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2011年7月 5日 (火)

オオセスジイトトンボの捕食行動

 オオセスジイトトンボの栄養飛翔活動は、通常、個体数としては遙かに多数混在しているクロイトトンボやアジアイトトンボなど小型のイトトンボ類の捕食のようです。
 またカゲロウの仲間など、小昆虫類も捕食するようです。

 観察したのは、6月中旬から下旬です。水辺から少し離れた草むらで、今回の捕食者はいずれもオオセスジイトトンボの♀のようでした。

①クロイトトンボを捕食:
 捕らえられたのはクロイトトンボの♂です。同じ画面で見ると、オオセスジイトトンボの大きさが改めてわかります。
 写真下が同じ草むらにいるクロイトトンボ(♂)です。Photo

 
②アジアイトトンボ(♀)を捕食:
 近寄ると警戒して獲物をくわえたまますぐ近くに移動しますが、あまり遠くには逃げません。なにしろ食べるのに忙しいのです。
 見る間に、筋肉の多い胸部が食べ尽くされ、胴部へとかじりついていきます。残酷ですが、ここまで食べられても尻尾は曲がったりのびたりして動き、生きながらにして食べられているのです。
 確かではありませんが、餌食になったのはアジアイトトンボの♀個体のようです。
 写真下が、同じ草むらにいるクロイトトンボ(♂)の姿です。Photo_2

 
③クサカゲロウを捕食:
 獲物はすでに頭部が食べられた後で、不確かですが、残った部分の様子から、クサカゲロウ(写真下は同じ草むらにいた個体)ではないかと思います。
 小型のイトトンボ類と較べてどちらが好みなのでしょう。実際は、たぶん好き嫌いをいうほど楽な生活ではないのでしょうね。4r

 
参考まで:
 6月中旬、庭のマキの葉にくっついていたクサカゲロウの卵と、玄関の軒下にいたクサカゲロウです。2

 
④アジアイトトンボ(♀)を捕食する、別のオオセスジイトトンボの雌:
 アジアイトトンボも小さなトンボです。小さな蚊を捕食しているのを見かけたことがあります。
 接近すると、ジロリと睨まれたようです。両複眼の間の紋様中に黒い3個の単眼があり、”奴さん”の顔のようにも見えます(写真 中)。Photo_4

 無益な殺生というのは、人間しかやらないのですね。

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