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2011年9月10日 (土)

アカボシゴマダラ/再び

 7月に、初めて1頭だけ見かけて以降、しばらく目にすることのなかったアカボシゴマダラですが、8月下旬、再び同じ公園の、同じ樹液の出ているクヌギの木で出会いました。
 木のまわりをヒラヒラ周回するようにしばらく飛んでいましたが、やがて4~5mほどの高さの枝先にとまりました。
 翅はバタッと開いたままで、かなりの間そのままじっと下の様子を偵察している感じ。P8260017cctrm

 
 下方では数カ所に樹液の出ている幹で、他のチョウが吸汁していました。
 そしてまずゴマダラチョウのいるところにサッと飛んで行きました。
 やはり強いです。ゴマダラチョウにぶつけるように黄色の長い口吻を伸ばし、R0016379

 
 翅をバッと広げると、さしものゴマダラチョウもたまらず逃げていきました。R0016411trmcc

 
 別に樹液の出ているところには、コムラサキ、サトキマダラヒカゲ、そしてルリタテハが”仲よく”吸汁していたのですが、またもや割り込みです。
 そして結局、全部追い払われてしまいました。3

 
 やはり①アカボシゴマダラは乱暴者で、在来種のチョウ(②ゴマダラチョウ、③コムラサキ、④サトキマダラヒカゲ、⑤ルリタテハ)に影響を与える恐れがあり、「要注意外来生物」ということがうなずける観察でした。5

・アカボシゴマダラ:
 アカボシゴマダラは環境省により「要注意外来生物」に指定されています。
 「要注意外来生物」というのは、外来生物法に於いて、特定外来種には選定されていないが、適否について検討中、または調査不足から未選定とされている生物種をいい、環境省が指定します。
  地域によっては幼虫の食草がエノキであるゴマダラチョウが減り、アカボシゴマダラが急速に増えているという状況もあるようです。
 (参考:(独)国立環境研究所、アカボシゴマダラ

 
・サトキマダラヒカゲ:
 タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科に分類されるチョウの一種で、日本固有種。
 低地から低山地にかけて普通に見られ、森林周辺に生息し、高山帯や都市化地域では見られない。
 暗いところを好み、樹の幹や壁面に好んで留まり、花にはめったに訪れない。
 ジャノメチョウ亜科の中では比較的すばやく飛ぶ。
 高山帯に分布するヤマキマダラヒカゲと酷似し、前翅表面黄斑に入る黒点の数や後翅基部寄りに入る紋様の差異などで判別されるが、山地では生息地が重なる上に個体差も大きいため、判別は難しい。
 幼虫の食草はタケ・ササ類。蛹で越冬する。
 成虫出現時期は、暖地では 4~9月の年2化、寒冷地・高地では 7~8月のみの年1化。
 分布は日本各地。

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