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2011年12月17日 (土)

スズメウリ(灰白色の実)

スズメウリ(ウリ科スズメウリ属):
 近くでは、毎年蔓性の雑草仲間と一緒にはびこりますが、夏季の間はたいてい他の雑草に隠れてなかなか気がつきません。

 秋、カラスウリが赤い実をぶら下げる頃には、まだ緑色の小さなほぼ球形の実をつけて、草叢に紛れています。ツルを引っ張ると姿が現れるという感じです。Photo

 スズメウリはやや湿ったところに生えるつる性1年草ですが、ときにツルの先が地下に潜って越冬することもあります。
 葉は長さ3~6cmの三角状卵心形で、しばしば浅く3裂します。また、雌雄同株なので、雌花、雄花ともに同じ株の葉の脇につき、花の下に子房がついているのが雌花です。
 花色は白。果実は径1cmほどの球形液果(漿果)で、若い実は緑色です。

 
 晩秋、他の蔓性雑草が弱りはじめ、まばらになり出した頃、灰白色に熟した小さな実を吊り下げるようになると俄然目に付くようになります。
 ただその前に、環境美化のための除草作業でその大半は無くなってしまうのですが。
 ”魔手“を逃れて、ひっそりとささやかな天然リースになっている情景を目にする時に、1年が過ぎ去るのです。 
 そしていつも、しんとした静謐の時間を感じてしまうのです。Img_05051215_2

R0019488

 
 灰白色に熟した液果の表皮は、赤く熟したホオズキのように、意外に丈夫ですが、指でギュッとつまむと破れて中から漿液とともに扁平で大きな種が飛び出します。
 そこで、カミソリで半分に切って見ました。種は整然と並んでいたはずですが、崩れてしまったようです。Photo_2

 
 一粒潰して種を数えてみました。この時は10粒ありました。R0019543

 この”剖検”の結果からも、スズメウリは、種だらけで、鳥が食べるとしてもあまり人気は無いのでしょうね。(なお雀の卵とは色も形も似ていません)
 花期は8~9月。分布は本州~九州。

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