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2011年2月

2011年2月28日 (月)

ヒドリガモ(冬鳥)カルガモ(留鳥)

ヒドリガモ:ガンカモ目ガンカモ科
 冬鳥、全長約48.5cm
用水路にやって来るものは、留鳥のカルガモの群れにまじって一緒に行動しています。晴れた日には堤防に上がって、萌え始めた雑草の若草を食べています。

 内陸の湖沼や川に多数渡来するが、内湾に生息するものも多い。水草や海藻をよく食べる。雄はピューイと口笛のような声でく鳴く。オスのほうが綺麗。

 
 カルガモと一緒に用水堤防斜面にあがって休んでいるヒドリガモ:
 首の赤褐色がヒドリガモ(♂)P1260002

 
 近づくとカルガモと一緒に用水に下りて泳ぎ去っていきます。113p1130006

 
カルガモ:
 年中います。ここでは冬のほうが多く集まり、夏は分散するようです。3r

 
ヒドリガモの番(つがい):
 きれいな方がオス、地味なのがメス。3r_2
 2月いっぱいはいるようです。気温が上がればもう帰り支度でしょう。度の道中は、鳥インフルエンザに気をつけて。

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2011年2月27日 (日)

キタテハ、スズメガの蛹

 先日2/25、当地では気温が20℃を越え、春一番が吹いた日のこと、日中は、上着を脱いでも日当たりの田圃道を歩くと汗ばむほどでした。
 この陽気を察して、さっそくキタテハが姿を見せました。R001035trm

 
 この春はじめて見たものです。陽溜りで翅をひろげて暖をとっている、という風情でした。R0010353trm

 キタテハは年2回発生し、夏型と秋型があります。越冬するのは秋型成虫で、春一番に姿を現すキタテハは、多くの場合、鳥に追い回されたりして、たいてい翅が傷んだ個体が多いのですが、この個体は早春を告げるにふさわしく、とてもきれいなものでした。

 
 同じ日の午後になって、自宅前のアスファルト道路に、スズメガの仲間のものと思われる大きさ4cmほどの蛹がコロンと転がっているのが目にとまりました。
 通学路になっていて人通りと、時に車も通る生活道路で、どうしてこんなところにと理解に苦しむのですが、とくに損傷もしていませんでしたので、拾って土の上に転がしておきましたがどうなるやら・・・(写真は拾ってから)R0010357

R0010358

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2011年2月26日 (土)

カシラダカ(冬鳥)

カシラダカ:スズメ目ホオジロ科
 冬鳥、全長約15cm
自然公園の田圃にたくさん群れて、忙しく餌をついばんでいました。

 秋に山地の明るい林や林縁に多いが、冬には平地の雑木林、林縁、農耕地、川原などにやってきます。地上で草の種子をあさっていました。驚いたり警戒するときに、冠羽を立てることが多いので見分けられます。

 田圃の日陰には氷が融けずに残り、足元は冷たそうでしたが平気のようでした。P2160026

P2160012trmcc

P2160036

 
 氷が融けてぬかるんだ陽溜りの田圃では、泥にまみれた口いっぱい、何やら頬張っている様子。R0010207

R00102083

 こちらも暖かくなれば帰り支度です。

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2011年2月25日 (金)

ジョウビタキ(冬鳥)

 この冬は渡り鳥の飛来にともなって、養鶏業に鳥インフルエンザ感染による大きな被害が続発しました。今、その鳥たちも北に帰る時期となって、いっそうの監視・警戒が必要とされています。
 その冬の最中に身近な環境(平地の自然公園の林縁や散歩コース用水べり)で撮りためていた冬鳥、漂鳥、留鳥などの写真を、繰り返しになるものもありますが連載にしました。

 トップバッターは冬鳥のジョウビタキ。市街地でもみられ、わが家の狭い庭にもやってきたことがあります。もう帰り支度をはじめているかも知れません。

ジョウビタキ:スズメ目ヒタキ科 
 冬鳥、全長約14.5cm
平地から山地の明るい林、低木のある林縁、河原など開けた環境に生息する。昆虫やマサキ、ムラサキシキブ、ツルウメモドキなど植物の実を食べる。
 越冬期には1羽ずつで生活し、木の梢、屋根、電線などにとまって、おじぎをするように頭を下げ、尾を細かく振ってヒッ、ヒッ、ヒッと鳴く。嘴を鳴らしてカチカチカチという音も出す。
 オスは顔が黒く、頭が白い。お腹が橙色である。メスは全体が茶褐色だが、下腹と尾が橙色。また雌雄とも翼に白斑があり、尾羽根は橙赤色で嘴と足は黒い。

銀髪に真っ黒の顔、いかにもオッサンという風貌のオス:
R

 
優しい顔のメス:
 自宅の庭にやってきたこともあります。5r

 何時までいるでしょうか。帰路の無事を願っています。

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2011年2月24日 (木)

もうすぐ春!②オオイヌノフグリ、シロバナタンポポ、セイヨウタンポポ、ナズナ、ホトケノザ

 春、定番の野原に咲く雑草の花です。寒暖の振幅が大きいので、雑草も戸惑いながらの開花でしょうか。

 
オオヌノフグリ:
 青いお皿のような花が群生すると目立ちます。3r

 
シロバナタンポポ:
 花茎をのばして開花しているものもかなりあります。
4r

 
セイヨウタンポポ:
 花茎が全く伸びないで、ロゼット葉に貼りつくように開花していました。やはりまだ寒いらしく首をすくめているのです。2r

 
ナズナ:
 ぺんぺん草です。春の七草の一つ。
2r_3

 
ホトケノザ:
 11~12月にも花を開いていることがあります。2r_4

 雑草は脳天気でいいです。

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2011年2月23日 (水)

もうすぐ春!①鹿児島紅梅、スギ雄花、コハコベ、ヒメオドリコソウ、セイヨウアブラナ

 春がすぐそこまでやって来ました。庭の鹿児島紅梅の小木も7、8分咲きになりました。
 公園のスギの雄花は炸裂寸前、花粉散布準備完了、今やおそしと、晴れて風が吹くのを待っています。
 そして草地には早春を飾る雑草がもう春、と 花を開いています。

鹿児島紅梅:
 やってくるのはウグイスではなくヒヨドリ。愛想なしです。
7r0010259

 
スギ雄花:
 時限スイッチは既に起動しています。花粉弾炸裂はもう秒読でしょう。公園には近寄りがたくなります。R0010314

 
コハコベ:
 島崎藤村が、小諸なる古城のほとり、・・・緑なすはこべは萌えず・・・若草も籍(し)くによしなし と詠った「はこべ」は春の七草で、昔はどこにでも生ええいましたが、今は特に市街地には少なくなりました。 
 近くの道ばたや畑地、野原、公園の植栽の隅などに生えているのはほとんどが外来種の「コハコベ」です。R0010239
 在来種のハコベ(ミドリハコベ)に比べると少しコンパクトな感じで、茎も紫色を帯びていることが多く、また葉の先端は尖ってひし形になり、やや波うっています。さらに、葉の先端や縁が紫色になっています。
 花は白い5弁花ですが花弁が深くV字に切れ込んでいるため、10弁花に見えます。

 
ヒメオドリコソウ:
 群落を形成するようになれば春本番です。R0010240

 
セイヨウアブラナ:
 河川堤防などを黄色に埋める頃には、スギ花粉に苦しみながら、若菜摘みが楽しめます。R0010294

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2011年2月22日 (火)

キノカワガ(木の皮蛾)

 2月中旬、野鳥がたくさんいる雑木林で一匹の蛾を見つけました。
 偶然目に入ったのですが。大きさ3cmほどです。少し見上げる位置にある太枝の下側に、すっかり樹皮の模様になりきって忍者のように張り付いていました。
 その名も納得の”キノカワガ”です。
 お見事と言いたい木遁の術!Blg2011218

 餌の少ない冬の雑木林で、越冬中の昆虫類を探している目の良い小鳥を欺いて生きながらえるには、それなりの努力と工夫が必要です。
 成虫で越冬するキノカワガは、自分にそっくりの模様の樹皮をえらんで、さらに飛ぶ鳥から死角になりやすく、雨や雪もしのぎ易い枝の裏側や窪みなどにいることが多いということです。
 木の種類によって樹皮の色や模様は様々で、それに合うように、キノカワガには斑紋や色に変異が多いのだそうです。
 巧妙な生き物の世界。

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2011年2月21日 (月)

ムラサキシキブ、冬芽と葉痕・維管束痕

 春の足音がすぐそこに聞こえるようになった自然公園の林縁にあったムラサキシキブです。冬芽を囲むように残った集散花序(果実の柄の部分)の残骸がつくる造形が面白かったので撮ってみました。絡みついた蜘蛛の糸が邪魔ですが。R0010172_2

 
 別の枝には、秋に熟した紫色の実が数粒残っていました。R0010226_2

 
 冬芽(頂芽)は長さ1.5cmほどの裸芽で、毛(星状毛)が密生していてホコリをかぶっているかのような灰褐色です。
 小さい葉の形がすでに見えていて、2枚が向き合ってくっついています。R0010178_2

 
 葉痕の真ん中に押しボタンのような維管束痕(養分や水分などの通路になっていた維管束の痕跡)が1個あります。R0010227_3

 ムラサキシキブは日本各地の山野の林縁などに生える落葉低木で、樹高は2m~3mほど。葉の先は細長くのび、長さは5cm~10cmで対生しています。
 秋にはきれいな紫色に熟する球形の小さな丸い実を鈴なりに付けます。園芸種のコムラサキシキブは良く庭木にされています。

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2011年2月20日 (日)

ニワトコ、冬芽と葉痕・維管束痕、そしてニワトコヒゲナガアブラムシ(別名:ニワトコフクレアブラムシ)

 自然公園の林縁に太い茎だけが目立つニワトコがありました。
 太い茎には丸く膨らんだ冬芽と葉痕が目立ちました。維管束痕は3個です。R0010184_2

R0010186_3

 
 別の場所に生えていた株をのぞくと、冬芽にアブラムシが群がっていました。
 ニワトコヒゲナガアブラムシ(別名:ニワトコフクレアブラムシ)です。(撮影2011.2.13)
 まだ寒い時期なのに、もうしっかり繁殖しているのです。ここではテントウムシのお出ましはまだのようです。R0010186_2_2

 
 大きさ3mmほどで、体は緑~黄緑色、脚は黒色の無翅型成虫でした。
 なお体色には赤色などの変異があるそうです。R0010186_3_2

 夏には二次寄生としてコブシ、アセビ、ヤマノイモ、サルスベリ、ミカン、アサガオなど様々な植物に移動しても、秋になるとやっぱり一次寄生のニワトコに戻るということです。
 よほどニワトコに相性が良いのでしょう。

 ニワトコは本州以南に分布する落葉の低木。明るい谷筋や林縁に生育しています。
 根元から勢いのある太い茎が出て株立ちとなります。葉は2~4対の小葉を持つ複葉。
 4月の終わり頃に円錐花序に淡黄白色の小さな花をたくさんつけます。
 花後の果実は5月の終わり頃には赤く熟し始め、6月の中頃には鳥に食べられるなどして、大半が無くなってしまいます。
 ほぼ1ヶ月で、種まきを終えてしまう、というサイクルです。

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2011年2月19日 (土)

モンキチョウ、そしてテントウムシ(Ladybird/ ladybug/ lady beetle)

 昨年最後に撮ったモンキチョウの記録は12月18日でした。モンキチョウは、成虫では越冬できず、冬は幼虫で過ごし、春を感じると蛹になり、そして羽化して、いち早く春のモンキチョウとしてお出ましになるということです。
 気温が上がった2月17日、街中では道路の日陰にまだ先日の雪が残っていますが、、堤防の南斜面はひと足早い春模様でした。
 早春の雑草が太陽に向かって花開き、きれいなモンキチョウが、1頭だけでしたが、ひらひらと舞っていました。
過去のモンキチョウの記録をさかのぼってみると、2009.1.23が最も早く、次は2010.1.27に”春生まれの”撮影記録がありました。(画像はクリックで拡大します)
モンキチョウ:Blg2011217jpgtrm2

 
 そしてまたテントウムシ(ナミテントウ)が光を浴びて、まだアブラムシのいない草の上を歩きまわっていました。アブラムシが出てくるのも間もなくでしょう。
ナミテントウ:R0010277

R0010278

テントウムシ余話:
 先日、テレビ放送でも紹介されていましたが、2009年に、名古屋大学大学院生命農学研究科の研究グループ(資源昆虫学)が世界に先駆けて、生物農薬として有効な“飛べないテントウムシ”の作出法を確立されました。
  テレビ番組を見ていると、飛ぼうとして翅を広げる体勢をとったらそのまま下にコロンと落ちる、という姿で、いささか情緒的ではありますが、そこだけ見るとなんとも可哀想な感じもしたものです。
 その成果は、世界的な昆虫科学専門誌「Insect Molecular Biology」の2009年7月21日付け電子ジャーナル版で公表されています。

 
こんな記事もありました。
 Ladybug Ladybug fly away home, your house is on fire and your children will burn.... Sorry kiddies, Japanese researchers from Nagoya University have produced "wingless" ladybird beetles that stay on (or near) the plants they're supposed to protect.
テントウムシさんお家が火事よ、急いで飛んでお帰りなさい、子供たちが焼け死んじゃうよ... でもね、テントウムシのおチビさん達、ゴメンナサイ 日本の名古屋大学の先生たちが、翅をなくして飛べなくなったテントウムシをつくったの)。http://inventorspot.com/articles/wingless_ladybugs_promise_lasting_pest_control_30531

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2011年2月18日 (金)

アキニレ:葉と種、冬芽と葉痕・維管束痕

 水路護岸に散り敷いているアキニレの落ち葉を拾ってみました。葉は意外に小さいものです。長楕円形で基部は左右不相称です。皮質で硬く、大きいものでも長さ5cm以下。鈍い鋸歯があります。Photo_3

 
 シジュウカラマヒワアトリなどの野鳥が食べに来るアキニレの翼果は楕円形の長さ10mm前後で、中央に種子が入っています。
 11月頃には淡褐色に熟して、落葉と同時期に風に乗って飛んでいきます。木の周囲には多量の翼果が落ちていました。
 木によっては、落葉が終わってもまだ相当量の翼果が枝に残っているものがあり、餌の少ない冬期には、そのような樹にたくさんの小鳥が群れているのを見かけることがあります。
 翼果の翼被を指先で剥いてみると、これがけっこう大変でした。ゴマ粒程の小さな種が入っています。
 これで食欲を満たすことができるのは、皮むきが得意な小鳥だけでしょう。Photo_4

 
冬芽と葉痕・維管束痕:
 アキニレの一年枝は細く赤褐色で、細毛が残っています。その枝にある冬芽は小さなもので、枝と同じ色です。
 そしてそこに、肉眼ではまず分からないほど小さなものですが、目鼻立ちのはっきりした顔の葉痕・維管束痕が見つかりました。(写真は×20倍率)2011211img_4673

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Photo_5  

 観察には15倍くらいのルーペ必要ですが、小さくとも良くできたものです。暇があれば思わぬ発見があるものです。

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2011年2月17日 (木)

アキニレ

 アトリが飛んでいた近隣の郊外にアキニレの植栽された木立があります。まわりに高木のない環境では、樹高10数メートルに大きく育った木々は遠くからも目立ちます。R0010158

 
 アキニレ(秋楡) 学名Ulmus parvifolia):ニレ科ニレ属。
 ニレといえば、全国に分布するハルニレを指しますが、ハルニレはその名のとおり、春に花が咲き、実を付けます。これに対してアキニレは秋に花や実をつけ、ハルニレとは明確に区別できる落葉高木です。R0010155

 
 樹皮は灰緑色~灰褐色で、不規則な鱗片状に剥がれ、斑紋が残り、ハルニレの、縦に不規則な割れ目が入る樹皮とは明確に区別できます。R0010154jpgcc

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 写真はありませんが、花は9月、小さな両性花が4~6個、今年枝の葉脇に束生します。ニレ科の樹の花は、どれも小さく目立たないもので、雄しべは4本、大きめな葯がついていています。
 花のないこの時期でも、その名残を観察することが出来ます。Img_4668

分布:本州中部以南、四国、九州。
 山野に自生し、荒地や川岸にも多い。
 自生地域ではない関東地方では、街路樹として公園、学校の校庭など、また水路の護岸用などに植栽されたものが多くあるようです。散歩コースの公園にもありました。  (続く)

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2011年2月16日 (水)

アトリ

 2/14深夜から昨日の明け方にかけて、やっと乾ききった地面に水を撒く効果が期待できるほどの降雪がありました。日中気温が上がりほとんど融けてしまいましたが。R0010222
 
 また、当地のスギ花粉前線予測は2/15ということで、実際に少量ながら飛散が始まっているようで、いよいよ覚悟が必要な時期になってきました。

 
 さて、アトリ(スズメ目アトリ科アトリ属)です。
近隣の木立で初めて対面しました。
 全長約16cm。アトリは冬鳥又は旅鳥で、シベリア方面から渡来しますが、年によって飛来個体数の変化が大きいそうです。
 秋には山地の林に群れでいることが多く、ナナカマド、ズミ、シデなどの果実や、カエデ類やアキニレ、またモミなどの針葉樹の種子を食べていますが、冬季は群れで行動することがほとんどで、平地の水田、畑、河原などでは草本類の種子も食べるということです。

 はじめに登場するのは、頭部は褐色で、側頭部から後頭に伸びる黒褐色の線が目立つ個体で、その特徴から冬羽の雌と思われます。Photo

 
 こちらはオスでしょうか。ただ図鑑で見るとオスの冬羽はメスよりもう少し頭や、顔が黒いようで、確かではありません。→やはり♀のようです。(写真はクリックで拡大します)P2100041jpgtrmcc

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 近くにあるアキニレの実をついばんでいるものもいました。Photo

 戦前の昔には、秋に飛来して穀物に被害を与える害鳥としてカスミ網で捕獲し、焼き鳥にされたということです。それほど大群で渡ってきたことがあったのですね。ツグミは有名でしたが、アトリも焼き鳥とは知りませんでした。

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2011年2月15日 (火)

部分白化のシマヘビ

 車で1時間ほどのところに、埼玉県自然学習センター、北本自然観察公園があります。
 (http://www.saitama-shizen.info/
 
学習センターでは年間を通じて各種の定例観察会や講座、展示会などのイベントが催されています。
 [昨年10月31日に、園内で「ピンク色のシマヘビ」が発見されました。突然変異の”部分白化”個体で、全国的にも他に例のないとても珍しいヘビで、受付にて飼育展示しています。2/9に2回目の脱皮をしました]ということで、2/13見学に行ってきました。
 アルビノは通常、目も(血液が透けて見えて)赤いのですが、こちらは黒い目をしていました。R0010206

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 古来アルビノ(白化現象)の白蛇はその稀少性から縁起の良い動物として信仰の対象にもなり、各地に著名な白蛇神社がありますね。
 それはともかく、見るほどに、ルナール「博物誌」  蛇-長すぎる に尽きています。脚の4本もつけてやれば、・・・それは蛇足、だそうで。 

 先の3連休中、はじめ2日間は雪まじりのぐずついた寒い日で、最後の日曜日だけは晴天になり、特にこの時期はバードウオッチングの適期とあって、野鳥よりも多いウオッチャーの群れで園内は大変賑わっていました。R0010182

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 通りすがりに見たものをスナップショットで済ませる(それしか出来ない)私などと違って、ベストショットを狙ってのタイミングをじっと待つ、本格的なウオッチャーの野鳥撮影はやはり大変なようです。

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2011年2月14日 (月)

センダンの実とヒヨドリ(その2)

 再びセンダンの実とヒヨドリについて繰り返しです。
 センダンの実はリモノイド・テトラ・テルペン構造を持つ有毒物質を含み、牛、豚、家禽などほとんどの家畜に中毒例があり、ヒトの中毒事故ももありますので注意が必要です。
 しかし何故かヒヨドリは、ほかに食べる木の実がなくなったら食べるようです。ただ、2回ほど”取材”に行きましたが、食べている現場は確認できませんでした。Photo

 しかしながら。”状況証拠”が身近にありました。

 ヒヨドリはほぼ毎日のようにご近所を飛び回っていて、自宅の狭い庭にもしょっちゅうやって来ます。
 ”町内会のスズメ”のために冬の間、餌台を準備すると真っ先にやって来て、餌はすぐに食い散らかすし、粟粒目当てにやってくるスズメはもちろん、ミカンに、たまにやってくるメジロやシジュウカラも追い払ってしまい、ほんとうに困った邪魔・狼藉者なのです。
 その狼藉者が、止まり木にしている庭木の下に、どこか遠くで呑み込んだセンダンの実の消化されなかった核を落し物にしてばらまいていくのです。(なお、ご近所にセンダンの樹はありません)

 
 道路きわの落し物(丸い小さいタネは別物)21

 
 玄関先の落し物(緑色の丸い実は別物)Photo_2

 
 落し物の一つ(写真上)と、拾ってきた実を手でむいて核を取り出したもの(写真下)を割ってみました。1.5cm前後の長楕円形で稜があり、とても硬くて丈夫で、鈍い鋏ではなかなか切れません。最後はペンチで割ってみました。
 実の核は5~6室からなっていて、各室に1個の種子がはいっています。やや大きめの米粒くらいです。2

1

 もしこの種が有害、ということならば、見てのとおり消化吸収されないので大丈夫、というこなのでしょうが、本当かどうか分かりません。ともかく丈夫な食いしん坊な鳥のようです。

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2011年2月13日 (日)

平地のコゲラ、シジュウカラ、ヤマガラ

 先日2/9日から3日間、当地(埼玉)も降ったりやんだり融けたりと、申しわけ程度に雪が降りました。カラカラに乾いた地面に少しは湿り気が戻ったことでしょう。2001129r0010143

 雪国からのレポートで、屋根から下ろされた雪がどんどん積み上がって、とうとう2階の屋根雪につながってしまった、という大雪の写真を拝見するにつけても、自然というものはなかなかうまくいかないものとしみじみ思うのですが。

 日中、一時晴れ間がのぞいた10日、返却期限になった本を返しに近隣の図書館に行きました。その時すこし寄り道した近くの木立で、この冬2度目ですが、コゲラ、シジュウカラ、ヤマガラなどに出会いました。
 先に記事にしたマヒワもその時に撮ったものです。またアトリもいました。こちらは、またアトでUPします。

 
コゲラ:
 ギィーっと鳴きながら木立を飛び回っていました。1

2

 
シジュウカラ:
 (何時も出歩いて、しょっちゅう家を空けて留守にしているから、始終、空、いえいえ、鳥の名前の勉強は四十から?)Photo

 
ヤマガラ:
 皆んな里に降りて来たら、今頃ヤマはガラガラでしょうか。Photo_2

 小鳥の中に、カラ類という輩(ヤカラ)がいて、これはスズメ目シジュウカラ科とゴジュウカラ科の鳥の総称だそうです。
 シジュウカラ科にはシジュウカラ、コガラ、ハシブトガラ、ヤマガラ、ヒガラがいて、ゴジュウカラ科はゴジュウカラ一種です。都市の公園にも住んでいて身近な小鳥たちです。
 ロクジュウカラ、というのは、鳥の世界にはいませんが、人間の世界では、いま大群をなしています。(私もその1ですが・・・アホウドリの仲間かな)

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2011年2月12日 (土)

カワセミ

 カワセミとの遭遇はほとんどの場合、用水路の堤防を歩いている時、突然足元から”チーッ”という声を上げて水路沿いに飛び出していく青い姿です。飛ぶ前に見つけることはまずありません。
 夏は足元から飛び立ったら、もうそれで姿を見失いますが、冬の間は、用水路沿いに自生した落葉低木類はすっかり裸になり、背の高い雑草も少ないので、水面を飛んで行くカワセミの姿を目で追いかけることができます。
 カメラ片手に追っかけをすれば、運良くその姿を捉えることが、時にはできるのですが、方角によっては完全に逆光になって、写真にならないこともあります。
 そんなわけで、遭遇する頻度の割には、なかなか良いシャッターチャンスには恵まれません。今回は、1月下旬に、逆光に近い状況下で撮ったものですが、見た目に綺麗だったようには写りませんでした。121p1210021

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 それほど珍しいというほどではないにもかかわらず、なぜか、カワセミの姿を見るといつも喜んでしまうのです。

カワセミ(ブッポウソウ目カワセミ科):
 全長約17cm。留鳥。
川、湖沼、池など、水のある所に生息し、繁殖期以外には多くは1羽ずつ生活している。水の上に張りだした枝、草の茎、水中に立っている杭などにとまって魚を狙い、水中に急降下して捕らえる。空中でホバリングしてから急降下する場合もある。
 土手にくちばしで穴を掘り、中に産卵する。くちばしの下の部分が赤いのがメスで、上下とも黒いのがオス

余談:
 2006年(平成18年)12月22日、環境省から見直しされた新たなレッドリストが公表されています。
 http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=8929&hou_id=7849
このリストにカワセミは入っていませんが、地方自治体によっては準絶滅危惧種に指定しているところもありますので、生息数はやはり平均的にはそんなに多くはないのでしょう。
 なお、1948年に創設された国際自然保護連合IUCN(International Union for Conservation of Nature and Natural Resources)という国際的な自然保護団体があり、日本は1978年に環境庁が、そして1995年に国家会員として加盟しています。
 そこでは、カワセミの保全状況評価は”軽度懸念”(LC:Least Concern)に分類されています。しかし日本の環境省が定めたレッドデータブックでは、「軽度懸念」(LC :Least Concern)に該当するカテゴリーはないので、(絶滅のリスクがない種については)リストに掲載されていません。

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2011年2月11日 (金)

カワラヒワ、マヒワ

カワラヒワ(スズメ目アトリ科ヒワ属):
 (留鳥/漂鳥)全長約15cm。
 晩秋から冬には数十羽という群れをつくって、散歩コースの、畑地や堤防、草原にやって来ます。
 また春先には街中にも飛んできて、庭木の梢や電線、テレビアンテナなどにとまってキリリコロロ、ヴィーンとさえずっています。
 草地に降りた時には風景にとけこんで目立ちませんが、飛び立つと羽の鮮やかな黄色が目立ちます。17_p1070002jpgtrmcc

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 多くの地域で留鳥としてよく見られます。
 平地では市街地の庭や公園、山地では山里の杉林や松林、カラマツ林などの明るい林に住んでいます。
 繁殖期には雌雄または幼鳥を伴った家族群で生活しています。

 
●マヒワ(スズメ目アトリ科ヒワ属):
 (留鳥/漂鳥)全長約13cm。
 当地(埼玉)には冬にやって来る(冬)鳥ですが、周囲に木立のある環境が少ない自宅付近では、見かける頻度は多くはありません。
 2月になってから、隣町の図書館近くの林でくつろいでいる姿を見かけたものです。
 カワラヒワに較べて全体に黄色みが強く、頭に黒いベレー帽を被っているように見えるのが特徴です。
  (写真はクリックで拡大します)P2100026

2r

P2100038

 北海道や本州中部以北では留鳥です。繁殖期には北海道の山地の針葉樹林から林縁に生息し、繁殖期以外は群れで生活します。
 秋冬には群れを作って山地から平地の林にやってきます。
 食性は植物食で草の実や、ハンノキ、コナラ、ニレ、スギ、カバノキ、マツなどの木の種子や花芽も食べています。

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2011年2月10日 (木)

イソシギ

 カルガモが群れている用水路縁にイソシギ(留鳥/漂鳥)がやってきました。体長20cmほど。
 スズメとムクドリの中間くらいの大きさで、シギの仲間です。P2040008

 
 シギという名前がつくと磯辺の鳥のように思いますが、むしろ水田、河川に多く、また干潟などにも見られる鳥です。
 夏季に各地の水辺で繁殖し、冬季には、本州中部、北部以北や山地のものは温暖地に移動します。
 散歩コースの用水路沿いには時折やって来るようで、見通しの良い冬の間に見かけますが、頻度は多くありません。
 体の特徴は、腹の白が肩先に切れ込んだように見えることです。P2040019

P2040015

 
 短い尾羽を上下に振りながら、浅い水辺や干潟などを歩きまわり、トビケラなどの水生昆虫類や、甲殻類、小型の魚類、ミミズなどを食べています。
 水面近くの短い距離を飛ぶ時には、下げたままの翼の先端をふるわせる飛び方が特徴的です。イソがしく、ふシギな鳥。P2040018

P2040022

 生息地域を移動する際は小規模な群れを形成しますが、冬季はたいてい単独で生活しています。

余談:
 その昔、映画「いそしぎ」(日本での題名)を見たことがあります。1965年公開のエリザベス・テーラーとリチャード・バートン主演の映画「The Sandpiper」(原題)です。
 カリフォルニアの美しい浜辺の風景をバックに、道ならぬ恋に悩み苦しむ中年の男と女の、まあ、どうってことはないメロドラマでしたが、象徴的にイソシギが使われていました。
 その映画“いそしぎ”の主題歌”The Shadow Of Your Smile”(邦題:いそしぎ)は映画音楽名曲集には必ず入っている名曲です。
 なお追加しますと、識者の解説*に寄れば、映画“イソシギ”の原題名は(イソシギの固有名詞「Common Sandpiper」ではなく)「Sandpiper」で、“Sandpiper”とは、嘴の長めのシギ一般を指すこと。
 また映画の背景が海辺であることから、日本での放映に際して供給元が、恐らくイソシギの生態(すなわち群れを作らず、また波が寄せては引く合間の浜辺を、餌を求めてせわしなく動き回る習慣はないということ)を知ることなく、その名前の持つ雰囲気から、「いそしぎ」とタイトルが付けられたのではないか。
 そして オリジナルの映画製作者のイメージに最もあったシギの仲間は、ミユビシギかハマシギ、もしくはトウネンといったところではないかとのことです。
 *  http://www.cec-web.co.jp/column/bird/bird60.html

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2011年2月 9日 (水)

2011/2.セツブンソウ、フクジュソウ:(スプリング・エフェメラル)

スプリング・エフェメラル(spring ephemeral):春の妖精

 カタクリなどのように、早春に可憐な花を咲かせ、夏には地上からすっかり姿を消してしまう植物があります。spring ephemeralと呼ばれる植物群です。
  ephemeralは、1日限りの;つかの間の;短命の”(ジーニアス英和辞典)とあるので、直訳すれば「春の短い命」ほどの意味になりますが、日本語訳の「春植物」よりも“春の妖精”と意訳して使用されていることが多いようで、このほうが雰囲気が伝わるように思います。
 それはともかく、その名で呼ばれる一連の野草は他の植物がまだ眠っている頃、春に先駆けて忽然と姿をあらわし、早春の短い間、可憐な花をつけ、花が終わるとやがて地上から姿を消してしまうものが大部分です。そうした生態学的なライフサイクルと姿が春の「妖精」のようだ、というわけです。

 実際のところは、花後は夏まで葉をつけて光合成を行い、その栄養を地下茎や球根などに蓄えると、その時点で地上部(葉)は枯れて姿を消し、その後は地中で次の春まで地下茎や球根の姿で過ごしている、決して”儚い命”ではない植物達なのです。

 このような植物で、日本の代表的なものとしては次のようなものがあります。
『キンポウゲ科』
 イチリンソウ属:キクザキイチゲ、ユキワリイチゲ、アズマイチゲ、ヒメイチゲ、イチリンソウ、 
           ニリンソウなど
 フクジュソウ属:フクジュソウ
 セツブンソウ属:セツブンソウ
 ミスミソウ属:ミスミソウ
 シロカネソウ属:アズマシロカネソウ

『ケシ科』
 キケマン属:エゾエンゴサク、ヤマエンゴサク、ムラサキケマンなど

『ユリ科』 
 カタクリ属:カタクリ
 ショウジョウバカマ属:ショウジョウバカマ
 アマナ属:ヒロハノアマナ
 キバナノアマナ属:キバナノアマナ
 バイモ属:コバイモ
 ネギ属:ヒメニラ   

 なおショウジョウバカマは妖精たちと同時期に花を咲かせますが、常緑性で年中葉をつけていていて“春の妖精”の資格要件に合いませんが、例外扱いで仲間内。
 そしてまたミスミソウ、バイカオウレンも春に先駆けて可憐な姿を現わしますが、花後も葉は常緑で残るから、こちらは仲間はずれとする意見もあるようです。
 さらに、ハシリドコロ(有毒植物)も同じ挙動を取りますが、そのイメージからも、妖精仲間には入れないようです。素人としては、仲間は多いほうが賑やかでいいと思うのですが、一応のお約束ですから・・・

 毎年、花粉症に怯えながら、時節になると性懲りも無くこれらのフェアリーに会いに出かけるのです。

●セツブンソウ:(2011.2.6、栃木、花之江の郷)
 ここだけは節分(2/3)前には咲いていたそうです。しかしついでにのぞいてきた他の地域ではまだ見られませんでした。
P2060001

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●フクジュソウ:(2011.2.6、栃木、花之江の郷)
 紅橙色の花もありました。Photo

 
●バイカオウレン:(2011.2.6、栃木、花之江の郷)R0010124

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 バイカオウレンはウメに似た形の白い花を咲かせる常緑の多年草です。
 山地の森林内で腐植質に富む湿った場所に生えています。
 花の直径は1.5cmほどで、白い花弁に見える部分は萼片です。
 花弁は蜜腺に退化していて黄色く目立ちます。
 花は、根元からまっすぐに伸びた高さ3~10cmの花茎の先端に1輪咲きます。
 葉は5枚の小葉からなり、つやがあります。
 

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2011年2月 8日 (火)

ホオアカ、ホオジロ

 今冬は、用水路沿いに野鳥の姿が少ないなと思いながら散策していましたが、改めて気がつくと、野鳥がやってくるのに必要な、水際の立ち枯れヨシの叢がずっと少ないのです。
 カラカラ天気で乾燥しきって、それにまた風の強い日も多くて、短く折れたり、倒れてしまったからではないかと勝手に思っているのですが・・・

 
ホオアカ:
 そういう環境で、初めてで、そして最後になった野鳥があります。かなり遠くて肉眼では何かわからないままシャッターを押して、帰宅後確認したら、なんと初めてお目見えのホオアカだったのです。拙ブログ初出です。
 その後数日、同じところに通ってみましたが、もともと他の野鳥も含めて(ただしツグミだけ例外)少なく、ついに2度と姿は見られませんでした。移動の途中、通りかかっただけだったのでしょうか。Photo

ホオアカ(スズメ目ホオジロ科):漂鳥
 全長約16cm。繁殖期には本州中部以南では、おもに山地の草原にすみ、本州北部や北海道では平地の草原にいる。
 ホオジロよりも木の少ない草原を好む。オスは低木や丈の高い草にとまって、チョッチチリンジとかチョッチン、チチョチョビなどときこえる声でさえずる。ホオジロよりは声はすこしにごって短い場合が多い。地鳴きはチッチッと一声ずつ鳴く。秋冬には暖地の田のあぜや川原の草地に単独でいることが多く、人が近づくと足元から飛び立って、低く短い距離を飛んで草に隠れる。生息環境の変化でだんだん少なくなっているらしい。

 
ホオジロ:
 それに比べれば、見かける頻度はまだ多いホオジロです。この冬の間に何度か撮ったものをまとめて掲載しました。♂です。Photo_2

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 こちらは♀。111

122
 遠くにいる時には、姿も大きさも良く似たスズメとも識別できません。素人には野鳥もけっこう見分けが難しいです。

ホオジロ(スズメ目ホオジロ科):留鳥
 全長約17cm。平地から山地の低木のある草原、農耕地付近、林縁、川原などに住み、おもに草の種子などを食べるが、繁殖期には多くの昆虫も取る。
 オスは縄張りの中の高い木の枝や梢、電線、テレビアンテナなどにとまり、胸を張り、くちばしを上に向けてさえずる。このさえずりは古くから「一筆啓上仕り候(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)」と聞き做しされている。
 秋冬には数羽の群れになっているが、大群になることはない。

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2011年2月 7日 (月)

アブラチャン冬芽、シロモジ(またはクロモジ?)冬芽

 山里で、暇つぶしに撮った冬芽の写真です。似たもの同士で、判然としないで困っているものがあります。葉が出てくれば分かるのですが・・・。

アブラチャンの冬芽:
 このヤジロベエは定番で、間違いありません。尖っているのは葉芽で、丸いのが花芽です。一雨あって、暖かくなれば、もうまもなく開いてくるでしょう。R0010132jpgcc

26r0010133

 
シロモジ、あるいはクロモジ?の冬芽:
 尖っているのは葉芽で、丸いのが花芽です。アブラチャンも含めてクスノキ科のお仲間です。
 この写真だけでは情報不足で分かりません。シロモジなら、通常は葉が三つに深く裂けます。クロモジの葉は長楕円形なので簡単に分かるのですが。葉が出た時に(忘れなければ!)もう一度観察を。26r0010136

 動き出した花芽も。R0010138

 頂芽R0010139

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2011年2月 6日 (日)

春は空から、フクジュソウ、ウメ、ムクドリ

 急に気温が上がりました。2月になってここ数日、カラカラに乾いたまま3月の陽気に。依然として雨の気配はありません。1月中は省エネで暖房を抑えた部屋で、ダウン・ジャケットを着込んでいたのに、この頃は外出する時にも薄手のジャンパーでないと汗ばむことも。

       「春は空から そうして土から かすかに動く」 
 茨城県生まれの歌人・小説家、長塚節の言葉です。

 上空は青空でも、地平は“色濃く”霞んでいます。春霞ではなく、多分乾ききった地表からの土埃でしょうか。かすかな動きではなく、振幅が大きく、スピードが早い動きの時代に突入したようです。

 
フクジュソウ:
 土の中からやっと顔をのぞかせていました。(2011.2.1三毳山公園)。今年、ここだけはゆっくりだったようです。21p2010041jpgtrmcc

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 近くの畑にある梅の蕾もようやく開花が始まりました。24r0010096jpgcc

 
 水路沿いに並んで植樹されている桜の裸木に、空っぽになった鳥の巣がありました。ほつれたポリエステルのひもなどの”新建材”などもからめて使われていて、天然素材だけのものより丈夫そうです。Photo

 
 年中このあたりでも群れて嫌われ者の、ムクドリの仕業ではないかと思うのですが。114p1140053

 毎年、隣家の戸袋で巣作り、子育てをして騒がしく、庭木にも巣作りをしたことがあります。

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2011年2月 5日 (土)

2010/4 中旬、滝沢ダム湖畔

 昨年4月、記載漏れの記事を、今頃になって保存用に掲載しました。
2010/4中旬、埼玉から山梨を結ぶ国道140号線沿いの、滝沢ダム湖畔を走りました。その折に、サイクルパークと、ダムの湖底に沈んだ集落を偲ぶ”望郷施設”の一部が、立ち入り禁止を解かれていましたので、立ち寄って来た時の記録です。

 元住民のための望郷展望広場。出来たての車道を走ると確かに、ダム湖が見える行き止まりの高台①に着きます。車3台くらい(方向転換出来るスペース)置ける広さで、バイオトイレがありましたが、施錠されていました。
 画面中央の緑色の帯がダム湖です。隣接する一帯は急斜面の集落跡地②で、ここはもとの住民が住んでいた地域だったのです。関係者以外立ち入り禁止看板が出ていました。
 整地された広場に隣り合って真新しい看板が2基③;⑤立てられていました。Photo

 
 その一つが「住民台帳」みたいな案内板③、その一部拡大画面④で、集落の歴史が読み取れます。 そしてダム湖周辺の案内板⑤、その拡大が⑥です。

Photo_2

 
 住人の消えた急斜面に(多分)オオシマ桜⑦がありました。当日はまだ数輪開花したばかりのようでした。
 その後、急カーブ、急勾配の取り付け道路を下り、次の施設サイクルパークへ。 ここはダム建設に必要な砕石材とその搬出のための作業道路がダム工事に先行して実施され、その役目が終わった後の跡地と道路の有効利用、ということのようです。
  レイクビューハウス⑧という建物があり、2Fはダム建設の資料展示館のようです。がらんとしていました。
  レイクビューハウスに隣接してサイクルパークBMXコース⑨が出来ていました。聞くとサイクルパークは2010年4月10日から有料開業したということで、当日は休日とあってヤングファミリーのBMX(バイシクル・モト・クロス)族が訪れていました。Photo_3

 
 コース⑩を覗いてみると、数家族がおもいおもいに楽しんでいる様子でした。
また、 ここに来る途中、道が分岐していて、そこに真新しい案内標識がありました。「原石山方面」とありました。レイクビューハウスの管理人に聞くと、ダム建設に必要な原石材を採石したゲンセキ山とのことで、工事運搬車用作業道で、行ったことは無いが通行できないはず、ということ。 しかし、ぴかぴかの案内板なので行ってみることに。
 確かに道路の舗装には亀裂が入り、トンネルの照明は取りはらわれていて、登るにつれて砕石や、山肌から落ちてきた石が転がっていて走りにくかったものの、通れないことはありませんでした。
 しかし、しばらく登ったところの道端には犠牲者⑪が・・・まだ日も浅いようでしたが・・・
 さらに高度を上げて行くと、ガードレールの向こうに西谷山方面⑫を望み、4

 
 真っ赤にさびついた土留めの向こう、⑬画面左奥に日本200名山の一つ、白石山(和名倉山)が遠望できるところに出ます。
 そして舗装が無くなり、山の中腹にしてはずいぶん広い、多分、砕石場などのあったところでしょうか、行き止まりの広場⑭になりました。もちろん全く何にもありません。後で地図を見たら標高900mほどのようでした。
  車を置いて少しウロウロしてみると、やはりここも生活ゾーンだったようで、放置されたままの罠(イノシシ捕獲用?)⑮がありました。 Photo_4

 原石山頂上はもうすぐのようでしたが、さすがに登ってこようという元気もなく、帰路に着きました。

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2011年2月 4日 (金)

里山のコゲラ、シジュウカラ、ヤマガラ、キセキレイ

 2/4、立春です。そしていきなり3月の陽気になるという天気予報。1月の寒さは何だったのかと思う、極端から極端へ。昨年末から乾燥注意報が出っぱなしの関東地方です。

 さて、先日の三毳山ハイキングコースでも、足元に散り敷いた落ち葉は踏むと粉々になるほどカラカラに乾いていました。
 コナラやクヌギなど落葉樹の多い樹林帯での道すがら、いつもは木の葉に隠れて見えにくい野鳥の飛び交う姿をあちこちで見かけることができました。

コゲラ:
 頭の上で、コ・コ・コ・コ・コという木を叩く連続音が聞こえました。小さく短い嘴で木を強く叩いて音を出すコゲラのドラミングです。
 コゲラは、キツツキ目キツツキ科の小鳥で、体長は15cmほどの、スズメと同じくらいの大きさ。日本に生息するキツツキの仲間では最も小さい留鳥です。
 平地から山地の雑木林や都市公園内の樹木など、木立のある場所ならば普通に観察されます。近所の街路樹のハナミズキにやってきたのを目撃したこともあります。
 飛んでいる時に「ギー、ギー」という声をだします。食性は雑食ですが、主に昆虫などの節足動物を捕食します。樹皮につかまり、縦横にこまかく移動しながら、樹表面にいるものを食べたり、つついて小さい穴を開け、長い舌を隙間や昆虫の掘った穴に差し入れて摂食します。
 木の実を食べることもあります。P2010012jpgtrm2 3  木にぶつかる瞬間には、眼を閉じている写真が何枚かありましたが、あんなに頭(クチバシ)をぶつけてよく脳震盪を起こさないものだと感心します。頭蓋骨や筋肉に衝撃を吸収する仕組みが備わっているのだそうです。

 
シジュウカラ(写真下):
 スズメ目シジュウカラ科の小鳥で、黒い蝶ネクタイのいでたちはよく知られています。ギーギーと鳴きながら飛んでいたコゲラのいる林に、群れて飛んでいました。動きが早くて、写真は手ぶれとピンぼけばかり。その1枚です。全長14cmくらい。
 冬の間は”ジュクジュク”という鳴き声ですが、春が近くなるとツツピー・ツツピーと鳴き出し、すぐに分かります。
 くちばしは 黒色で小さく、円錐形です。首と頭は光沢ある黒色で、頬は白。背面は黄緑色で、翼は灰青色を帯びています。また体の下面は白く、中央に一本の黒い縦すじがあります。
 日本全土の低地の森林に分布。市街地の公園林などにもいて、秋から冬にかけては自宅近くにも時折やってきます。Photo
ヤマガラ(写真上):
 同じ林にいました。スズメ目シジュウカラ科の小鳥。全長14cmくらい。日本各地にすむ留鳥で山地から平地の常緑、落葉広葉樹林にかけて生息しています。
 食性は雑食で昆虫、クモ、果実などを食べます。鳴き声もよく、その昔は飼いならして神社の縁日などで「おみくじ引き」などの芸をやらせたりしていたのを目にしたことがありましたが、現在は捕獲の禁止、野鳥保護運動の高まりなどもあって、そのようなことはなくなりました。

 
キセキレイ:
 スズメ目セキレイ科の鳥です。山の日陰になった舗装のハイキングコース沿いにいました。動きまわって、手持ちのコンデジではブレブレの写真ばかり。ともかく、いました、という記録です。
 キセキレイは体長 20cmくらいの、胸の黄色と背中の黒色が目立つ小鳥で、渓流があるような山地で良く見かける留鳥/漂鳥ですが、平地の川岸から山間部などと、けっこう広い範囲に生息しているようです。残念ながら、自宅近くにいるのはハクセキレイばかりです。Photo_2

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2011年2月 3日 (木)

マンサク、ゴンズイ、クサギの冬芽と葉痕・維管束痕

 三毳山ハイキングコースで見かけた冬芽と葉痕です。

マンサク:
 早春、他の花に先駆けてまず咲く、という名前とも。葉の展開に先立って開く黄色いひも状の花弁が面白く、花木として庭木などにも植栽されています。

 ●落ちやすい芽鱗に包まれた紡錘形で先端が尖る冬芽と、卵球形で柄がある花芽R0010090

 
 ●2枚の芽鱗が落ちてほうき状になった毛むくじゃらの冬芽と、ルーペが欲しいほど小さい葉痕・維管束痕Photo

 
 ●ほころび始めた花芽(いずれも撮影2011.2.1三毳山公園)R0010088

 
ゴンズイ:
 林地に生えていました。本州(関東以西)、四国、九州の丘陵地帯で普通に見られる落葉小高木です。5~6月に枝先に円錐花序を出し、淡黄緑色の小さな花を多数つけ、9月半ばにはミカンの房状の袋果が赤く熟して裂け、中から黒い光沢のある種子が、1~2個のぞきます。遠目にも良く目立つものです。
 冬芽は対生し、球形または広卵形で、先端は丸いかやや尖り、2~4枚の芽鱗に包まれています。
 冬芽と葉痕・維管束痕:
維管束痕がきれいに並び、目鼻だちのくっきりしたものになっています。R0010078

 
クサギ:
 林地で見かけたクサギの幼木です。クサギは、日当たりの良い山野の道ばたに生える落葉小高木。夏に白い花が咲き、秋には赤くなった萼片と紺色の液果が実ってよく目立ちます。      
 毛むくじゃらの冬芽は裸芽で紫紅色、対生につくお面のような葉痕が特徴的です。
 冬芽と葉痕・維管束痕Photo_2

 色々な冬芽たちが、今や遅しと春を待っています。

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2011年2月 2日 (水)

オオミスミソウ(大三角草)/ユキワリソウ咲く(三毳山)

 自宅からクルマで1時間少々のところに、栃木県では最大と言われる「みかも山公園」があります。
 ここは、万葉集にも詠まれた標高約230mの三毳山を利用した都市公園で、春にはカタクリ・アズマイチゲ・ニリンソウなどの山野草が自生し、花の百名山にも選定されて賑わいます。(http://www.park-tochigi.com/mikamo/)
 「道の駅みかも」から近い、この公園の南口駐車場のすぐ傍に、オオミスミソウの植栽地があり、やはり春先には賑わいます。
 今年は冷え込みが厳しく、花はまだまだ早いとは思いながらも待ちきれないで、しばらくぶりということもあって、2/1、行ってきました。
 オオミスミソウの見頃には駐車場に案内の立て看板が出ていますからすぐ分かりますが、今はまだ殆ど開花していなくて、“誰もいない”し、看板もありません。
 だいぶ探して、嬉しいことに3株見つかりました。

1株目:ごく淡いピンク。遠くて望遠で撮影。(2011.2.1三毳山)1

 
2株目:同じく淡いピンク。ハナアブ(クロヒラタアブでしょうか)がいました。(撮影2011.2.1三毳山)2

 
3株目:白色(撮影2011.2.1三毳山)3

オオミスミソウ/三角草:(ミスミソウ属)
 ミスミソウより大型で、ユキワリソウとも呼ばれますが、和名のユキワリソウはサクラソウ属のPrimula modestaで別の植物です。
 林の下に生える多年草で、高さは5~15cm。葉は常緑で根もとにつき、長柄があります。葉の形は3つに深く切れ込んだ三角形に近く、その姿から三角草。ただし、この形には変化が多いそうです。
 花期は2~4月で、花は直径1~1.5cmで白色、ピンク、薄紫など、色の変化が多いということです。なお花弁のように見えるのは顎片で、花弁はありません。
 分布は本州、九州。日本海側(佐渡など)には花が大きく、色の美しいものが多いそうです。

 
 時間も早く天気も良いのでついでにハイキング、ということに。南口広場→三毳神社奥社(距離はわずかですが急な登りです。)1_2

 
 →ハイキングコースの所々に取り付けられた、緊急時の位置連絡用標識→ハング・パラグライダー離陸場(少し霞んでいましたが筑波山系、加波山が見えました)→中岳(210m)Photo

 →かたくりの園(綺麗に整備されていますが開花の気配はまだ全くなしでした)→野草の園(水仙が咲いています)→東口広場→あじさいの路→南口駐車場、とハイキングしてきました。
 野草の園ではフクジュソウが2株、開花していました。やはり今年は遅いようです。
 またコナラやアカマツ、クヌギなどが多い樹林帯の道すがら、野鳥の写真も何枚か撮れました。別に記載します。

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2011年2月 1日 (火)

バン(若鳥)、アオサギ

 2月になりました。どこかで春の産声が聞こえてくるはずですが、探しに行かないと見つかりません。

バン(若鳥):
 1月中旬、今年の冬はどうも鳥の姿が少ないような気がするのですが、それでも散歩コースを歩いている時に、用水路にバンの姿を目にしました。1羽だけで、すぐに枯れたヨシの陰に隠れてじっとうかがっている様子でした。
 後で写真を拡大してみると額板が黄色で赤みは少なくて、まだ若鳥のようです。P1210012

P1210015

121p1210011

 全長約29cm、漂鳥または留鳥。湖沼、川、池などの岸辺や湿地、ヨシ原、水田などに住み、地上や浅い水の中を歩き、草の種子、昆虫、貝、甲殻類などをあさり、また泳いで餌をとることも多い。危険を感じると草や茂みの中に隠れます。

 
アオサギ:
 池の対岸に、いつものようにアオサギが1羽、ボーッと立ったまま。やがて何も獲物は取れないまま飛び立って行きました。113p1130010

113p1130008

 この日も晴れて風が強く、寒い1日でした。

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