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2010年8月

2010年8月31日 (火)

ヤブジラミ、ガマズミ、キンミズヒキ、ゲンノショウコ、ドクゼリ

 猛暑続きで、残暑も厳しかった8月が終わります。

 8月の山地などで撮りためた山野草を掲載しています。平地で見られるものもあります。
福島県・五色沼自然探勝路沿いで見かけた植物の続きです。

ヤブジラミ:
 セリ科の越年草です。草丈は50~80cmくらいでしょうか。6月の終わり頃から線香花火のような白い小さな花を咲かせます。写真に撮りにくい植物です。分布は日本各地。
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ガマズミ:
 林縁に生えていました。日本各地の山地や丘陵地の明るい林や草原に生える落葉低木です。樹高2~3m程度になります。赤い実がきれいでした。Img_0081

 
キンミズヒキ:
 流れ沿いの道側にたくさん生えていました。やや自然度の高い草はらに生育する多年草です。葉は5~9個の小葉に分かれ、葉の付け根には明瞭な托葉があります。
 夏に花茎を立ち上げ、8月頃に黄色い花をたくさん付けています。草丈は大小さまざまのものがありました。分布は日本各地。2r_6

 
ゲンノショウコ:
 道ばたに生えていました。フウロソウ科の多年草です。小さな花ですが、アップで見るときれいです。昔から民間で下痢止めの薬草として利用されました。Img_0169

 
ドクゼリ:
 遊歩道沿いの湿地に生えていました。セリ科ドクゼリ属の有毒植物で、草丈1~1.5mに達する大形の多年草です。
 日本各地の水辺や沼地などに自生しています。6~8月に複散形花序を出し、球形に集合した白色の小花を多数開いて独特の花姿を形成しています。
 植物体が小さい時に草姿がセリとよく似ていて、誤って食べると危険です。
Photo_2

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2010年8月30日 (月)

ヤマユリ、アカソ、イケマ、オオウバユリ、オオハンゴンソウ

 8月の山地などで撮りためた山野草を掲載しています。平地で見られるものもあります。
福島県・五色沼自然探勝路沿いで見かけた植物です。 

ヤマユリ:
 ユリの女王。花の近くには強い芳香が漂いますImg_0078

 
アカソ:
 湿り気のある道沿いに生えていました。明るい落葉広葉樹林の林縁や谷筋などのやや湿った場所に生育します。茎の高さは50~80cmで、葉柄とともに赤色を帯びます。葉は対生で特徴的な形をしていて、先端は3裂し、真ん中の裂片は尾状に長く伸びています。2r_4

 
イケマ:
 ガガイモ科のツル性多年草植物です。他の草などに巻きついて高さ2~5mにもなることがあります。
 葉腋から、長さ6~12cmの葉柄より長い花柄の先に、径2~4cmの散形花序をつけます。小花柄は1~2cm、花冠は淡緑色で5裂し、裂片は反り返ります。副花冠は白色。
 花期は7~8月。花が終わるとガガイモ同様、種髪の種ができます。なお有毒植物です。3r

 
オオウバユリ:
 草むらからぬきんでてよく目立っていました。7~8月頃、やぶの中や林の日陰に咲きます。 草丈は150~200cm。 黄緑色の長さ10~15cmの花が20個近くも付くことがあります。
 なお、オオウバユリは、種子から開花するまでには10年以上の長い年月を要するにもかかわらず、一度の開花で枯死してしまうという特殊な生活史を持っているそうです。2r_5

 
オオハンゴンソウ:
 北アメリカ原産で、明治時代の中頃に園芸植物としてやってきた多年草ですが、現在日本各地で繁殖して在来種を脅かすほどに勢力を広げて問題になり、特定外来生物に指定され、駆除活動も行われるようになっています。
 ここでも人手で鎌による刈り取り作業が行われていましたが、見るからに大変そうでした。困りものです。3r_2

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2010年8月29日 (日)

夏の終わり、ハラビロカマキリの子供、鳴くツヅレサセコオロギ

 一向に収まる様子のない残暑です。それでも午後になって涼しい風が出てきたかと思うと、黒雲が湧き、稲光と雷鳴で、叩きつけるような雷雨。おさまったあとはよけいに蒸し暑い風が吹いたりして・・・

ハラビロカマキリ:
 日中、洗面所にカマキリがいる、というので行ってみるとハラビロカマキリの子どもが水を飲んでいました。Photo

 
 取り込んだ洗濯物に付いてきたのだと思います。よほど暑かったのでしょうか。水を飲み終わって頭が冷えたはずなのに、頭に血が上りやすい虫の一族、目があうたびに、腹部を背中につきそうになるほど反らしての威嚇のポーズ。
 そこいらを駆け回り、カメラのレンズに飛びかかってきます。外に出してやりました。元気に成人して下さい。Harabirokamakiri2

 
 交通事故には気をつけて。犠牲者は多分、近所の草むらに一番多いチョウセンカマキリでしょう。P8250115

 
ツヅレサセコオロギ
 夕刻になると庭でコオロギの声が聞こえます。暑すぎても寒すぎても鳴かないそうですが、雷雨のあと、それでも気温が下がったので、元気よく鳴いていました。
 何℃くらいの間で鳴くのかなと、インターネットの記事を見ると、天気予報などで時に話題になる「鳴く回数と温度から導かれた式:(15秒間に鳴く回数+8)×5÷9=気温(℃)」がありました。(参照:http://questionbox.jp.msn.com/qa4689337.html
 コオロギに限らず暑くなればビールなぞ飲んで騒ぐのは人間も同じですが・・・

 屋外メダカ水槽の傍で鳴くツヅレサセコオロギ(♂)、とすぐ傍にいた♀です。201097img_1659trmcc

201097img_1649

(三角ボタンをクリックすると動画がスタートします)。 かなり早いビートです。やはり暑かったようです。

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2010年8月28日 (土)

アサギマダラ、オニヤンマ、ヒョウモンエダシャク、ミカドフキバッタ

 8月初旬、福島県・安達太良山の下山道沿いで見かけた昆虫です。平地で見かけることは少ないものの、特別に珍しいものではありません。

アサギマダラ:
 道沿いに咲いたヨツバヒヨドリの花にたくさんいました。翅の模様が鮮やかな大型のチョウで、長距離を移動することでも知られています。山地で多く見られます。Photo

Img_0369

 
オニヤンマ:
 山地にはたくさん飛んでいました。昔は平地にも普通にいたものですが、少なくなりました。蟹のように、立派なカギ爪を持っています。
 悠然と空を遊弋している姿は、威風堂々、という感じで、子供時代にはなかなか捕まえられない憧れのトンボでした。体長10cmほどある日本最大のトンボ。2r

 
ヒョウモンエダシャク:
 木の葉にとまっていました。大きさ (開張)41~50mm で、白地に黒色紋が散りばめられた翅を持つ、よく目立つシャクガの仲間。
 後翅の外側半分は淡いオレンジ色をしています。出現時期は6~9月。分布は日本各地。Img_0344

 
ミカドフキバッタ:
 一見イナゴの子供かと思いますが、翅が退化して飛べないフキバッタの成虫です。この仲間の分類・同定は難しいそうですが、今回の居場所と、後肢腿節の下面が紅色という特徴から、ミカドフキバッタとしました。2r_2

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2010年8月27日 (金)

オオヘリカメムシ幼虫、キタテハ、キンモンガ、ルリタテハ、チャバネアオカメムシの若齢幼虫?

 8月初旬、福島県・五色沼探勝路周辺でみかけた昆虫類です。山野などで普通に見られます。

オオヘリカメムシ幼虫:
 草むらに2匹いました。脚の形が独特で太くていかにも頑丈そうな雰囲気。
1匹は中脚が欠損していました。褐色で、胸部側面が前方に張り出しています。アザミ、モミジイチゴ、キジムシロ、フキなどの汁を吸います。成虫の体長は23mmくらいあり、カメムシ仲間では大型です。3rs

 
キタテハ:
 乾いた木道に下りて来て、口吻をのばしていました。前翅の長さは2.5~3cmほどの中型のチョウです。花や樹液、腐った果実などに集まって汁を吸うのを見かけます。Img_0175trm

 
キンモンガ:
 日陰を選んでヒラヒラ飛んで行きます。止まったところも日陰で、フラッシュのせいで不自然な色調になりましたが、黒地に薄黄色の紋が目立つガです。大きさ (開張)32~39mm。昼間に活動し、翅を広げてとまっていることが多く、出現時期は6~8月。各地の山野に普通に分布しています。Img_0160

 
ルリタテハ:
 岩の上に止まっていました。どうしてもこのアングルでしか撮れない場所で、しばらく待っても翅を広げてくれないので、説明しなくては、何の写真か分からないものになりました。(゚ー゚; 翅を開くと、きれいな瑠璃色の紋様があるタテハチョウの仲間です。Img_0175_1trm

 
チャバネアオカメムシの若齢幼虫?:
 マルバフユイチゴの赤い実に、大きさ5mm足らずの緑と黒色の虫が付いているのを見て撮影しましたが、ピントが合わず、細部がわかりませんいません。
 同定は出来なかったと言うべきで、果実の害虫として有名なチャバネアオカメムシの、若齢幼虫に似ていますが、間違いかもしれません。Img_0135

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2010年8月26日 (木)

ノアサガオ、園芸種アサガオ、マルバアメリカアサガオ、チョウセンアサガオ

 熱帯夜が明けた早朝は、歩くとすぐ汗をかいてうんざりしますが、金網フェンスに絡みついたアサガオ類の花を目にすると、何となく涼しさも感じるのは、アサガオの花の効用でしょうか。
 ただ遠目には、こんもりと茂る”雑草の塊”はやはり暑苦しさを免れ得ないのですが・・・

ノアサガオ:
 ヒルガオの仲間です。毎年秋に行われる除草作業に負けることなく、必ず水路沿いの金網フェンスに絡みついて繁茂します。葉の大きさに較べると小さめですが、濃い紫色の直径5~8cmほどのきれいな花をたくさんつけています。
 多年草で耐寒性もかなりあって、暖地では一度庭に植えておくと毎年のように花を咲かせます。種はほとんど出来ないと言われますが、秋になるとわずかながら出来ているのを観察できます。
 ノアサガオの花期は初夏から秋ととても長いです。なお、鮮やかな濃い紫の花色は、手持ちのデジカメではどうしても再現されないで、青色が強くなってしまいます。Photo

 
園芸種のアサガオ:
 淡いブルーの、見るからに涼しそうなアサガオ。野生種と較べればやはり花は大きくてきれいです。近くの道路沿いにだんだん増えてきました。こぼれた種が運ばれて、自然に範囲が広まっているようです。Photo_2

 
マルバアメリカアサガオ:
 北アメリカ原産の1年草です。金網フェンスに絡みついて繁茂し、完全除草が難しく、毎年決まって同じ道端や草地に生えてきます。
 大きな丸い葉のわりには小さな花で、花冠の直径約3~4cmの漏斗形で、淡いブルーの綺麗な花が咲きます。昼には萎んでしまって葉の陰に隠れて気がつかないことが多く、早朝観察に行かなければなりません。
 葉は心臓形の丸葉で先は尖り、茎には長い毛が密生してざらつきます。萼は線形に5深裂し、すぐ下の花柄の途中にやや多肉の苞葉が1対あり、長い毛に覆われています。花期は8~9月。Photo_3

 
チョウセンアサガオ:
 熱帯アジア原産の1年草です。散歩コース沿いの畑に毎年咲いています。江戸時代に入ってきて、葉を「曼荼羅葉」という喘息の薬にするため栽培されたそうですが、有毒植物です。
  朝咲いて、昼過ぎには萎んでしまうので、写真を撮るには早朝ウオーキングがよいのです。Photo_4

 先日の新聞にも大見出しで、「炎暑延々」、とありましたが、この残暑、いつまで続くことやら・・・

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2010年8月25日 (水)

サイエンスカフェ(閑話休題):その7(欠席)&8.周期表

 前々回7/16、『情報伝達物質で進化の過程をたどる』は欠席しました。一番の楽しみのテーマに即した創作お菓子は、神経伝達物質として知られているアセチルコリン(ACh)が、タケノコの先端部には実に脳の約100倍も含まれている、という話題に即したタケノコをイメージしたものだったそうです。
 当日の写真だけ借りてここに掲載しました。2010716img_5377

 
 前回は2010.8.20、周期表にまつわる話題でした。100820l

 
 また、一家に1枚周期表、と言うことで、すでに第1版を持っていましたが、その内容を十分理解しないまま、今回第4版を配布していただくと同時に分かりやすく説明をいただいて、ああそうだったのかと、初めて理解が深まりました。(2009.3.25 第4版、部分)Img012

 
 さて毎回楽しみの創作お菓子。今回は参加者毎に異なる元素記号が記された、ウエーハウスで作られた4ピースのお菓子です。皿にバラバラに載せられたピースを並び替えて、元素記号を完成する、というシンプルで楽しいお菓子。
 ちなみに私のものは周期16、元素記号S(イオウ)でした。お隣さんは18、Ar(アルゴン)2r_3

 お話しの後での自由なセッションの際には、日本の科学技術教育に関して、よく言われる子供たちの”理科離れ”そしてその結果として、国際比較でランクが低いと言われていることが話題になりましたが、実のところは、子供たちより、日本の親、大人達の方が、国際比較でも”理科離れ”、”科学離れ”している方が問題ではないかとの指摘があり、考えさせられました。

 次回の予定は2010.9.17です。厳しい残暑が続き、地球レベルで異状気象が話題になっているこの頃、興味深いテーマです。100917l

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2010年8月24日 (火)

ウシガエル、トウキョウダルマガエル、チュウサギ

 8月初旬の、ご近所のカエルです。 

ウシガエル
 足元の用水路の草むらで、大きな声で鳴いていました。
 2mほど上の道路脇からそっと覗くと、草がじゃまになっているせいで、逃げないで鳴いています。
 少ないシャッターチャンスですが、逆に草がじゃまになって、この写真しか撮れませんでした。
 農道で車にはねられてのびていた“巨大な”個体をまじまじと見たことがありますが、生きたものの生態をカメラに収めたことがありません。
 近郊では、水草が繁茂し、流れの緩やかな用水路にたくさん生息していますが、とても警戒心が強く、気配を察するとすぐに水中に飛び込んで逃げるため、これまでしょっちゅう「ブオー、ブオー」というウシに似た鳴き声を聞いて近づいた時に、いち早く水に飛び込むドボンという音を聞くだけで、なかなか姿を捉えたことがありません。
 ウシガエルは、食用ガエルという別名があるとおり、食用として養殖された個体が逃げ出し、日本各地に定着してしまいました。
 在来種に比較して大型、かつ貪欲で、環境の変化に強い本種は在来種を捕食してしまうことが懸念され、2006年外来生物法により特定外来生物に指定されましたので、現在は日本国内での流通はありません。
 世界的にも各国で問題視されていて、世界の侵略的外来種ワースト100にも指定されているそうです。201081p8010071

 
トウキョウダルマガエル
 猛暑対策のため水がいっぱいに張られた稲田の傍を歩くと、この時期とてもたくさんのカエルがいて、ただまだ小さいものが多いようでしたが、畦の縁から稲田の中に飛び込んで逃げていきます。Blg2010731

 
 水が溜まった農道脇の側溝に、親ガエルがいました。
 こちらも逃げ足が速くてなかなか”ばったり”出合うことは少ないのです。
 のんびりしていると目ざといサギに食べられてしまうからです。P8010052trmcc

P8010053trm

 
 稲田脇の側溝を窺うチュウサギがいます。アブナイ、アブナイ。Blg81p8010042

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2010年8月23日 (月)

田んぼにやって来るゴイサギ、チュウサギ、コサギ、アマサギとカエル

 近郊では、お盆明けから早稲種のイネの刈り取りが始まっています。
 その他の田んぼも例年、今月末あたりからいっせいに稲刈りが始まります。
 日中はこの暑さで、田んぼには誰もいませんから今年の作柄について尋ねようがありませんが、どうなのでしょうか。
 初夏のころ(5月末~)から、イネが伸び出した水田には、飛来数は多くはありませんがサギの仲間が入れ替わりやってきて、歩き回っていました。
 カエルねらいですが、そのころはまだカエルも小さく、数も多くはありません。
 今後稲刈りが始まるとサギが大挙してやって来るようになり、はっきりと季節の移ろいを感じるのですが、でも今年はまだ暑すぎて、もうすぐ秋が来るとは思えないのですが・・・

ゴイサギ(2010.6.4):
 夜行性で、昼間は物陰などでじっとたたずんでいることが多い鳥ですが、夕方から夜になると、ゴワーとい嫌な鳴き声で夜空を飛んでいきます。
 日中、水田で餌をあさっている時には警戒心が強く、人の姿を認めると姿勢を低くして隠れるか、またはすぐに飛んで逃げて行きます。P6040024trmcc

 
コサギ(2010.5.31):
 サギ仲間ではいちばん体格の小さいサギで、クチバシは黒色。足も黒色ですが、足先、指の色は黄色です。
 (写真では隠れていて見えませんが)P5310578

 
チュウサギ(2010.5.28):
 ダイサギ、チュウサギ、コサギで、真ん中の体格のサギ、と言われても、一緒に並んでいれば分かりますが、単独では分かりづらいです。
 今回は、黄色いクチバシの先端が黒いのでチュウサギとしました。
 クチバシの色は季節によって変わったりします。稲刈り後は一番たくさんやって来ます。P5280534trmcc

 
アマサギ(2010.7.30):
 当地への飛来数は他のサギ仲間に比較すると少ないようです。
 アマサギは、全長50cmくらいで、くちばしの短い小型のサギです。
 日本には主に夏鳥として渡来し、本州から九州にかけて松林や竹林に皿上の巣をつくり繁殖します。
 夏には頭から首まで、そして背中に橙色の飾り羽が生えていて、他のサギと一緒にいてもすぐに見分けることが出来ます。(なお冬羽根は全身白だそうです)
 目の周りは黄色で、、くちばしにかけて橙色がかかり、足は黒色です。
 他のサギと同じように田んぼにやって来たときには、飛び出してくるバッタやカエルを餌にしています。730

 
トウキョウダルマガエル(2010.7.30):
 サギどもの餌になっています。初夏にはまだ数も少なく、体格も小さな子供のカエルがほとんどです。
 遠目にはトノサマガエルに似たところがありますが、関東地方にはトノサマガエルは分布していなくて、関東には本種が分布するので、関東で一般に「殿様ガエル」と呼んでいるのはこのトウキョウダルマガエルです。
 体長は35~75mm(雄)、45~85mm(雌)。トノサマガエルとダルマガエルの中間のような形態だそうです。
 近郊の田んぼの水利は完全に農業用水配管によって行われ、稲作期間外は田の水は抜かれて乾田化しますので、カエルの生息には全く不利な環境になり、だんだん生息数も減少していると聞きました。
 せっかく大きくなっても、稲刈り後にサギどもの恰好の餌食になってしまうのです。730_2

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2010年8月22日 (日)

ホオズキカメムシ(卵、若齢幼虫、成虫)、クヌギカメムシ、ナガメ(幼虫、成虫)、アオクサカメムシ幼虫、ブチヒゲカメムシ、ホソハリカメムシ、ホソヘリカメムシ

 夏の間にたまったヘッピリムシ(カメムシ)の写真です。いずれも近くの草原や畑地、また住宅地植え込みなどで普通に見られるものばかりです。

●ホオズキカメムシ:
 歩道の植栽に絡みついていたヒルガオの葉にいました。葉の裏をめくってみると生まれたばかりの幼虫がくっついていました。これでは増えるわけだなあ、と妙に感心しました。
 成虫の大きさは8mmくらい。見た目は全身濃茶色で、腹部側面に縞模様があり、”太もも”がすごく太いカメムシ。
 飛ぶと赤いホオズキ色をした背中がとても目立ちます。
 たまたま傍にいたのは、左前肢と左触角が損傷・欠損している個体でした。”事件”があったのでしょうか。Photo
 ホオズキやヒルガオ科のアサガオ類などの植物で目立ち、またサツマイモ、トマト、ナス、ピーマンなども食害する農業害虫です。
 掴まえて臭いを嗅いだことはありませんが、あまり臭くないそうです。
 出現時期:5~8月。分布は本州、四国、九州。

 
●クヌギカメムシ:
 林で見つけました。少しスマートな、緑色のカメムシ。大きさ12mmほどで、体長よりも長い触角が目立ちます。
 雑木林のクヌギ、ナラ、カシワなどの木の葉上で見られます。メスは、秋の終わり頃に、木の幹にひも状の卵塊を産みつけるそうです。
 出現時期は6~10月。分布は本州、九州。Img_8463_1

 
●ナガメ(上:幼虫、下:成虫):
 近所の堤防や草原に、春から初夏にかけて菜の花が咲き、夏に枯れた茎が残っていますが、そこにもたくさん群がっています。アフリカの民族工芸品を思わせるような黒と赤の模様が目立つカメムシです。色調にはかなりバリエーションが見られます。
 写真上の幼虫で、いちばん左の個体は5齢幼虫で、その後の2匹は4齢幼虫です。
 成虫の大きさ8-9mm 、春から初夏にかけて、アブラナ、ダイコンなどでよく見られます。ナガメとは「菜の花につくカメムシ」という意味。都市郊外にも普通に分布しています。出現時期4-10月、分布は北海道、本州、四国、九州。Photo_2

 
●アオクサカメムシ5齢幼虫(写真左);ブチヒゲカメムシ(写真右)
 どちらも夏草の茂る草原にいました。
 アオクサカメムシ幼虫の大きさは7mmほどでした。成虫は光沢のない緑色のカメムシで、色彩変異が多いようです。マメ科、イネ科、キク科など、広範囲の植物の汁を吸い、野菜や果樹の害虫としても嫌われています。出現時期は7-10月、分布は北海道、本州、四国、九州。
 ブチヒゲカメムシは体長12mmほど。全体が赤褐色で、小楯板後方が白色です。黒い触角の節間が白く、斑(ぶち)になっていることからこの名が付いたそうです。草むらに行くと普通に見られます。
 マメ科、キク科の植物を食害し、ダイズ、ワタ、ゴマなどの害虫でイネの穂も食害します。出現時期は4-10月、分布は北海道、本州、四国、九州。S

 
●ホソハリカメムシ(写真左);ホソヘリカメムシ(写真右):
 どちらも草原にいました。1字違いで紛らわしいですが、
 ホソハリカメムシは、体長10mmほどで、体は薄茶色で、前胸背側角は黒く、側方に鋭く突出しています。
スズメノテッポウ、イヌビエなどのイネ科の植物によくくっついています。イネの害虫としても嫌われ者です。出現時期は4-10月。分布は本州、四国、九州。
 ホソヘリカメムシは、少し大きくて16mm前後で体色は赤褐色から黒褐色をしています。後肢の”太もも”(腿節)が太く、ガニ股です。
 幼虫,成虫共に稲類や豆類などの汁を吸います。特にインゲン、大豆に付いて農作被害を与える害虫です。出現時期は5ー10月。分布は日本各地。S_2

 平地にいるカメムシ仲間にはうさんくさいものが多いですね。

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2010年8月21日 (土)

夏の虫たち⑥ホシヒメホウジャク幼虫、不明のウンカ、イモムシの糞、サザナミスズメ

 7月から8月のこれまでに撮り溜めた、身近のフィールドで普通に見られる気持ち悪いものなどです。

 
ホシヒメホウジャク幼虫:(2010.7.3)
 蛾の幼虫です。ヘクソカズラの葉にいました。どうしてこんな恰好なんでしょうねえ。Blg201073

 
不明のウンカ:(2010.7.7)
 図鑑など検索しましたが分かりませんでした。大きさ1cmほど。772r_2

 
イモムシの糞:(2010.7.12)
 落とし主はキンモクセイを食害している蛾の幼虫。いくら探しても見つけられませんでした。掃いても掃いても落ちています。いまいましい限りでした。後で親が出てきて、サザナミスズメの幼虫のものと分かりました。Blg2010712

 
サザナミスズメ:(2010.7.28)
 朝、玄関先に張り付いていました。幼虫はキンモクセイ食害の犯人です。Blg2010728

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2010年8月20日 (金)

 先週初めの夕刻、所用で外出した際に、東の空に虹が見えました。ずいぶん久しぶりです。Img_0437

 
 当日も相変わらず暑く、晴れたと思えば雨が降ったりと、気まぐれ天気の1日でしたが、雨上がりには一層蒸し暑く、ヘヤードライヤーの温風のような風が吹いていました。
 夕日に照らされた雲は単純な茜色ではなく、茜、橙、黄色、そして何となく青、紫と、虹のような彩雲になった一瞬があり、何枚かシャッターを押したのですが、肉眼で感じたようには写りませんでした。Img_0438

 昨日夕刻のニュースでは、梅雨明け以来、全国で熱中症が原因で無くなった人の数は実に300人近くに及んでいるそうで、暦の上では蒙霧升降(フカキキリマトウ)の時候になったのに、暑さはまだ収まる気配がありません。
 この暑さにかまけて、運動のためのウオーキングもここしばらくは完全停止状態でしたが、やっと決心して夜間、公園まで歩いてみると、早稲品種の稲田ではすでに刈り取りが終わっていて、草むらからはエンマコオロギやミツカドコオロギ、ツヅレサセコオロギなどの声が聞こえ、そして樹上からはアオマツムシの鳴く声が降ってきます。
 日中には稲田の上を飛びかうウスバキトンボ(精霊トンボ)の姿も見られます。季節は確かに巡ってはいるのですが・・・
 ウスバキトンボ(再掲)Img_13891

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2010年8月19日 (木)

立山(雄山3,003m)登山

 夏休み最中の先日(8/15)、小学2年生の孫達と一緒に北アルプス・立山に登ってきました。3年前の同じ日、快晴に恵まれた室堂平のハイキングに行ったことがあります。
 立山は、雄山、大汝山、富士ノ折立の3つのピークの総称です。(なお、立山三山は雄山、浄土山、別山です。) 最高峰は、大汝山(3,015m)ですが、立山が信仰の山であったため、立山山頂雄山神社のある雄山(3,003m)の方が古くから有名です。  
 今回登ったのは、夏期ファミリー登山向きの雄山です。昨年秋、孫が父親達に連れられて登った時には、中間地点の「一の越し」付近で天候が急変して雪が降りだしたため断念して下山した、そのリベンジです。
 8月初旬は比較的安定していた天気も、お盆休みになってからはっきりしない天候で、登山予定前日は雨。当日の天気予報は曇り、午後一時晴れ、でした。
  結果は、下界の天気は、日中晴れて最高気温が゙36℃と暑かったようですが、さすがに山の上は予想したより悪天候でした。
 登りでは終始濃霧に包まれ、岩稜では風に吹かれて寒く、下山時にもごくまれに、瞬時のガスの切れ間から風景が垣間見えた程度で、室堂バスターミナルに近くなった頃突然雷鳴が聞こえ、雨が降りだし、バスターミナルに着いて間もなく激しい雨になりました。
 幸い道中終始元気で何事もなく、ダイナミックなアルプス風景を展望する感動体験こそ全く得られなかったものの、登山の楽しさと共に、状況が急変する山の怖さも体感しながら、夏休みの日記の1ページが出来たようです。
 

 室堂バスターミナルの寒暖計は14℃を示していました。外はもう霧が濃くなっていました。身支度をして、午前10:00スタート。
 今年はどこの山でも雪が多かったようですが、ここでは、ゆるやかな登りの雪渓は歩き易く切削整備され、急なところでは”寒くても汗をかきますよ”と笑いながらも、担当の若い人たちが雪塊を切り出して階段状に積み上げ安全確保の作業を続けられていました。
 歩き始めて約1時間で「一ノ越」に到着しました。室堂平からここまでは広くて整備された石畳の道です。山荘でトイレ休憩。すっぽり雲の中にあるらしく、霧は一向に晴れる気配がありません。Blg

 
 一ノ越山荘で暖かいカップラーメンを食べた孫は元気が出た様子です。一ノ越を境に道は険しくなります。雄山への登山道は、大小の石が混在する勾配のきつくなったガレ場の登りです。霧はどんどん濃くなり、あちこちに水滴が着きます。
  一ノ越から雄山山頂までの登山道は、一ノ越、二ノ越、三ノ越、四ノ越、五ノ越(山頂)に区切られ、それぞれに小さな祠が祀られているのですが、そのほとんどに気づかず、ひたすら足元を確認しながら登っていくと、突然のように目の前に雄山神社社務所の建物が現れました。
 一ノ越から一時間ほど、室堂平をスタートしてから約二時間少々でした。晴れていれば数十メートル先の目前、鳥居の奥に、立山頂上雄山神社が見えるはずですが、濃霧のため全く何も見えません。
 晴天ならば登拝して360度の景観を楽しみながら、そこで立山神社神官のお祓いを受けることになるのですが、当日は悪天候のため、社務所の中で安全登山/下山のお祓いを受け、お札と御神酒をいただきました。
 そしてその後で、帽子が飛ばされるほど風が強く吹き、真っ白いガスが流れる立山頂上雄山神社に参拝、ということになりました。(写真はクリックで拡大表示されます)Blg3r

 
 山頂は文字通りただ真っ白けの風景で、目前の社殿も霞みがちになるほどのあいにくの天候。Blg20108153r

 
 それはそれで満足して早々に退散、さすがに寒かったようです。社務所まで戻り昼食、休憩。
 大方の登山者が下山した午後1時45分、明らかに天候は悪くなりそうで、身支度を調えて社務所のすぐ近くにある一等三角点標識の前で記念撮影。
 そして下山開始です。岩陰の草花(判然としませんがクモマミミナグサ?)もぐっしょり濡れています。人影もまばらな濃霧の中、急なガレ場をゆっくりと足元を確認しながら下ります。
 下り始めて一時間ほど経過したところで、突然ガスが途切れて、目前に一ノ越山荘が見えました。ほんの10数秒のことで、すぐに再び白いベールに隠されましたが、まさにドラマチックです。1345

 
 一ノ越山荘で小休止、汗と濃霧で濡れた衣類を着替えさせてから、広い石畳の道を室堂ターミナルまで帰ります。雲行きがどんどん怪しくなります。
 また一瞬ガスが晴れた時に、そう遠くない距離に室堂山荘や室堂ターミナルが見えました。それで一安心したとたん、遠くで雷の音が聞こえ、雨粒が落ちてきました。
 だんだん雨脚が強くなり、さあ急げ、ということで急ぎ足で室堂ターミナルに駆け込んだ後しばらくで、土砂降りの雨になりました。下山開始約二時間後の午後15時50分でした。 
 幸いたいして濡れることもなく、下山客の混雑もすでに解消したバス、ケーブルに乗り継いで無事帰途に。34r

 余談ながら翌日、地元紙で、同じ様な気象状況の中、剣岳、薬師岳、有峰など北アルプスで起きた登山事故の記事を目にしました。回りの登山者を見渡すと、昔に較べて服装や装備は大変立派になっています。あと、事故を起こさないようにするために必要なことは、十分な知識と、過信しないことでしょうか。それは自分に対する戒めでもありますが。

 それにもう一つ、つぶやきです。昔の登山では、むろん、TPOの状況判断は必要ですが、(下りは視界が利くが、登りは視界が狭い、落石から守る、などの理由で)、”登山者のすれ違い時は「登り優先」が原則”と教えられました。
 しかし子供さんに、”待ちなさい、登ってくる人に道を譲りなさい”、と声をかけられている「お父さん岳人」は少数派で、そうしても”ありがとう”の挨拶もなく、また無言でどんどん下りていく集団が多くなりました。
 また最近は”山女性”とか”山ガール”と呼ばれるファッショナブルな新人種も増殖中とか。
 相も変わらず各地で遭難事故を起こしてはマスコミの砲火を浴びる中高年登山者は引退の潮時なのでしょうか・・・時代は変わります。

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2010年8月18日 (水)

夏の虫たち⑤ヒメクロオトシブミ、ベッコウハバチ、シオヤアブ、シマアシブトハナアブ、アブラゼミ

 7月から8月のこれまでに撮り溜めた、身近のフィールドで普通に見られる昆虫類です。

 
●ヒメクロオトシブミ♀:(2010.7.20、信州白馬村、和田野の森にて撮影)
 林の周辺部でよく見られる体長5mmくらいで、黒色のオトシブミです。他種とくらべると頭部が短かく、脚や腹部の色は地域により赤~黒まで変異がみられます。
 写真の個体の首が短く♀のようです。脚は黒色で、腹部には赤~橙色が見えました。”ゆりかご”の作成作業中だったのでしょうか。
 コナラ、クヌギ、バラ、フジなどの葉を巻いて、他のオトシブミ同様に、卵の入った巣(ゆりかご)を作ります。
 出現期は4~9月。分布は北海道、本州、四国、九州Blg7205mm

 ※参考情報:
 ① http://sizenkan.exblog.jp/18580210/
 ② http://blog.goo.ne.jp/mushidoko64/e/99c0e36ca69621c7e8c678c135a0c19a

 
●ベッコウハバチ:(2010.7.14近隣の公園にて)
 クモ類専門の狩人です。クモの居そうなところを実にいそがしく歩き回っていて、ピンぼけ写真ばかりしか撮れませんでしたが、実際はとてもカラフルでしゃれた配色のハチです。Blg2010714

 
●シオヤアブ:(2010.7.23)
 ときには自分より大きな昆虫を捕らえて体液を吸っています。腹端に白い毛束があるのが♂です。Blg2010723

 
●シマアシブトハナアブ♂:(2010.7.23)
 ヤブガラシの花にきていました。723img_8955

 
●アブラゼミ:(2010.7.28)
 朝、玄関で。庭樹で羽化したらしい個体です。午前中いっぱい、ずっといました。728img_9995_2

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2010年8月17日 (火)

夏の虫たち④アオスジアゲハ、ヒメジャノメ、イチモンジチョウ、シジミチョウ、モンシロチョウ

 7月から8月これまでに、身近のフィールドで撮り溜めた普通に見られるチョウ類です。

 
アオスジアゲハ:(上2010.7.7、下2010.7.30)
 野原や住宅街でもよく見かけます。庭にも立ち寄っていきますが、なかなか止まってくれません。7月末の暑い日、街中のアスファルト道路の上に命を終えた1頭が落ちていました。はかない命です。772r

 
ヒメジャノメ:(2010.7.14)
 公園で、樹木が作った日陰にたくさん飛んでいました。日陰が好きなチョウです。714img_9713trmcc

 
イチモンジチョウ:(2010.7.24)
 たいていやや高い空を飛んでいて、なかなか下りて来ないのでシャッターチャンスが少ないチョウです。翅の模様が白色の一文字。しばらく待ってやっと撮れました。Blg2010724

 
ベニシジミ:(オミナエシに集まる(2010.7.30))
 暑いあついとぼやいていてもオミナエシの花が季節の移ろいを知らせてくれます。730

 
モンシロチョウ:(2010.7.31)
 稲穂が出た田んぼにいました。世代交代の準備です。2010731img_0020

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2010年8月16日 (月)

夏の虫など③コカマキリ、チョウセンカマキリ、ウリハムシ、ヤマイモハムシ、ヨモギハムシ

 7月から8月のこれまでに身近のフィールドで撮り溜めた昆虫類などの写真です。ごく普通に見られるものばかりです。

 
コカマキリの子供:(2010.7.6)
 どこからやってきたのか、庭にいました。76img_8950

 
チョウセンカマキリの子供:(2010.7.25)
 庭にいました。写真では少し不明瞭ですが胸のところにある橙色がシンボルマークです。Blg725

 
ウリハムシ:(2010.7.10)
 ウリ類の葉を食害する害虫です。体長6~8mm。全体はベッコウ色で、腹部が黒いことにより上翅から透けてくすんだ色に見えます。前胸部背には横に溝があります。
 前肢は赤褐色、中肢と後肢は黒色です。201072r

 
ヤマイモハムシ:(2010.7.25)
 赤い首に瑠璃色の鞘翅をもったハムシです。体長5mmほど。その名のとおりヤマノイモを食草とするので、ヤマノイモの蔓がはびこっている薮や生け垣などでよく見かけます。201073r

 
ヨモギハムシ:(2010.7.25)
 ヨモギが群生した草原で、別の草の葉を歩き回っていました。近寄るとあまり飛ばずに、ポロリと落下して草むらに逃げていきます。大きさ8mmほどのハムシで、体色は黄銅色、青藍色などに光ります。
 ヨモギ、ヤマシロギクなどが食草で、普通はこれらの植物の茎や葉の上で見られます。201073r_2

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2010年8月15日 (日)

夏の虫など②イチモンジセセリ、ゴマダラカミキリ、クロハバチ幼虫、不明のハバチ、ルリチュウレンジ

 7月から8月のこれまでに、身近のフィールドで撮り溜めた昆虫類の写真です。ごく普通に見られるものばかりです。

 
イチモンジセセリ:(2010.7.2)
 最も普通に見られるセセリチョウの仲間です。72img_8590_1

 
ゴマダラカミキリ:(2010.7.2)
 だいぶ前に、庭のハナモモの木が、この幼虫にやられて、ついに枯れてしまいました。果樹の害虫。72img_8593_3

 
クロハバチ幼虫:(2010.7.6)
 11月、霜が降りる頃にもギシギシの葉にコロンと丸まってくっついています。76img_8974

 
不明のハバチ:(2010.7.6)
 図鑑も検索してみましたが、調べた範囲では一致するものが見つかりませんでした。Blg201076

 
ルリチュウレンジ:(2010.7.6)
 全身名前のとおり瑠璃色のハバチです。庭にもやってきます。Blg201076_2

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2010年8月14日 (土)

夏の虫など①コガネムシ、コイチャコガネ、セマダラコガネ、ナガコガネグモ、ハナグモ

 7月から8月の今までに、気まぐれに身近のフィールド撮り溜めた昆虫類、その他(クモなど)の写真を羅列・連載します。ごく普通に見られるものばかりです。

 
コガネムシ:(2010.7.2)
 童謡によればお金持ちで、金蔵も建てたそうですが・・・小金持ち?72img_8551_1

 
コイチャコガネ:(2010.7.23)
 近隣の公園で、大木の根元にいたものです。大きさ1cmほど。全体に生えている短毛が白く写ります。動きは緩慢で、飛ぶのは苦手だそうです。 クヌギ、コナラなど、広葉樹の葉を食べる。幼虫は土の中で、植物の根を食べるということです。723p7230062

 
セマダラコガネ:(2010.7.2)
 薄茶色と黒色のまだら模様の小さなコガネムシ。体色には変異があります。先が3本に分かれた触角は体のわりにはやや大きめで、この触角をアンテナのように広げていることが多いです。
 大きさは1cm前後。いろいろな植物の葉を食べますMg_8975

 
ナガコガネグモ:(2010.7.2)
 近くではジョロウグモよりこちらの方がよく見かけられます。Blg201072

 
ハナグモ:(2010.7.30)
 網を張らない徘徊性のクモです。前脚を広げて獲物が近づくのを待っています。小さなハチを捕らえていました。それにしても蔓が巻きついた茎に陣取って、みごとなカモフラージュです。Photo_5

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2010年8月13日 (金)

吾妻小富士(1,707m)ハイキング

 吾妻小富士は東北自動車道からも遠望でき、その名のとおり小さいながらも秀麗な富士山形の山容に目を惹かれる、古くから地元の人々にも親しまれている名山です。
 今回、安達太良山に登る前日の余裕時間を利用して、午前中に五色沼へ、そして午後、吾妻小富士へと足慣らしのウオーキングに立ち寄りしてきました。

 
 五色沼自然探勝路の駐車場を午後1時半ころ出てから一般道、そして有料道路の磐梯吾妻スカイラインをおよそ1時間走ると浄土平の磐梯吾妻パークセンターの広い駐車場(有料)に着きました。車を止めると、Photo_5

 
 目の前に噴煙の上がる一切経山、その反対側に吾妻小富士ハイキングコースがあります。Photo_6

 
 その広くなだらかでよく整備された砂礫の道を登りつめると、10分足らずで火口の縁に着きました。Photo_7

 
 直径約400m、火口底までは約70mといわれる火口の眺めはなかなかのもので、一見の価値があります。
 火口壁はよく整備された周回ハイキング道になってiいます。反時計回りにスタート。

Photo_8

 
 この自然環境から、コース沿いの植物相は貧弱に見えましたが、時々目に付いた花などの写真を撮りながら、歩き始めて半周したところに岩の固まりがあり、吾妻小富士の山頂です。
 そしてそのあたりで急にガスが湧いてきて、また風も強くなりましたので、残り半分は少し急いで回りました。
一周およそ40分くらいのウオーキングでした。Photo_2

 スタート地点に戻った午後3時過ぎには、一切経山の噴煙も見えなくなり、やはり侮ってはいけないなと思いました。
 当日はこの後、浄土平を3時半に出て、宿泊地の安達太良山麓、奥岳の湯までおよそ2時間の行程です。

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2010年8月12日 (木)

五色沼(福島県)ハイキング

 立秋の直前で、関東・東北地方は連日の晴天が確実だった1日目、1泊2日の予定で安達太良山に登る前日の余裕時間を利用して、午前中に五色沼へ、そして午後、吾妻小富士へと足慣らしのウオーキングに立ち寄りしてきました。

 ずいぶん昔に、ツアーでその一部を訪問したことがありましたが、見違えるほど整備された五色沼自然探勝路を通して歩くのは初めてです。
 沼を巡る探勝路沿いの樹木がずいぶん大きくなって、すっかり印象が変わっていました。きれいな沼の景色を広く写真に撮るためには、コースから少しはずれて沼に近い石の上に立つなどしなければならないところもあったり、中にはそれも困難で、前面はすっかり木立にさえぎられて、写真にはならない沼(竜沼)もあったりでしたが、それはそれで良かったのだと思います。
 夏から秋の花、また蝶やトンボなどの昆虫も多く見られ、行き交う人ごとに、”蒸しますね”、”暑いですね”、と言葉を交わしながら、写真撮りや昼食時間も含め、標準的所要時間を大幅に上回る往復約3時間半ほどの、スポーツサンダル履き、汗かきウオーキングでした。

五色沼:Trmimg_0066Photo_3

 
 午前9時半、探勝路のスタートは毘沙門沼からです。この時には背景の磐梯山の一部は雲に隠されていましたが、再び帰ってきたときにはきれいに見ることができました。
 赤沼、みどろ沼と、それぞれ特徴のある水の色でした。S

 
 次の竜沼では、案内表示はあるものの、木立がじゃましてどの場所にいってもなかなか写真にならず、省略しました。竜沼と弁天沼の間では渓流が眺められました。弁天沼、るり沼、いずれも大変美しい水の色でした。Photo_6

 
 青沼、そして探勝路最後の柳沼と巡り、探勝路を通り抜けて檜原湖南岸まで歩きました。広大な檜原湖上空には白く大きな夏の雲が湧き上がっていました。
 ちょうどお昼時になったので湖畔のレストランで昼食を済ませた後、往路をたどって毘沙門沼から磐梯山を望みながら駐車場に戻りました。Photo_4

 レストハウスで小休止してから午後1時半、次の目的地、吾妻小富士の傍の浄土平に向かいました。

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2010年8月11日 (水)

安達太良山(1,700m)登山

 これまでマイカーで東北自動車道を走るたびに、独特の山容と美しい景観の安達太良山が目に映り、チラチラわき見運転をしながら、一度は行ってみたいと久しく念願していました。
 しかしなかなかその機会がありませんでした。
 そこで秋立つ直前の先日、晴天で暑くなるという天気予報を確認して思い立ち、出かけてきました。
 今は華麗な花のシーズンも過ぎて、紅葉のシーズンには間がある端境期で、登山者は多くはなく、高速料金1000円の日を避けたおかげもあって、道路も山も混雑はなく、マイペースで安達太良登山を楽しむことができました。
 ただ当然ながら、天気予報どおり晴れて気温も上がった山上は、下界と変わらない猛烈な暑さになり、ずいぶんと汗を絞られました。

※安達太良山:
 那須火山帯に属する安達太良連峰は、磐梯朝日国立公園内の南端に位置し、 南から北へ和尚山、安達太良山、船明神山、鉄山、箕輪山、鬼面山と約9kmにわたって連なっています。
 その主峰で日本百名山にも選定されている安達太良山(別名「乳首山(ちちくびやま))は標高1700mの山です。
 そして高村光太郎の智恵子抄(阿多多羅山の山の上に毎日出ている青い空が、智恵子のほんとの空だといふ)でも、つとに有名です。
 また鉄山と船明神山に囲まれた「沼ノ平」は明治33年(1900年)の大爆発によってできた深さ150m、直径1kmあまりもあるという爆裂火口跡で、荒々しい山肌がそそり立ち、月世界を思わせるような不気味な様相を呈していて、現在は火山性ガスの危険性があることから、ここを通るルートは登山禁止になっています。

●今回の登山概要です。
 記入した時間は休憩時間も全て含みますので、一般的な参考にはなりません。
 なお安達太良山周回コースはhttp://www.adatara-resort.com/green/pic3/aro-shukai-map-l.jpgを下敷きにさせていただきました(以下、画像はクリックで拡大表示されます)Blg20108100kb

 
 前泊した、標高950mに位置する古い山のホテルは冷房設備がなく、当日は熱帯夜でまんじりともしなかったおかげで、白みゆく高原の夜明け(am4:14)と雲海からの日の出(am4:59)を眺めることができました。
 朝食後、①奥岳山麓駅8時30分始発のゴンドラリフトで薬師岳にある②山頂駅まで行きます。ここから登山開始です。
 登山口には皇太子ご夫妻の登山記念碑がありました。
 登り始めておよそ30分で③仙女平に着きます。ここから「なるほどね」と乳首山を見上げることができました。
 それから1時間足らずで山頂直下の広場に着きます。山頂の乳首は目の前です。Photo

 
 ハイ・シーズン中は待ち行列ができるそうですが、当日は待ち人なしで、「八紘一宇」と刻まれた石碑の建つ④山頂に。眺望は360度の絶景でした。
 小休止とエネルギー補給をしてから⑥「牛の背」方面に稜線を辿ります。
 風が強く帽子が飛ばされるため帽子無しで、一層暑さがこたえました。
 牛の背を通過して 沼ノ平爆裂火口跡を目の前に、尾根筋の向こうに鉄山が眺められるところ⑤まで歩きました。
 火口跡にはもちろん緑はなく、火山温泉地によく見られる地獄谷の様相ですが、さらにその規模の大きなものという印象でした。
 景観を堪能したら、⑥牛の背まで引き返します。Photo_2

 
 ⑥牛の背から⑦峰の辻への分岐道に入ります。
 少し”ガラ場”の道を峰の辻へ向かって下ります。
 ⑦峰の辻ではいくつかの分岐点があります。
 宿泊ができ、温泉のお風呂もあり、もちろんビールも飲めるくろがね小屋方面に下るほうが一般的なようですが、今回は小屋を経由しないで勢至平を経て、奥岳登山口に下りるルートを選びました。
 晴れていれば全く迷うことはありませんが、視界がきかない時には、ここで見極めが必要です。
 くろがね小屋方面と、勢至平方面への取り付きの歩き始めが、どちらへでも行けそうで迷いそうです。
 「岳」と、大岩に赤色ペイントで書かれた勢至平方面の道を下り始めたところでも、向こうに、これも赤色ペイントで「くろがね小屋」と標識された大岩が見えます。
 左手に鉄山の山腹の特異な景観を見ながら⑧足元の悪いところは板などで整備された道を迷うことなくどんどん下って行くと、やがてくろがね小屋から下りてくる幅広の立派な道との⑨合流点に到達します。Photo_3

 
 なお当日はこの下山ルートでは、ここまでほとんど人には会いませんでした。
 ここから後はこの広い道をたどるだけです。
 悪天候の時には、歩行距離は少し長くてもやはり「くろがね小屋」経由が安心出来るようです。
 花のベストシーズンは終わっていますので種類は少なかったのですが、まだ咲き残っている花やこれから咲く秋の花なども散見され、またあちこちでオニヤンマが遊弋する姿を目で追い、ヨツバヒヨドリの花にやってくるアサギマダラを写真撮りで追っかけたりして、汗をかきかき、のんびり歩きました。
 ここで初めてくろがね小屋から下りてきた女性二人連れに追い越されました。
 また夏休みの家族登山とおぼしき数人の連れの方々が登って行くのにも会いました。
 程なく(初夏のシーズンには)高山植物の宝庫と言われる⑩勢至平を通過し、しばらくして馬車道(地図ではジープ道)と旧道(山道)の案内標識がある分岐点に着きます。
 ここから再び細い(と言っても普通の)山道を、ショートカットで下ります。
 そして最後におまけで再び下山道から外れて、あだたら渓谷自然遊歩道に入り、ミニ渓谷美を眺めながら終点の奥岳登山口に帰着しました。
 駐車場にはちょうどpm2:00着。温泉に入って汗を流し、帰途につきました。Photo_4

 ともかくとても暑い1日でした。一人で補給した水分はアイソトニック飲料1リットル、お茶500ml、水850mlで、合計約2.3リットルになりました。
 余計なことですが、この間一度もトイレ無しで、全部汗で流れたのでしょうか。

 安達太良山もまた秋の紅葉は素晴らしいようで、機会があればいいなと思っています。

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2010年8月10日 (火)

ガガブタ、ヒメシロアサザ、ミズワラビ

 7月末、久しぶりに訪れた近隣の市営公園で、さして広くはない池の水面が、ガガブタに覆われて、白い花がたくさん咲いているのを見かけました。

ガガブタ:
 その昔は、あまり深くない溜池や沼地などの止水域によく生えていましたが、池沼の改修やその後の環境条件変化などでだんだん生育数が減少してきて、現在は絶滅危惧Ⅱ類(UV)になっています。
 近所でも普段はほとんど目にする機会がありませんでした。Blg20107233r

 
ヒメシロアサザ:
 そしてその数日後の8月はじめ、近所の水田にヒメシロアサザがかなり沢山生えているのを見つけました。ただし特定の田んぼだけで、その田んぼ以外では見られませんでした。
 ヒメシロアサザも、各地で絶滅危惧種になっていて、近郊ではもはや生育はしていない、と聞いていましたし、田んぼに生えているのを観察したのも初めてのことです。
 どういう経過でそうなっていたのか知るよしもありませんが・・・。P8010009

 
 その後に花が開いているのを確認しました。ガガブタに雰囲気は良く似ていますが、はるかに小さい白い花を、晴れた日の午前中にだけ開きます。見かけはひ弱そうですが、なかなか丈夫な植物のようです。ヒメシロアサザもガガブタも共に同様の環境に生育する浮葉植物仲間です。生育に適した条件下であれば旺盛な繁殖力を発揮して、昔は水田などに入り込むと大変困った存在だったようですが・・・
3r

 
ミズワラビ:
 田んぼの脇をながれる水路にミズワラビが生えていました。2rs

 
 田んぼにもミズワラビが生えていますが、沢山生えている田んぼと、全く見られない田んぼに分かれています。Img_0441trm

 毎年決まって生えるというわけでもなさそうですが、素人にはそのように変わる条件などは分かりません。

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2010年8月 9日 (月)

山地の生きもの ③:ヤマトヒラタアブ、クジャクチョウ、オオゴボウゾウムシ、ムネアカクロジョウカイ、エゾハルゼミ

 7月初め、白馬の旅の山地で見かけた昆虫類です。

 
ヤマトヒラタアブ:
 八方尾根で、汗くさくなった手指に飛んできて、熱心に皮膚を舐めて行きました。後で下痢しなかったでしょうか・・・(2010.7八方尾根)710img_9358

 
クジャクチョウ:
 ひそかに出会いを期待していたクジャクチョウです。尾根筋では全く見かけませんでしたが、下山後、林縁沿いの車道を歩いて帰っていたときに、念願かなって、目の前を高速でさえぎって行きました。
 立ち止まって行方を目で追っていたところ、少し遠くの草むらに下りました。少しずつ距離を詰めながら、飛び去る直前、いちばん近くで撮れた写真です。
 やはり見応えのある高山性の蝶です。(2010.7白馬村の山地林縁)710p7100046_3

 
オオゴボウゾウムシ:
 車道沿いの草地にいました。はじめて見たゾウムシですが、珍しいものではありません。夜行性で、夜間出て来てゴボウの葉を食べるとされていますが、昼間にアザミ類に集まっていることも多いそうです。(2010.7白馬村の車道沿い草地)710img_9495_1_2

 
ムネアカクロジョウカイ:
 これも雨上がりの車道沿い草地にいました。小さな昆虫で、ピントが合わせにくく、この写真1枚では名前も正しいかどうかわかりません。
 ムネアカクロジョウカイは体長12mmほどの、黒色で前胸背板だけ赤いジョウカイボンです。似た色彩の仲間もいますが、本種は前胸背板の前縁が黒色をしていることで見分けられるそうですが。
 出現期は5~8月。分布は日本各地。(2010.7白馬村の車道沿い草地)710img_9503

 
エゾハルゼミ:
 小雨が降ったり止んだりの広場で、脱け殻のついていた石仏にとまってじっと動かずにいました。
 ブナ林などの落葉広葉樹林に生息する森林性のセミで市街地にはいません。エゾの名前が冠せられていますが北海道以外にも分布しています。出現時期は5月下旬から7月。(2010.7白馬村石仏公苑7112rs

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2010年8月 8日 (日)

山地の生きもの ②:カメノコテントウ、コメツキムシの仲間、ジョウカイボン、キアゲハ

 2010.7、すべて八方尾根で撮った昆虫類です。

 
カメノコテントウ:
 写真では見ていましたが、お目にかかったのは初めてです。八方池ケルンから唐松岳方面に通り過ぎた稜線の草の上で見つけました。ピカピカの背に青い空と白い雲が映っていました。7102r

 
 日本のテントウムシの中では最大級で、大きさは1cm以上あります。体色は黒地で、上翅に赤い亀甲模様があります。
 幼虫も成虫もサワグルミやオニグルミに付くクルミハムシの幼虫を捕食するということですから、近くにオニグルミがあったのでしょうか。
 指先でつまみ上げると、瞬時に指先が赤く染まり、びっくりしました。危険を感じた時に肢の関節から臭い赤い液を分泌するのだそうです。710img_9302

 草の上に戻すとゆっくり歩いていきました。あまりせかせか動かないようです。

 
コメツキムシの一種:
 尾根筋の岩の上にいました。写真1枚では素人には判別の難しいコメツキムシの仲間のようです。詳細は分かりませんでした。710img_9333_1

 
ジョウカイボン:
 尾根筋で見つけたものです。体長15~20mm。足先が黄色い、普通に見られるジョウカイボンのようでした。上翅の色は、全てが茶色いものや、茶に背中央と端が黒いタイプがいますが、こちらのようです。
 カミキリムシと違って上翅が柔らかく、雑食性です。成虫は花の蜜や、昆虫を捕らえて食べます。7102rs

 
キアゲハ:
 尾根の草むらを飛び回っていまいたので、しばらく待ってとまったところを撮ってみたら、平地にもいる普通のキアゲハだったようです。7102r_2

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2010年8月 7日 (土)

山地の生きもの ①:トビケラの仲間、クビボソジョウカイ(?)、ヒダリマキマイマイ、ヤマナメクジ、黒い大ナメクジ

 今日は暦の上では立秋、、暑中見舞いが残暑見舞いに変わる、もはや実感は何も伴わない”形式的”なものになってしまいました。暑さの影響で野菜も値上がりです。

 さて月遅れの記事になってしまいましたが、白馬の旅、その他で気まぐれに撮した昆虫その他の気持ち悪いもの、その①です。

 
トビケラの仲間:
 高原の湿地にいたトビケラの仲間らしい昆虫。写真1枚しかなく、同定するには情報不足でした。(2010.7栂池自然園)79img_9169

 
クビボソジョウカイ:
 こちらもピントの甘い写真1枚で、クビボソジョウカイに似ていると思いましたが、不確かです。クビボソジョウカイは体長9~12mmほど。前胸部背が黄褐色で、全体に色彩変化が多い小型の昆虫です(2010.7栂池自然園)79img_9168

 
ミヤマヒダリマキマイマイ:
 シラネアオイの葉にいました。黒っぽい大きなカタツムリで平地では見かけられない種類です。(2010.7栂池自然園)79img_9165

追記:2012.3.11
  「ミヤマヒダリマキマイマイ」、としたのは誤りで、「ヒダリマキマイマイ(山地型)」が正しいと教えていただきました。あらためてミヤマヒダリマキマイマイ(http://hyouhon.jp/html/shell5c11.html )の写真を確認して、訂正いたしました。ありがとうございました。

 
ヤマナメクジ:
 ついでですが、ミヤマヒダリマキマイマイの殻を外せば、さしずめこんなものかというような大きなナメクジです。10cmくらいあったでしょうか。(2010.6.27福島・高清水自然公園627img_8400_3

 
黒いオオナメクジ(不詳):
 ついでのついです。初めて出くわしてびっくりした真っ黒い色の大きなナメクジです。10円玉の直径は23.5mmですから、こちらも体を伸ばした時には10cm以上あったと思います。(撮影2010.5.24クロアチア・プリトヴィッツェ国立公園235mm524img_7891
 ところ変われば、住んでいるものも違いますね。

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2010年8月 6日 (金)

ニイニイゼミの羽化

 この夏は日中の公園でもセミの声が静かなように思います。木立の中にニイニイゼミの脱け殻がありますが、やはり少ないです。かたまって見つかったのはここだけでした。
 多い年にはどの樹でも行列ができていましたが・・・
1nc
 ケヤキ、サクラ、スダジイ、クヌギなどかなり大きい樹の幹を何本か探して、やっと忍者ニイニイゼミが隠遁の術を使ってケヤキの木肌にとけこんでいるのを見つけました。

 
 夕食後、まだ熱気がさめやらない暑かった日でしたが、懐中電灯とカメラをぶら下げ、散歩を兼ねて公園まで行ってみました。
 8時頃、だいぶ探してやっと1匹、すでに殻からほぼ抜け出て”イナバウアー”体勢の ニイニイゼミが見つかりました。201081img_0035trm

Img_0046trm

 
 体が抜け出ると同時に脱け殻につかまって、翅が延びるのを待ちます。P8010075

 
 翅はみるみるうちに展開していく、という感じです。朝早起きの鳥たちが狙ってやって来る前にしっかりした体になり、素早い飛翔力を身につけておかなくてはなりません。Img_0052

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2010年8月 5日 (木)

イヌゴマに集まる昆虫

 図書館の帰り道、散歩がてらに寄り道した農業体験実習水田の畦には、雑草がかなり茂っていました。その中に花をつけたイヌゴマの一叢があり、色々な虫が集まっていました。

 
イヌゴマ:
 近くの散歩コースでも水路沿いの堤防斜面に生えています。本物のゴマのようには役に立たないゴマだからイヌゴマ。見た目には花のきれいな雑草です。2r1

 
アオメアブ:
 カナブンを掴まえて体液を吸っていたのですが、写真を撮ろうとして逃げられました。再び帰ってきたところです。もう餌は持っていませんでした。Img_9767

 
マメコガネ:
 どこに行っても、掃いて捨てるほどたくさんいるマメコガネ。自分の意思で渡米したわけではないでしょうが、アメリカに侵入して農作物に大被害を与え、”ジャパニーズビートル”として悪名を馳せています。Img_9771

 
イチモンジセセリ:
 一生懸命蜜を吸っていました。Img_9773

 
ゴマ:
 こちらは本物、農家の畑に植えられた健康にお役立ちのゴマの花です。健康そうなクマンバチが熱心に訪れていました。Photo

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2010年8月 4日 (水)

コナギの繁茂する実習水田

 隣町の図書館に行ったついでに、近くの実習用水田を回って帰りました。都心にある小学校の農業体験実習施設のようです。

 除草剤などの農薬は使わない実習田でしょう、少し大げさに言うなら、水田雑草のコナギの中に、P8030002_2

 
 イネが生えている、と見えるくらいでした。Img_9792

 当然ながら近くの農家の(雑草などない)水田に較べれば、イネの生長は半分以下のようでした。どんなお米ができるのでしょう。

 田のまわりに設けられた昔ながらの水路にはアメンボがたくさん居て、P7200066trmcc

P7200078

 
 シオカラトンボもいっぱい飛んでいました。確かに自然豊かな夏の盛りです。P8030005_2

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2010年8月 3日 (火)

酷暑の昼下がり:ヒメスイレン、キアシナガバチ×→ヤマトアシナガバチに訂正、ツマグロヒョウモン♀

 昨日(8/2)のニュースによれば、梅雨明け以来これまでに熱中症が原因で亡くなられた人は全国で216人(うち埼玉県内41人)、その多くは高齢者で、80%の人がなんと室内で亡くなられたという、やはり異常な猛暑のようです。 

そんな7月下旬、酷暑日の午前中、今シーズン2つ目のヒメスイレンが開花しましたが、なんとその後3日ぐらいで枯れてしまいました。Img_9815

 
 睡蓮鉢に水を飲みにやってきたのは、セグロアシナガバチではなく、よく似たキアシナガバチ ヤマトアシナガバチ* でした。どこか近くに巣があるのでしょうか。
  http://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/seibut/bcg/bcg00042.html
* http://www.hegurinosato.sakura.ne.jp/2bangura/vi_hachi/yamatoashinagabachi.htm
Img_9814

 
 そして、今シーズンはめっきり姿が減ったツマグロヒョウモン(♀)がやって来ました。右後翅には鳥のクチバシの傷跡か残り、左前翅端も損傷しています。容色も衰え、だいぶ疲れている個体でした。でも頑張って生きています。Img_9809

 なまくらの人間には、けだるい昼下がりの庭先でした。

2012.12.1追記:
 よく似た仲間にキアシナガバチ、セグロアシナガバチ、ヤマトアシナガバチがいます。3者の識別には細部の確認が必要で、本記事でヤマトアシナガバチを、キアシナガバチとしていた間違いに気がついて訂正しました。

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2010年8月 2日 (月)

カルガモ親子とキジ親(子)

 7月下旬、酷暑で何もする気がしなくなるような昼間、それでも少しは運動をと、自転車でたんぼ道をひとまわりしてきました。

 
カルガモ:
 道中いつのも用水路に、いつものようにカルガモが2羽、普段ならすぐ遠ざかっていくのに、その気配もなく、流れのよどみに浮かんで毛づくろいをしていました。P7270063

 
 水路沿いに自転車を押して上流に歩いていくと、カルガモの家族らしい5羽が。そして1羽が落ちこぼれているようです。5p7210066

 
 見ているとやっと追いついて整列できました。もう体格はすっかり大きく、子育ても終盤なのでしょうが、母親は大変です。5p7210066_2

 
キジ:
 用水路から離れて、農道の片側が休耕田で、ヨシ原になってしまった切り通しの傍を通りかかった時、突如ばさばさと大きな羽音を立てて茶色の数羽の鳥が飛び立ち、驚きました。 
 見やると、イネの上すれすれに低空飛行で飛んで向こうの稲田に隠れたものと、草むらを素早く走って稲田に飛び込んだ数羽の姿がチラッと見えました。
 そして、またうずくまったまま動かないキジが目にとまりました。母キジです。P7210070_3

 
 キジの親子が草むらで休んでいたらしいです。そしてもう飛べるまでに大きくなった子キジ達が飛んだり、走ったりして稲田の中に隠れるのを確認するまで、じっとこちらの注意を惹きつけていたのです。しばらくしてから立ち上がり、とてもゆっくり、1歩1歩 あたりを見回しながら子キジの消えた稲田の中に入っていきました。
 健気でやさしい母キジのまなざしが印象に残りました。P7210070_2

 カルガモやキジの世界では、オヤジは(人間のダメオヤジ同様)子育てに役立たないようです。(^-^;
 人の世界では、色々な事情があるのでしょうが子供の虐待や、育児放棄という悲惨なニュースがいっこうに減る気配のないのは大変残念なことです。

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2010年8月 1日 (日)

暑い八月の始まり:ハシブトガラス、キジバト、カシワマイマイ、コメの花

 2、3日暑さから逃れられたと思ったら、再び熱暑の8月スタートです。休日の正午前の公園には夏休みでも子供達の姿は見あたりません。

 
ハシブトガラス:
 居るのは、日陰の草地で大きく口を開け、”クリーニングにも出さずほとんど着たきりの黒色ダウン・ジャケット”をまとって喘(あえ)ぐハシブトガラスの連中とムクドリ仲間、P7310083trm

 そして、およそ熱中症などには無縁で、ゲートボールに熱中する元気な高老年グループでした。coldsweats02
 木立から聞こえるセミの声はほとんどがニイニイゼミで、あの暑苦しいアブラゼミの声は聞こえません。汗を拭きふき木立の間の遊歩道を歩いていくと、なんと早くもツクツクボウシの声です。ただし、1匹だけ。
 時々茶色の翅のセミ(アブラゼミ)が木間を飛ぶと、すぐさまカラスとムクドリが飛びついて捕らえています。セミもうかつには飛べません。

 
キジバト:
 築山の草刈りが終わって短くなった草が枯れ、地面に落ちているドングリが見えるようになった遊歩道脇にはキジバトがやってきます。
 立ち止まって見ていると、あまり警戒する様子もなくすぐ目の前までやって来てドングリをついばんでいきます。目の前で見ると意外に小柄で、愛くるしい目つきでした。2010731

 
カシワマイマイ(蛾):
 その先、クヌギの木立の前で、高枝に三角形の白いガがとまっているのが目に入りました。望遠レンズで覗いてみると、おかっぱ頭の人形のようにも見えるトレードマークが分かりました。P7310063_8

 
 可愛らしいと油断してはいけません。毒はないそうですが、ドクガ科に属する「カシワマイマイ」でした。
 成虫の出現時期は7~8月で、大きさは開張40~70mm前後。
 雄は体と翅は暗灰色で,腹部は黄橙色。前翅には暗褐色の波状の帯があり,後翅は黄色。
 雌はやや大きく,灰白色で腹部は淡紅色ということで、ピントの甘い写真でははっきりしませんが、雌の方と思いました。
 なお幼虫はケムシで、クヌギ、ナラ、リンゴ、ハゼ、ケヤキなど広い範囲の樹木の葉を食害し、広葉樹天然林で大発生することもあるという害虫です。
 分布は日本各地。Blgp73100653

 
イネの花:
 帰り道沿いのほとんどの田んぼで(品種は分かりませんが)イネの花が咲いて稲穂が出そろっています。
 そして水田雑草のミズワラビが一斉に繁殖を始めている水田もありました。3r

 暑い夏、負けないように乗り切って行かなくては・・・

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