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2010年6月22日 (火)

ヤセウツボ、ムシクサ、ツメクサ、ノミノツヅリ、ノミノフスマ、

 春の終わり頃から夏に見られる雑草仲間です。毎年の繰り返しで新鮮味はありませんが記録しました。

ヤセウツボ:
 5月~6月、シロツメクサやアカツメクサなどマメ科の雑草がはびこる堤防の草むらに、毎年決まって、見栄えの悪い茶色の棒のようなものがたくさん立ち並ぶように生えてきます。
 外来生物法の要注意外来生物リスト(植物)に名前を連ねているヤセウツボ(写真下)です。主にマメ科植物やその他植物に寄生根で寄生するので、在来種や牧草の生育を抑制するおそれがあること、また現在も分布を拡大しつつあることなどが指定の理由です。現在はその動向に注意しましょう、というレベルです。Blg2010573r

 
ムシクサ:
 水はけが悪くて湿気のある道ばたや水田、湿地に生えています。広線形の葉で、白い小さな4弁花を付けています。草丈は10~20cm程度。あまり目立たない地味な雑草です。花期は4~5月。Blg2010583r

 
ツメクサ:
 厳冬期を除けば、野原や市街地のどこにでも必ず生えている細い葉を持つ小さな植物です。アスファルトのわずかな割れ目や、歩道のタイル目地、また歩道橋の上で雑草など生えようもないわずかな隙間など、他の植物はまず安定して繁殖できそうにない貧栄養、極度の乾燥に晒されることがある、などのニッチな環境に適応しています。
 葉は小さな線形で先はとがり、鳥の爪のような形をしているのでツメクサ。
 春から秋にかけての長い間、ごく小さな白い5弁花を開きます。なお花弁の数には変異が多いようです。花後に、大きさ0.4~0.5mmとごく小さな種がたくさん出来ます。
 種をルーペで覗いてみると、ツメクサの種には突起があるのが特徴と図鑑には記載されていますが、そのような突起はありませんでした。種に突起がないのは海岸地帯に生える大型のハマツメクサである、とも注記されていましたが、どう見てもそうではないので、このままツメクサとしました。Blg20105703mm3r

 
ノミノツヅリ:
 道ばたや畑地など比較的乾いたところに普通に生えている小型の雑草で、一見カスミソウのような趣があります。葉は対生で広卵形~狭卵形、葉柄はありません。
 茎は株もとからよく分岐して小さな叢を形成します。白色5弁花の小さな花を多数つけます。花期は3~6月。Blg2010572r

 
ノミノフスマ:
 田んぼの縁や湿気のある道ばたなどに群落を作る1~2年草で、3~5月に白い花をつけるハコベの仲間です。6月以降になると花は咲いても花弁がとても小さくなったり、ほとんどなくなったりします。花弁は5枚ですが、ひとつの花弁が、ほかのハコベ属と同様にV字型をしているので、一見10枚の花弁があるように見えます。茎は多数枝分かれしながら広がっていきます。葉は長楕円形で葉柄はありません。Blg2010572r_2

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