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2010年6月30日 (水)

変形菌(粘菌)①-1(ウツボホコリの仲間)

 サッカーW杯、パラグアイ戦、延長戦の末、PK戦に。もう祈るしかありませんでした。時に利あらずでしたね。一層感動的でした。

 さて、しばらくぶりの変形菌です。

 6月の初め、雨降り数日後の日曜日、蒸し暑い日でしたが朝の散歩を兼ねて、かつて知っている社の森へ、変形菌の観察に行って見ました。やはり見つかりました。
 
 その前に自分用のおさらい(復習)メモ。

変形菌(粘菌)とは:
 昔の分類学では、生き物の世界は動物界と植物界の二界に分けられていましたが、分類学の進展に伴い8界説まで提唱されるようになり、現在は5界説(動物界、植物界、菌界、プロチスタ界、モネラ界)が主流になっているそうです。Photo
〔生物分類(リンネの分類) 界:Kingdom 門:Phylum/Division 網:Class  目:Order  科:Family  属:Genus 種:Species 〕

 変形菌は現在、無理やりプロチスタ界に入れられてしまったそうですが、他に類を見ないほど多数の核を持つ大型のアメーバ体に成長して動きまわったり、またキノコなど菌類のように胞子を形成するにもかかわらず単細胞生物で、実際のところは、現在の5界分類体系からも既にはみ出しているという、不思議な生き物なのです。(http://www.athome-academy.jp/archive/biology/0000000103_all.html

 自分用の前置きは以上で、とりあえず、この不思議な生き物の写真を1枚掲載します。(撮影2010.6.6)
 素人には名前も分かりませんが、専門家の手を煩わせるのも畏れ多いし、参考書(日本変形菌類図鑑、他)の写真を見ながら勝手に想像したもので、間違いかもしれません。
 
ウツボホコリの仲間:
 社の森に数年来横たわっている太い腐朽倒木に空いた穴で、直径3cmほどの凹みの、天井のような上部に子実体の子嚢下部の表皮が「さかずき状」に残り、そこから胞子の詰まった網状の細毛体が糸を引きながら房のように重なり合って垂れ下がっていました。
 どこかから(土/腐朽倒木の中から)多核単細胞の巨大なアメーバーになって倒木の上に這い上がり、温度と湿度、光の条件が気に入ったところで立ち止まって、そこで一晩のうちに子実体を形成します。そして成熟した子実体の子嚢の膜が破れると、木の表面にくっついていた部分は盃(サカズキ)状になって残り、中から飛び出した細毛体(拡大すると、ちょうど”ヘチマタワシ”のように見えますが)がぶら下がっている、ということになったところのようでした。
 わずかな空気の動きにも極めて敏感に揺れて、揺れる度に胞子が”ホコリ”のように浮遊します。それで名前(和名)には○○ホコリ、と命名されています。
 薄暗い現場でのフラッシュ撮影のため、赤橙色が強調されていますが、色調は実際とは少し違います。ともかく不思議な状景です。(画像はクリックで拡大表示されます)Img_8143

 この近くには、もっとすごいところがありました。(→次報へ)

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