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2011年10月

2011年10月31日 (月)

ツルマメ、ヤブマメ、ヤブツルアズキ

 10月も最終日。いよいよ晩秋を迎えます。
 この秋、散歩コース沿いの道端などに、毎年おなじみのツル性マメ科雑草が生えてきますが、変わり映えしないので、放置していたものを掲載しました。
 (いずれも9月下旬から10月中旬撮影)

ツルマメ(蔓豆)(マメ科ダイズ属):
 草地や道端などに生育するツル性の1年草です。茎は長く伸びて繁茂します。茎は細いが強く、下向きの毛がたくさん生えています。
 葉は3小葉からなり、小葉は狭卵形から被針形で、ヤブマメより細長い楕円形です。
 全体に茶色い毛が密生し、ざらざらします。8月から10月にかけて淡紅紫色の小さな(5~8mm)蝶形花を数個つけます。
 豆果は長さ2.5~3cmで表面に毛が生えており、小さな枝豆そのものです。
 本種は大豆の原種ではないかと言われています。
 花期は8~10月、分布は本州、四国、九州。R0016854_1

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ヤブマメ(藪豆)(マメ科ヤブマメ属):
 林縁や、藪、道端などによく見られるツル性の一年草です。葉は3小葉で、一つの小葉は菱形をしています。夏から秋にかけて淡青色の蝶形花を数個かたまってつけます。
 花後に茶色の毛が多い豆果ができます。なお本種の特徴は、地中にも花を付ける変わった特性があり、豆果もできることです。
 花期は9~10月、分布は日本各地。Photo

 
ヤブツルアズキ(藪蔓小豆)(マメ科ササゲ属):
 野原や道端などに生えるツル状の1年草で、長く伸びる茎には黄褐色のあらい毛があります。
 葉は互生し、3出複葉。小葉は卵形~狭卵形で長さ3~10cm、全縁~浅く3裂、両面に黄褐色の長い毛があります。
 葉の脇から総状花序をだし、淡黄色の花をつけます。中央の竜骨弁はねじれ、左の翼弁がかぶさり、右の翼弁は竜骨弁を抱くようにつきでます。
 豆果は線形で毛はなく、6~14個の種子ができます。なお、よく似た仲間にノアズキがあります。
 花期は8~10月、分布は本州、四国、九州。R0017236_1_2

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2011年10月30日 (日)

アキノウナギツカミ、コウゾリナ、ノハラアザミ、モミジ、朴葉

 晩秋の戸隠古道ウォーキングで見かけた植物です。もう花の季節は終わりですね。

 
アキノウナギツカミ(秋の鰻掴み)(タデ科イヌタデ属):
 林縁で、日当たりの良い草地に生えていました。水辺や湿地に群生する1年草で、高さは60~100cmになります。
 葉は卵状披針形から長披針形で互生し、基部は鏃形で茎を抱くようにはりだします。8~10月頃、枝先に下の方が淡い白緑色で上方が紅色の小さな花を球状につけます。
 名前は、茎に下向きのたくさんの棘があってざらざらしているので、これを使うとウナギでもつかめるということから。分布は日本各地。Photo_6
 よく似た花には、ミゾソバ、ママコノシリヌグイがあります。

 
コウゾリナ(キク科):
 コース沿いの草地に咲いていましたが、花も終わりに近いようでした。本種は、山野に生える多年草で、茎や葉に赤褐色の刺のような剛毛が生えていて触るとざらつきます。
 茎は冬を越したロゼット葉の中心から伸びて、高さは30~90cmになります。茎の上部がいくつかに分岐してその先端に花径2cmほどのタンポポのような黄色い舌状花からなる頭花をつけます。
 茎葉は下部のものほど大きく、不揃いの小さな鋸歯があります。花期 は5~10月、分布は日本各地。Photo

 
ノハラアザミ(キク科アザミ属):
 アザミの仲間は種類が非常に多くて、専門家でも時に迷うほどと聞きます。写真の花は、秋に咲いて、総包がねばねばしないのでノハラアザミではないかと思うのですが・・・
 本種は、山地の草原や日当たりの良い斜面に生える多年草で、草丈は60~100cm。茎は真っ直ぐに伸び、上部で枝分かれします。
 根際から生える葉は花期にも残り、羽状に深裂します。茎につく葉は上部ほど小さくなり、つけ根では茎を抱いています。
 頭花のつけ根にある総苞の総包片は短い針状で、粘着しません。頭花は紅紫色で、枝の先に直立してつきます。
 花期は8~10月、分布は北海道、本州の中部地方。Photo_2

 
モミジ(戸隠山の天狗の団扇):
 色がきれいで形が面白い、いろいろな種類の落ち葉がたくさんありました。いちいち拾っている余裕もなくて・・・R0018268

 
朴葉(喰えない朴葉味噌焼きレシピ):
 「朴葉味噌焼き」は、枯れた朴葉の上に赤味噌をのせ、ネギや山海の珍味と共に包んで、コンロの炭火でじっくり焼いて食べる飛騨高山の郷土料理で、美味しいものです。
 林間コースに朴の樹があり、大きな朴の枯葉がたくさん落ちていました。一枚拾って、”過熟した脳味噌”を包んでみましたが、このレシピでは、焼いても喰えそうにありません。
 黄色に紅葉したカラマツをバックに、ア、朴葉か、オソマツ。Photo_3

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2011年10月29日 (土)

ノブキの実、フッキソウの実、イチイの実、サワフタギの実

 晩秋の戸隠古道ウォーキングで見かけた植物です。当然ながら、実をつけている植物が目につきました。身近ではあまり目にすることのないものもありました。

 
ノブキ(野蕗)(キク科)の実:
 コース道沿いに生えていました。林の縁などに生えて、葉がフキ(蕗)に似ているのでこの名前です。
 種は細長い茎の上にできて頭でっかちのため、,風に揺らいでなかなかピントが合わず、歩きながら何度か撮りましたがピンぼけばかりでした。
 夏から秋に白い花をつけます。秋に熟す独特の形をした実は、粘液を分泌してべたつき、”ひっつきもち”になって、動物などにくっついて分布域を広げます。分布は日本各地。Photo_7

 
フッキソウ(ツゲ科)の実:
 道沿いの林縁に生えていて、角が2本ある真珠のような白い果実を付けていました。
フッキソウは山地の木の下などやや湿った場所に生え、小群落をつくる高さ10~35cmの常緑多年草です。(常緑低木、としている図鑑もあります)。
 地下茎は横に伸びて、茎を出します。葉は厚く、光沢があります。春(3~4月)に白い花を開き、白い花の先端部分は茶色になっています。
 秋以降に角(つの)が生えたような形の丸くて白い実をつけます。分布は日本各地。R0018269

 
イチイ(イチイ科)の実:
 林間に生えて赤い実をつけていました。また民家の生け垣にも仕立てられていました。
イチイ(一位)は日本各地に分布する常緑針葉高木、雌雄異株で、秋に雌の木に真っ赤なルビーのような実をつけます。
 赤く熟した果実は甘く、そのまま食用にしたり、焼酎漬けにして果実酒が作られますが、種子にはタキシンという有毒のアルカロイドが含まれていて、種子を誤ってたくさん食べると中毒を起こすので、注意が必要です。 
 イチイの名は、約八百年前(平治元年)天皇即位の際、飛騨地方からこの木で作った笏(しゃく)を献上したところ、他の材より優れているということで、位階の正一位にちなみ、一位と呼ばれるようになったと言われています。
 木の心材は褐色で岐阜県飛騨地方の一位一刀彫が有名です。中部地方以北から北海道では、庭木や生け垣としても利用されています。Photo_8
 他にも林間には、マユミやツリバナなどの赤い実もぶら下がっていました。

 
サワフタギ(ハイノキ科)の実 :
 林縁で鈴なりに瑠璃色の実を付け、雨に濡れながらもとてもきれいで目立ちました。
サワフタギは落葉小高木で、やや湿った林床や、渓流を覆うように生育し、また湿原の周辺に生育して群落を形成します。
 高さは1~5mほどになりますが、多くは1m程度。葉はつやがなく、縁には細鋸歯があります。
 花は4~5月頃に咲き、白色。秋が深まる頃にはすっかり葉を落とした枝に、瑠璃色の綺麗な実をたくさん付けて美しいです。分布は日本各地。Photo_9

 童謡の世界では、イチイの実を食べて赤い小鳥になり、青い鳥はサワフタギの実を食べると青い小鳥になれるのでしょうね。

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2011年10月28日 (金)

戸隠古道ウォ-キング

 先週末、早朝から大雨の中、お仕着せのお手軽日帰りバスの旅、ということで、[戸隠古道ウォーキング]に行ってきました。
 日頃の心がけなど無関係で、現地に着くまで雨降りのため、雨具完全装備。
 しかし歩き始めるとほとんど止んでしまい、帰りのバスが自宅近くになると小雨、ということでした。

 地元のガイド付きでおよそ7.5kmのお定まりトレッキングコースを約2時間半。
 ガイドさんによれば、今年の紅葉の最盛期は1週間前ほど前で、その頃は、コースの狭いところはまさに1列の蟻の行列で、人の行列に酔うような気分になったという参加者もあったとか。

 お目当ては,戸隠の秋の主役の鏡池。錦秋の戸隠連峰が鏡の湖面に映るその様を堪能できるはずが、どんより曇り空の下で墨絵モード。
 盛りは過ぎて、天候不良とはいえ、なお行楽シーズン中とあれば、蟻の行列、待ち行列の場面もあったりして、感動は今ひとつでしたが贅沢を言ってはイケマセン。
 歩いている間には降られなくてヨカッタ、です。
 戸隠の神様ありがとうございました。また機会があればお参りします。

■トレッキングコース:
 奥社参道①大鳥居スタート→②隨神門(神域に邪悪なものが入り来るのを防ぐ御門の神をまつる門)→③杉並木、ここは“さわり”だけ見て、戸隠神社奥社までは(時間の関係で)行きません。手前で柏手を打って省略)→④天命稲荷→⑤鏡池→⑥硯石→⑦小鳥ケ池→⑧足神さん→⑨戸隠神社中社→⑩戸隠蕎麦屋さんで手打ちソバをいただいて、お疲れ様、でゴールです。(地図はクリックで拡大表示されます)Photo

 
奥社参道①大鳥居スタート→②隨神門→③杉並木Photo_2
 400年の年輪の間に、「丁石」を取り込んでしまった巨木もありました。

 
→④天命稲荷→⑤鏡池Photo_3
 眼前に戸隠山が見えていればきっと登りたくなったと思うのですが,見えなくてヨカッタ。

 
→⑥硯石→⑦小鳥ケ池→⑧足神さんPhoto_4
 足が悪しくなりませんように・・・

 
→⑨戸隠神社中社→⑩戸隠蕎麦屋さんへ。Photo_5

 時にはこのようなイージーな旅もよいのかも知れません。

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2011年10月27日 (木)

シラコバト、チュウサギ、コサギ、ハクセキレイ

 10月初~中旬、ご近所で見かけた鳥たちです。
本命は、久しぶりに姿を見せたシラコバトです。あとは、何度も登場している”おまけ”です。

シラコバト:
 今頃、夏に生い茂った雑草の刈り取りが出来ていない堤防沿いの砂利道や舗装農道には、草むらからたくさんのバッタ類が飛び出してきます。
 先日、その砂利道を自転車で走っていたら、前方に、見まがうことのないシラコバト1羽を発見!
 すこし距離があってはっきりしませんでしたが、バッタを捕まえて呑み込もうとしている風情。 
 後ろ向きになってしかも逆光気味で、アングルはうまくありませんが、シラコバトの特徴である首の後に、白く縁どりされた細い黒帯があるのが確認できました。
 そこで、首にかけていたカメラをそーっと向けてとりあえず1枚。それから自転車を降りると、それを察知してどんどん遠ざかっていきます。
 ゆっくり追っかけで1枚撮ったところで飛ばれてしまいました。それで満足な写真は撮れませんでしたが、今年初めての野外観察/確認の記録としました。2r

 シラコバトは埼玉県の県鳥です。その昔、生息区域は関東地方北東部、特に一時期は埼玉県東部(越谷市)にまで狭められ、1956年1月14日に国の天然記念物に指定されました。
 また環境省レッドリストで絶滅危惧II類(VU)に指定されています。
近年その生息数はだんだん回復していると聞いていますが、自宅近くで見る機会は依然としてごく稀です。

 
モズ:
 9月下旬くらいから大農家の屋敷林のてっぺんや、野中の電線など、辺りを見渡せるところから、アキーキーキーとやかましく、”秋深まる、ここ俺の縄張り”、と高鳴きして、やかましいです。Blg20111010pa100011trmcc

 
チュウサギ:
 稲刈りが終わると共に大部分が姿を消していきました。最後に残った稲刈り田んぼで、1羽だけ、カエルをついばんでいました。R0017573trmcc

 
チュウサギ、コサギ:
 また、10月中旬の晴れて、台風並みの強風が吹いていた日中、通常なら必ず飛び去ってしまう距離なのに、用水路脇の金網フェンスにしがみつくように、なぜかコサギと並んで風に向かって姿勢を低くして止まっていました。
 自転車でもよろめきそうになるほどの強風でしたから。2011107pa070001

 
ハクセキレイ:
 晴れて日中は暑いくらいだったある日、原っぱに残っていた水たまりで、カメラを意識しながらセキレイが水浴びをしていました。
 水から出ても相変わらずカメラ目線です。そんなに気にすることはないのにねえ。おまけなのだからPhoto_2

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2011年10月26日 (水)

ニシキギ、リュウノウギク、ワレモコウ、木の実、ゲンノショウコ、マムシグサの実、ヤマゼリ、サラシナショウマ

 10月中旬、独鈷山トレッキングの際に気まぐれに撮った植物です。特に目新しいものではありません。

● ニシキギ(ニシキギ科):
 山頂の断崖縁に生えていて、全山紅葉には少し早い秋の風景に彩りを添えていました。 
 ニシキギは山野に自生する落葉低木で、秋の紅葉が特別に鮮やかで美しいので、庭木として、また公園などにも植栽されています。
 枝にはコルク質の翼が付くので、これをみるだけでニシキギであることがわかります。分布は日本各地。

● リュウノウギク(竜脳菊)(キク科):
 こちらも思いがけず山頂の断崖付近にかたまって咲いていました。下界は菊花展シーズンですが、山上の天然”菊の懸崖仕立て”でしょうか。
 リュウノウギクは日当たりの良い山地に生える多年草です。草丈は30~50cm。葉の長さは4~8cmで互生し、卵形~広卵形で3中裂し、縁に大きな鋸歯があります。葉を揉むと竜脳(ボルネオ樟脳)に似た香りがあります。
 頭花は直径4cmほどで、舌状花は白色です。葉の形を含め、野菊の中では栽培菊に一番近いです。
 花期は10~11月、分布は 本州(福島、新潟県以西)、四国、九州。Photo

 
● ワレモコウ(バラ科):
 独鈷山頂に残っていました。多年草です。花はほとんど終わりで、花のように見えるのは萼です。地下に太い根茎があり、初夏に茎の上部から枝分かれして、それぞれの先端に穂状の花序を形成します。
 花序は暗紅色で、花は上部から咲き始めますが、花に花弁はなく、花のように見えているのは暗紅色の4枚の萼片です。雄しべは4本。
 秋遅くまで咲いているように見えるのは、萼が花序のように見えるからです。
 花期は8~10月。分布は日本各地。
 
● キノコや木の実:
 登山道沿いの林間や沢筋には、たくさんのキノコが傘を広げ、またドングリなどいろいろな種類の木の実や、紫色に熟したミツバアケビの大きな実が落ちていました。
 ときどき立ち止まって木の実を拾うと、深まりゆく秋の自然に心が和みました。

● ゲンノショウコ(フウロソウ科):
 登山道沿い林縁の草地に白色5弁花を付けていました。花後にはロケットのような形の果実も出来ていました。花色は関東では白、関西は赤系が多いと言われていますが、地域によっても違うようです。
 花後に果実が熟すと、鞘がはじけて種子を遠くに飛ばし、その後の反り返った果実の形が神輿(みこし)の屋根飾りに見える事からミコシグサとも呼ばれています。
 下痢止めとして茎葉を煎じて飲むと、速効性があり、「現の証拠」と名付けられたという、江戸時代からの代表的な民間薬です。
 花期は8~10月、分布は日本各地。Photo_2

 
● マムシグサの実:
 登り始めて直ぐ、そして稜線に出る直前まで、山地斜面には点々と、ひときわ目立つマムシグサの赤い実がありました。
 特に鳥などに食べられた様子もなく“つぶぞろい”のものばかりでした。
 有毒で、人は食べられませんが、野鳥の中には食べるものもいるそうです。Photo_3

 
● ヤマゼリ(セリ科):
 登り始めの林縁草地にたくさん咲いていました。ヤマゼリはブナ林などの落葉広葉樹林域の谷筋や山道沿いの草原に生える多年草です。
 なお多年草とはいっても1回稔実性で,花をつけた個体はその年に実をつけると枯れてしまうので、1年草として扱われている場合もあるようです。
 葉は3出羽状複葉で、やや柔らかです。茎頂または分枝した先端に小さな複散形花序を多数つけます。花は小さな白色の5弁花です。
 花期は7~10月、分布は本州、四国、九州。Photo_4

 
● サラシナショウマ(キンポウゲ科):
 下山した道路脇の林縁に生えていました。種が出来ているものもありました。
 花茎の高さは40~150 cmになる大型の多年草で、山地の草原・林縁に生えます。
 根出葉は3回3出複葉で大きく、互生し、両面に毛があります。長さ20cm以上もある円柱形の花序に多数の白い花を付けます。花には両性花と雄花があります。
 花期は7~10月、分布は日本各地。Photo_5

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2011年10月25日 (火)

ハネナガフキバッタ、クサギカメムシ、オオトビサシガメ、クスサン繭(抜け殻)

 独鈷山トレッキングの時に見かけた昆虫等です。ハネナガフキバッタがメインで、残りはおまけです。

ハネナガフキバッタ:(バッタ科フキバッタ亜科)
 標高1266mの独鈷山頂にいました。ザックの上に止まっていたので直ぐに気がつきました。近寄ると草むらに逃げて目立たなくなりますので、出合いは幸運だったようです。Photo

 
 これまで翅が全くないか、短い翅のフキバッタさんには何回かお目にかかっていますが、このお方様には初対面で、多分、今後再び出会うことはないかと思いますので、まさに一期一会です。
 特別記念に大きなサイズの写真を一枚。(クリックで拡大表示されます)R00181212

 体長は35mmほど。イナゴの仲間ですが山地性のバッタで、成虫はフキやオオイタドリの葉などを食べています。
 フキバッタの多くは翅が退化して全くないか、短いのが特徴で、そのためあまり移動できず、地域間で個体差が大きい昆虫ですが、本種は翅が腹部より長い翅を持っているので移動も容易で、山頂までやってきたようです。また地域変異はあまり見られないそうです。
 出現時期:7月~10月、分布:北海道・本州・四国。

 
クサギカメムシ:(カメムシ科)
 霊泉寺の建物の中にいました。建て屋外にもくっついていました。いっぱいいたようです。体長約16mm、翅は濃い褐色のまだら模様をしています。
 畑などで、特に豆類につき、また果実などの汁も吸うので農家では嫌われ者です。晩秋の頃には、隙間から家の中まで入ってくる困りもの。Photo_2

 
オオトビサシガメ:(サシガメ科)
 独鈷山駐車場に停めた車の周りを飛びまわり、時々車に止まりました。全体は茶褐色の細長いひょうたん型の体型で、体長23mmほどのサシガメです。
 山地の木の上で生活しています。太い注射針のような口吻を伸ばして人を刺します。刺されたことはありませんが、刺されると相当痛いそうです。Photo_3

 
クスサンの繭(抜け殻):(ヤママユガ科)
 粗い網目状の繭(まゆ)で、中の蛹(さなぎ)が透けて見え、スカシダワラと呼ばれています。
 写真の”スカシダワラ“は落ち葉の散り敷く登山道に落ちていた抜け殻です。中に入っていた蛹は既に羽化していった後です。R0018090

 幼虫は長い白い毛で覆われています。クヌギ、コナラ、リンゴ、カキ、イチョウの葉を食べます。クリに付いて食害することからクリケムシとも呼ばれています。
 なお、成虫は大きさ(開張)120mmほど。翅の色は変異が多く、褐色から淡い黄褐色のものまでいます。ヤママユガの仲間には前翅と後翅にそれぞれ1対の目玉模様がありまが、本種の前翅の目玉模様は周りの色と似ていて分かりにくく、後翅の目玉模様は目立つものです。  

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2011年10月24日 (月)

独鈷山(とっこさん)トレッキング

 10月中旬、長野県での所用を済ませた後日、そのついでに、天気が良さそうだったので、かねてから、わざわざ行くのは腰が重いけれど、機会があれば行ってみたいなと思っていた独鈷山に行ってきました。
 独鈷山(とっこさん/どっこざん)(1,266m)は、信州100名山の一つで、弘法大師が「独鈷」という仏具を山頂に埋めた伝説の山として、また切り立った岩が屹立している奇勝の里山として人気があります。

 登山ルートは、地元自治体の人々の手により整備されていて、山頂まで1時間~2時間で登れるトレッキングコースが四つあります。また山頂では360度の展望を満喫できます。
 今回、初めてですが、”独鈷山宮沢コース”を往復してきました。(写真(1)、以下番号のみ)
  254号線を鹿教湯温泉方面に向かって走り「虚空蔵堂」を越えてしばらくで、右手に独鈷山の岩峰群(2)が見えてきます。
 その中で一番高いとんがりピークが独鈷山(3)です。そして間もなく、道路右に「独鈷山登山口」の大きな案内板(4)が出てきます。(なお、すぐその先を左折して1.6kmほどで霊泉寺温泉があり、下山後に立ち寄り、汗を流して帰りました。)
 およそ2kmで駐車場入り口(5)に着きました。駐車場には仮設のトイレがありました。
 なお、このコースには道標として、登山道沿いに小さな祠にまつられた十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)が、丁石のように配置されています。
 登山道入り口を過ぎてしばらくで「子」、そして駐車場入り口が「丑」、稜線近くに「戌」、そして独鈷山頂上が「亥」、でした。
 【丁石とは一丁(約109㍍)ごとに設置された里程石(丁目石・丁標石・行程石とも言う)で、歩いて、来た距離や目的地までの距離を示す標石のことです。】Photo

 
 なお、駐車場から先の未舗装道(6)は、さらに300mほど(先まで)車が入れて、そこに3台位駐車出来そうなスペースがありましたが、9月の台風で傷んだらしく、普通車では無理に乗り入れない方が良さそうでした。
 身支度を調えて、7時40分歩き始め。トレッキングコースに入るとほどなく「寅」の祠(7)があり,そこを過ぎると木組みの鳥居「山の神」があります。(鳥居をくぐると10mほどのところに小さな祠がありましたが、帰りにお参りしてきました。)
 鳥居の前の沢(8) を渡り、杉林を緩やかに登って行きます。登山道沿いに沢が流れていて、そのせせらぎを聞きながら行くと「巳」(9)です。
 要所には土留め階段(10)があったりロープ等も貼られていて、安全で歩きやすく整備されていました。Photo_2

 
 涸沢(11を)渡りしばらくで、沢筋から離れて傾斜の急なカラマツ、クヌギやコナラの雑木の斜面(12)、(13)をジグザグに登るようになります。
 “滑落注意”の案内板が所々にあります。落ち葉が堆積するようになれば、確かに、特に下りは滑りやすく、谷筋に近い場所では注意が必要ですが、この時期はまださほどの問題はありませんでした。
 ひとがんばりで、「戌」(14)。ここまで来るとすぐ上に稜線が見え、わずかな登りで沢山湖からの登山道との合流点になり、「頂上まであと3分」の標識がある稜線上(15)に到達すると、頂上は目前です。Photo_3

 
 頂上到着9時30分。地元の人なら休まずに60分で、またコース標準時間は90分(休憩時間含まず)で頂上、ということでしたが、ぶらぶら時間込みで所要時間は110分を費やしていました。
 頂上(16)、(17)は岩陵のてっぺん、という割には長細い平面ですが意外に広く感じました。
 頂上(18-1)には「亥」(18-2)、小さな祠、そして4隅が欠けた二等三角点の標石(18-3)が並んでいます。「大切にしましょう三角点;国土地理院」の標柱が添えられていました。
 頂上の崖縁には思いがけず野菊の花が咲いていて、ニシキギの紅葉も鮮やか(19)で、またススキ、ワレモコウなどもありました。
 遠景は方角によってはやや霞んでいました(20)が、4

 
 鉄塔の建ち並ぶ美ヶ原方面(21)、遠くには、槍、穂高の北アルプス連峰(22)など、360度の展望を楽しむことができました。
 のんびり時間つぶししてから10時5分下山することに。急傾斜地では滑らないように気をつけながらゆっくり下ります。
 時々気まぐれに写真など撮りながら登山道入り口駐車場(23)着11時20分。下りの所要時間は75分でした。やはり下りは楽です。
 振り返ると樹間に三角頭の独鈷山頂(24)がちょこんと見えました。
帰りに霊泉寺温泉公衆浴場(100円です!)に立ち寄り、汗を流しました。100円のとおり、シンプルな温泉浴場でした。
 懐かしい赤いポストの向こうの開け放しドアの入り口が男湯、その奥のもう一つの開け放しドアが女湯の入り口です。Photo_4

 正午過ぎ、途中でおそば屋さんによって信州蕎麦を食べてから、上信越道、東北道を走り帰宅しました。

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2011年10月23日 (日)

深まる秋、ノブドウ、ハゼラン、ホトトギス、バラ(未来)、ツリバナ

 10月も半ばを過ぎると秋たけなわから、深まる、と身近の植物も語ってくれます。

ノブドウ:
 フェンスなどに絡まって繁茂し、除草に手間取る人泣かせの雑草仲間ですが、.たくさんついた実がパステルカラーに色づいてきて、ただ見るだけなら、それなりにきれいです。でも困りものなのですが。9303r

 
ハゼラン:
 午後3時過ぎ~夕方くらいの短い時間に、小さな花を”はぜる(はじける)ように”開く熱帯アメリカ原産の雑草です。ランと名がついていますがラン科ではなく、スベリヒユ科の多年草です。
 近所の道端に生えていたものが、いつの間にか庭にも入り込んで、毎年途絶えることなく、生えてきます。丈夫なものです。花期は7~10月。Blg20111018

 
ホトトギス:
 庭植えのホトトギスが最盛期を迎えようとしています。園芸種のニイタカホトトギス(写真下)は少し勢いがないものの、大分つぼみが増えました。秋深し、の感じが浸透します。Photo_3

 
バラ(未来):
 鉢植えで元気がなかった株を地植えにしておいたところ、元気を取りもどして、秋の大雨の後、1輪だけ開花しました。
 剣弁高芯咲きのきれいな花姿ですが、白い花の中心部が薄いピンクになるはずなのに、なぜか薄黄色になってしまいました。別の花のように見えます。2011930r0017731

 
ツリバナ:
 これまでの強風や雨で、かなりの実が熟す前に、ちぎれて落ちてしまいました。少なくなりましたが残ったものは赤く熟して遠目には赤い花のように見えます。Blg20111019

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2011年10月22日 (土)

サザナミスズメ幼虫、ヒロヘリアオイラガ幼虫、ナカグロクチバ幼虫、ホタルガ

 遅ればせながら、9月末、自宅やご近所でうろついていた、ガの仲間たちです。もう、うろつく時期は終わりに近くなりました。

 
●サザナミスズメ幼虫:(スズメガ科)
 食草はギンモクセイ(銀木犀)、イボタ、ネズミモチ(鼠黐)、オリーブなどモクセイ科の樹木とされていますが、見つけるのはいつもなぜかライラックの鉢植えです。
 緑地に白いハの字紋様 があるイモムシで、大きさ5 ~6cm 。蚊やゴキブリ用殺虫剤を、しずくが垂れるほどスプレーしても平気のようでした。
 放任すると葉を食べ尽くしてしまうので困るのです。分布は日本各地。R0017557_1

 
ヒロヘリアオイラガ幼虫:(イラガ科)
 庭木の葉の裏側にたくさんくっついていました。小さな、鶉の卵のような形で、独特の茶色い線の入った殻の中で蛹になり越冬し、7月から10月ごろに幼虫が出てきます。
 幼虫は多数の棘を持ち、気づかず触れると飛び上がるほどの鋭い痛みを生じます。 
 庭木の茂みに、市販の蚊、ゴキブリ用(ピレスロイド系物質含有)の殺虫剤をスプレーしてしばらくすると、地面に落ちてうごめいていました。終齢幼虫に近い幼虫です。若齢の頃は黒色だったトゲも緑色になり、一部がオレンジ色になっています
 なお、羽化した後の成虫の大きさ(開張)は30mm程度で、無毒です。Photo

 
●ナカグロクチバ幼虫:(ヤガ科)
 黒地にオレンジのラインが入っている大きくて派手な装いのイモムシが草むらから這い出して舗装農道を横切っていました。
 草切れで触れると、直ちに「6の字」になって”死んだふり”です。かなり待っていると動きかけたので、もう一度触ると今度は「への字」になってまた死んだふり。ピクリとも動きません。930

 
 放っておくと、しばらくしてから急に”尺取り虫歩き”になって、草むらに行ってしまいました。おかしな幼虫です。Photo_2

 成虫は見たことがありませんが、図鑑を見ると三角翼ジェット機のような姿です。
 →後日、写真が撮れました。こちらですhttp://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/20158-cf93.html

 幼虫の食草はイヌタデ、エノキグサ、コミカンソウなどで、農道脇の草地にもたくさん生えています。
 成虫の大きさ(開張)は約42mm、成虫出現時期は 7~8、9~10月。分布は本州、四国、九州。

 
●ホタルガ:(マダラガ科)
 時々、街中で飛んでいるのを見かけていました。飛んでいる時、黒地に白の太筋が弧を描いて、とても目立ちます。
 たまたま道路真ん中当たりをヒラヒラ飛んでいたところを、通りかかった車に”はねられて”、地面に降りたところを撮りました。
 やがてまた飛び去っていきましたが。
 触覚は雌雄共に櫛歯状ですが、雄のほうが枝が長く、この写真ではわかりにくいですが、♀のようでした。R0017809_1

ホタルガ:
 頭部は赤く、触角が立派で、全体は黒地に1本の太い白帯が目立つガです。何となく悪魔的な雰囲気で、ホタルでは名前負けしています。
 昼間に活動し、林の周辺の薄暗いところをヒラヒラとゆっくり飛びます。はねの白帯は、飛んでいてもよく目立ちます。
 住宅地の周辺で見られることもあります。幼虫は、サカキ、ヒサカキやツバキの葉を食べます。
 成虫の大きさ(開張)は45~60mm 、出現時期は6~7月&10月 、分布は日本各地。

※後日記事の一部に誤りがあることが分かり、青字部分が修正箇所です。

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2011年10月21日 (金)

キバナアキギリ

 先にキバナアキギリの花を掲載しましたが、その後再び山地の道沿い草地で、小雨に濡れて咲いていた群落がありましたので、撮り直しました。
 唇形花から長く突き出している花柱の先が、二叉に分かれている特徴があったことを思いだして、その部分をマクロで見たものです。ただそれだけなのですが(^-^;

キバナアキギリ:
 先に筑波山で撮影した画像(再掲)。928r0017619_1

 
 唇形花から伸び出した花柱の先端は二叉になっています。どのような目的があるのでしょうか。(2011.10.15撮影、長野県)1015r0017951_1

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2011年10月20日 (木)

変形菌:ツノホコリ、タマツノホコリの仲間

 筑波山ぶらぶら歩きで、林地にある大きな腐倒木上に形成された白色の子実体の群生を見つけました。
  ツノホコリの仲間です。Trm1

 
 ツノホコリは初夏から秋、腐った木の上で最も普通に見られる変形菌の一つですが、乾燥標本で新鮮な子実体の形態を保存することが難しい種類です。
 ツノホコリ科にはツノホコリ属(Ceratiomyxa)のみが含まれています。子実体は”円柱状”、”樹状”、”蜂の巣状の球形”などで、柄はあったり、なかったりです。

 高性能の顕微鏡でなければ分かりませんが、子実体の表面は小さい網目状に区分され,区画の中央部から1本の細長い柄を生じ、先端に無色の外生胞子を1個付けます。
 下の写真のレベルでは無理で、よく分かりませんが、何となくソーメンの表面に毛が生えた感じが観察されました。Trm2

 この類を原生粘菌の仲間とする見解もあります。
なお子実体が蜂の巣状球形のタイプのものはタマツノホコリとして、変種または独立種として扱われることがあります。
 生活環は完全には解明されていないそうです。

 
タマツノホコリ:
 ツノホコリ科ツノホコリ属。
子実体が「蜂の巣状の球形」のタイプが、同じ腐木の表面に見つかりました。
見ると、気味悪いと感じる人もあれば、きれいと感ずる人もあるかと思います。Img_0215_3cc

Img_0215_2

 
 直径7mmほどの丸いものがありましたが、トトロの森の”真っ黒クロスケ”のイメージモデルでしょうか。Img_0215_6trmcc

 変形菌は、動物、植物、そのいずれの枠にも収まり切らない不思議さから、素人にとっても興味が尽きない生き物です。

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2011年10月19日 (水)

変形菌:ムラサキホコリ科の仲間

 通常、変形菌が子実体を形成する条件は数種類に共通していることも多く、同じ腐木で、いくつかの別種変形菌が見つかることも多いのですが、今回は同時に見つかることがありませんでした。その意味でも効率の良くないぶらぶら歩きでした。

 それはともかくとして、発生量は少なかったのですが、ムラサキホコリ科の仲間と思う変形菌が見つかりました。巨木の地面に近く、常時は直射日光があたらない下半分の部位でした。
 下向きに、棒付きフランクフルト・ソーセージのような形状(子実体は柄のある単子嚢体型、子嚢は円筒形)の子実体が形成されていました。大きさ(長さ)は7~8mm程度の小さいものでした。R0017651_28

R0017651_27

 
 ”ソーセージ”にそっと触れると、その大きさから想像する以上に、多量の胞子が飛び散りけむり(ホコリ)が舞い上がります。R0017651_19

 
 腐木の表面をカッターナイフで少し削り取って、乾燥後、息を吹きかけて胞子を吹き飛ばしてから、残った網目軸の様子を少し観察してみました。5

 
 軸柱は子嚢の先端に達していて細網体の内部の様子などから、ムラサキホコリ科カミノケホコリ属の仲間かと思いましたが、これだけではよく分かりません。Trm4

 変形菌は巨大な多核単細胞アメーバとなったスライムのようなねばねばの変形体が、かなりの距離を移動しながら腐木に這い上がり、そこでさまざまな色や形の子実体を形成して終わる、という不思議な生き物です。
 この、子実体を形成して、もはや動くことは不能になって死んだ残骸から、胞子が飛び散って、やがてまたその新しいライフサイクルがスタートするのです。

 (次回の記事ツノホコリ、タマツノホコリに続きます)

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2011年10月18日 (火)

変形菌:マメホコリの仲間

 筑波山にぶらぶらハイキングに行きました。ぶらぶらのお目当ては変形菌サマとの巡り会いでした。が、しかし、初めに筑波山神社にお参りせず、お賽銭もあげないで素通りしてしまったのがいけなかったのか、あるいはちゃんとご挨拶してもダメだったのか、神様しかご存じないのですが、あまり成果はありませんでした。

 それでも数種類の変形菌に出会うことができて良かった、といわなくてはなりません。神様ありがとうございました。

 嬥女(かがい)の地跡では、"昔は良かったなぁ"と、よこしまなことをふと思ったり、足下の草にいたバッタの姿に目が行ったり、サルノコシカケに腰掛けそうになったりするたびに、今回のぶらぶら歩きは、こんなことをしている場合じゃない、と思いながら登山道から、はずれていきした。
 林内に、巨大な倒木を見つけるたびにふらふらと沢筋の斜面に。
 「そんなところに入り込んで、キノコがあるんですか」、と不審に思われた立派な登山者のおばさんに、背中から声をかけられて、「キノコ採りではありません、あのー」、とめんどくさくなったりして・・・こそこそ隠れるように、大きな倒木の陰にしゃがみ込みます。誰が見ても、不審者。

 虫除けのスプレーを首筋から手にスプレーしても、汗臭いからヤブ蚊が飛んできます。薄暗いので懐中電灯をつけて、腐木の表面にそれらしい”物体”を見つけると、首からひもで吊り下げた虫眼鏡でのぞきます。
 変形菌と確認できたら、写真に。
 フツーの、コンパクトデジカメですから、専門家のような写真は撮れませんが、単なる物好きにとってはこれで十分なのです。

マメホコリの仲間:
 一つの”マメ”(子嚢)の大きさは、大きいもので7mmほどでした。きれいな紫色です。
Img_0208a

Photo_9

 
 そこから登山道に戻り、大分登ったところで、またやはり沢筋に倒れ込んだ別の巨木に、濃紫色のマメホコリがたった一つ、見つかりました。
 やはり大きさは10mm以下でした。
 ルーペでのぞくと、”マメ”の表面は少しへこんでいて、すこし破れていました。R0017652

 
 破れたところを、尖った枯れ葉の先で突っついて破ると、すごい勢いで、紫色の(中に詰まっていた胞子が飛び散る)けむり(ホコリ)が立ち上がります。これぞ変形菌!です。
 ”助手”がいれば、”ムラサキだちたるホコリのたなびく様子”も撮れたかも知れませんが、何しろ一人ですから。R0017652_2

 
 沢筋に向かって倒れ、くの字に折れ曲がった巨木の、根元に近い方で見つかりました。R0017652_3

  (次回記事、ムラサキホコリの仲間、に続きます)

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2011年10月17日 (月)

ヒメヒゲナガカミキリ、ツマグロオオヨコバイ、ヤマトフキバッタ、ツクツクボウシ、アキアカネ

 筑波山ぶらぶらハイキングで撮った昆虫です。

ヒメヒゲナガカミキリ:
 神社への石段にいました。名前の通り、体の割にヒゲ(触角)の長い、地味なカミキリムシです。体長9~18mm。
 上翅に見られる木肌模様と、薄い橙色斑紋が特徴です。地域的変異が多く、斑紋の模様や色形が違っているそうです。
 ♂の触角の長さは体長の2倍以上ありますが、♀は短いということで、この個体は長いようなので♂でしょうか。成虫は広葉樹の木を食べます。出現時期は5~10月、分布は日本各地。Photo_7

 
ツマグロオオヨコバイ:ヨコバイ科
 林縁草地の雑草の葉にとまっていました
黄緑色で,頭部と胸部に黒斑があり翅端が黒色の、大きさ13mmほどのヨコバイです。林縁や草原で普通に見られます。いろいろな植物の汁を吸う害虫。出現時期は3~11月、分布は本州、四国、九州。R0017630_2

 
ヤマトフキバッタ:
 バッタ科フキバッタ亜科
 日陰の林縁に生えた草の上にいました。
大きさは♂約25mm、♀約32mmで、個体差は大きいバッタです。全体は黄緑色で、茶色い翅は短く退化して成虫でも飛ぶことはできません。
 この仲間は、移動距離が短いせいか、種の分化が進んでおり、分類上たくさんの種類に分けられていて、素人には判断が難しいですが、筑波山のガイドブック中にこの名がありましたので、そのままいただきました。
 フキバッタの仲間は林縁の、やや薄暗い環境の下草や葉上で見られます。食草は名の示すようにフキを好んで食べますが、他にも植物全般の葉を食べます。
 ヤマトフキバッタの識別点としては、全体は黄緑色。黒側条は♂が頭部から前胸部の後縁まで、♀は頭部から前胸部中央までで、後はしだいに不鮮明。
 また後肢腿節の下面紅色。前翅の長さは11節ある腹節の腹部4~6節まで。前翅は左右が重なっている、など。
 出現時期は7~10月、分布は本州・四国・九州。Photo_8

 
ツクツクボウシ:
 樹林帯ではまだ鳴き声が聞こえていましたが、命を終えて地面に落ちていた個体です。R0017641_1

 
アキアカネ:
 男体山頂の手すりに止まっていました。赤みは今一つ。R0017677trm

 山の紅葉シーズンはまだ大分先のことです。

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2011年10月16日 (日)

キバナアキギリ、ヤブミョウガ、シラヤマギク、タママアジサイとヤマアジサイ,サルノコシカケと不明のキノコ

 筑波山にぶらぶらハイキングに行った時に、思いつきで撮った植物などです。

キバナアキギリ:シソ科
 林縁に群生していました。
山地のやや湿った林内に生える多年草で,茎は角ばり高さ20~40cmになります。花は薄黄色で、大きさ約3cmの唇形花です。茎の先に穂状に付きます。
 葉は対生し、3角状のほこ形で、縁に鋸歯があります。
 花期は8~10月、分布は本州(関東以南)。Photo_2

 
ヤブミョウガ:ツユクサ科
 林縁にありました。白い液果が出来ていました。
暖地の林内や藪に生える常緑多年草です。地下部の根茎は横にはって広がるためしばしば群生することがあります。茎の高さは40~70cm、葉は長さ15~30cm、艶があって大きく葉先はとがっています。
 花期になると花茎を伸ばして、径1cmほどの白色小花を総状に付けます。花後に、初め白色で、後に光沢のある濃紫色になる液果ができます。
 花期は8~9月、分布は本州(関東地方以南)~九州。Photo_3

 
シラヤマギク:キク科。
 登山道沿いに咲いていました。  山地の日当たりのよい林縁に生える多年草です。草丈は1mほどになります。根出葉は葉身が卵状心形で、長さ10~20cmの葉柄があり、また茎葉は小さく、葉の表面には短毛があり、ざらつきます。
 茎の上部で分枝して散房花序を出し、直径約2cmの白い花をまばらにつけます。舌状花の数は少なく、花弁が歯抜けのように見えます。
  花期は8~10月、分布は日本各地。Photo_4

 
ヤマアジサイとタマアジサイ:
 ヤマアジサイの花は終わりで、装飾花だけが残り、下向きに垂れていました。開花期の遅いタマアジサイ(写真最下段)は、まだ花が残っていました。

 ヤマアジサイはユキノシタ科の落葉低木。サワアジサイの別名があるように、ブナ林などの夏緑広葉樹林の谷筋などに生育しています。高さは1~2mになりますが、高いものは少ないようです。葉は対生し、長さ10~15cm。
 花は、周辺に4枚の花弁状の萼を持つ装飾花があり、中心部に多数の小花がつきます。花の色は薄紅色を帯びるものから白色、紫色を帯びるもの、青色のものなど多様です。
 花期は6月~7月、分布は本州福島県以西)・四国・九州。

 また、タマアジサイは、山地の林内、丘陵の谷間に生える、樹高 100~150cmの落葉低木。葉は対生し、葉柄があり、長さ10~20cmの長楕円形で、縁に牙歯状の細鋸歯があります。蕾は苞に包まれ、直径2~3.5cmの球形になり、花期が他のアジサイより遅いのが特徴です。白い装飾花は3~5個。
 花期は6~9月 、分布は本州(関東地方・中部地方)。
 Photo_5

 
サルノコシカケ科のキノコ:
 登山道を外れた林地で、直径1m以上ありそうな杉の切り株上面に、巨大なサルノコシカケの仲間が着生していました。普通の座布団より大きかったように思います。座るとおしりが痛そうだし、壊れてもいけないので、写真だけに。
 別の枯木には大きさ7cmほどの不明のキノコも。(あるいはマンネンタケの仲間でしょうか)。全体が木質化して堅く、手で引っ張ると足もとからすっぽり抜けました。再び元のように差し込んでおきました。Photo_6

サルノコシカケ科(暫定的):
 サルノコシカケという和名をもつ種は存在しないそうです。一般に、「猿の腰掛け」の名の通り、樹木の幹に無柄で半月状の子実体を生じるものが多いが、背着生のものや、柄と傘とを備えるものもあり、子実体は一般に堅くて丈夫(木質・コルク質・革質など)ですが、一部には柔らかな肉質のものもあること。
 胞子を形成する子実層托は典型的には管孔状をなしているが、迷路状・ひだ状・鋸歯状などをなすこともあり、一つの種の中でも、子実体の生長段階の別、あるいは子実体の発生環境の影響などによって種々に変形することが多い、ということです。

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2011年10月15日 (土)

筑波山ハイキング

 久しぶりに筑波山(871m)に行ってきました。ぶらぶらハイキングです。
筑波山神社登山口から、筑波山ケーブルカー沿いに登る「御幸ヶ原コース」で、頂上まで標準時間90分のところ、コースから外れたり戻ったりしながら、3時間少々もかかったぶらぶら歩きでした。
 これでは運動にはなりませんが。
R0017618trmcc

 
筑波山神社:
 お賽銭もあげず、お参りもせずスルー。R0017615trm

筑波山神社:
 茨城県つくば市筑波にある神社。古代より山岳信仰の対象とされてきた筑波山を境内とし、男体山頂に筑波男大神(伊弉諾尊・いざなぎのみこと)が、女体山頂には筑波女大神(伊弉冉尊・いざなみのみこと)を祀る本殿が建てられている。拝殿は筑波山南面の中腹にある。

 
嬥女(かがい)の地あたり。
 初めから脇道にそれて、嬥女の地辺りをうろうろ。R0017629

 嬥歌は歌垣(うたがき)の東国方言。カガフの名詞形。男女が集い歌舞する自由恋愛の行事。「嬥歌」と表記したのは、中国少数民族の歌舞と類似したことによる。
 http://k-amc.kokugakuin.ac.jp/DM/detail.do?class_name=col_dsg&data_id=68386  
 野草や昆虫等で暇つぶししてから登山道へ戻ります。

 相も変わらず,時々登山道から外れてうろうろしていると、何しているのか?、と立派な登山者から声をかけられたり・・・・

 百人一首にも歌われた、「男女ノ川水源」を通り過ぎます。湧き水のパイプがありましたが、飲めるのでしょうか。2r

 
 それなりに人がいたケーブルカー駅終点の御幸ヶ原を通り過ぎて、ほどなく誰もいない男体山頂です。振り返ると女体山頂(写真下)が見えます。今回は時間も押していたため登りません。Photo

 日頃全く運動しないこともあって、脚が痛くなり、帰路は下りケーブルカーで手抜きしました。

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2011年10月14日 (金)

イケマ

 イケマが山地斜面に生えていました。花後に、まだ熟していない袋果が目立ちました。多くは他の植物に絡みついて立ち上がっていましたが、絡みつくものがない時は地面を這うように絡まっています。R0017534

 
 葉や茎を傷つけるとガガイモ同様、すぐに白い乳汁が出ます。汁液にはシナンコトキシンなどが含まれているので有害です。
 イケマの未熟な果実(袋果)です。R0017534_2

 
 ガガイモと比べるとかなりスリムです。R0017

 
 一つ割ってみると、ガガイモとそっくりに種髪の種がたたみ込まれていました。R0017534_3

 完熟すると縦に割れて、種髪の種が次々に飛び出していきます。機会があれば、完熟して飛び出してくるところを見たいものです。

イケマ:ガガイモ科、カモメヅル属
 山地、山すそ等に生えるつる性の多年草。
根は太く大きく、浅く枝分かれして肥大、茎は数本束生して、他の植物などにからみついて生長します。
 葉は、長さ5~15cm、幅4~10cmで対生、心臓形で先端は尖り、縁はなめらか。
 花は7~8月、葉脇からでた柄に白い小花を数十個、球形につけます。花冠は5片に深裂します。(2009.9.1記事画像再掲)200991

 果実は、ガガイモの袋果より一回り小さく細長い袋果で、長さ8~10cm、幅1cmくらい。また、種子はガガイモのように種髪があり、風で飛んで行きます。
 なお根茎にはアルカロイドが含まれていて有毒ですので、囓ってはイケマせん。
 分布は日本各地。

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2011年10月13日 (木)

ヤマブシタケ(山伏茸)

 山の斜面で立ち枯れした木の根元近くの洞に、動物の背姿のように見えるキノコがありました。
 話に聞いていたヤマブシタケです。現物を見るのは初めてです。大きさ(長さ)は15cmほどでした。R001750415cm

 
 名前の由来は、子実体の外観が、山伏の装束の胸の部分についている梵天(丸い飾り)に似ているからだそうでが、今回のものはそうは見えません。
 本種は、夏の終わりから秋にかけ、コナラ、クヌギ、カシ、シイ、ミズナラなどの広葉樹の枯幹や風倒木、老木のくぼみなどに着生する(針状突起の長いものは)モップのようなキノコで、またその(突起の短いものの)姿は、白いウサギがうずくまっているように見えることから、「ウサギタケ」と呼ぶ地域もあるそうです。
 今回見かけたものは,突起の短いもので、ウサギ、です。
 白い大きな塊はよく目立ちますが、手が届かないほど高い幹に生えていることが多く、採れる量も少ないことから、天然のものは幻のキノコとして珍重されるということです。

 
 木漏れ日の当たり方で、淡いベージュ色に見えたり、R0017500cc

 
 ほとんど白色に見えたりしましたが、確かに何かの小動物のように感じられました。R0017490cc

 子実体は傘や柄を形成せず、半球塊状で、大きさには幅があり、径と高さは8~25cm程度。子実体の上半部は内部に大小の空隙を有する塊状、下半部は太く長い針状突起の集合体になっていて、全体は初めほぼ白色ですが、時間が経つにつれてクリーム色からベージュ色に変わるそうです。
 個々の針状突起は長さ0.5~6㎝で、基部における太さ1~7㎜で、外観的にもかなり差異があるようです。

 
 子実体は水分を含み、スポンジのように柔らかくもろい肉質で、着生体を剥がそうとしたら崩れてしまいました。R0017518

 
 着生していた樹種は、立ち枯れた木の根元から分岐した“ひこばえ”が、コナラのように見えましたが、定かではありません。R0017510

 ヤマブシタケは、外国でも食材としても人気があるキノコだそうですが、特別な香りや味はないため、スープなどの汁物として味を含ませて用いることが多いということです。
 天産品はたくさん採れないので、現在、原木栽培或いは菌床栽培による栽培品があり、生鮮品として販売されています。余談ながら、ためしに少しばかり購入してみましたが、なかなか良く出来ていると思いました
 また「認知症やガンに対する効果が期待できる健康食品」として、さまざまに加工された商品が、流通していることもネット情報で見られました。
 この種の商品は、これまでに霊芝(レイシ)と呼ばれるマンネンタケ、サルノコシカケの仲間のカワラタケ、シイタケ菌糸体、アガリクス、メシマコブ等々がありましたが、さらに、ヤマブシタケ、です。 
 覚えておかなくては。でもきっとすぐに忘れるでしょうね。

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2011年10月12日 (水)

イタドリ、サルノコシカケ、不明のキノコ、ウラジロモミ

 9月下旬、通り過ぎた山地(山梨県)で、気まぐれ撮影。

イタドリ:タデ科の多年草
 その昔、初夏、茎や葉が分かれる前の、タケノコのような姿のものを”スカンポ”と言って、道草途中に囓ったり、『水車』遊びをしましたCc

 
サルノコシカケの仲間:
 斜面にありましたが,生えている”根元”は確認できませんでした。 ”学問的”には、サルノコシカケ、という種名のキノコはないそうですが、素人には、サルノコシカケです。
 この仲間にはβ-グルカンという化学成分が含まれていて、お友達の「カワラタケ」などは、「制ガンん剤」として開発されたこともありましたが、一時的なコシカケに終わったようです。2r

 
不明のキノコ:
 木の根元、落ち葉の間から生えていました。口に入れたら魔法(ま、阿呆!)の世界に浸れるかも知れません。3r

 
ウラジロモミ:マツ科モミ属
 日本特産種の常緑針葉樹です。まだ倒れてから日が浅いウラジロモミが山の斜面に横倒しになっていて、歩行の邪魔になる辺りだけ刈払われていました。それでも幹をまたいで通らなければならなかったのですが、辺りに紫色の松カサのついた小枝がたくさん落ちていました。
 表面にはヤニ(樹脂)が白く吹き出していて、拾い上げた手のひらにべたべたくっつきました。R0017527

 
一枝拾ってポリ袋に入れ持ち帰りました。そのまま外にぶら下げておいてから3週間後、乾燥して茶色になり、手で触ると円周状に、ばらばらと崩れ落ちていきました。
 ”マツカサ”とは大分おもむきが違うことを初めて知りました。きれいな飾り物になるかと思っていたのですが。20

 秋に実るウラジロモミの球果は円筒状で農紫色です。なお、山梨県ではウラジロモミの人工林もあるそうです。
 分布は本州(福島県~中部地方、紀伊半島)、四国。

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2011年10月11日 (火)

木賊(とくさ)峠から奥秩父遠望

 以前から、山梨に行った際、「木賊峠に行ったことがあるか?」、と聞かれ、”ない”、と言うと(天気さえ良ければ)奥秩父の眺望がよい、駐車場に車を止めて、道路反対側から、15分前後山道を登れば”展望台”で、金峰山などよく見える、と聞いていました。
 わざわざ行くほどのところでもないので、帰路に少し時間を潰して行ってこようか、ということで、台風が2つも通過した後で、林道は荒れているかも知れないなと気にはなりましたが、確かめもせず山道へ。Img001trm

 
 案の定、もう少しというところで工事のため通行止め、何度かあきらめて帰るか、迂回路を探して行き直してみるかと、往生際の悪いこと。
 逡巡しながらも、普通なら1時間弱で行けるところを、3時間少々かかってたどり着きました。時節柄、とくに林道については事前に情報確認が必須です。分かっていてもしないから・・・
 山並みは昔と変わりません。当たり前です。しかし、その周辺の人間が関わるところは激変しています。それも当然ですが。
 金峰山を目指す金峰山講、という山岳宗教修行の路は、いまは辿る行者も少なくなっているとか。

 展望台、といっても全く何も(標識さえ)ない、尾根筋のこぶ(標高1700mほど)からの奥秩父主峰連山展望。R0017532

 
盟主、金峰(きんぷ)山(2599m) R0017528

 
奇岩峰そびえる瑞牆(みずがき)山(2230m)R0017531

 
雲海にかすむ富士R0017533cc

 帰りを急がなくっちゃ。とっぷり日暮れて、埼玉の秩父高原牧場峠越えに。9月下旬のことでした。

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2011年10月10日 (月)

ユウガギク、ウスゲタマブキ、ナギナタコウジュ、ヤマハッカ、ムラサキエノコロ、エノコログサ

  9月下旬、標高約1500mほどの林道沿い林縁に咲いていた野草です。毎シーズン繰り返しで新鮮みはありませんが、気まぐれに撮ったものの記録としました。

ユウガギク:
 同じ地域にヨメナ(カントウヨメナ)、ノコンギク、シラヤマギク等、ノギクの仲間が咲いていました。花色や下葉の葉の切れ込みが大きいことなどからユウガギクとしました。R0017461

ユウガギク(柚香菊):キク科シオン属(旧:ヨメナ属)
 山地の湿った草原や道端に生える多年草です。ユズに似た香りを持っています。草丈は約50cm以上で、上方で分岐し、斜めに大きく張り出します。
 頭花は径2~3cmで、白色にわずかに淡い紫色を帯び,散房状に付きます。葉は互生し、やや薄く狭い長楕円形で、羽状に深く切れ込むのが特徴です。
 花期は7~10月、分布は本州近畿以北。

 
ウスゲタマブキ:
 草地に生えていましたが、もう時期が遅かったのか草丈も低くて花付きも貧弱な株でした。花の様子と葉の形状からウスゲタマブキとしました。2r

ウスゲタマブキ(薄毛玉蕗):キク科、コウモリソウ属
 山地の木陰などに生える高さ50~140cmの多年草。よく似た植物がありますが、頭花は狭い円錐花序で、3~5個の筒状花からなり、花冠は5裂し反り返ります。
 花色は黄色から次第に褐色を帯びること、また葉は長柄があり、長さ10~15cmの丸みのある三角形で、基部は心形、裏面に薄くクモ毛がある、などの特徴から、他の仲間と識別できます。
 花期は8~10月、分布は本州、四国、九州。

 
ナギナタコウジュ:
 林縁草地に群落を作っていました。全草に良い香りがあります。Photo

ナギナタコウジュ:シソ科
 山野の林縁、道端などに生える一年草。長く伸びた花穂の片一方だけに花を付けることから薙刀の名前があり、また香需とは中国の薬草で,香りが似ているため。
 全体に軟毛があり強い香りがあります。茎は4角形で分岐し、高さ30~60cm。枝先に大きな苞葉に抱かれた花穂を出し、淡紫色の小型の唇形花を1方向に偏って咲かせます。
 花期は9~10月、分布は日本各地。

 
ヤマハッカ:
 こちらも、ナギナタコウジュと同じ草地に群生していました。ハッカの名前ですが、匂いはありません。3r

ヤマハッカ:シソ科
 山野の林縁に生える多年草です。ハッカの名が付いていますが、葉をちぎってもんでみてもハッカのにおいはありません。
 唇形花の下唇が細く尖る感じで、花の顔は“ネズミ顔”です。また4裂した上唇の真ん中に紫色の斑紋があるのが特徴です。
 なお余談ながら、同属の中では草姿がよく似ているヒキオコシは、その葉が、重病人に呑ませると起き上がるという伝説(ヒキオコシの名の由来)ほど苦く、また唇形花の下唇は尖らず、花のおしべが突き出しているのが特徴から区別できます。
 花期は9~10月、分布は日本各地。

 
ムラサキエノコロとエノコログサ:
 いずれも平地でも普通に見られますが、山地で見たものは特別に赤紫色が濃かったように感じたので、わざわざ撮ってみたものです。下は普通のエノコログサです。Photo_2

ムラサキエノコロ:イネ科
 平地や山地の道ばた等に生える一年草。「エノコ」は子犬、「ロ」は尾がなまったものともいわれ、花穂を子犬の尾にたとえて付けられた名前。”ネコジャラシ”と言うより”子犬じゃらし”"の方が良いのかも。
 花穂が緑のエノコログサが一般的ですが、赤紫色のムラサキエノコロ、また黄金色のキンエノコロなども普通に見かけます。
 花期は8~10月、分布は日本各地。

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2011年10月 9日 (日)

ツノアオカメムシ、ウロコアシナガグモ

 9月下旬、山地の道端で見かけた金緑色に光る、昆虫とクモです。

ツノアオカメムシ:
 道端でその生涯を閉じていたツノアオカメムシです。
 触覚は欠落し、脚は体の下に隠れていましたが、背に日光をあびて金緑色にかがやいていました。
 はかないものです。
 生きているときに触るととても臭いカメムシです。
 臭い方が良かったかな。R0017452trm

ツノアオカメムシ:
  体長 約20mm。体表に緑色の密な点刻があり、ざらついたように見える。光を受けると金緑色に光って美しい。
 前胸背側角は幅広で尖っている。山地性のカメムシで、日中は広葉樹などの樹上に止まっているのを見かけることが多い。夜間は灯火にも飛来する。
  ハルニレ、シラカバ、ミズナラ、ケヤキ、カエデ類、ミズキなどの汁を吸う。
 出現期 4~9月。分布は北海道、本州、四国、九州。

 
ウロコアシナガグモ(雌):
 日の当たる山道を歩いていました。
 とても小さなクモですが、日当たりを動くと光を反射して胴体の編み目模様が金緑色の粒々のように光り、とてもきれいでしたので追っかけ写真撮り。
 石やくぼみ等、光の陰を伝うように逃げていくので、なかなかうまく撮れませんでした。
 長い脚の先部分はピントが合わずにうまく写っていません。
 また目で見た時の、模様や粒々の光る色は、色飛びもして、表現されていません。Photo

ウロコアシナガグモ:
 大きさは、♀8mm、♂6mmほど 。眼は8個。全身が黄緑色の美しいクモ。胴体には編み目模様があり、うろこ状に見える。
 光を受けて金緑色に輝いてきれい。街中の公園から、山間部の渓流まで、さまざまな環境で見られる。水平の円網を張る。
 出現時期は5~9月、 分布は北海道、本州、四国、九州。

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PS.
 今夜は栗名月、十三夜のお月見の日です。
 昔から十三夜の夜は十五夜のお月見より、秋が深まった時期になるため晴れることが多かったようで、「十三夜に曇り無し」という言葉も残っていますが、今夜の当地は全天に薄雲、さらにだんだん濃い黒雲が広がってしまい、お月見にはあいにくの空模様になってしまいました。
 それでも、午後8時過ぎ、カメラを持って暗闇の田んぼ道に。
 雲の流れが速く、黒雲が過ぎて薄い雲にさしかかると、十三夜の月の周りに白い水蒸気のフレアが出ているような白い画像になりますが、ないよりましとシャッターを押して帰りました。
 一番ましな画像を”記念”に掲載しました。
 ウサギさんは忙しくてお留守のようでした。Pa090011trmcc

 ちなみに、こんなこともあろうかと、昨日(10/8)、午後6時頃、黄色い月が昇ったのを自宅前で撮っておいた画像です。
 1日の差って結構あるものですね。2011108pa080012

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2011年10月 8日 (土)

野のキノコを食べる

 秋たけなわ、野山はキノコのベストシーズンです。そして素人はむろん、専門家でさえ野生のキノコによる食中毒については要注意です。
 そのような折から、野のキノコの専門家が催された”野のキノコを食べる会”に、初めて参加させてもらいました。

 もとよりキノコについてずぶの素人。専門家によるキノコ料理の蘊蓄はうわのそら、ただめずらしく、そして美味しく、”花より団子”で、頂いてきました。
 後から、もう少しメモも写真も撮っておいたら良かったと思えども、あとのまつり。

 10数品目のメニューでした。すべて専門家が採取されたそれぞれのメニューに適した野性のキノコが調理されて入っています。(採取場所は”企業機密!”)、(テーブルの写真はその一部で、まだ”おあずけ”状態です)R0017457cc

 
 専門家が山で採取されたキノコの解説用現物見本の一部。
タマゴタケ:R0017455trmcc

 
①タマゴタケ、②オオツガタケ、③オオムレフウセンタケ123

①タマゴタケ:(テングタケ科テングタケ属)
 傘は赤~橙赤色で周辺部に条線があります。ひだは黄色。また柄は中空で、黄色と橙色のダンダラ模様、上部に橙色の”つば”があり、基部に白色の“つぼ”がある中~大型のキノコ。
 テングタケ科のキノコは大半が毒キノコですが、タマゴタケは派手な色合いをしているにも関わらず、無毒で食用になり、味が良いキノコ。
 夏から秋に、針葉樹・広葉樹林の地上に発生する。
 天ぷら、お吸い物、キノコご飯、酢の物,etc.

②オオツガタケ:(フウセンタケ科フウセンタケ属)
 傘は4~8cm、はじめ丸山形、のち開き中高扁平、扁平。表面は湿っているときは粘性があり、橙褐色から茶褐色。ひだは白色のち黄褐色。くきは高さ6~10cm、白色で綿毛状のささくれがあります。
 秋に、マツ、ツガなどの針葉樹林に発生。
 :炒め物、鍋物などにあいます。

③オオムレフウセンタケ(大黒しめじ):(キシメジ科シメジ属)
 傘は2~8cm、なめらか。ヒダは白~淡黄色。つばはなし。柄の高さ3~9cm。味の代表格で、特有の苦味があるが、甘くておいしいきのこ。
 秋にコナラ林、雑木林に発生する菌根菌。
 シチュー、てんぷら、すき焼き、粕漬け、など。

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2011年10月 7日 (金)

落ち葉腐植層のトビムシなど

 9月下旬、高原の落ち葉腐植層にいたトビムシなど、土壌動物の仲間です。単なる記録です。

土壌動物の仲間:
 落ち葉の下の腐植層には、さまざまな土壌動物がいます。明るい地上で目にする生き物に較べると、へんてこりんな(さらには気味悪い)姿形のものがたくさんいます。
 普段はスルーするのですが、気まぐれに写真に残してみました。
 大きさはせいぜい数mm以下のもので、名前は分かりません。
 写真下の、画面右にいるのがマルトビムシの仲間です。左側の大きいのはダニの仲間です。Photo

 
シロトビムシの仲間:
 大きさ1mmほどでした。ジャンプするためのバネ(叉状器)は持っていません。Img_0162

 
イボトビムシの仲間:
 画像が不鮮明でわかりにくいですが、体の表面にイボイボがたくさんあります。バネはないので跳べません。Photo_2

 
マルトビムシの仲間:
 すべて別の個体で、上は大きさ0.7mmほど。体の特徴が比較的はっきり分かります。そして、写真下の一番小さな個体、大きさ0.3mmほど、がマルトビムシの全体としての姿を一番良く現しています。
 ”かわいらしい”?
 体の割に長い触角と大きなバネを持っています。体の後ろに伸びているのがバネで、生きているときはおなかの下にたたみ込まれています。Photo_3

 
その他:
 写真が不鮮明で、よく分からないトビムシ達。まだ他にもいましたがここまでに。やはり自然度の高い環境ほど、トビムシの種類、またそれ以外の土壌動物の種類も多く見られます。Photo_4

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2011年10月 6日 (木)

クサギ(臭木)の実

 葉や枝を傷つけると臭いにおいがするのでクサギ、ですが、その昔は救荒植物として若い芽をゆでてから水にさらし食用にしたと、手元の樹木図鑑に記載がありました。
 それはともかく、花には芳香がありますが、この時期、,盛りは過ぎてまばらなにはなりましたが、まだ咲いています。R0017722_3

R0017571trm

 
 それに代わって、盛花期に緑色の壺形だった宿在性の萼が、しだいに赤みを帯び、さらに平開して紅色になり、濃紫青色の実(完熟すると黒紫色)に彩りを添え、なかなかきれいな様相を呈していました。すっかり秋模様です。R0017718

R0017720

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 PS.
 前回の本種に関する記事で、Oさんから次のようなコメントを頂いていましたので、あらためて本文中に掲載させていただきました。

 『クサギの根を蒸し焼きにした灰を白酒(しろき)に混ぜたものを黒酒(くろき)といい、この白酒・黒酒を一対にして新嘗祭に神前に供えることが延喜式に規定されているとか。滋賀県愛知郡(えちぐん)の藤居本家では白酒・黒酒を現在でも毎年醸し、新嘗祭のときに宮中に献納しているそうです』

 救荒植物、というだけではなかったのですね。

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2011年10月 5日 (水)

変わり咲きツユクサ

 稲刈りが終わったあぜ道にツユクサが咲いていました.。その中に1輪だけ、変わり咲きの花があるのに気がつきました。
 時々見かける、花弁が白いだけの白花ツユクサ(再掲)Img_98341

とも、少し様子が違うようなので、傍にたくさん生えている通常のツユクサを一つちぎって、ならべて撮ってみました。R0017609

 
 ツユクサの雄しべは6本あります。上にπ形の3本、中央に1本、下の2本は、真ん中の”花柱”に寄り添うようにのびています。(以下の写真の花はいずれも”花柱”が長く伸びているので両性花です。ちなみに短いか、見えないのは雄花です)R0016673_21

 
 ツユクサの雄しべの葯は黄色ですが、変わり咲きのものは白色で中心部だけ淡黄緑色になっていました。R0017610

R0017610trm

 変異には、除草剤などの影響もあるのでしょうか。

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2011年10月 4日 (火)

山地のガ②不明のガ、ナカウスエダシャク、ツトガの仲間?、不明のガ2種

 標高1000mの山間地にいたガです。

不明のガ:
 大きさ4cmほど。カシワマイマイにも似ているようですが・・・2011922_6

 
ナカウスエダシャク(♀):
 シャクガ科
ガラスに止まっていました。
 大きさ(開張) 26~34mm。 淡い色をした後翅を持つエダシャクで、♀に比較して♂は全体的に黒っぽい。
 また触角は♂では羽毛状、♀は糸状。本種は個体数も多く、普通に見られる。
出現期 5~7、9月
分布 本州,四国,九州
  幼虫はクリ、コナラ、エノキ、ツバキ、サクラなどの葉を食べる。R0017487trmcc

 
ツトガの仲間?:
 大きさ3cmほど。見た目にも全体が白っぽくて特徴が少なく、写真映りも悪くて判別不能です。2011922_3_2

 
不明のガ:
 大きさ3~4cmくらい。この位置でしか写真に撮れないで、不明です。2011922_8

 
クロテンシロヒメシャク不明のガ(明らかに間違いでした。不明に訂正します。)
 シャクガ科ヒメシャク亜科の小型のガ。気持ち悪さも,印象も少ないです。
 大きさ(開張)約20mm
 成虫出現時期 5~6、7~9月
 分布 日本各地
 幼虫はカエデの葉などを食べる2011922_9

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2011年10月 3日 (月)

山地のガ①クスサン、キリバエダシャク、シロシタバ、ノンネマイマイ、カシワマイマイ

 標高1000mほどの山間地にある建物の常夜灯に集まって、そのまま日中も壁などに張りついていたガです。
 10種類前後いたようです。やはり山地です。名前の分からないものもいますが2回に分けて記録しました。

クスサン:
 ヤママユガ科
褐色の翅をもつ大型のガ。下翅に大きな目玉模様がありますが、この写真では上翅に隠れて見えません。
大きさ(開張)100~130 mm。
成虫出現時期 9~10月に羽化して成虫になる。夜間、照明に集まる。
分布 日本各地
 幼虫はクリ、クヌギ、コナラ、サクラ、ウメ、イチョウ、クスノキなど様々な樹木の葉を食害する。年1回の発生。卵で越冬し、幼虫は4~7月に出現する。
 終齢幼虫は体長80mmにも及ぶ青白色の大型のケムシで、白色の長い毛がある。7月前半頃に楕円形の固い網目の繭を作って蛹になる。2011922_3

 
キリバエダシャク:
 キリバエダシャクシャクガ科
大きさ(開張)37~49mm。オレンジ色が目立ちます。
成虫出現時期 7~10月
分布 日本各地
 幼虫はミズナラ、ニレ、サクラ、リンゴ、マメザクラ等の葉を食べる。2011922_4

 
シロシタバ:
 ヤガ科
大きさ(開張) 95~105mmで大型のガ。側壁の高いところに張りついていました。
成虫出現時期  7~10月
分布 日本各地
個体数が減少している地域もあります。各地レッドデータブック:大阪府:絶滅危惧II類、高知県:準絶滅危惧、佐賀県:情報不足、の指定。
 幼虫はウワミズザクラ、イヌザクラなどを食害する。2011922_7

 
ノンネマイマイ(♂):
 ドクガ科
大きさ(開張) ♂37~42、 ♀41~52mm。
;成虫出現時期 7~9月
分布 日本各地
 幼虫はクヌギ、シラカバ、ブナ、カラマツなどを食害する。
なお、「ノンネ」はドイツ語の「Nonne」で尼僧または修道女の意、本種はヨーロッパではこの名で呼ばれている、とのこと。20119922

 
カシワマイマイ(♂):
 ドクガ科
大きさ (開張)40(♂)~90mm(♀) オスとメスで、大きさや色彩に違いがあるガ。
 オスは、開張40~50mm、灰褐色に黒紋が散りばめられているが明暗の色彩変異が大きい。
 メスは、開張85mm前後、白っぽくて、黒色の波形模様がある。灯火に飛来する。
出現時期 7~9月
分布 日本各地
 幼虫は、クヌギ、ナラ、リンゴ、ハゼ、ケヤキなどの葉を食べる。2011922_5

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2011年10月 2日 (日)

キツリフネとツリフネソウハオレタマゴフシ

 再びツリフネソウです。
 9月下旬、山地の林縁で、湿り気のある草地に並んで咲いていたツリフネソウとキツリフネを見かけました。秋が一気に深まってくるのです。
 ツリフネソウはきれいでしたが、キツリフネのほうは、葉にたくさんの膨らみが出来ているのが目にとまりました。

ツリフネソウ:
 距(きょ)と呼ばれる、花の後ろに伸びた管のような器官があり、くるりと巻いています。ここに蜜を貯めるのですが、花を訪れた昆虫はこの蜜を求めて正面から花の中へ入り込み、奥まで潜っていくのです。
 もちろん”誰でも”OKと言うことはなく、長い口吻を持ったハチの種類だけしか利用できません。ただし、中には花に潜らず、横から穴を開けて蜜を失敬する”盗糖"者もいるようですが。Photo

 
キツリフネ:
 ツリフネソウと異なり、距(きょ)は垂れるだけで巻きません。Photo_2

 
 葉っぱに出来た膨らみは「ツリフネソウハオレタマゴフシ」が寄生して出来た虫こぶです。R0017475

 
 葉の縁が”表側”に折りたたまれ、タマゴ状というよりタカラ貝のような形の袋状になっています。R0017476trm

 
 その一つをとって指先で割ってみると結構堅いもので、中にツリフネソウコブアブラムシの有翅胎生虫と無翅胎生虫が入っていました。Photo_4

 キツリフネにとってはまさに迷惑なお邪魔虫、ということでしょう。

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2011年10月 1日 (土)

キツネ

10月、最も秋らしい季節を迎えました。森羅万象、稔りの秋ということであってほしいものです。

  秋の日は釣瓶落とし、です。日暮れ時は一層時間が早く過ぎていくように感じます。2011916pm532

 
 さて、9月下旬、所用で山梨に行ったついでに、高原につながる林道を走ってきました。誰もいない高原の駐車場で、何かクシャミのような声が聞こえ、後を振り返ると、おキツネ様が。
1r0017538_1trm

 
 標高1700mほどの午後の高原です。今頃こんなところで何しているのでしょうか。(コンちゃんだって、今頃何しに来た人間だろうと思ったことでしょうが)。
 なぜか、あまり警戒心はなさそうです。2r0017538_2

 
 だまされないように、近寄っていくと、32r

 
 そこはやっぱり野生のキツネ、これまで人間にはさんざん騙されているから、またぞろ「木の葉のお金」で振り込め詐欺に遭わないうちにと、さっさと退散していきました。4_r0017538_7

 人間には気をつけた方がいいよ。でないと、襟巻きにされてしまうから。それにしても立派な尻尾!

ps.
 数日前からご近所では開花していたのですが、自宅でもキンモクセイの香りが漂い始めました。しみじみとした香りです。トイレの防臭剤ではありません。

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