« トビムシ(あだたら渓谷自然遊歩道の落ち葉から) | トップページ | 南アルプス北岳(3,193m)登山(2日目) »

2010年9月28日 (火)

南アルプス北岳(3,193m)登山(1日目)

はじめに:
 9月下旬はじめ、義弟夫妻に誘われて、当方夫婦共々4人で富士山に次ぐ第2の高峰・南アルプス北岳(3,193m)に登ってきました。
 初めて北岳に登ったのは、学生時代、実に50年近くも昔のこと。現在の南アルプス林道は未完成で、それまで北岳へのメインルートだった池山吊尾根を辿り、北岳、間ノ岳、農鳥岳を縦走して奈良田へ下山したものでした。
 広河原まで車で入れる今日では、この池山吊尾根コースは、熟達した、根っからの南アルプスファンに細々と登られているだけになっているようです。

 今回は北岳のみの登山でしたが、むろん昔のような体力はありませんから、標準的な1泊2日の行程を、2泊3日かけて、そのおかげでそれほど苦しまないで、ゆっくり楽しむことができました。

 大勢の登山客が訪れるようになっている南アルプスで、当然のことながら登山道や山小屋などは格段に整備されていました。
 さらに今秋10月には携帯電話を使った新たな情報提供サービス「南アルプス山歩きナビゲーション(Mナビ)」もスタート(→http://sannichi.typepad.jp/minamialps/2010/09/02qr.html)するということで、ずいぶん各方面で変貌を遂げていましたが、自然の風景は昔と変わらず、日本の風土/風景の美しさを改めて感得して帰りました。
 ただ、また同時に、環境変化などによって動植物の生態系にも変化が進行していて、その対策も急がれていることを感じてきました。
 折しも、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が2010年10月11日から29日に名古屋国際会議場をメイン会場として開催されます。(http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/)地球レベルの課題です。

概略行程:
 1日目は広河原から白根御池小屋(泊まり)まで。(時間には余裕がありましたので、小屋に荷物をおいて、二俣まで往復”散策”も)。
 2日目に白根御池から草すべり、小太郎尾根分岐を経て北岳肩の小屋で泊まり。ここでも十分時間の余裕があり、ザックは小屋に置いて、とりあえず北岳頂上まで往復。
 3日目、時間的には頂上でご来光を拝める余裕はありましたが、山頂方面も含めて濃霧と強風のため見切りをつけて、早めに下山。小太郎尾根分岐を過ぎて二俣コースに入り、大樺沢ルートを下って、広河原に。Blgncc

 
 日程記録:
 1日目:
 天気は良く、ずいぶん汗もかきました。展望にも恵まれましたが、ただひとつ残念だったのは北岳山頂だけは終日ガスがなかなかとれなかったこと。高山の天気がめまぐるしく変わるのは普通のようですが。

 マイカーで南アルプス市営無料駐車場(芦安駐車場)まで行き、そこからマイカー規制のため、乗り合いタクシーを利用して広河原(標高1,520m)まで。
 インフォメーションセンターでトイレなど済ませ、登山届を提出してから8時過ぎに出発しました。
 野呂川にかかる吊り橋を渡り、広河原山荘の左手から大樺沢の左岸を登ります。ほどなく二俣・白根御池分岐点で、指導標に従って、コースを右手(白根御池方面)にとり、しばらく山腹をからみながら進むと、まもなく急登の連続になります。Photo

 
 木の根が邪魔したり、段差が高くてステップが合わなかったりで難儀しますが、要所にはハシゴなども整備されて、とくに危ないところはなく、急登の連続は2時間余り。
 ゆっくり頑張れば急登は終わり、白根御池小屋まで50分というところで、早めの昼食/小休止をとりました。
 一息ついたあと、やがて鳳凰三山の展望もすばらしい横巻き道になり、ほどなく1日目宿泊の白根御池小屋(2,230m)に到着です。
 連休最終日だったこともあり、大半の登山者は下山していて、混雑はありませんでした。小屋は2006年6月に再オープンしたもので、設備も居住性も快適なものでした。Photo_2

 
 小屋には11時半頃に着いたため時間が十二分にあり、天気も良いので二俣まで散策に行ってきました。
 最盛期はとうに過ぎていますが、そこかしこに咲いている高山植物の写真などを撮りながら、のんびりと往復。
 途中、各方面で問題になっている鹿による高山植物の食害対策の一環として、植生保護の(試験規模の)防鹿柵が設置されているところもありました。
 山頂付近にある固有種のキタダケソウの保護対策なども進められているようです。Photo_3

 
 二俣でも相変わらず北岳バットレス方面だけは、どうしても霞んだりしてガスが完全にはとれませんでしたが、高嶺、鳳凰三山方面など周囲の展望は楽しむことができました。
 なお二俣では環境保護のためチップ制のバイオトイレが稼働していました。
 午後2時前に白根御池小屋まで戻ってから、夕食までにはだいぶ時間もあり、とりあえずビールで乾杯。軽く汗をかいたあとに飲んだ生ビールは格別の味でした。
 夕食もおいしかったです。ご飯と汁はおかわり自由でした。4

 早めの就寝では、案の定あまり眠れなくて・・・(続く)

|

« トビムシ(あだたら渓谷自然遊歩道の落ち葉から) | トップページ | 南アルプス北岳(3,193m)登山(2日目) »

登山/ハイキング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 南アルプス北岳(3,193m)登山(1日目):

« トビムシ(あだたら渓谷自然遊歩道の落ち葉から) | トップページ | 南アルプス北岳(3,193m)登山(2日目) »