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2010年2月17日 (水)

ガガイモの種④

 遅くとも12月中旬までは見られるというガガイモの袋果ですが、偶然にも2月初旬に見つけて、そこで割れて中の種髪がみえていた一対の標本の一つを開くと、中の種髪の種がみるみる間に飛び出していってしまいました。
 そこで、残りのもう一つを採取してじっくり観察してみました。

 ・エアコンも止めて、空気の対流も最小にした室内で観察開始。
 写真上右側の袋果は採取現地で空っぽになった標本です。
 写真下が種髪がのぞいている袋果標本。2r41

 
 ・息を凝らすようにして、袋果の割れめをそーっと広げます。Blg42img_4890_2

 
 ・するとどうでしょう、すぐに種髪が盛り上がってきて、みるみる間に綿毛状に開きはじめ、同時に袋果の殻の外へとあふれ出していきます。43

 
 ・あふれた種髪は完全に開いていきました。
 風があればすぐに舞い上がり飛び立っていくでしょう。
 この間、ほんの短い数十秒の出来事です。
 造形の妙と、種が飛び出していく仕組みがよく分かりました。44

 
 ・顔を近づけたら、呼気のせいで綿毛の種が一つ離れました。
 ピンセットで拾って記念写真を撮った後、カッターで縦に切断して断面を観察してみました。
 専門家なら薄い切片をプレパラートにして顕微鏡で観察されるのでしょうが、素人はここまで。4r

 種の断面には、翼のある種皮に包まれた白い胚乳が見えました。
 残りの種を幾つか播いてみたら発芽するのでしょうか。(完)

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