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2011年9月22日 (木)

クヌギハマルタマフシ

 強い風雨の数日後、通りかかったクヌギの樹下に、多量の茶褐色の丸い粒が落ちているのが目にとまりました。2

 
 見上げると大きなドングリがなっていて、R0017080_1

 
 周りには、葉の表裏にたくさんの丸い虫こぶが、”気持ち悪い”ほどたくさんできていました。
 「クヌギハマルタマフシ」です。R0017080_7

3

 
 葉を採取して、まだ黄緑色で柔らかく形成されて間もないと思われるものと、時間が経って茶褐色で堅くなったものを安全カミソリで切断してみましたが、中に幼虫らしきものの存在は確認できませんでした。5r

 
 余談ながら虫こぶの種類(ヤマブドウハトックリフシなど)によっては、きれいだと感ずるものもないわけではありません。

クヌギハマルタマフシ:
 春先に羽化した♀のクヌギハマルタマバチが、産卵管を「クヌギの葉」に差し込み産卵したことによって形成された「丸い」「フシ(五倍子/付子)」ということで名付けられている虫こぶです。
 クヌギの葉の表・裏の両面にたくさん形成された虫こぶは黄褐色~茶褐色で、球形(4~6mm前後)です。
 虫こぶの表面は滑らかですが、小さな黒褐色の点々がたくさん見られます。

虫こぶ(虫瘤;虫癭)とは:
 ハチ目のタマバチの仲間や、ハエ目のタマバエの仲間、またアブラムシ類が植物体に産卵すると、その部分が異常な発育をしてこぶ状のものが形成されることがあり、これが虫こぶと呼ばれています。
 産卵による刺激や、孵化した幼虫の分泌物による刺激で、植物組織の一部が異常発育するものと考えられています。
 虫こぶは草類の葉や茎だけではなく、樹木の細枝、実などにも見られます。マタタビ酒の原料(通称マタタビの実)はマタタビの生果ではなく、マタタビミタマバエによって形成された「マタタビフクレフシ」という虫こぶの果実だそうです。

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コメント

 虫こぶはたいてい一見気持ち悪い、何かの病気、という印象を受けることが多くて、中をのぞいてみようなんてことは思わないことが多いのですが。
 程度が軽いときは植物個体は枯れる、など致命的なことは少ないらしいですが、ひどいと枯れることもあるとか。
 枯らしてしまうと寄生主も困るでしょうから、致命傷にならない程度に利用するのでしょうか。

投稿: クロメダカ | 2011年9月24日 (土) 21時39分

虫こぶ・・知らなかったときは葉っぱの病気だと思って今した。うちにあるアキニレにも毎年春になると
赤いにきびのような虫こぶがあらわれます。

いろんな植物にできるようですね。海浜植物のハマゴウにもできますね。

投稿: kin | 2011年9月22日 (木) 19時23分

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