでびっくりすることがあります。
 落葉樹の枝にとまって膨らんでいます。Blg20100130p1304673cctrm

 
ホオジロ:
 複雑な囀りをすることで昔から愛されてきた、身近に見られる小鳥です。
 数ある”聴きなし”で、”一筆啓上仕り候”というのが特別有名ですが、子供の頃からよく知ってはいても、そのように聞いたことはなく、冬の間はピツッ、ピツッ、ピィッ、と短い声しか聞いたことがありません。
 囀りには季節があるようですね。 Blg201001222r

 
ツグミ:
 その昔は”カスミ網”で一網打尽にされて「焼き鳥」にされたことがあったそうですが、むろん現在はそのような無法なことはありません。
 草原におりると頭を持ち上げてまわりを見通しては、ツツッと足早に走り、また頭を持ち上げて様子を見る、という動作を繰り返します。
 枯れ草の中に動くものを見つけると素早くついばんでいます。
 小鳥の中では少し大型で、そのため焼き鳥に、と目をつけられたのでしょうか。P1224506

 
ハクセキレイ:
 子供の頃は、小川や清流、渓流の河原など水辺に住んでいる鳥と思っていたものですが、適応力に優れていて(というか生きるためにやむなく、というのか・・・)都市の市街地にも巣作りをして順応しているそうですね。
 草原に潜む虫などをしきりについばんでいる様子でした。P1224525cctrm

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月25日 (月)

冬晴れの続く日々:③雑草ロゼット、ミゾコウジュ、オオアレチノギク、オニノゲシ、タンポポ

 変わりばえしない観察ですが、堤防沿いや隣接する田畑のあぜ道には、除草剤や放射バーナーの火炎を逃れた雑草類の冬越しロゼットが少しずつ大きくなっています。
 
ミゾコウジュ:
 田の縁や河川敷など,湿り気のある日当たりのよい所に生える越年草で、かつては田の畦などに普通に見られたものですが、生育適地の減少などでかなり少なくなり、現在は準絶滅危惧種(NT)になっています。
 しかしこの時期、けっこうあちこちに、縮緬皺の葉をもつ特徴のあるロゼットを形成しているのを見かけます。Img_4726

 初夏に花茎を立ち上げて花をつける頃、除草剤や草刈り作業で姿を消すのでやはり見かける機会は少なくなります。

 
オオアレチノギク:
 これまでに何度か登場しています。繁殖力の旺盛な迷惑雑草仲間です。Img_4728

 
オニノゲシ:
 とにかく丈夫ですね。いち早く大きく広げた葉が、先の冬将軍の寒気にやられて枯れた後にも、新しい葉をどんどん成長させて大きくなっています。
 手で触ったら枯れた葉の棘が刺さって痛たかったので、間違いなくオニノゲシです。Img_4723

 
タンポポ:
 タンポポは、もはや1年中見られますので、今年はじめた見たタンポポの開花日は?と聞かれても困ってしまいます。
 大きく広げたロゼット葉の真ん中に、明らかに二つの花が、一つの短い茎に咲いていました。2r

 
 すっかり枯れてしまったロゼットの中からのびた花茎に綿毛の種を形成していました。Img_4715

丈夫なものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月24日 (日)

冬晴れの続く日々:②用水路堤防の散歩道

 堤防の散歩コースも大寒の今は妨げになる雑草もなく、まれに農耕用車両が通るだけで、うららかです。
 夏になると除草が追いつかず、背丈を越えそうな雑草が両脇から覆いかぶさり、”イヌ”以外、一時期通行不能になってしまうのですが・・・Img_4713

 
 まわりの乾田では田起こしが進んでいます。掘り起こされた土の色と枯れ草の、まさにアースカラー一色の風景の向こう(北西方面)に、赤城山や日光連山などが見えました。
 ここから約100km以上離れているので霞んでいますが、赤城山は青く見えますので、積雪は少ないのでしょうか。P1224527c

 
 また調節池の向こうに、直線距離で東南東、約30kmほどのところにある双耳峰の筑波山が青く見えます。まさに青山あり、です。
 当地からはもっとも見える日の多い山です。Img_4720trm

 
 爆音が聞こえてきたので見上げると、へりが飛んでいました。P1184490
 
 政治にまつわる多額の金など、様々の世事から 隔絶したこの空間は、なべて”ことも無し ”です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月23日 (土)

冬晴れの続く日々:①スギ花粉情報も出されたフィールドでは

 相変わらず寒暖の気温差は大きいですが、このところ晴天が続いています。
22日、環境省から今年のスギ・ヒノキ花粉飛散予測が発表されました。 (http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=12022 )

 ネットを閲覧してみると、スギ花粉総生産量(”飛散量”ではありません)は、じつに450万トンを越えるというお話しがありました。
1)スギ花粉生産量予測技術について:http://www.green.pref.tokushima.jp/shinrin/kenkyuu/kenkyuhokoku/pdf/houkoku1701.pdf
2)スギ花粉生産量について:
http://www.mynet.ne.jp/hasimoto/zousan/data/upfile/628-2.pdf

 関東地方の飛び始めは2月上旬だそうです。花粉症の方々はもう今から治療薬の服用とマスクの着用をはじめる必要があるということです。
 私も毎年、花粉症に悩まされていますが、敏感な鼻水センサーは既に情報をキャッチしたようで、不快症状もはじまっています。困りますが仕方ありません。 

 さて、好天に誘われて野外に出てみると、全く無風状態で、2km以上離れたところにあるクリーンセンターで、焼却炉煙突(画面中央)から立ちのぼる水蒸気の煙も白く真っ直ぐに立ち昇っていました。Img_4671cc

 
ヨモギ:
 草原にヨモギもたくさん萌えだしています。葉の表面には白い綿毛が生えて柔らかそうです。
 摘んでよもぎ団子でも作れば美味しいことでしょう。Img_4663 Img_4665

 
テントウムシ:
 伸びだしたカラスノエンドウの茎先に、ナナホシテントウがしっかりつかまったまま動きません。
 日向ぼっこのようですが、こういう姿はなかなか見たことがありません。Img_4662trmcc_2

 
 普通はこんなかっこうですが、423img_7856trm

 ともかく、どちらも気持ちよさそうでした。 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月22日 (金)

サイエンスカフェ(閑話休題):その2

 古代から現代に至るまで、人間の精神文化の発達歴史上に、魔術、呪術、妖術、各種占い等々の、ある状況下では魅力的で、また正気の時にはきわめて怪しげな、”人の脳内に棲息する魔物”がいますね。困ったときの神頼み、などもその類でしょうか。

 それはともかく、古くから、幻覚性植物を口にしてトランス状態になり、部族の運命を予言したり、悪魔を追い払ったり、憑きものを落としたり、瘧を治めたり、と活躍した魔術師も大勢いました。
 そして、そうした歴史の中から、魔術師ではない”普通の人間”も惹かれてしまう妖しい薬が世の中に出現してしまいました。
 ここまでが妖しげな前置きです。

 先日(2010.01.15)サイエンスカフェ( http://www.fuzambo-intl.com/?main_page=page&id=1 )で行われた講演のテーマは  『妖しい薬になぜ惹かれるか?』 でした。
 大変興味深く、啓発された講演でした。
そして、例によって惹かれてしまったのは、妖しい雰囲気に充ち満ちていて、どうしても口にしたいという誘惑に勝てなかったFoodです。201001152r

 大きなドラッグカプセルを思わせるパンと、小さなカプセルのジェリービーンズ、そして錠剤はヨーグルト味の錠菓。
 この誘惑のメカニズムと、その誘惑を断ち切り抜け出すには、どうしたらいいかということですが、簡単にできればメタボリックシンドローム等無縁でしょうね。

 なお次回の案内パンフレットをいただきました。100227

 大変おもしろそうです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月21日 (木)

サイエンスカフェ(閑話休題):その1

 国からの”ささやかな”研究費の助成を受けて、各方面で先端的な科学研究が行われ、その研究成果は専門的には学会発表や論文などを通じて社会還元されていますが、私など凡人にはなかなか難しくて遠い世界。
 そこで、”普通の人”にも出来るだけやさしく分かりやすく研究成果を伝え、市民と科学者・研究者をつないで社会的な理解を深めるべし、という目的で色々な場が設けられています。
 サイエンスカフェhttp://www.jst.go.jp/pr/announce/20060322/index.htmlもその一つ。

 これまで何度か科学に関するシンポジウムや市民公開講座などに参加しましたが、関心のある分野でさえ理解は難しく、ただその先端科学の発展ぶりに驚くのが精一杯のところでした。
 過日、ごく親しい友人から、サイエンスカフェの案内を頂き、興味のある講演テーマでもありましたので初めて参加しました。
 ちなみに、初めて参加させていただいたのは、冨山房ビルB1で継続して開催されているサイエンスカフェ(http://www.fuzambo-intl.com/?main_page=page&id=1)で、2009.12.18、講演テーマは脳科学に関する話題の 『伝達物質放出のしくみを視る』  でした。
 
 その昔、「ミクロの決死圏」というSF映画を見たことがありますが、現在は、もはやSF映画ではなく、伝達物質分泌小胞の細胞内の運動を、特別の電子顕微鏡技術によって”可視化”された驚異的な映像を見せていただきました。

 恥ずかしながら、大変に感激したことは、(講演内容は、ずいぶん分かりやすく話して頂いたはずですが理解の程度は申し訳ないくらいお粗末です) 『科学の専門家と一般の人々が、喫茶店など身近な場所でコーヒーを飲みながら、科学について気軽に語り合う場』という設定で、講演の合間に、美味しいコーヒーなど飲み物と、当日の講演テーマに即したFood(お菓子、ケーキなど)がいただけることでした。
 毎回、講演テーマは変わりますので、当然頂けるお菓子も毎回楽しみ、という誠に不遜な俗人で、参加されている専門家や若手の研究者や学生の皆さんには申し訳ないのですが、これからもお邪魔させていただきたいな、と思っている次第です。

 当日、いただいたケーキです
  (なお、この写真の掲載に関しては”作品”の作者さまのご了解を得ています)
20091218nec_0254

 クリスマスも近くなった時節、「伝達物質放出のしくみを視る」というテーマとの相関を理解するには、やはり頭が古すぎる、ということでした。

 同じ研究テーマでも切り口を変えて視れば新しい発見がある、イチゴも斜めに切ってみれば、サンタクロースの顔が現れる・・・

 1/22の新聞記事によると、高齢でも適度な運動をすれば脳が刺激されて新たに出来る神経細胞の数が増えることが東京大学の研究チームによって明らかになったという。但しマウスを使った研究の場合。
 人間でも認知症を防ぐには、分裂を活発にするのが重要で、運動は効果的、とのこと。
 今日こそ運動しなければ、と思いながら結局何もしないこの頃、一抹の不安が頭をかすめますが・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月20日 (水)

ツマグロキンバエとハナアブ

 寒波がゆるみ、数日間氷が張ったままだった庭先のメダカ鉢の氷もほとんど溶けた昼下がり、光を浴びて,むせるほど匂うロウバイの花に、夏から秋に見かけたことのある怪しい目つきの小さなハエがいました。
 夏から秋にかけては草花に群れをなしていましたが、今回見かけたのはたったの2匹だけです。

ツマグロキンバエ
 大きさ6mm前後のハエ。翅の先端が黒くなっているのでツマグロ。全体に深緑色で、背中に丸みがあり、緑色に光る複眼にスジ模様がある目つきがなんとも怪しい雰囲気を漂わせます。Blg2r1

 
 複眼の間が空いているのでこの個体は♀のようです。花の中に入ったり出たりしながら、口器を長く突き出して花粉や花の表面をなめ回しています。
 長く突き出る口器は、花の蜜を舐めるのに都合がよいのでしょう。2r2

 キンバエの名前がついていますが汚物に集まる種類とは違い、花に集まります。
 全国に分布し、出現時期は6-10月とされていますが、実際に数は少ないものの大寒の最中にやって来たものです。
 生活史はどうなっているのでしょうか。

 
 気がつくともう一匹、時々飛んできては飛び去る者がいました。ハナアブです。
ハナアブ:
 大きさ15mmほど。胸部は褐色、腹部に赤黄色の縞模様があるアブで、日本各地に普通に見られます。花によくきます。
 こちらも出現時期は3-11月ですが、この時期にやってきましたImg_4696trmImg_4695 Img_4698trm

 花の少ないこの時期、生活は大変なのでしょうね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月19日 (火)

調節池全面結氷

 先週から数日続いた寒気のせいで、散歩コースの調節池が初めて全面結氷していました。20年来初めてではないかと思います。水鳥の姿は全く見あたりません。住人のアイガモは岸辺の日当たりにあがって居眠り中でした。Img_4630Img_4631

 
 気温は一向に上がりませんが、それでも日中、陽の光に当たって溶け始めた氷が、氷面下で動く水に押されて、ギシギシときしんで音を立てていました。Img_4632

 
 臨場感が出るかと思い動画にしてみましたが・・・  とてもとても、あの、南極の氷が溶けるイメージは呼び起こすことが出来ませんでした。アタリマエ、でしょうが。

 1/19日は3月下旬頃、そして明後日とその次は4月上旬の陽気になり、その後はまた寒いという天気予報です。気温変動が極端になってきていますね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月18日 (月)

冬芽と葉痕・維管束痕(モミジバフウ)

 毎シーズン登場するお馴染みのモミジバフウです。
 公園や街路樹としてよくあちこちに植えられています。
 当地でも、散歩コースの調節池空き地に植栽されていて、秋にはイガイガのゴルフボール大の実(そう果の集合)が1本の軸に数個ぶら下がっています。
 今は丸裸です。Img_4634

 
 モミジガフウは、冬芽と葉痕・維管束痕観察では人気の定番樹種です。(2009.12.24~2010.01.17撮影)Img_4637trm 2r Img_4660trm

 
 光沢のある冬芽(芽鱗)とはっきりした目鼻立ちは、とても元気のよい坊やのようです。Img_4657trm_3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月17日 (日)

冬芽と葉痕・維管束痕(ハクモクレン)

 晴れても日中の気温が上がらない寒い日が続きました。
 屋外のメダカ/スイレン鉢に張った氷の厚さは1cmを越え、この3日間溶ける様子がありません。
 
 新聞記事に高齢者の冬対策について記事があり、部屋全体を温める床暖房やエアコンを利用している高齢者の方が1日の活動量が多くなり、一方で、電気カーペットや電気こたつだけで生活をする年寄りは、こたつから動かない生活になりがちで運動量が少なく、足腰が弱まったり体が虚弱になったりするおそれがあるという。
 まあその通りなんでしょうが、我が身のことを言われたようで、昨今の”省エネ”の観点からすれば、”運動不足方式”の方が優れているし、余計なお世話だと思いながら、仕方なく寒い庭に出てみました。

ハクモクレン:
 ハクモクレンの冬芽が大分膨らんできています。
 ぷっくりと膨らんだ頂生する花芽は長い銀色の軟毛におおわれた大きな芽鱗にすっぽり包まれていて、まさにミンクのコートを着ているようです。Img_4648 

 
 葉芽の方は細身で、ちょうど外側の芽鱗が脱げかかったものもありました。Img_4652trm

 
 葉痕・維管束痕は比較的大きくはっきりしたものですが、今ひとつイメージが湧いてきませんでした。
 古い脳みそにも氷が張っているようです。Img_4659
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月16日 (土)

冬芽と葉痕・維管束痕(メグスリノキ)

 メグスリノキは山地に生える落葉高木で、樹皮はなめらかで灰白色を帯びています。
 この樹皮を煎じて洗眼薬としたことからついた名前だということです。
 葉は3出複葉で、秋に真っ赤に色づきます。
 雌雄異株で゙、5月頃淡黄緑色の花を開きます。
 別名チョウジャノキの名前があり、縁起も良いので庭木としても利用されています。
 それで、今回の冬芽観察は12月中旬、近くにある大規模の植木園芸センターに出かけて、一言お断りしてから撮影を行ってきたものです。

 メグスリノキの冬芽は褐色で、黄褐色の軟毛が密に生え、ふつう20枚ほどの芽鱗で覆瓦状に包まれています。
 頂芽は紡錘形で先端がとがり、1個つくか、しばしば頂生側芽を伴っています。側芽は対生し、やや小ぶりです。Blg12262rs

 
 葉痕の周りには白いヒゲが生えていて、維管束痕と共に形成された風貌/表情は、私のこれまでの観察では一番の、いかにも特徴的なものです。S1216img_4257_1S1216img_4257

 いろいろなインスピレーションが湧いてきて、物語が出来そうですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月15日 (金)

冬芽と葉痕・維管束痕(不明の植栽低木)

 冬将軍のせいで昨日、今日と寒い日が続きます。
 朝寝坊の後でも、軒下に吊り下げた温度計は-4℃を示していました。
 北国の方々には笑われてしまいそうな程度でしょうが・・・ 

 
 12月下旬、所用で通りかかった近隣の体験農園地で、数十株まとまって一列に植樹された株立ちの低木がありました。
 枯れ葉が散り敷いて、乾涸らびた実がわずかに残っていました。Blg5rnew

 
 冬芽を覗いてみると、なかなか個性的でしっかりした顔立ちの葉痕・維管束痕が見つかりました。
 残念ながらやはりお名前が分かりません。Blg200912252r

 
 画像をクリックしてご覧下さい。Img_4540

 あいにくシーズンオフのこの時期には、残念ながら教えを請うべき人影はなく、適当な情報源もなく、春、芽吹いて花が咲けば容易に分かると思うのですが。
 それまで名前はお預けです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月14日 (木)

冬芽と葉痕・維管束痕(不明の雑木2種)

 散歩コースの用水堤防に自生した雑木の冬芽と葉痕・維管束痕です。
 12月下旬撮影しました。
 葉をすっかり落とした雑木の名前を調べることは素人には難しくて、なかなか分かりません。
 葉が茂っている季節にはまた関心もなく、忘れてしまうので埒があかないのです。

不明の雑木1:
 とても小さな「顔」で、ルーペがなければよく分かりません。私は誰でしょう?Img_44292

 
不明の雑木2:
 こちら様は整った顔立ちですが、今ひとつイメージが湧いてこないため失礼しましたが、 積極的にお名前を伺う気になりませんでした。どなたでしょうか?3img_4313cctrm

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月13日 (水)

ロゼット(ナガミヒナゲシ、アメリカフウロ、ブタナ)

 昨日、東京は予報のとおり初雪だったようですが、当地(埼玉県東部)は午後から冷たい雨で、最高気温も3℃程度しか上がらず寒い一日でした。
 おっくうでしたが、所用のため外出。

ナガミヒナゲシ
 住宅街の裏通りでは、道ばたに土が溜まるとそこに雑草が生えて美観を損ねるようになりますが、秋の終わりに清掃作業が実施されて以降、さすがにこの時期はほとんど雑草の姿はありません。
 寒さに背を丸めながらしばらく通りを歩いていくと、道路端のところどころにポツポツと、同じような草姿のロゼットが生えているのが目に止まりました。
そのあたりの場所は、昨年5月に、ナガミヒナゲシがたくさん生えているのに初めて気がついたところです。
 それで、もしやナガミヒナゲシのロゼットではと思って写真を撮り、一部のサンプルを地面から摘み採って持ち帰りました。
 特別の知識はありませんから、確信はありませんが、ネット情報や参考資料、手持ちの植物図鑑などを調べて検討した結果、どうやらナガミヒナゲシのロゼットではないかと推測しました。
 ナガミヒナゲシは、5月頃サーモンピンクの可愛いきれいな花をつけ、花後に長細い形の果実(いわゆるケシ坊主)を作ります。
 中にきわめて多数の種が出来、果実が熟すと鞘の上部が割れて種がこぼれ落ちて、秋、彼岸以降11月頃発芽し、ロゼットで冬越しするというライフサイクル。
 ロゼットの特徴は、発芽直後、幼苗の葉はへら形ですが、成長するにつれて深い切れ込みが出来ること、葉の表裏には毛がいっぱい生えていること、等々です。
 今のところ、このロゼットは住宅地周辺道路にしか見られません。
 傍に少し成長して切れ込みの出来たロゼットがなければ、幼苗だけではまず判断は難しそうです。2r1Blg6r

44r  春先、住宅地の道路で雑草が目立つ頃には定期の除草清掃作業が行われますので、今生えているものがそのまま生え残る保証はありませんが、4~5月にまた開花が観察できるかもしれません。
 なお、うまく根付くかどうか分かりませんが、採取した大きめの2株を丁度空いていた鉢に植えて見ました。どうなりますか。

 
アメリカフウロ
 どこにでも生えていて珍しくありませんが、今頃のロゼットはきれいに形が整った円形で、ロゼットとしては見栄えのいいものです。
 小雨の中、ついでのおまけ撮影です。Img_4637

 
ブタナ
 実はこの写真は昨年2月撮影したものですが、植物名は不明のまま掲載しました。
 今回の資料調べ中に偶然情報があり、まだ葉に切れ込みが出来る前のブタナ・ロゼットの幼植物期のものらしいことが分かりましたので、再掲しました。
 赤紫色の葉の表面は毛だらけですが 、裏面には毛はありません。糊で貼り付けたほどに地面にしっかり貼り付いていました。2r_5

 
メモ:
 冬の間は寒さに耐えるように地面に貼り付き、また光を受けられるよう葉を広げる形がロゼット。
 春になるとその中央から茎が伸びて、背が高くなり、花をつける。
 前年の終わりに発芽し、冬を越して春から成長を始める”越年草”にロゼットを形成する種類が多くある。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月12日 (火)

ハクセキレイ

 三連休最終日の昨日、当地は一日曇り空で、日中の最高気温も5℃程度にしか上がらず寒い一日でした。
 閉じこもりになりそうだったので日中、防寒対策をしっかりして無理に外出。
 スーパーでお弁当を買ってそのままブラブラ歩いて調節池まで。
 案の定この寒空にもかかわらず、釣りキチのおじさん達が釣り糸を垂れていました。
 暇人の私も、階段に腰を下ろして弁当を食べながら見ている限り、釣れる様子は全くありません。
 その時、すぐ傍にセキレイが飛んできました。
 ハクセキレイのようです。近くに飛んでくるなんて珍しいことです。Img_4589trm

 
 何となく物欲しそうにこちらを観ていますので、ご飯粒を箸でつまんでポンと投げると、驚いたことにツツッと近寄ってきてぱくっと食べてしまいました。
 この時期よほど食べ物の昆虫類が少ないのでしょうか。
 そして背に腹は替えられないということなのでしょうか。
 それでは、というので、今度は少し大きな塊を箸で投げてやると、今度は警戒しながらまわりを何度もぐるぐる回って確かめた後、どうも好みではないと判断したようで飛んでいきました。
 そしてすぐその後、別のセキレイがまた飛んできて、ご飯粒の周りを警戒しながら、確かめるように行ったり来たり。Img_4590trmImg_4591

 
 そして同様にやはり”食えない”と判断したのでしょう、飛び去っていきました。
 最近は水辺だけではなく都市部にも住みついていて、時には人の食べ残したパンくずなどついばむ姿も見られるそうで、セキレイの住環境も生活も少しずつ変化しているようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月11日 (月)

ロウバイ開花

 昨日の新聞記事地方版で、埼玉県所沢市の公園で冬の花ロウバイが見頃を迎えたと報道されていました。
 初冬に穏やかな日々が続き、例年より2週間ほど早く開花が始まった、とのことです。
 自宅の庭植のロウバイもしばらく留守にしていた暮れから正月の間に開花していたようで、先日気がついてみると蝋細工のような質感の黄色い花がポツポツ開いて、甘い匂いを漂わせています。
 もっとも狭い庭で邪魔になるためしょっちゅう切りつめるので、花の数は毎年まばらですが。Img_4550 Img_4552 Img_4551 Img_4549

 昨年の記録をみると、ほぼ同じ時期に開花していたようで、自然は律儀なものだなと、あらためて感心しました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月10日 (日)

冬芽と葉痕・維管束痕(カワヤナギ、イチジク)

 用水沿い堤防に雑木のカワヤナギが何本か自生しています。
 カワヤナギは調節池の湿地にも自生してかなり大きく成長したものがあって、既に昨シーズンに冬芽と葉痕・維管束痕は観察済みです。
 今回繰り返しになりましたが昨年12月下旬に観察した写真を掲載しました。
 細長い葉がまだ少し残っていた株。樹高は3m 程度。
1img_4357

 
●カワヤナギの冬芽と葉痕・維管束痕。
 観察にはルーペが必要です。少し色あせた感じです。1img_4357_1

 
 ・少し離れた場所に生えている樹高4mほどのカワヤナギの株2img_4366立ち

 
 ・その冬芽と葉痕・維管束痕 。こちらの方が元気そうな表情でした。2img_4366_2ccr

 
●イチジク冬芽と葉痕:
 堤防対岸の畑の傍に、これも自生らしいイチジクの低木がありました。大きな葉痕です。
 とんがり帽子のお人形のようですが、今ひとつイメージが湧きません。感性の貧困ですね。Img_4297

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月 9日 (土)

冬芽と葉痕・維管束痕(不明の雑木1:ヤマグワ?)

 用水路沿いの堤防に数種類の雑木がポツンポツンと自生して高さ数メートルの株になり、除草の邪魔になっていますが、これまで伐採されないで残っています。
 おかげで冬芽の観察教材になるのですが。
 12月下旬、その雑木の一つ。
 ほとんど丸裸で、枯れた広葉がわずかにのこっているだけで、ヤマグワ(?)のようですが、正確な樹名は分かりません。1img_4360

 
 のぞいてみた冬芽と葉痕・維管束痕の形です。
 一応整った形ですが、いまひとつイメージが湧きませんでした。Img_4323cctrm

 
 枝に絡みついていた枯れ葉に小さい白い繭がくっついているのが目に入りました。1img_4360_1

 
 アップです。1img_4360_2

 
 余計なことはしないで、と思いながらも暇つぶしに繭を開けてみました(極めて丈夫で、指でほぐすのが容易ではありませんでしたが)。
 中にあったのは蛹になるのに失敗して、イモムシの姿のまま死んで乾涸らびた15mmほどの幼虫の残骸でした。1img_4360_4

 命を確実に継代していくことはそれほど容易ではないという自然の一端でしょうか。  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月 8日 (金)

冬芽と葉痕・維管束痕(キリ、カツラ、フジ)

 昨年末に撮りためて積み残しになっている冬芽と葉痕・維管束痕の写真を掲載します。
 以前に掲載したことがある植物でも、新たに撮り直したものは繰り返しになりますが掲載しています。
 さらに繰り返しですが、観察素人の自分用のメモです。
  冬芽:冬に休眠状態になった芽。
  葉痕:落葉した葉の柄の痕跡。
  維管束痕:葉痕の中にある維管束の痕跡で、維管束は水や光合成産物の通路となる束状の組織系。

 できればルーペを持って、冬の里山・雑木林や庭木園芸センターなどを訪れると、人や動物の色々な表情をした顔のように見える葉痕・維管束痕が観察できて意外な発見もあり、楽しいものです。

●キリ(12月中旬、庭の植樹):
 色々な表情の桐の葉痕・維管束痕。20091213trm0

 
 葉柄の大きなキリは、葉痕も大きくて楕円形です。
 観察は肉眼で十分です。20091213trm2_2 

 
 新芽(側芽)はイボ状で小さく、樹の洞から小鳥が嘴だけ出して春を呼んでいるようにも見えます。
 ここの観察はルーペがあると一層楽しいでしょう20091213trm1_2

 
●カツラ(12月中旬、近くの庭木園芸センターで):
 この顔つきの仲間は結構たくさんいます。Blg1216img_4245trm_1

 
●フジ(12月中旬 、近くの庭木園芸センターで):
 ヒゲ親爺のようなユニークな風貌です。Blg1216img_4221trm

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月 7日 (木)

北陸路を後に

 関東の晴れた青空の冬に慣れていると、やはり北陸路の冬は苦手です。
 しかし珍しく晴れた日の夕刻、北アルプス立山連峰の一角が、薄い夕日を浴びて一瞬の光芒の内に霞んで見える時など名状しがたい光景はこの地でしか体験できません。Blg20100105img_4441trm

 
 快晴の翌日は、除雪された道路の雪が消え残っている上に、また終日の降雪です。
 しんしんと冷えます。
 7日付の朝刊(富山地方版)によると、この正月の雪は想定外の降雪量で、既に除雪予算を使い果たし、追加予算を組まなくてはならない市町村が大半で、まだ余裕があるとするのは3町村だけとか。
 この冬は暖冬傾向との予報が裏目に出たようです。Blg20100106img_4513trm2cc 

 これで少し長居してしまった北陸路を後にすることにしました。

 
 北陸本線の車窓からは荒れ模様の日本海を眺め、2r

 
 やがて列車は直江津を過ぎると第三セクターのほくほく線へ。
 吹雪の中の十日町から六日町あたりの真っ白い世界。
 吹雪のせいで列車は少し遅れて越後湯沢へ。2r_2

 
 そして関東平野に達すると夕焼けに浮かび上がる富士山のシルエットがありました。2r_3

 
 あらためて、日本も広いな、いや狭いな、と複雑な心境に。

 余談ですが、正月の間に、残念ながら冬山の遭難事故が何件か報道されました。
 危険は十分承知の上で厳しい冬山に挑戦される情熱は、凡夫には計り知れないところです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月 6日 (水)

ビワの花

 今年の富山は降雪量の多かったお正月でした。
 車道から見える田んぼのあぜ道に、自生したと思われる枇杷の樹があり、白い花が咲いていました。Img_4518

 
 足元に深い雪だまりがあり、近づくことが出来ませんので、はっきりした花の姿が撮影できません。Img_4517_2

 
 『枇杷の花』は冬の季語。
 昔から花の少ないこの時期に、あまり目立たない白い花をひっそりと咲かせます。
 枇杷の実を知らない人は少ないでしょうが、花の方は意外と知られていないようです。
 関東では11月頃から白い花の開花が見られますが、12月下旬、しばらく留守にする前にご近所で見かけた枇杷の花は、既に白い花弁はほとんど散ってしまい、くるまっていたフリースのような防寒着だけが残っていました。
 これも暖冬のせいでしょうかBlg20091224img_4487ccBlg20091224img_4487cc_1 Blg20091224img_4487cc_2

 ビワは実生で簡単に発芽します。 
 庭の隅に生えた実生の樹は10年以上経ちますが、邪魔になるので時期にかまわず丸刈りにして花芽も落としてしまうため、今だに一度も花が咲いたことがありません。
 ビワの選定時期は9月。
 花芽がつくのは、昨年に延びた枝先に今年出た新しい枝なので、丸刈りにしてしまうと、2年は花がつかなくなります。
 花も実もある枇杷にしてやりたいものですが・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月 5日 (火)

白川郷(世界文化遺産)

 曜日の並びのせいで短かった故郷の正月を終えてUターンのピークは3日になり、毎度のこと以上に各地の自動車道は酷い渋滞が発生して、大変な思いをされた方々も多かったようですね。
 仕事始めの昨日4日は北陸路もほぼ一週間ぶりに1日だけ晴天に恵まれましたので、世界文化遺産に登録(1995/12/09)された白川郷・五箇山の合掌造り集落のうち、まだ訪ねたことのない白川郷(萩町集落)に行ってみました。
 有数の豪雪地帯としての面影を多分にとどめながらも整備が進み、集落の本通りはもちろん、集落内の路は除雪が進み、真冬の観光も全く支障はありません。

 
 本通り風景2r と白川八幡宮鳥居

 
 明善寺、茅葺き屋根の鐘楼と鐘2r_2

 
 「野外博物館、合掌造り民家園」内で。氷柱が垂れ下がる合掌造りの家風景2r_3

 
 園内で見かけた樹木のユニークな造形の果実。
 たくさんの実が成っていましたが、丸い果実が2つぶら下がった形のものは目の前にあった一つだけ。
 別の果実の塊を指でつまむと、すぐに崩れて大きさ4mmほどで碁石のような形をした濃い焦げ茶色の種がこぼれ落ちました。
 ガーゼハンカチに載せて記念撮影。
 1個の実の中に種が3個入っていたようです。5m2r

 
 本通りを通り過ぎてしまうと、そこにはもう観光客の姿は全くなく、”豪雪地帯”であることを彷彿とさせる一面の銀世界が広がっていました。3r

 
 近くを走る東海北陸自動車道も、飛騨トンネルが出来て2008年に全線開通したことによりアクセスが容易になり、急激な観光客の増加と共に地域に居住する人々の日常生活と観光地化の狭間で様々な軋轢も発生しているようです。
 世界遺産登録基準の主旨を正しく認識、尊重し、その結果観光客も増え地域も潤い発展する、そのことをしっかり認識して観光マナーを守りたいものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月 4日 (月)

初詣(岩峅 雄山神社)

 雪に降り込められた正月三が日で、3日の午後、誘われて岩峅 雄山神社へ初詣に。
 駐車場は満車で混雑していましたが、時折小雪が舞う境内は人出も意外に少なく、ここは静かな年の始まりの雰囲気が漂っていました。Img_4500 Img_4494

 
 新しい年の平安と家内安全、そして経済復興の願いを込めて、”多くは望みません、神様よろしくお願いします”と、神頼み。
 聞いていただけるでしょうか。Img_4493cc Img_4498 Img_4499

 良い年でありますように。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月 3日 (日)

イロハモミジ(イロハカエデ):冬芽と葉痕・維管束痕

 大晦日からの大雪(富山)に降り込められた植栽のイロハモミジですが、年明けの2日午後、天候が回復してから、枝先についた小さな冬芽も陽の光を浴びて元気になったようです。2r

 
 冬芽の特徴は鱗芽で、対生(枝の先に2つ並んでつくこと)しています。
 葉痕・維管束痕はさらに小さいものですが、春待ち顔は表情に富んだもので、観察には10倍くらいのルーペがあると楽しいです。3r

 
 1年枝はほとんどが紅紫色で、冬芽の付け根には縁に沿って毛が並んでいます。 2r Img_4455trm Img_4477trm
  
 対生した冬芽は、春に新芽が伸びるときに、ここで2分岐します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月 2日 (土)

雪のお正月;ナナカマドの冬芽と葉痕・維管束痕

 北陸路は、大晦日から降り始めた雪が降りやまず、元日には富山県内全域に大雪警報が出され、みるみるうちに降り積もっていきました。
 しかし午後4時55分に警報は注意報に変わり、大雪の峠は越したようです。242r

 
 ただし、予報では2日の午前中まで降り続くということです。

 元日の積雪量は富山市では42cmと発表されていましたが、山間部ではゆうに1mを超えたようで、あらためて”雪に慣れない生活感覚”では、大変さばかりが思い浮かびますが、住み慣れた地元の人々には特別に変わらない日常のようです。
 玄関先から街路までの数mの雪かきで、もうすっかり閉口。ヤワなものです。Img_0170 Img_0171 Img_0172

 
●ナナカマドの冬芽と葉痕、維管束痕:
 この雪景色の中に、庭植のナナカマドの冬芽が震えていました。
 そう思いこんだだけで、本当のところは雪とともに吹き付ける風に揺れていただけのことですが。
 目鼻立ちがはっきりした元気な坊やのようです。Img_4404trmcc

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年1月 1日 (金)

新しい年を迎えて;オニグルミの冬芽と葉痕・維管束痕

          明けましておめでとうございます。
 つたないブログを書き連ねるようになって2年半が経過しました。
 この間、身近な自然の観察記録や、自然の移り変わりに沿った季節の記事にも、繰り返しや重複が生じるようになり、また撮りためた写真は掲載タイミングが時期はずれになることなども増えてきました。
 今年からは、出来るだけ安易な繰り返しにはならないように心がけたいと思っていますが出来るかどうか・・・。
 もちろん、身近の小さな自然には常にトピックスが見つかるわけはなく、変化もゆるやかなものですが、同じフィールド素材の繰り返し観察でも、視点を変えれば、又新しい発見もあるはずです。
 しかし、硬い頭は加齢とともにさらに柔軟性を失っていくようで、なかなか難しいところです。それはともかくとして、

        本年もどうぞよろしくお願いいたします。
Blgimg_38822009(オニグルミの冬芽と葉痕・維管束痕:散歩コースの川沿いに自生した自然木から撮影。2009.11.19撮影)

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年12月 | トップページ | 2010年2月 »