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2010年7月31日 (土)

2010/7 クロメダカ:屋外コンテナ水槽による飼育

 屋外に設置したプラスチック製コンテナ水槽で地元生まれの野生メダカ(クロメダカ)飼育をはじめて5年以上経過しました。飼育方法の概略は過去のブログにまとめていますが、厳密な世代管理はしていません。
 シーズン中に増えた個体は、コンテナの適正収容能力(コンテナに入れられている水量1リットルあたり1匹が目安、例えば水の量が20リットルなら20匹程度)を勘案して、適当数をすくい取り、親メダカを採取してきたもとの用水路にかえし、同時に同じ水路から5~10匹の個体を新たにすくい取って、コンテナ水槽に補充するようにしています。

 昨年は、採取してきたメダカに水カビ感染がある個体が混じっていたことに気づかず、狭いコンテナ水槽内で瞬時に感染が広がり、大半の成魚が死滅するという事故に見舞われてしまいました。しかし、幸い少数の生き残りの親から子メダカが生まれ、今シーズンは順調に成長して再び増えてきました。Blg201061621img_8246

 
 市販されているホテイ草などの水草を浮かべておくと、延びた根の部分に卵を産み付けます。そのまま放置すると、せっかく生み付けられても、その大部分はすぐに親メダカにきれいに食べられてしまい、わずかなものが孵化しますが、孵化した子メダカもまた、親に食べられてなかなか安全に成長は出来ません。Img_0014

 増やしたくない場合はそのままでよいのですが、増やしたい場合は、卵が生み付けられていることを確認したら、バケツなど大きめの容器に移し替えておくと、およそ7~10日前後でたくさんの子メダカが誕生します。
 生まれたらしばらくの間、親メダカ用の飼料をすり潰して与え、体長が1cmくらいにまで成長したら、親メダカ水槽に移しても大丈夫です。
 なお増えたメダカは、採取地域以外には絶対放流しないようにしましょう。野生メダカは地域ごとに遺伝的な特性が保たれていて、異なった遺伝子の交雑を避けるためです。

 また市販されている水草・ナガバオモダカを、水槽のBOD除去とメダカの隠れ家用にとコンテナ水槽の底土に直接植えたところ一夏で大繁殖し、後始末に大変苦労したことがあります。
 増えすぎないようにするには、あらかじめ小さめの鉢植えにしたものを水槽に沈めることで、増えすぎは抑えられます。それでも鉢底からランナーを伸ばして、逃げ出しますから、見つけたら切りとって処分しています。
 特別な管理は全くしていませんが、繰り返し花径を伸ばして独特の質感がある白い花を咲かせます。Img_9987

Img_9987_1

 ナガバオモダカは大変丈夫な外来植物で寒さにも強く、凍結しなければそのまま冬越しできます。また、ホテイ草は夏の最盛期には青紫のきれいな花を咲かせて観賞価値がありますが、こちらは冬期には枯れ死してしまいます。しかし夏場には増えすぎて困ることがあります。
 いずれも繁殖力旺盛な外来植物で、増えすぎて取り除いた植物体は乾かしてから生ゴミ焼却に出しましょう。

余談:
 先日の新聞記事に、”日本産メダカの飼育が全国的なブームになっている、それは飼育がやさしいこと、1年中屋外で飼えること、ハデさはないが魅力的な改良品種がたくさんいるから”、などとありました。
 身近なペットとして情操教育にもなり良いことですが、ただ飼育方法論だけではなく、飼育するからには責任を持って、増えすぎたり、あるいは飼えなくなったりした(ペット)メダカを、もともと住んでいたところではない場所などに安易に放流などしないことにも留意してほしいものです。
 昨今、近くの用水路で見られる大きな亀は、ほぼ例外なく、夜店やペットショップで売られている”ミドリガメ”の親(外来種のミシシッピアカミミガメ)ばかりです。Photo

 連れてこられたカメ自身に責任があるわけではありませんが、在来種はすっかり姿が見られなくなってきました。

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