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2011年8月30日 (火)

黒部峡谷トロッコ電車

 お盆明け、所用で訪れていた富山で、実に20数年前に一度だけ乗ったことのある黒部峡谷トロッコ電車に乗ってきました。
 所用の合間の隙間時間を利用して、始発の宇奈月から途中駅の鐘釣まで往復。終点の欅平までの往復には時間が足りないので残念ながらそうしました。

 昔の記憶がなくて、眺めは? と、駅員さんに聞くと、進行方向右側がいいですよ、と教えられて宇奈月駅を出発。
 トロッコ電車はすぐ「新山彦橋」を渡り、右岸に移ります。眼下にエメラルドグリーンのダム湖が広がっています。
 その先で、西洋のお城のような外観の「新柳河原発電所」が右手に見えてきました。Photo

 
 その先の対岸に、上流にある黒薙温泉から宇奈月温泉までの湯引管を管理する建物が見えました。
 さらに峡谷を進んでいくと、猿専用の吊り橋があり、時には猿の群れが渡る光景を見られることがあるそうです。
 しばらくして右手に仏石谷と黒部川の出会付近の岩場に立つ、石仏形をした天然岩に、赤い頭巾と衣を着せた”仏石”が眺められました。
 そこを過ぎて黒薙温泉のある黒薙駅に停車。駅を出るとすぐ「後曳橋」をわたり、時々、山肌からのわき水を集めた細い滝が流れ落ちる光景を眺めることができました。水量は少ないのでその迫力についてはもう一息、という感じ。Photo_2

 
 やがて右手前方に高さ76.7mの「出し平ダム」が見えてきます。冬期歩道の施設を見て、さらにエメラルドグリーンのダム湖に垂直に落ち込む岩山「出六峰」の景観を見ながら、ほどなく高さ200mにわたって垂直に切り立った「ネズミ返し」の岸壁が現れ、そのあとすぐに「黒部川第二発電所」が見えてきます。Photo_3

 
 「東鐘釣山」を眺め、「猫又駅」を過ぎ、「鐘釣橋」をわたるとすぐ「鐘釣駅」です。乗車時間は1時間弱。
 ここで下車して帰りの電車までの約50分で、お昼を食べてから駅周辺の散策をしてきました。
 「万年雪展望台」からは、この暑い中、よくぞ耐えて残ってくれたと、思わず褒めてあげたくなるほど少しの”万年雪”を眺め、
 河原に湧く「河原露天風呂」の案内を目にします。Photo_4

 
 河原まで高度差のあるつづら折りの階段を下りるのはやめて、上の方からのぞき見しただけで、帰りの時間も迫ってきたので駅までゆっくり引き返します。
 時折小雨がぱらついた道に、「ヤマオオナメクジ」がごろん、としていました。
斜面には「タマアジサイ」が開き始めていました。
 そして定刻、やってきた帰りのトロッコ電車に乗りました。Photo_5

 つかの間の”観光“でしたが、大陸の、スケールが大きな風景とは異なり、確かに箱庭的ではありますが、やはり美しい日本の風景だと、あらためて感得したことでした。

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コメント

昨今のおかしな天気と、9月、10月も残暑が厳しいという予報から、”ど根性万年雪”も新雪が降るまで持ちこたえられるかどうか心配です。

投稿: クロメダカ | 2011年9月 4日 (日) 21時12分

万年雪どころか氷河まで消失しかかっている昨今、ど根性雪のように岩壁にへばりついている姿はほほえましいですね。
標高の低い場所にある万年雪は豪雪地帯のあちらこちらに見かけられます。
資源に恵まれないと言われる日本においても、「水」という貴重な水資源があると思うと、何故だかほっとしますね。

投稿: ハクナマタタ | 2011年9月 4日 (日) 14時18分

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