青色の花の雑草・野草②ムラサキケマン、タチイヌノフグリ、マツバウンラン、チョウジソウ、ミゾコウジュ
春先から見かけた青色系統の雑草・野草です。
ムラサキケマン:
一見、ニンジンの葉によく似た葉っぱです。山地や自然植物園などの生育に適した環境にあるもの(写真左)はとても立派な花をつけていますが、この春初めて庭の片隅の日陰に、弱々しく咲いていたムラサキケマン(写真右)を見つけました。いつの間に、どこからやってきたのか分かりません。
タチイヌノフグリ:
名前のとおり茎が立ち上がったイヌノフグリ。兄貴分?のオオイヌノフグリよりかなり小さい、しかしとて美しい青色の花をつけます。都市の公園などでも普通に見かけられます。名前はどちらもかわいそうですが覚えやすいという効用もありますか。
マツバウンラン:
市街地の建物の花壇内に数株侵入して生えていました。道ばたや公園緑地の芝地に群生する北アメリカ原産の2年草です。松葉の名前のとおり葉は線形で、4~5月に40cm前後の茎をすっと伸ばし、その先にまばらに薄紫色の花をつけます。近くで普通あまり見かけませんので写真に撮りました。
チョウジソウ:
ご近所から株分けしていただいたものが、とくに面倒を見なくても毎年花を咲かせる多年草です。薄青色のさわやかな美しい花です。河川敷や水辺などのフィールドでは、生育環境変化などにより、だいぶ少なくなってしまいました。
花後の果実は円柱形で2個ペアになって付きます。よく結実して種でも増えますので、環境さえ適していればそれほどひ弱な植物ではないように思われるのですが現在絶滅危惧種Ⅱ類に指定されています。
ミゾコウジュ:
まだ花茎が伸びていない時の苗です。5月中旬から6月になると花茎を伸ばして、小さな青紫色の唇形花を咲かせるサルビアの仲間です。準絶滅危惧種(NT)になっています。今年はなぜか花が遅いようです。
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