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2011年5月

2011年5月31日 (火)

カルガモ、キジ、アオサギ

 風薫るさわやかな5月をあまり実感しないままに、5月も終わりになってしまいました。
 ずいぶん早い早い梅雨入りで、水の心配もなく、というより降水量過剰の心配もある昨今、早苗も伸び始めた近郊の水田地帯には常連の鳥たちがやってきます。

カルガモ:
 水田に、餌探しにやってきて歩き回るカルガモは、活着して伸び始めた早苗の根に影響を与えるというので、農家からは嫌われ追い払われます。そのため、水田に降りるのはそんなに多くはありませんが、数羽で歩き回っていることがあります。P5270014

 
キジ:
 水田近くの草むらにやってきます。”ケーン”という鳴き声が聞こえるので近くにいることがわかるのですが、,たいていは見つけられません。
 草むらにうずくまったり、物陰に身を潜めたりして上手に人目を避けています。声のする方角を見ていたら、雄が一羽、遠くの草むらから出てきました。P5270017trml

 
 100mほど離れていたでしょうか。何とか写真1枚撮ったところで、いきなり飛び立っていきました。P5270019

 例年、稲田の近くで子連れの母キジを見かけるようになります。

 
アオサギ:
 いつものように、ボーッとたたずむ姿がありました。P5270021

 
 写真は撮らずじまいでしたが、コサギも水田に降りて、カエルを見つけてはついばんでいました。昔に比べるとカエルも生息環境の変化でだいぶ少なくなったということです。

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2011年5月30日 (月)

リナリア(ヒメキンギョソウ)

 5月中旬、小学校裏を通る遊歩道沿いに生えた雑草に混じって、ピンクの花をつけた植物が一株あるのが目にとまりました。
 近寄ってみると見慣れない植物でした。一番上の花だけが残っていて、下の方はすでに萎れていました。Blg20115182538

 
 この1株だけで、ほかには見当たりません。雑草にしては儚なげな風情で”気品”があるし、さてと手元の図鑑を見ましたが,わかりません。
 結局、専門家から、一般にリナリア(またはヒメキンギョソウ)と呼ばれて流通しているゴマノハグサ科リナリア属の植物で、半耐寒性一年草の園芸品種と教えられました。
 最近あちこちで増えているそうです。
 むろん、どうしてこんなところにぽつんと一株生えているのかわかりませんが・・・3r

 開花時期は春から初夏。キンギョソウを小さくしたような形で、花の直径1.7cmほど。後ろにしっぽのような距(きょ)をもった花が次々にぶら下がるようにして咲くようです。
http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-linaria_large.html 

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2011年5月29日 (日)

ミニバラ、ディンティ・ベス、朱色の薔薇

 梅雨入りのとおり、このところ雨続きです。予報では明日も一日雨模様。台風にも要注意。
 そんな中、ご近所の庭でもバラがきれいに咲いています。近隣各地のバラ公園もベストシーズンの案内です。

ミニバラ:
 去る5/21にミニバラの開花が始まりました。521r0012645

 
 しかし葉の一部にウドンコ病変が発生していて、そこは切除し、蕾も首のところがウドンコ病にやられていましたので、遅まきながら薬剤をスプレーしました。R0012579

 
 なんとか持ちこたえて、一昨日(5/27)ほぼ満開になりました。2011527r0012968_6

 今は、雨に濡れて全部お辞儀(下向きに垂れ下がり)をしています。天候が回復しなければ、最初の花はうなだれたまま散り始めることでしょう。

 
ディンティ・ベス
 新しい蕾の花が開いていましたが、またも先に開いた1輪は虫にやられたようで、小さな穴がポツポツと。
 そして雨に打たれて、こちらも短命で終わりそうです。52628

 
朱色のバラ:
 名前はわかりません。だいぶ古い樹になって、樹勢がすっかり衰えてしまいました。全く”お世話”をしないので無理もありませんが。
 花は鮮やかな朱色で、新鮮な花はきれいですが、手持ちの”コンデジ”では正確な色が再現できません。527

 それにしても害虫どもの多いこと。それに、雨降りの時にはナメクジもいっぱい。
 「花の命は短くて、害虫どものみ多かりき」 です。

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2011年5月28日 (土)

天空のポピー(2011/5/25)、ストロベリーキャンドル、ヒメウラナミジャノメ

 関東地方も観測史上2番目に早い梅雨入り(5/27)で、今週末は大雨とか。ともかく、昔のように、しとしと降る雨に濡れたヤツデの葉の上を、デンデンムシ(カタツムリ)が這っている、という風情はなくなりました。

 さて先日、所用のため車で「埼玉県・東秩父村高原牧場」の峠道を越えた際に、牧場に植えられた「天空のポピー」が花盛りでしたので、車を止めて、少々時間を割いて写真を撮ってきました。
 前日まで雨模様で、当日だけよく晴れたせいもあって、花が生き生きして色も鮮やかで見事でした。(画像はクリックで拡大します)

 
天空のポピー:R0012791

R0012790

Photo_2

 
ストロベリーキャンドル:
 牧草地の花は終わりの時期でしたが、ポピーに埋もれるようにストロベリーキャンドルも、まだここにいるよと背伸びしながら顔をのぞかせていました。Photo_5

 ミツバチもたくさんいました。

ストロベリーキャンドル(別名:クリムソンクローバー、ベニバナツメクサ):
 原産地は南ヨーロッパ、マメ科、耐寒性一年草。牧草でもあり、また土壌を肥沃にする緑肥植物。
 開花時期:4月~6月、草丈:20cm~40cm、花序の長さ:約 5cm、種まき:秋まき(8月中旬~10月)

 
ヒメウラナミジャノメ:
 小さいジャノメチョウの仲間。ポピー畑のそこここに、花の間を縫うように飛んでいました。Photo_4

ヒメウラナミジャノメ:
 翅を広げたときの大きさは約3.5~4cmで、モンシロチョウより少し小さいジャノメチョウの仲間。草の上をフワフワと飛ぶ、目玉模様のある薄茶色のチョウで、後翅裏面の目玉模様は、通常5個。
 草原や林の周辺でよく見られる。いろいろな花で吸蜜する。出現時期は4~9月、分布は日本各地。
 なお幼虫の食草は、チジミザサ、ススキなど、イネ科植物各種。

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2011年5月27日 (金)

オオヨシキリ

 図書館近くの小さい遊水池のヨシ原で、オオヨシキリが一羽、例のごとく大声をはりあげて鳴いていました。ギョギョシ、ギョギョシ、と本当に仰々しいですね。2011524r0012749trmccjpg_2

2011524r0012749trmccjpg_3

 
 ”コンデジ”しか無かったので、デジタルズームで目一杯の、ピンぼけ風画像はやむなしですが、体の大きさの割にはあまりの大声で、喉から血が出るかと思うほど、真っ赤な口の中がよくわかりました。2011524r0012749trmccjpg

Photo

 ヨシが茂った大きな遊水池で、鯉釣りをしているおじさん達は、一日中、背中から大声で鳴かれて、うるさくてかなわねェ、とぼやいていましたが。
 天候不安定で、梅雨入りも間近な初夏ですね。

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2011年5月26日 (木)

クロイトトンボとアジアイトトンボ

 30℃の真夏日になった後は雨降りで肌寒く、忘れた頃に余震もあったりの昨今です。
中旬の先日、曇天で今にも降りそうな午前中、クロイトトンボに出会いました。以前にも姿は目にしていましたが写真には撮れずでしたので、今回はしっかり見てきました。
 アジアイトトンボも一緒に飛んでいました。こちらはすでに数回ブログ登場済みです。

 
クロイトトンボ:
 クロイトトンボ♀図解(写真はクリックで拡大します)R0012466

Photo

 
 クロイトトンボ♂R0012482

Photo_2

 
アジアイトトンボ:
 比較のため、一緒に飛んでいたアジアイトトンボの♂と♀再掲Photo_3

 両者のオスは、腹節の青色の位置と数で区别できます。また、まだ見ていませんが、ここにアオモンイトトンボが加わると、ややこしくなるのですが・・・

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2011年5月25日 (水)

ディンティ・ベス(薔薇)

 去る5/20、今シーズン最初に開花した一輪です。
 まだ”昔の郵便局”だった頃、郵便配達の年配のおじさんが、いい花だ、と言ってくれた一重咲きの薔薇、ディンティ・ベス。520r0012582trmcc

 放任すると枝はまっすぐに伸びて3~5mの立ち姿になり、見上げるように咲くので、少し仕立てが必要です。
 園芸書によれば、株元から出る太い芽(べイサルシュー卜と言う)を、そのままにしておくとたくさんの花がほうき状について樹を弱らせるので、50cmほど伸びたら先端10cmを切り取り、わき芽が再び伸びてきたら同様に折り取ること、これを秋まで繰り返すようにすると良い、とのことですが、なかなかできませんね。

 淡いピンクの大きな花弁と、雄しべの(柄の)赤紫のコントラストがきれいです。珍しいのだそうです。R0012640

 
 日が経つに連れて、花のピンク色が薄れてきますが、爽やかな風情の一重咲きです。521r0012617trmcc

 
 そして、お定まりの害虫どもの襲来です。気がついたときにはこの有様。
 一両日中の犯行です。推定犯人はいるのですが、現行犯逮捕は困難で、やりたい放題。
 大きくなった蕾も殆んど被害に遭いましたので、しばらく次の開花はなさそうです。
 おもいっきり殺虫剤を散布すれば、無差別殺虫になり、無罪・無害・有益なものもいなくなるし・・・と、手をこまねいているとこの有様です。R0012607

Photo

 まあしかし、これで平和のバランスが保たれているのが自然なら、仕方ありません。

 
ディンティ・ベス(Dainty Bess)
 ・系統:Hybrid Teas
 ・ 特徴:イギリスの一重咲の名花。オシベの(柄の)赤紫色と花弁の淡ピンクのコントラストがきれい
 ・花の色:黄色がかった淡桃色(Shell-Pink)~淡桃色(Light Pink)
 ・香り:微香(only slight)~Mild spicy
 ・作出者/国/年度:Wm. E.B. & Daughter Archer、England、1925
 ・性質:病害抵抗性はあまりよくないが通常の管理で大丈夫
 http://www.rose-roses.com/rosepages/hybridteas/DaintyBess.html

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2011年5月24日 (火)

カクテル(薔薇)

 去る5/21、一重咲きのバラ、カクテルが一輪開花しました。昨年おもい切り、切り詰めたので、今年は極めて貧弱です。丈夫な品種なので、放任しても大丈夫ですが、狭い庭では切り詰めざるを得なくて・・・

 開花した時には赤色の花の中心部は黄色ですが、521r0012615

 
 翌日には黄色部分は白くなります。520r0012583

 この一重のツルバラは、バラ園など大型の施設などで、大型のトレリスに這わせて仕立てられたものなどは、実に見ごたえがあります。
 この花がワーッと咲くと、とにかく賑やかです。当方は・・・・さびしい、です。

 晴れ上がった日中には色々な昆虫がやってきます。たまたまやってきたのは大きさ1cm以下の小さなハチ。R0012620

 
 名前はわかりません。熱心に花粉を食べている様子でした。R0012635

 どんな味なのでしょうか。

 
カクテル(Cocktail )
 ・分類:フロリバンダ、つる性(Floribunda, Shrub)
 ・作出:Francis Meilland(フランス, 1957)
 ・花:赤色で、中心が黄色。黄色は翌日には白くなるため、底白の花にも見える。
 ・特徴:花は丸弁の一重咲きで、径6~8cm、花弁は5枚(4~8枚)、10~20輪の房咲き。
  四季咲き。トレリスに這わせて仕立てると、葉が見えなくなるほど全面花で覆われるようになり、見栄えする
 ・香り:微香(Mild, spice fragrance)
 http://www.helpmefind.com/rose/l.php?l=2.1242

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2011年5月23日 (月)

オヤブジラミ(雄藪虱)

 どうでもいい目立たない雑草ですが、クロハネシロヒゲナガが花の蜜を求めてやってきていたので記録のため項を改めてUPしました。

オヤブジラミ(雄藪虱)(セリ科ヤブジラミ属):
 ヤブジラミとよく似ていて、野原や道端などしばしば同じ環境に混生している2年草の、オヤブジラミです。
 堤防では、クロハネシロヒゲナガの飛んでいたネズミ麦などの茂みの中に生えていました。(再掲)5131

 またそれ以外の荒地などにも、この時期よく見かけます。

 
 セリ科植物に多く見られる複散形花序の先に、白い小さな花をたくさん付けますが、ヤブジラミとの違いは(オヤブジラミの方が)、花弁の縁が赤い、花期がヤブジラミの6~7月に対して1月ほど早い5~6月、R0012317_2

R0012487

 
 また果実が赤紫色を帯びる、などです。R0012487_2

 またオヤブジラミは花柄が3出してから、さらに5~8に分岐しますが、ヤブジラミは最初から、一度に5~8に分岐します。
 なお、実にはカギ爪状の硬い刺毛がたくさん生えていて、“ヒッツキモチ”になって、シラミのように服などにつくことから、この名がつけられたということです。
 この時期、近くで目にするのはほとんどこのオヤブジラミばかりで、ヤブジラミは見かけません。少し後になるなら、たぶん雑草刈り取り作業でいっせいに駆られて見られないでしょうか。

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2011年5月22日 (日)

サイエンスカフェ(2011.5.20)

 5/20、諸般の都合などでしばらく不参加が続いていたサイエンスカフェ  (http://www.fuzambo-intl.com/?main_page=page&id=1)に久しぶりに参加しました。

 今回の話題はまさに現在、注目の的のテーマ。時間が足りないのが残念でしたが、現地の人々のご苦労を含め、私なりに色々な認識を深めることができました。

110520

 なお、当日第51回目として、お二人のゲストからお話いただいたパワーポイントの資料は、後日ホームページ(上記URL)上にリストされているサイエンスカフェ・バックナンバー(現在50回まで)で閲覧できるようになるということです。

 楽しみにしているデザート:
 Nec_0305
 (今回はコメントなし、としました。福島県の銘菓だそうです)。

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2011年5月21日 (土)

ノイバラ(別名ハナイバラ)とミツバチ

 だいぶ前のことですが、生活道路と付随の排水路改修工事が行なわれたときにも、刈り取られないで残された自生のノイバラが、金網フェンスに絡んで成長して、主幹は数mにもわたって、藤にも負けないくらい太く大きな枝を伸ばしています。
 通りがかりにうかがったところ、ご近所の方が剪定などの管理をされているという事で、どおりで自然放置状態ではありません。
今月中旬には葉が隠れるほどたくさんの白い花をつけていました。
 そばに寄ってみると、大きな棘は全くありません。葉柄には小さな棘がびっしりあって、ザラザラ、少しチクチクする程度です。R0012541

 
 花が痛まないで綺麗な期間は1週間くらいしかありませんが、最盛期には白い花弁に黄色の雄しべが鮮やかです。R0012523

 
 花の周りにミツバチがたくさん飛んでいました。後脚にある花粉籠にもたくさんの花粉が集められていました。R0012535

 
 まさに働き時なのでした。R0012532

 
ノイバラ:
 ノイバラ(野茨)は、バラ科の落葉性のつる性低木で、日本のノバラの代表的な種。日本各地の野原や草原、道端などに自生する。刈り込まれてもよく萌芽し、雑草的な性格が強いが、赤色の大きく鋭い棘が多いので市街地では嫌がられる。また刈り入れされても根本から萌芽し、根絶は難しい。
 高さは2mぐらいになる。葉は奇数羽状複葉で、小葉数は7-9、長さは10cmほど。小葉は楕円形、細かい鋸歯があり、表面に艶がない。
 花期は5~6月。枝の端に白色(または淡紅色)の花を散房状につける。個々の花は白色5弁花で花径は2cm程度。雄しべは黄色で、花には香りがある。秋に赤い球形の実がなる。
 なお、山野に自生するもので、棘のないものもみられる。

また、万葉集や、詩歌、文芸作品の中では、このノイバラはハナイバラと呼ばれている。
 さらに、トゲナシノイバラという名前で流通しているものがあるが、名前のとおり、棘のないノイバラで、品種改良された園芸品種であることが多い。

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2011年5月20日 (金)

ジュリア(薔薇)

 茶色系のバラの代表花といわれるジュリアが咲きました。殺虫剤の散布をひかえていたため、案の定、アブラムシがいっぱいくっついています。
 切花にしてから使い古した歯ブラシでこすり落とし、シャワーで洗い流し、さらに殺虫剤スプレーを噴霧してから家の中に入って花瓶にさして置きました。

 しばらく後に、花瓶のまわりになんとアブラムシが点々と落ちていました。多分花弁の奥の方まで入って残っていたものが落ちてきたのだと思います。
 台所で、もう一度全体を洗ってからは大丈夫でした。窓際で記念撮影。大人好みのシックな茶色です。
 (撮影2011.5.19)      (画像はクリックで拡大します)
2011519r0012543

 
翌日:花色は変化していきます。R0012557

R0012559

 
4日後:522r0012676

 肥料やりなどちゃんとしていないため、栄養不足で小ぶりな花です。マ、いいか。

《ジュリア》:
 ・系統:HT ハイブリッドティー、四季咲き。
 ・花の形:半剣弁咲き、中輪。
 ・花の色:茶色系のバラの代表的な色。
 ・香り:微香。
 ・作出年:1976年、Wisbech Plant Co.Ltd(イギリス)

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2011年5月19日 (木)

ツマグロヒョウモン(♀)、カラスアゲハ、ベニシジミ、そしてクジャクサボテン(さくら姫)

 ご近所のお庭で、ツツジやシャクナゲ、バラなどの花木、またパンジー、クレマチス等々の花卉の花がとてもきれいに咲いています。そのため、この頃は、アオスジアゲハ、クロアゲハ、ナミアゲハ、また定番のツマグロヒョウモンなどの通り道になっていて、玄関先に出ると、自宅の前だけは”素通り”していくのを良く見かけます。

 
ツマグロヒョウモン(♀):
 外出から帰宅したときに、玄関先から飛び立ったのはきれいな翅のツマグロヒョウモンの♀でした。ヒラヒラと舞い上がり、隣家の玄関先に一度とまってから、Blg2011513p5130020cc
 すぐに飛び立って行きました。:

 
カラスアゲハクロアゲハ
 時々頭の上をかすめていくカラスアゲハクロアゲハでした。見上げた位置で目にとまる裏翅の”あでやかな”黒光り。その中にある赤色の紋様は(写真に取れませんが)紛れもなくカラスアゲハクロアゲハです。
 お向かいのオオムラサキ(ツツジ)に立ち寄って吸蜜している姿を何とかキャッチ。翅を開いた姿は撮らしてくれません。Photo

 
 アオスジアゲハは、何処の庭にもめぼしいものがないな、と高いところから偵察飛行をして通過していきます。
 いずれ農道にヤブガラシなど蔓延るようになれば、訪花、吸蜜していますのでシャッターチャンスもあるのですが。

 
ベニシジミ:
 草原にも道端にも、そして街中にも、ハクセキレイ、嫌われ者のムクドリ、そして雀などが子育て準備、あるいはすでに子育て中とあって、いっぱい飛び交っています。
 ヒラヒラ飛ぶチョウを追いかけて空中キャッチするのはハクセキレイ、草むらに降りて虫を探す雀、草むらから大きなイモムシを引きずりだして振り回しているムクドリ。
 普通に目にする季節です。ですから、このベニシジミも、その難をくぐり抜けてきたのでしょう。鱗粉もすっかり落ちて。
 草にとまって長い間じっとしていました。なんのこれしき。まだまだ頑張らなくてはね。Photo_2

 
 関係ない記事ですが、
クジャクサボテン(さくら姫):
 ここ数年間、株が弱って全く開花する様子がなく、何とか枯れないだけで維持してきたクジャクサボテンの”さくら姫”が開花しました。
 昨年秋に”マニュアル”に従って株の更新、植え替えなどして、冬の間は室内に取り込んで”面倒を見た”のが良かったのかも知れません。度重なる引越しにも耐えて、ともにやってきた”古い友だち”なのです。R0012455

 その一方、ほったらかしでも鮮やかな赤色の花がたくさん咲くというので、”定住”してから買った品種の数鉢は、確かに全く放置でも(冬季も屋外で、弱りますが枯れません)、季節になればよく花を付けていたのに、今シーズンは蕾なしです。
 やはり、少しは面倒みないといけません。

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2011年5月18日 (水)

クロハネシロヒゲナガ、産卵行動と、吸蜜植物の観察

 通行のじゃまになるネズミ麦などの雑草が伸びた堤防すじで、クロハネシロヒゲナガの産卵行動と、訪花・吸蜜行動を偶然、観察することができました。
特別の関心や興味を持っているわけではありませんが、偶然のこととは言え、雑草刈り取り作業が行われる前に観察できてよかったと思います。
 産卵行動を観察したのは初めてです。また以前にタンポポで吸蜜しているところを観察しましたが、今回オニノゲシで、そして同じところに生えているオヤブジラミの花で吸蜜しているのも観察しました。

 これまでの観察記録の中に、「クロハネシロヒゲナガの雄成虫は午前中に飛翔活性が高く、正午前くらいから、雌雄ともにオヘビイチゴなど、特定の花を好んで訪花・吸蜜することが分かった」、という文献情報がありましたが、今回はあらためて、これまでとは別の花の蜜も吸うという事実を記録したものです。

 観察した日は風がなく、比較的温かい薄曇りの、昼前という状況下でした。

1)産卵行動:
 ネズミ麦の茎に産卵行動をとっていた2匹の個体。(通常は、近寄るとすぐに逃げるのに、珍しく逃げなかったから写真に撮れたのでした。
 少し距離があり、観察時はそれとわからなかったのですが、あとで写真を見ると、腹部先端をまげて茎に押し付け、産卵行動を行っていたものとわかりました。)2011513

 
2)訪花、吸蜜行動:
 ネズミ麦の茂みの中に生えているオニノゲシ(葉の棘は固くて触ると痛い)の花で巻いていた口吻を長く伸ばして吸蜜していた♂です。
 こういう時は近寄ってもなかなか逃げません。513s

 
 同じ草むらで、ところどころに生えているオヤブジラミの小さな花で、雌雄のクロハネシロヒゲナガが仲良く吸蜜をしていました。
 見た目にはとても魅力的には思えませんが、蓼食う虫も好き好き、なのでしょうか。513

 
 ヒゲの長いのが♂、短いのが♀です。Photo

 
 直接関係ありませんが、こちらもほんとうに偶然、日中自宅の庭で、アジサイの葉に1匹のクロハネシロヒゲナガのメスがとまっているのを見つけました。
 このような環境に居るとは全く予想だにしなかったのですが・・・・
 あわてて写真を、と焦ったせいもあってピンぼけ写真3枚撮れたところですぐに飛び去りました。
 その後は全く見かけません。どこでどのような生活をしているのやら。
 こんなことははじめてで、またおそらく最後だろうと思うのですが。
 詳細不明の小さな蛾です。(撮影2011.5.14)Blg2011514

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2011年5月17日 (火)

アジアイトトンボ

 図書館に行く時、遠回りになりますが、夏は草ぼうぼうになる”裏道に”、雑草の茂みがあります。トンボの生息環境としては良い環境です。これから夏にかけて色々なトンボが見られるようになります。
 この草むらに、4月下旬からイトトンボが飛んでいました。
先日、この遠回り道を通った際に、時間つぶしして、目についたイトトンボを撮ってきました。
 何種類かいたのですが、撮れたのはアジアイトトンボの雌・雄だけです。

 なお、アオモンイトトンボとアジアイトトンボは雌雄ともに外観が大変良く似ていて、その場で見ただけでは区别できませんが、あとで写真を見て、(アオモンイトトンボの♂は腹部の第8腹節が青いのに対し)、アジアイトトンボは第9腹節が青い、ということから、アジアイトトンボと判断しました。

 
アジアイトトンボ♂の個体1:
 ”豊かな自然環境”で発生したのに、長く伸びた腹部が、何故か第6と7節のところで横に「くの字」に曲がったしまったオスが最初に目に止まりました。こんなことがあるのですね。1

 
 2匹目の個体はきれいな姿の♂でした。2

 
 同じ草むらに飛び交っていた、やや色は薄い橙色のメスの個体1です。同じところにいたので単純にアジアイトトンボ、としました。Photo

 
 そして次に見つけたのは、先程のメスより色の濃い個体。若いメスは橙色が濃いそうですから、まだ若いメスなのでしょう。
 何か咥えているようで、肉眼でははっきりしなかったのですが、写真を拡大してみたら、ハナアブを捕獲していたようです。それで、しばらくじっとしていたのでした。21_2

 
 近寄りすぎて逃げられましたが、追っかけで、近くの別の草に止まったところを再び”慎重に”接近。
 一度、来るな!と翅を広げ、腹節の先をうえに反らせて睨まれましたので、そこでストップ。あとはズーミングで。22

 喰うもの、喰われるもの、そしてまた、これら小型のイトトンボは、大型のイトトンボに捕食されているのを見たことがあります。それが自然なのですね。

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2011年5月16日 (月)

シャシャンボの花にクマバチ

 庭木用に栽培されている常緑低木のシャシャンボの花に、クマバチがたくさん訪れていました。
 シャシャンボは5月から7月にかけて白色、壺状の花を房状に多数付け、秋に黒く熟して甘酸っぱくておいしい果実が稔るので、”常緑のブルーベリー”と呼ばれて人気の庭木です。

 ところで、クマバチです。後脚の花粉籠にくっつくはずの花粉団子は全くありません。R0012125

 
 それもそのはず、シャシャンボの花は形が壺状でデッカイ頭は入れようがなく、奥に蜜がある花ではやむなく“ツボ”の横っ腹にずぶりと口を挿し込んで吸うしかないのです。R0012128trmjpg

R0012133

 
 ズブ、ズブッR0012137

 
 花には大きな刺し傷跡が残ります。R0012136

 花粉を運んで受粉の媒介をする、そのご褒美に蜜をもらう、というのが昆虫の世界の仁義です。しかし頭が入らない形の花の場合は、仁義は果たせず、それで“盗蜜”していると非難されるのです。

 藤の花やコスモスなどに訪れたときは、毛むくじゃらの体全体が黄色くなるほど多量の花粉媒介の働きを果たしているので、見逃してやらなければなりませんかね。

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2011年5月15日 (日)

アマガエル、カナヘビ、ブルームーン(薔薇)

アマガエル
 おはようございます。猫額庭の住人のアマガエルです。
 朝方、カラーの葉っぱの上で、ひげ剃りも歯磨きも、着替えもしないで、ただ普通に身支度を整えていたところです。2011514r0012386

 
 一昨日夜にはかなり強い雨が降りました。
 朝方にはあがって、昼前には気温も上がり、横っちょでヒマしているカナヘビや私どもには快適な環境になりました。
 多分ナメクジも、隠れていますが、そう思っているでしょう。これから皆んなでがんばります。(→ホドホドにして下さいね)R0011170

 
ここからニンゲン
●ブルームーン(薔薇):
 ろくに面倒も見ていないのに、開きはじめたところに大雨が降ったので、花傷みを心配していたブルームーンが、翌日の午後には何とかみられる花になって、ダマスクの香りを漂わせるようになりました。R0012446
 
 少し開きすぎてしまいましたが、切花にして花瓶に。
 しばらく室内でダマスクを楽しめます。
 花粉症のマスクもとれそうなこの頃です。
 http://www.helpmefind.com/rose/l.php?l=2.757

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2011年5月14日 (土)

ムナグロ(旅鳥)

 田植えが終わって苗が根付き、少し伸び始めたこの時期になると、毎年決まって旅鳥のムナグロの群れが前後しながら通過していきます。ただ、当地にやってくるのは小さな群れで多くても20羽前後。

 昨日、気温は上がりましたが曇り空で蒸し暑くなった日中、田んぼ道に行ってみると、ムナグロが来ていました。
 ムナグロは雌雄同色です。顔から胸そして腹にかけて真っ黒で、目がどこにあるのか分かりません。
 顔がそれほど黒くなく、全体に体色の薄いのは子供たちです。

 
 思いおもいに水田の中を歩きまわって、見つけた餌をついばんでいたり、2011513p5130005_4

2011513p5130005_5

2011513p5130005_6

 
 または、なんとなく農道やあぜ道に佇んで休んでいるという風情です。2011513p5130005_3

2011513p5130005

 ムナグロが通りすぎていくと、初夏が間近という気分にはなりますが、しかし、このところ気温の日間変動が極端で、快適な5月という感じはなかなか得られません。
 旅の途中の鳥たちは何を感じながら通りすぎていくのでしょうか。

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2011年5月13日 (金)

バラの葉裏の自然小劇場

 バラのシーズンになると必ずやって来る害虫たち。忍者もどきで、なかなか素人の手におえません。晴れた日には小さな、名前も知らない虫がたくさん飛び回っています。どこからやってきて何をしているのか分かりません。
 5枚葉の表面が全部まだらに変色した新梢がありました。ある日、何気なくその葉を持ち上げて裏側をのぞいてみると、几帳面に産み付けられた卵がありました。
 直径1mmほど、ルーペで見ると、なかにイモムシ風の幼虫が丸まって入っていました。
 シャクトリ虫の仲間のようです。
 (たぶんヨトウガの卵*と思われます。)201154r0011925

* http://www.jppn.ne.jp/osaka/color/yoto/yoto_l.pdf 

 写真を撮ってから数えてみると112個ありました。(今さらのようですが暇人っ!)。殺虫剤スプレーを、ビシャビシャになるほどかけておきました。

 それから5日後、まためくってみると、なんとシャクトリムシさまのご誕生でした。(孵化したヨトウムシの若齢幼虫のようです。)
 あの卵のカプセルは殺虫剤液には完璧なバリヤー性能を有しているのです。正直、驚き、また感心しました。
 そしてその傍に、多分クサカゲロウの若齢のお子様だと思うのですが(写真が小さすぎてよく分かりません)、まだ居残り組の卵をはがしてノコギリクワガタのような形の大顎で噛みついていました。201159r0012217trm

 
 どうかと思う動画です。その後この葉は切り取って生ごみに。(なお、数mmの虫どもの小さな世界ですので、フルスクリーンモードでご覧ください。動画面の最下段、右端の”フルスクリーンモードボタン”をクリックすれば切り替わります。なお元の画面サイズに戻る際は、パソコン・キーボードの「Esc」キーを押して下さい)
 喰うもの、喰われるもの、自然の営みのワンシーンです。(卵から1匹這い出してくるのがいましたが気づかれましたか? )

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2011年5月12日 (木)

2011/4 庭で最初のツマグロヒョウモン羽化

 去る4月11日記事のように、この春はじめて我が家で見つけた2匹のツマグロヒョウモンの幼虫のうち1匹が、長い時間かかって無事に羽化し、5月の空に飛び立って行きました。
 なお、もう一匹の幼虫は、庭を這い回っていたのですがその後、旅に出たらしく消息不明になりました。

 
 4月16日(1日目)朝方、植木鉢のムクゲの枝にのぼって逆さまにぶら下がり、前蛹になっているのを見つけました。そして当日夜には蛹になっていました。20114161

 
 4月26日〈10日目)5対、10個の金ボタンが綺麗に輝く蛹。過去の観察経験では、蛹化してから通常8~11日後に羽化していましたので(ただし秋期)、もう羽化間近と期待していたのですが、変化しませんでした。
 翌27日(11日目〉、今日は羽化するのでは、と待ちましたが変化なし。蛹に触れると、威嚇するかのように、ピンピンと大きく体を振りますので、問題なさそうだったのですが・・・4261042711

 
 その後しばらくあいだが開いて、5月3日(17日目)、蛹に触れても反応しなくなっていました。過去にも羽化しなかった例はあって、途中で死んだものや、中には、寄生昆虫に侵されて、蛹の中に白い幼虫がいたものもありました。
 今回も、どちらかのケースの可能性があるな、と羽化の期待は諦めました。

 5月9日(20日目)、枝ごと切り取り、とりあえず虫かごに収容しました。寄生昆虫に侵されているなら、やがてその寄生主の成虫が蛹から出てきて観察できるだろうと玄関先に置いておきました。53175620_2

 
 5月12日(23日目)、予期しなかった羽化です。
正午過ぎ、外出しようと玄関に出ると、バサバサという音がします。振り向くと虫かごの中にチョウが!
 全く思ってもみなかったことでしたが、ツマグロヒョウモンのオス(蛹の色が薄かったので、はじめから♂だろうと思っていたのです)が、無事誕生していたのです。201159231135r0012227trm1

 
 蛹から抜けだしてから、かごの蓋の網目にぶら下がって、赤い体液を大量に排出したらしく、流れだしたものがべっとり蓋の縁に付いていました。その後も中で動き回りながら数回少量排出の跡がありました。5923_2

 この状況から、当日の朝、羽化したものと思われます。そして昼過ぎまでにはすっかり体が出来上がって、外に出ようとバタバタしていたのです。
 記念写真を撮ってからフタを開けると、ビュッという感じで飛び立って行きました。

 後ほどあらためて少し調べてみると、11月になって、もう羽化はダメと諦めていた室内飼育の蛹が22日かかって羽化した、という報告などもあり、今回はそれを1日上回っていますが、ともかく良かった、と安堵しました。

 
 羽化については、過去に何度も記録を掲載しました。今回のものではありませんが、参考までにVimeoにアップロードした動画を再掲しました。

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2011年5月11日 (水)

アジアイトトンボの羽化(その4)

 5月になって、今度は白メダカ水槽で、R0011732

 
 再びアジアイトトンボが孵化しているのに気が付きました。
5月2日の正午過ぎ、水槽に沈めてあるナガバオモダカの鉢植え株に、体色がしっかり発現しているイトトンボがとまっていたのです。5021208r0011890

 
 ただ、またもや、翅が途中で噛み切られたように損傷していました。羽化してまだ動けないでいる時に災難にあったのだと思われます。52

 
 近寄ると警戒して、つかまっている茎のまわりをぐるぐる動くのですが、飛べないので水面上のこの場所から移動できません。
 やむを得ず別の植木鉢につかまらせておきました。
 
 水槽をのぞくと、まだ一匹ヤゴがいるのがわかりました。すぐに隠れてしまいましたが。521210r0011894

 
 とまっていた茎の下部に残っていた抜け殻です。大きさは以前の記事のものと同じでした。Photo

 羽を損傷したトンボは数日後には姿が見えなくなりました。自然の水辺の草むらと異なり、無防備の環境ですから、飛び立つまでの間に起こるリスクは仕方ないのでしょうか。
 (家の中には、”極楽蜻蛉”が1匹、住みついているのですがねえ・・・)

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2011年5月10日 (火)

アジアイトトンボの羽化(その3)

 前日、(たぶん)羽化予定だったのに、邪魔されて、その後の悪天候で、予定変更で水中に戻ったアジアイトトンボのヤゴ
 朝10時過ぎ、玄関先のメダカ水槽をのぞくと、やはり、いました。今日こそ羽化でしょう。観察開始。

(撮影am10:26)4241026r0011706

 
 観察開始10分後の、10:36、薄くなってきたヤゴの背中部分が割れて、ポンという感じで頭が飛び出しました。それから数十秒でスルスルと体が抜けてきましたが、その途中から完全に抜け出すには少し時間がかかり、全身が抜け出たのは10分後の10:46でした。
 (背中が割れてポンと頭が飛び出し、体が抜けだしていく、はじめの3分間ほどは動画を撮りましたが、酷いピンぼけです。どうかと思いましたが最後に載せました。)

 次の写真は、羽化の経過を静止画像で記録したものです。(画像はクリックで拡大します)20114241027

 羽化が始まって約40分後には、翅が殆んど伸びきりましたが、尻尾の方はまだまだです。(翅より大分長く伸びていきます)。

 ここまで見てから5分ほど家に入って、再び出て見ると、その間に”事故”が起きていました。
 原因はわかりませんが、水槽の水面に落ちて、水面にベタッと貼りついた状態になっていました。
 あわてて拾いあげて、別の鉢の葉上で乾かそうと載せてみると、翅はのりで貼ったようにくっついて、一部団子状になり、尻尾は長くなっていましたがくの字に折れ曲がっていました。
 落下した水中には、水面に落ちてくるものにすぐ飛びつくメダカがいます。十分大きいトンボまで、餌と思って突っつくかどうかわ分かりませんが。1112r0011751

 
 ともかくそのまま放置しておくしかありませんでした。そして昼食後、のぞいてみると当然ながらそのままでしたが、全身の体色が変わっていたのです。(pm12:35)
4241235r0011756
 
 翅はくっついたまま乾いていましたので、破れないよう慎重にはがして、尻尾の曲がりはどうにもならないでそのままに。

 
 そして、翌日、体の色はさらにはっきりして、アジアイトトンボの特徴になり、また結構元気で、素早く歩きまわることが出来、羽ばたくこともできましたが、もちろん飛べません。4251212r0011766

 3日目も、鉢植えの植物上にいたのは確かですが、その後、姿は見えなくなりました。庭にはたくさんのカナヘビもいるし、スズメも飛んでくるし、残念ながら飛べないトンボが生き延びるのは難しいでしょう。

 
 〈羽化初期の動画〉

 付記:
 素人判断でアジアイトトンボ、としましたが、専門家のお話では、(雌雄ともに)アジアイトトンボと外観そっくりのアオモンイトトンボは、写真だけでは判別困難で、生殖器の形状を観ないとわからないのだそうです。ですから、勝手にアジアイトトンボといたしました。

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2011年5月 9日 (月)

アジアイトトンボの羽化(その2)(屋外メダカ水槽にいるヤゴの挙動)

 (4/22)2匹のアジアイトトンボが羽化したメダカ水槽で、翌日(4/23)午前9時半頃、今度は、やはりナガバオモダカで、鉢植えにして水槽に入れてある株の茶色に枯れた茎に、ヤゴが一匹、登っているのを見つけました。
 今度の場合は完全な保護色環境で、眼をこらさないとはっきりしないほどでした。そしてすぐ傍に抜け殻もあるのに気が付きました。
 この抜け殻は、4月中旬に、ベージュ色の小さなトンボがヒラヒラ飛び上がって行ったのを目撃した、あの時の個体のものだったのかもしれません。
 (撮影2011.4.23,午前10:29)231029r0011684

 
 コンテナ水槽をそっと回りこんで近寄ると、とても敏感ですね、なんとそのままポチャン、という感じで仰向けになって水面に落ちました。
 (撮影10:34)1034img_5487

 
 そしてすぐに鉢のまわりを辿り、やがてアオミドロの生えた”茂み”の中に姿を隠しました。この際、(写真では不鮮明ですが)ヤゴの尻尾の先が3つに分かれている(3枚の鰓(エラ)がある)のがわかりました。
 (撮影10:41)1041

 
 そしてお昼前、水槽をのぞいてみると、今度は別のナガバオモダカの葉の先端付近に再び登っているのが見つかりました。
 (撮影11:55)231155r0011686

 この頃から雨になり、やがて風が出て横殴りの雨に変わり、玄関ドアもびしょ濡れになるほどの悪天候になりました。

 夕刻(17時近く)になっておさまりましたので、どうしたかなと、のぞいてみると、なんとお昼前に登っていた葉の下の方、水面近くに下りていて、羽化はしていなかったのです。
 そして、午前中同様に、カメラを持って近づくと、ポチャン、と”死んだふり”で水面に落ち、鉢と水槽壁の間に生えているアオミドロの中に潜って行きました。
 この時には、尻尾先端の3枚の鰓がかなり明瞭に観察できました。
 (撮影16:58)23165517002

 トンボのヤゴが、こんなにも水から出たり、また戻ったりするとは思いもよりませんでした。羽化から飛び立つまでの間は動けないため、一番外敵からの危険にさらされるステージで、安全を考慮すれば、朝、早めに羽化して、気温(体温も)が上がる午前中には飛びたつことが必要でしょう。
 そうなら、午後から、ましてや夕方の羽化はしないのでしょうね。
 思うに、朝、せっかく羽化しようと水中から出たところに、暇な人間の邪魔が入って、この日は予定変更せざるを得なかったのでしょうか。
 明日は羽化するでしょうか。

付記:
 ピンぼけの酷い画像ですが、ヤゴが泳ぐ様子を撮影しました。

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2011年5月 8日 (日)

アジアイトトンボの羽化(その1)(屋外メダカ水槽から)

 4月中旬、玄関先のメダカ水槽から、ベージュ色の小さなトンボがヒラヒラと舞い上がり屋根の上に消えて行くのを偶然目撃しました。
 その後の4/22、お昼前のこと、メダカに”お昼ごはん”をやろうと、かがみ込むと、この前目にしたのと同じベージュ色の小型のイトトンボが、水槽に生えたナガバオモダカの茎にとまっているのを見つけました。4221123r0011618

 
 すぐ傍に抜け殻がありますから、今朝、ここで羽化した個体です。それにしてもこれまで見かけない”顔”です。

 とりあえずこの個体を撮ってから家の中に戻り、10分くらい経ってからまた出てみると、近くから別の個体がヒラヒラ飛んで、駐車場のポリカーボネー屋根の内側にぶつかり、結局その支柱にぶら下がってとまりました。
 2匹目がいたのです。そこで水槽を見ると、やはり別の株の茎に、抜け殻がありました。こちらには全く気が付きませんでした。Photo

 
 それからまた15分くらい経って、最初に見つけた個体の様子を撮ろうとカメラを近づけると、嫌がって逃げるように位置を変えていましたが、11440011649

 
 ほどなく、俊敏な飛び方ではなく、こちらもカゲロウが飛ぶような感じでヒラヒラと舞い上がり、玄関先のライラックまで飛んで行き、葉の上で休んでいました。3r

 
 その後しばらくして姿は見えなくなりました。
 参考までに抜け殻を撮っておこうと、あらためてメダカ水槽を覗いてみたとき、偶然、別のトンボのヤゴが泥をかぶったまま浮いてきたのを見つけました。Photo_2

 メダカ水槽には色々なトンボが住み着いている様子です。
 上の写真ではわかりませんが、このイトトンボのヤゴ(尾端のエラを含む大きさは17mm)尾端に三枚の鰓が付いている特徴的な形態をしています。これは翌日観察、確認することができました。(→続報)
 また、この時点では、このベージュ色のイトトンボが何者かわからなかったのですが、翌々日、アジアイトトンボであることがわかりました。
 羽化して間もない時には、ベージュ色で体色が現れず、時間が経って素早く飛翔出来るようになった時には、固有のきれいな色になっているということを知りました。

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2011年5月 7日 (土)

サンショウ(山椒)

 サンショウ(山椒)は雌雄異株で、我が家の狭い庭にあるサンショウには実が成りませんから雄株です。
 新葉を展開し終わった4月下旬に花が咲きました。花の期間はごく短いものです。雄花の径は約5mm。花びらは緑色でほとんど目立たず(→ない、と言っても良い)、目立っているのは萼です。
 雄しべは5~6本。雄しべ先端の葯がはじけると花粉が飛び出してきます。黄色い花粉は米粒のような形をしています。(なお雌しべは退化して見えません。)

 山椒の雄花と花粉1

 雌株も周囲に雄株がないと実をつけませんが、雌株にできる果実は直径5mmほどで、10月頃に赤褐色に熟し、果皮が割れて中から光沢のある黒い種子がのぞきます。
 種子は香辛料などに利用されます。

 
 花としては貧弱なものと思うのですが、山椒の花にもハチがやって来ました。ミツバチよりも小さなハチで、ヒメハナバチの仲間かと思うのですが定かではありません。
 午前中やってきたハチには、まだ体に花粉が付着していませんでしたが(写真左上)、午後からやってきたハチは後肢に大きな花粉団子をくっつけていました。

 ヒメハナバチの仲間Photo_2

 
 サンショウの若葉は「木の芽」と呼ばれ、佃煮にしておくと保存もできます。今頃、晴れた日にはサンショウにアゲハがやってきています。
 毎シーズン、気がつくと大きくなったアゲハの幼虫に驚かされますが、今年は若葉を丸坊主にされる前に、少しだけ佃煮にしてみました。
 出来上がりは哀しいほど少なくなりますが、しばらくは楽しめます。Photo_3

 「山椒は小粒でもぴりりと辛い」 好きなことわざです。

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2011年5月 6日 (金)

荒れ模様の1日

 暦の上では、今日が立夏。ホントですか、というようなここ数日です。日の出が4時台と、とても早くなっている事だけは確かです。

 さて、5月1日、東日本大震災以来はじめて、所用のためマイカーで出かけてきました。そして北陸道、上信越道、関越自動車道と、片道400km少々を走ってきました。
 当日は悪天候で強風が吹き荒れ、一部区間では時速50kmの速度規制もありました。

 今春、北アルプスでは4月になっても降雪が多く、一部で田植えも始まった水田の向こうには、残雪の多い寒々とした山並みが見える鈍色の光景がありました。
 剣岳山頂は雲の中。R0011873

R0011872

R0011877

 
 上信越自動車道、新井PAから見えた妙高山系。ここでも車から出ると首をすくめるような肌寒さ。R0011881

R0011878

 真っ白い花をつけたユキヤナギの生垣も画面に暗く沈んでしまい、天気は一向に回復の兆しがありませんでした。夕刻帰着時に関東は雨。

 こういう天気で、こんな道中では、なんとなく 『花に嵐の例えもあるさ、さよならだけが人生だ』 というような予感も。

 (後日、ゴールデンウイーク中の雪山遭難事故ニュースの多さに驚きました。非日常性の世界におもむかれるのだから、リスクは十二分承知のうえのことなのでしょうけれど・・・残念なことです。)

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2011年5月 5日 (木)

草原にいつでも飛んでいるチョウ

4月、シジミチョウの追っかけをしていた時期、タンポポの咲き乱れる草地の周辺に飛んでいたありふれたチョウたち。

 
キアゲハ:P4170006cctrm

 
ナミアゲハ:
 草原に飛んでいますが、こちらは庭にもやって来たもの。R0011761

 
モンキチョウ:R0011386

 
モンシロチョウ:
 アカツメクサの葉で一休み。R0011511

 
ヒメアカタテハ:R0011446trm

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2011年5月 4日 (水)

ヤマトシジミ、ベニシジミに横恋慕

 シジミチョウが飛び交う春真っ盛りの草はら。

 ヤマトシジミの雌雄がたくさん飛び交っていました。Photo_3

 
 オスは縄張りに入ってきたメスを追いかけます。だがしかし、残念ながら肘鉄を食わされてしまったようです。R0011383

 
 なんとその時、すぐ傍に、紅色鮮やかな衣装をまとった別種族のお方さまが。地味なシジミよりこちらのほうが、はるかに魅力的、と恋は盲目。R0011394trm

 
 決めた!と迫る、同種族にもてないヤマト男。なにするのよ、近寄らないで、と這いながら逃げるベニ族の淑女。Photo_5

 
 頭に血がのぼって見境がつかなくなって、どこまでもしつっこく追いすがるヤマト男、逃げていくベニ女。2_2

  暇人のお付き合いはここまで。

 見果てぬ夢に惑う春の日の出来事。虫の世界もタイヘンです。

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2011年5月 3日 (火)

ベニシジミとヤマトシジミ

 晴れて暑いくらいの陽気になった日に、スイバやギシギシが大きく葉を広げた堤防筋を歩くと、足元からたくさんのシジミチョウが舞い上がります。

ベニシジミ: 
 特に午前中、生まれたばかりのベニシジミは、草地にいる時には翅を広げていることも多く、草の緑に翅の緋色が灯りのように映えてとてもきれいです。よくみるとけっこう毛深いでチョウ。
 雌雄の区別は羽根の形状などで出来るようですが私には分かりません。
他のチョウがやってくるとすぐに追飛する行動も見られます。成虫は春から秋にかけて数回発生します。前翅長はおよそ16mm。(写真上から2枚は同じ個体。翅を噛まれています)C

 なお幼虫の食草はスイバ、ギシギシなどのタデ科植物です。そして幼虫で越冬します。

 
ヤマトシジミ:
 ヤマトシジミはベニシジミ以上にたくさん飛んでいます。ベニシジミよりやや小ぶりで前翅長は13mmほど。
 成虫は春から秋にかけて年5~6回発生します。いつでも、どこにでもいて撮る気にならないくらいです。
 ただ、たくさん飛んでいる中には翅表面がとてもきれいな明るい水色に光る個体がいます。それで少し時間つぶしで追っかけをしてみました。結構個体差が見られることが分かりました。Photo

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 中にはもう既に翅の痛みがひどい個体も。歴戦の強者でしょうか。(画像はクリックで拡大します)R0011518_4

 
 ちなみにメスの表翅色はしみじみ地味な黒褐色です。Photo_2

 幼虫の食草はカタバミ科のカタバミです。幼虫で越冬します。

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2011年5月 2日 (月)

ゴマフリドクガ幼虫

 用水路べりに生えている雌雄同株のオニグルミに、雄花の花序が長く垂れ下がり、初夏の訪れを告げていました。
 雄花序は、前年の葉腋から垂れ下がり、その長さは10~30cm程にもなりますが、多数の雄花が下向きについています。R0011574

 
 また雌花は頂芽から穂状の花序が上向きに伸びて、その苞の中から赤い花柱が目立つようになりますが、この時はまだ伸びきらずに葉の間にあって、判然としませんでした。
 少し近寄って見上げたところに見えたのは雌花序にあらず、派手ないでたちの毛虫でした。R0011580

 
 黒とオレンジという、いかにも毒々しい衣装をまとった姿のとおり、ドクガ仲間のゴマフリドクガの幼虫です。
 名前のとおり毛に触れると皮膚に炎症を起こすことがあるそうです。R0011576

 
 この幼虫が食害するのはブドウ、 ヒサカキ、サクラ属、バラ属、ハリエンジュなどの樹だそうですが、今回いたのはオニグルミ。R0011577

 
 それはともかく、クロとオレンジで、トゲトゲのあるツマグロヒョウモンの幼虫も、一見同じような印象をもたれます。2011416img_5456

 野生のすみれだけではなく、丹精込めたベランダのパンジーなども食害するので、見つかり次第に割り箸でつまんでは、水路に放り込まれる運命ですが、こちらの方は、トゲは柔らかくて刺さるようなことはありませんし、毒虫でもありません。
 見かけによらないことが多いのは虫の世界だけではありませんが。

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2011年5月 1日 (日)

クサカゲロウの仲間

 風薫る5月、なにはともあれ気持は爽やかに。
さて、相変わらずの暇人日記。

 草むらにしゃがみ込んで、目を凝らしてみると、通常の視点では見えないものが視界に入ってきます。
 むろん、散歩コースの堤防でそんなことをしていれば、ほぼ不審者です。
 単なる暇人に過ぎないのですが。
 後ろを、お犬様連れで通りかかるオバ様からは、“何シテルカ?”
 オジイちゃんからは、“何採ってる、タンポポ、違う、ツクシか”、”・・・・・・・・・・タヌキです”、と分裂気味。

 羽虫の幼虫が食い荒らしているギシギシの葉裏に何かがいました。
 10秒で見つかるでしょうか。
 目が光っていなければ、ほぼ完全に葉っぱにとけこんでいます。R0011610trm

 儚きものの喩えのカゲロウです。日本の文化にもとけ込んでいますね。

 クサカゲロウの仲間のようです。
 種類がたくさんあって、素人には同定できません。
 クサカゲロウの仲間は、幼虫の時も含めてアブラムシ(アリマキ)を捕食する益虫です。R0011611

 
 アングルを変えてR0011613

 
 もっと近寄って、光る眼を。宝石のように見えるでしょうか。(画像はクリックで拡大します)R0011612

 
 寄りすぎて逃げられて、傍のイネ科雑草に逆さにとまったところ。
 日陰になって、胴体の部分がわかりやすくなりました。
 やはりかなり透明感が強い個体です。R0011615trmccjpg

 なお余談ですが、植物の葉裏に、糸のついた米粒のような形の小さな白い卵が、十数個ぶら下がっているのを見かけることがあります。
 クサカゲロウの卵です。(庭木の葉裏で見かけたことがあり、その写真を探しましたがすぐには見つかりませんでした。)
 その様を、法華経に出てくる3000年に一度咲くといわれる優曇華の花になぞらえて、ウドンゲの花とも呼んでいます。

※クサカゲロウ:
 アミメカゲロウ目クサカゲロウ科の昆虫の総称。緑色の柔らかい虫で、目が宝石のように光る。翅の開張3~4cmのものが多い。外敵にあうと臭いにおいを出すものもある。低木や草むらの上に見られ、アリマキなどの小昆虫を捕食する。
 ニッポンクサカゲロウ、ヨツボシクサカゲロウ、ホシクサカゲロウ、など日本に約40種が分布する。(広辞苑から)

 臭カゲロウ、草カゲロウ、ましてや、臭か下郎、・・・・ではないのです。
 仲間には少し大型のウスバカゲロウ(薄馬鹿下郎ではありません。幼虫は有名な”アリジゴク”です。)がいます。
 昆虫達も本格的な活躍のシーズンです。

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