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2011年8月13日 (土)

北欧3カ国(スウェーデン、ノルウェー、デンマーク)の旅(その1)

北欧3カ国の旅、前置き:

 7月末から8月初旬にかけて、少し前から予定していた初めての北欧3カ国(スウェーデン、ノルウェー、デンマーク)の旅に行ってきました。現地は、熱暑の日本と較べれば、やはり涼しく快適な気候の夏でした。

 たまたま出発の1週間ほど前の2011.7.22、安全な国というイメージの強いノルウェーの首都オスロで、爆弾テロと銃の乱射で合わせて77人が死亡するという衝撃的な事件がありました。
 主犯者とされる32歳の男は、ヨーロッパでイスラム教徒の移民が増え続けることに不満を持っていた「反ムスリム思想」の持ち主とのこと。
 その後、旅行時に現地で聞いたところでは、精神鑑定が必要とのことで、ただ本人は日本が大好きで、日本人の精神鑑定医をつけてほしいと希望していて、多分それは叶えられるだろうとのことでした。
 また隣国のスウェーデンでも、難民として移住してきたイスラム系の移民やその子孫が多く、彼らをめぐっての移民問題が後を絶たないという現実があるようです。
 さらにデンマークでも、これから移民問題は大きな課題になるのではないかと、現地のプロ・ガイドから伺いました。

 ともあれ、世界で他の地域に先駆けて発展し、豊かで安定した、ゆとりのある成熟社会を形成した北欧社会です。
 そして、これまでも、ささやかで表面的な観光旅行での知見でしかありませんが、異国の大自然と、そこに関わる人々によって紡ぎ出され発展した異文化・文明に触れるたびに、その“優劣”ではなく、どうしてそのような“差異”が生じたのかについて、いつものことながら興味を覚えるのです。
 ジャレド・ダイアモンド氏の著書『銃・病原菌・鉄』で、“地域による人類の「発展の格差」がなぜ起きたのか”という問いかけに対して、「銃、病原菌、鉄」をキーワードにして展開された新しい人類史の見方について、なるほどそういう解析もできるのかと、時に反芻のヒントを見つけられることも、見知らぬ地に旅することの効用の一つでしょう。

旅行予定概略:R0014379

 
旅日程:

1日目(ミュンヘン):
 成田発(ミュンヘン乗り継ぎ)ストックホルムへ。そしてストックホルム泊の予定。ところが、航空機が滑走路に向けて移動を始めたところで機体のトラブル発生。
 成田発が4時間遅れとなり、そのため最終乗り継ぎ便にも間に合わず、代替便もなしということでミュンヘン止まりに変更を余儀なくされました。
 夜10時を過ぎて人気の途絶えたミュンヘン空港ロビー。1_5
 
 午後11時過ぎ、ようやくタクシーで航空会社手配のホテルに向かい、深夜ホテル着。(何かの、天罰でしょうか!)(日本との時差-7時間)                         (ミュンヘン泊)

 
2日目(スウェーデン/ストックホルム):
 先進工業国として急激な成長を遂げた国、また平和賞を除くノーベル賞の授与が行われる国スウェーデンへ。
 ミュンヘンからストックホルムまでの乗り継ぎ1便にツアー客全員が乗れないで、2便に分かれてしまうおまけ付きで、結局ストックホルムに全員そろったのは午後3時過ぎてから。
 そのため、2日目午前中予定のストックホルム市内観光(市庁舎、ストックホルム発祥の旧市街ガムラ・スタン、ルネッサンス様式の王宮入場)など実質的には、なしという羽目に。
 そして午後に予定していたオプショナル・ツアー(ドロットニングホルム宮殿観光)は当然無し。
 午後4時前から、バスで市内を移動しながら、まだ入場可能な植物公園や博物館など代替観光で埋め合わせ。
 午後9時過ぎまで十分明るいのですが、主要な観光スポットは午後4時には閉まってしまう(長時間労働ではない)のです。まあ仕方ありませんね。

 
 写真上左:前夜ミュンヘンで宿泊したホテル。深夜到着で分かりませんでしたが、朝見るときれいな建物でした。
 写真上右:眼下に見下ろすストックホルム中心市街地。水と森の都の景観が読み取れます。
 2段目以下の写真は午後5:00まで開園している市民憩いの広場、「植物園」:
園内にお金持ちが建てたという民家があったり、広い芝生の丘をカナダガンの群れが歩いていたり、”スワンと戯れる男の子”の噴水モニュメントがあったり、また雑草キツネアザミの草むらにはクジャクチョウがいたりと、くつろぎの趣のある植物公園でした。2

 
 午後6:00まで開館している「沈没戦艦バーサ号博物館」:
1638年(日本では三代将軍徳川家光の時代)グスタフ2世アドルフ王が、世界最強の軍艦として建造した軍艦バーサ号は設計ミスで重心が高く、進水・出航後間もなく傾きはじめ、市民が見守る中、そのまま沈没してしまったという逸話の木造船。
 海中から引き上げ修復された実物が博物館内に展示されています。館内は狭くはありませんが、何しろ実物が巨大なため、船全体像は1画面には収まりません。模型も展示されていました。
 博物館を出たあとで対岸から眺めた最下段の写真の、画面中央、黒っぽい三角屋根の建物がバーサ号博物館で、元造船所跡。そこから進水、出航してまもなく、写真手前の海中に沈没したという。2_2

 
 ガムラ・スタン:
ストックホルム発祥の地。正式にはスタッツホルメン島。中世の建造物が多数建ち並び、歴史の舞台となった場所も残っている観光のメインスポットです。
 通りかかった王宮広場では観光客も少なく(既に時間が遅く入場観光はできませんでしたが)、たまたま衛兵交代が行われるところに遭遇して見学することができ、これだけはラッキーでした。Photo

 
 ストックホルム市街の風景:
北欧らしい雰囲気の漂う街並みや、ノーベル博物館、また入場観光できなかった有名観光スポットである「ストックホルム市庁舎」遠望など。なお余談ながら、
 最後の写真は午後8時40分ですが、まだ十分明るい北欧でした。

2_3

                            (ストックホルム泊)
                               (続く) 

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コメント

kinさん、今や地球上どこに行っても温暖化の話題。相対的に涼しいけれど、北欧も夏の日照りは”十分に”暑いです。それでも公園の緑の芝には、ビキニスタイルの女性が日光浴をしている姿があり、まだまだ日本とは違いましたね。
 長期夏休み休暇を取ることが法律で義務づけられている国と、休めない国、ずいぶん差が開いてしまいました。
 フィンランドの氷が融けてしまわないうちに、奥様とご一緒にオーロラを見にどうぞ。

投稿: クロメダカ | 2011年8月19日 (金) 09時17分

クロメダカさん、北欧なんてうらやましいです。
むしむしとした日本の夏で少し夏バテ気味です^^

いつかは北欧(フィンランド)へ行きたいと家内が言っております。歩けるうちにいければいいのですが(笑)
ガイドブックに載っていないメモ程度のことが行ってみるとけっこう役に立ったりするのですよね。
涼しい写真ありがとうございました!

投稿: kin | 2011年8月18日 (木) 08時42分

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