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2010年6月23日 (水)

ニワゼキショウ、ヘラオオバコ、マメグンバイナズナ、ヤエムグラ、オヤブジラミ

 変わりばえしませんが今時の雑草です。雑草の草丈が伸びて、散歩コースも通行できなくなったところがあります。いずれ除草作業が行われると、その後伸びてくる植物相はまた別のものになったりして、勢力分布が変わり、この雑草世界も不安定です。

ニワゼキショウ:
 春になると芝地や公園、道ばたなどに赤紫色の可愛い花を多数つける北アメリカ原産の帰化植物です。公園やゴルフ場などの芝地に入り込むと除草が中々大変のようです。普通、花色は赤紫色で、白い花は少なかったものですが、今は両方見られます。
 6月中旬、田んぼの中を通る幅2mほどの農道を通りかかった際に、両サイドは除草剤のせいで雑草はほとんど無くなっていましたが、真ん中あたりには雑草が伸び始め、その中に混じって群生していて目立ちました。 
 農家の方が畦道沿いに除草剤を散布されている姿がありましたので、これ以上はびこる前に枯れて無くなることでしょう。Blg20106102r

 
ヘラオオバコ:
 舗装された堤防の道ばたで、春の除草が行われてきれいになった後、5月以降に、他の雑草に先駆けて 花茎を立ち上げ群落を形成していました。大型の外来オオバコで、穂状の花序をつけ、開花時には花序から雄しべが1cmほど突き出て独特の形になります。
 雄しべから大量の花粉が放出され、花粉症の原因にもなる迷惑雑草です。Blg2010612r

 
マメグンバイナズナ:
 春の草刈りが終わった草原に5月頃から伸び出していました。北アメリカ原産の帰化植物です。茎の上部は多数枝分かれしてその先に総状の花序をつけます。花はほぼ白色の4弁花で、花後できる果実は小さいものですが、よく見ると、名前のとおり、軍配のような形をしています。Blg201061

 
ヤエムグラ:
 水辺の雑草の薮に被さるように広がりはじめていました。ヤエムグラは”八重”の名のとおり、葉を一ヶ所から6~8枚輪生します。湿り気のある道ばたや水辺の草むらなどに多く、畑などにも生育します。
 秋に芽生え始め、春になると急に草丈が伸び始め、細長く被針形の葉と葉の間が広がりますが、自らの茎で立ち上がることは出来ません。
 茎には逆向きに小さな棘があり、この棘でお互いが絡み合い、他の植物にも寄り添って立ち上がり、雑草に覆い被さるようにして生育していきます。
 手に触れるとざらざらして不快感があります。花は白色で小さく、目立たないものです。果実にはカギのある荒い毛が生えており、セーターや動物の毛などにくっついて散布される“ヒッツキムシ”になります。Blg20106183r

 
オヤブジラミ:
 夏草の茂る堤防道ばたに生えていました。花が少なく時期が少し遅かったようです。草丈は70cmくらいありましたが、全体の草姿を写真に撮るのが難しい雑草。
 茎はまばらに分岐しながら30~70cmくらいの高さに達し、複散形花序をつけ、その先に白い小さな5弁花をまばらにつけます。
 形状がシラミ(虱)にたとえられる果実は、長さ5~6mmほどの楕円形で、かぎづめ状に曲がった赤紫色の硬い毛(刺毛)がたくさん生えていて”ヒッツキムシ”になります。なお、よく似たヤブジラミは果実が小さい(約3mm)緑色で、白い花はたくさん付きますので区別されます。Blg201061_2

 つぶやき:今時、ノミ(蚤)、シラミ(虱)などの衛生害虫を”体験的に”知っている人は少なくなりました。雑草の名前に、ノミ、シラミが冠せられていて、忘れないで済むのかも知れません。

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