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2012年1月28日 (土)

カナダ・イエローナイフ オーロラ紀行(1)

 2012.1.20~26 カナダ/イエローナイフでのオーロラ鑑賞ツアーに初めて参加しました。

 ノースウエスト準州にあるイエローナイフは、冬の平均気温が氷点下23°という寒さの厳しい街で、世界で最も美しいオーロラが、高い確率で観察できる場所の一つとして有名です。

 目的はただ一つ、連泊したイエローナイフ市内のホテルから車で約30分ほど離れた郊外にある(今季で12年目のシーズンになるという)オーロラ鑑賞専用施設「オーロラビレッジ」まで通い、観測に好条件の新月(現地時間1/23)の日まで4日間にわたり、当日の夜から翌日午前2時半頃までの約5時間、月明かりが(少)ない晴れた極寒の夜空に、ひたすらオーロラの出現を待つ、という旅なのです。

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 観察を終えてホテルに帰着するのは午前3時頃。防寒服着替え、お風呂などで就寝は4時頃になり、起床は午前10~11時頃、そして間もなく昼食。
 それから夕食までの間が自由時間で、市内散策でスーパーマーケットをのぞいたり、博物館や市庁舎などの見学に費やしたり、またオプションで犬ぞり体験やスノーモービル体験などに参加したりで過ごします。そして夕食後はオーロラ観測施設に向かう、というパターンの繰り返しの4日間でした。
 これで何も見えなければ、ただの耐寒訓練体験だった、ということですが。

 その昔、極北、極寒の地で暮らしていたカナダ・アボリジニ(=先住民族の意)の人々は、周囲の土地や生き物と深い霊的関係をもっていました。
 これは今でも変わらず、またそれぞれのファースト・ネーション(先住民)の文化は独特の霊的な信仰や儀式をもち、部族の長老たちによって伝承されているということです。
 そんな中で、夜空に出現する神秘的なオーロラの光は、不吉な出来事の兆候であったり、死者の魂が天空に昇る光として恐れられていた、と聞きました。

 今日、オーロラは、太陽フレア(嵐)から発生した巨大なコロナ質量放出(CME)が地球に衝突すると、荷電粒子が地球を保護する磁場にぶつかって磁気嵐が起き、それによって光が発生すること、またその色は原子や分子、高度などによっていろいろな色に見えると解明されています。要するに発光の原理自体は蛍光灯と同じということでしょうか。

 地球は現在、8年ぶりの規模となる強力な太陽嵐にさらされていて、NASAから、去る2012/1/23、太陽から放出された超高温ガスと荷電粒子の雲の巨大な波が、時速約500万キロのスピードで地球に向かい、わずか35時間後の1/24日午前(日本時間24日深夜)、地球の磁場に衝突したことが観測されたと発表されています。
 その前後には北欧、アラスカ、また英国など世界各地でオーロラが観測されたというニュースが流れました。
 だがしかし、オーロラが見えたと喜んでばかりはいられません。強力な太陽フレア(嵐)は、送電網や周回軌道衛星、GPS信号、無線通信の障害に繋がる可能性があるからです。
 航空機のフライトにも影響を与える可能性があり、磁気を感じて行動する伝書バトも行方不明になったりするそうです。

 太陽は現在、2013年の極大期(11年周期の太陽活動のピーク)に向かっていて、太陽嵐の規模や頻度が増加するため、モニタリングや予測がさらに重要になると考えられていて、「2013年が近づくにつれ、太陽ではより強力な爆発が起きる。その一部が地球に向かってくるのは間違いない。今回のような現象は一層増えていくだろう」ということですから、ただオーロラを見たい、という向きには、今から来年にかけては、その絶好期になる、ということでしょう。
 
  もともとさしたる興味はなかったものの、この時期を逃すと次は11年後になる、それまで命が続かない、ということで、先日1/20から、”不吉な光”を見物するためにカナダ・ノースウェスト準州の州都・イエローナイフに向かう物好き日本人になってしまったのです。

 ※Canada NoethWest Territories 訪問証明書:Img0411cc

 ※イエローナイフ・オーロラビレッジ訪問証明書:
       http://www.auroravillage.com/index_jp.html   Img042m

 そしてその結果ですが、しっかりとオーロラを見ることが出来たのでした。 4日間のうち、初日と3日目はレベル4~5、2日目は終日曇り(雪)で×、4日目は短時間ながらレベル3~4という結果でした。

  ●オーロラレベル1・・・オーロラがとても薄く肉眼で見える人と見えない人がいる。
  ●オーロラレベル2・・・明るさが弱く、鮮明ではないがオーロラを確認できる。
  ●オーロラレベル3・・・オーロラが明るくはっきりとしており、動きも確認できる 。
  ●オーロラレベル4・・・カーテン状の明るくはっきりとした光でカーテンが揺れるような、あるいは渦を巻く動きのあるオーロラを頭上又はそれに近い角度で確認できる。
  ●オーロラレベル5・・・ぱたぱたと激しくはためき渦を巻くなど動きの活発なオーロラを頭上ではっきりと確認できる。オーロラ爆発現象(ブレークアップ)。

 なおこのレベル区分はオーロラビレッジで観察案内の目安として作成されたものです。                                   
                                   (続く)

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