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2011年9月 9日 (金)

コサギ、チュウサギ、アオサギ

 9月はじめ、天候不順で雨続き、水かさの増した用水路縁で、黒い脚に黄色の4本趾(あしゆび)ソックスを履いたコサギ3人組が思案顔の風情。

 ”年中水は汚いが、魚取りにはまあまあだったこの用水路も水かさが増して、胸までつかりそうだから、ここには当分入れないなあ。
 田んぼのカエル取りも、稲刈りが大々的に始まらないとチュウサギ連中に独り占めされて近寄りがたくなるし、さてどうしたものか”Photo

 
 稲田の様子を見に来たアオサギ親(写真上)、子(若鳥:下)。
少し離れて金網フェンス上に留まり、稲田の様子をボーッとながめていました。稲刈りはまだかァ。P8300001trmcc

P8300003

 
 別の日、チュウサギとアオサギが稲田の偵察に。”まだ刈らないのか”。”.早くしないと台風で痛めつけられて困るだろうに。手伝ってやりたいが・・・”、と心にもないことを。P8280015trmcc_2

 
 そして台風12号が去った後、やっと晴天が戻ってきた田んぼのあちこちで、一斉に大型コンバインのエンジン音が聞こえるようになりました。
 案の定、コンバインにまとわりつくように詐欺、いやサギ仲間が集まっていました。
 毎年繰り返される光景ですが、チュウサギの仲間が圧倒的多数です。中には、頭部に亜麻色の羽根が残るアマサギも混じっていたようです。Blg201195

 稔りの秋です。先日のニュースによると、新米取引に風評を見越し買いだめの動きが出て1割高、という。大サギ!?

メモ:
  ●コサギは名前の通り一番小柄なサギで、留鳥です。識別の決め手は趾(あしゆび)ソックスが黄色いこと。
  ●チュウサギは夏鳥としてやってきます。身体の大きさはダイサギよりやや小さめで、くちばしもより小さめ。識別点は、ダイサギの口角が眼より後ろにあるのに対して、チュウサギの口角は眼の位置と同じくらいであることと、黄色い眼先の色味がポイントです。
 またチュウサギは、くちばしの色が時期によって異なり、夏が黒、冬は黄色です。ただし、換羽中で、先端が黒く、根元付近が黄色い姿を見ることもあります。
 上記写真のチュウサギには、くちばしの色が黒い個体と、黄色で、すでに冬の姿をしている個体が混じっていました。本格的な冬が来る前に、日本から、南の暖(あたた)かい地方に向けて移動します。
  ●アマサギも夏鳥として、繁殖のためやってきます。夏季は頭部から頸部、胴体上面はオレンジがかった黄色(亜麻色)の羽毛で被われ(夏羽)ていますが、冬期には全体が白くなります。冬期には南へ移動していきますが九州以南では留鳥です。
  ●アオサギは夏季に北海道で繁殖し(夏鳥)、冬季に九州以南に越冬のため飛来する冬鳥ですが、本州、四国では周年生息する留鳥です。
  ●ダイサギは体長 90cm ほどで、日本ではアオサギと並ぶ最大級のサギです。全身の羽毛が白色。主として夏鳥で、時に漂鳥、一部地域では冬鳥。当地で見かけるのは冬期が多く、この時期まだ見かけません。
 当地で見かける個体数は多くはありませんが、魚を補食するために水路に降りて、首をS字に縮めて立っている姿を見ることがあります。

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コメント

Kinさん、サギの世界、色々あるのですね。勉強になりました。
 ネットで調べてみると、実際に、世の中にはブラック白鷺(Egretta ardesiaca)というものがいて,確かに姿はサギですが,真っ黒です。
 またクロサギは(個体数は少なくて,地域限定だそうですが)日本にも体が黒い正当なものと,全身羽の色が白い個体がいるそうです。
 サギの世界、広いのですね。だまされない方がフシギです。

投稿: クロメダカ | 2011年9月 9日 (金) 19時51分

ハクナマタタさん、お孫さんの言われたのが正解ではありませんか。きっと白鳥がサギに擬態していたのでしょう。”年寄り”より若い感性を持ったお孫さんの方が確かです。そのまま年寄りにヘンな感化をされないで,健やかに成長されれば,サギになんか遭うはずがありませんね。

投稿: クロメダカ | 2011年9月 9日 (金) 19時43分

サギといってもいろいろといるのですねえ、とにかく鳥は、分からないです。近所の屋根の上にいて川に放流しているコイを狙っているのはクロメダカさんの写真からチュウサギだと分かりました。

ちなみに結婚サギはアカサギで詐欺師をだますのは
黒サギというのだそうです^^

投稿: kin | 2011年9月 9日 (金) 19時09分

「ドブ川」だった近所の川も下水道整備の普及に伴い水質浄化が進みました。流れる水には鯉たちが泳ぎ、岸辺には亀が甲羅干しています。サギの仲間も増えてきて、散歩の途中で「コサギだ!」・「アオサギだ!」などと、クロメダカさん直伝の知識を確認しています。
先月の末、大和路を走る車窓から田圃にいる白い鳥が見え、「サギがいるよ!」と同乗していた動物好きの孫娘に言いました。・・・でも彼女は絵本で見た白い鳥を眼前にして嬉しそうに「あれは白鳥さんよ!」と自信たっぷりに言いました。・・・「違う」と言われて、涙声で「白鳥さんだもの!」・・・彼女の辞書には「サギ」は存在しないのです。
彼女が大人になった時、「サギ」を「白鳥」と騙されるような詐欺に遭わないか心配です。なにか妙案はあるのでしょうか?

投稿: ハクナマタタ | 2011年9月 9日 (金) 14時42分

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