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2011年11月15日 (火)

エサキモンキツノカメムシ、ホシハラビロヘリカメムシ、ホソハリカメムシ、クロホシカメムシ、ヒメホシカメムシ幼虫

 晩秋、草叢にいたり、そこから這い出してくるありふれたカメムシたち。多くは越冬のために風の当たらない日当たりなどに集まります。時には家の中に侵入することも。

 
●エサキモンキツノカメムシ(ツノカメムシ科):
 草叢の葉にとまっていました。前にも登場しています。体長11~14mm。全体は褐色で、頭部周辺や体周囲が黄緑色から青緑色をしています。
 肩の部分の側角は黒く、横に尖っています。小楯板(しょうじゅんばん)にある黄色いハートマークが”家紋“です。紋が白いタイプもいるようです。
 幼虫は主にミズキ,ハゼノキなどに寄生します。
 出現時期は5~10月、分布は日本各地。R0017750_1trm

 
●ホシハラビロヘリカメムシ(ヘリカメムシ科):
 庭にやってきて、葉裏に隠れたところをひっくり返してお目見え。初対面ではありません。体長12~15mm。触角が太く、また褐色の前翅の中央には黒い1対の点があります。
 クズ、フジなど特に豆科の植物に集まります。都市周辺にも広く分布し、個体数も多いカメムシです。
 出現時期は4~10月 、分布は日本各地。R0017804trm

 
●ホソハリカメムシ(ヘリカメムシ科):
 近くの草むらにいたものが庭に飛んできたようです。体は褐色で体長9~11㎜。前胸背側角は黒く、側方に鋭く突出します。
 イネ科・ヒエ科植物に集まり、イネの害虫として有名です。
 出現時期は4~10月、分布は日本各地。R0018370_1

 
●クロホシカメムシ(ホシカメムシ科):
 親子で草叢から舗装道路に這い出していました。初対面です。成虫は、やや小ぶりの体長9mmほどで、体は長卵形で暗赤褐色、全体に黒色点刻があります。
 前胸背の前縁近くに大きい一対の黒い隆起があります。(なお近似種のフタモンホシカメムシは灰褐色で、前胸背の色合いが淡いため黒紋が明瞭)。
 また、本種の脚の基部は黒褐色です。(フタモンホシカメムシでは黄白色で、掴まえてひっくり返してみないと分かりません)。
 長翅型、短翅型があります。地表性で草むらや石の下で生活していますので、普段目立ちませんが、イネやダイズを吸汁することがあります。
 直ぐ傍にお子様も歩いていました。やはり似たもの同士です。
 冬期は植物の根際や石の下で成虫越冬します。分布は日本各地。Photo_4

 
●ヒメホシカメムシ幼虫(オオホシカメムシ科):
 草地から道路に這い出していたところです。ピントの甘い写真ですが、体の赤みは少なく、 (5節ある) 触覚の先の方(4~5節?)が白い、などが特徴のように見えますがはっきりしません。
 大きさは10mmくらいでした。幼虫、成虫ともに、オオホシカメムシと外見はよく似ていて、ネット上の写真でも、どちらにもそっくりの画像があり、迷いました。
 オオホシカメムシの方がやや大きく、細長い体型なのに対して、本種は小さめで太めということのようなので、ヒメホシカメムシ幼虫としました。
 成虫の大きさは約12mm。アカメガシワ、シイ、クワなどの花や実に集まり、成虫で越冬。
 出現時期は4~11月、分布は本州、四国、九州。Photo_5

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コメント

カメムシの幼虫写真を撮りましたが,名前が分かりませんでした。
幼虫写真が載っているこのサイトでヒメホシカメムシと名前が分かりました。
有り難うございます。

投稿: itotonbosan | 2013年12月13日 (金) 09時42分

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