キカシグサ
稲刈りが終わり、その後大型の雑草も除草されて日当たりが良く、乾き始めた水田に小型の水田雑草が生えています。その中にキカシグサが見つかります。田圃によってはよほど環境が適していたのか、かなりの群落になっているところがありましたが、さすがにそれは例外的でした。
キカシグサは池や田圃などに生える抽水性植物で、草丈10~15cm程の多年草です。茎は直立するかまたは斜め上に伸びています。浅い水中でも生活し(抽水性植物)、基部から匍匐茎を四方に伸ばしてよく繁殖します。
葉は卵形で少し厚みがあり、長さ6~10mmで、対生しています。
8月から11月にかけて、淡い赤色の小さな(花径数mm)4弁花を葉脇につけます。小さな花ですが拡大してみるとなかなか複雑な造りです。写真で、薄いピンクで小さなスプーンのように見える4枚が花弁です。
また9月頃から、淡黄色で楕円形の小さな(0.5-0.8mm)種をつけます。
花期は8~11月、分布は北海道南西部以南。(写真撮影10月初旬)
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