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2011年8月21日 (日)

シロテンハナムグリ、ヒメジュウジナガカメムシ、マメコガネ、マメハンミョウ

 ガガイモの蔓が大きく伸びた草原や、もうすぐ稲刈りが始まる田んぼのあぜ道には昆虫が集まってきます。世代交代の準備などに忙しいのでしょう。

シロテンハナムグリ:
 白い点々のある少し大きめのコガネムシの仲間です。たまたまガガイモのつぼみのそばに来ていました。また近くの木にも止まっていました。多くは花の蜜や花粉に来るよりも樹液によく集まっています。
 成虫で再越冬も出来る丈夫で長持ちする甲虫仲間です。Photo_3

 
ヒメジュウジナガカメムシ:
 ガガイモの蔓の先に群がっていました。幼虫の食草はガガイモやイケマなどです。なおイケマは植物体を傷つけたときに出る汁にシナンコトキシンなどの有毒成分を含むので触ってはイケマセン。Photo_5

 
マメコガネ:
 ガガイモが繁茂する草叢のあちこちにいました。植物食の小型コガネムシで、様々な植物にやってきて花や葉を食べ、特にダイズやブドウなど農作物の葉も食い荒らす害虫です。
 日本在来種ですが、輸出球根に紛れて密出国した幼虫が北アメリカで勢力を拡大して大害虫になりJapanese beetle(ジャパニーズ・ビートル)として悪名を馳せてがんばっています。(がんばらない方がいいのですが・・・)
 1枚の葉に複数の個体が固まって葉を食べていることが多く、何かの気配を察知すると、後脚を斜めに挙げて、来るな!のポーズを取るおかしな連中です。Photo_6

 
マメハンミョウ
 ツチハンミョウ科の昆虫で、大きさは2cm前後。田んぼの畦に茂る雑草に群れていました。名前の通り大豆の葉を食べ、またそのほかの農作物にも集団で取り付いて食害するため、長年にわたり害虫とされてきました。
 しかし幼虫は土中でイナゴ類や各種バッタ類の卵塊に寄生して食べながら成長する生活史を有するため、農薬などでイナゴなど寄生昆虫が減少するとともに、その個体数も激減したそうです。
 最近はまた少しずつ回復傾向にあるということですが、当地で見かける頻度はごくまれで、まだめずらしい昆虫です。
 また、成虫は、知る人ぞ知る”毒虫”で、体液には毒性分「カンタリジン」が含まれていますので要注意。
 幼虫、成虫ともに集合性があり、成虫を見かける時には、たいてい植物の葉に群がっています。
 出現時期は8~9月。分布は本州~九州。Photo_7

Photo_8

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