蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく):テントウムシ、ハバチ、フタホシヒラタアブ
啓蟄の声を聞くのももどかしそうに、晴れて暖かい日には、落ち葉や石の隙間などで成虫越冬していたり、物陰や土の中で、蛹や幼虫で過ごしたりしていた虫たちが表に出てきます。
日当たりの良い畑の斜面で元気よく始動していた虫たちです。(写真はいずれも2012.3.1撮影)
ナナホシテントウ:
多くのものは成虫で越冬します。(トホシテントウなど幼虫で越冬するものもいますが)
ハバチの仲間?:
大きさ8mmほどの全身黒いハチです。詳細はわかりません。まわりに数匹がいそがしく飛び回っていました。
フタホシヒラタアブ:
成虫で越冬します。枯れ草の間に生えたオオイヌノフグリやホトケノザなどの花のまわりを飛び回っていました。
参考までに既掲載(2011/4撮影)の画像です。上の写真は複眼がくっついているのでオス、下の個体は複眼の間が離れているのでメスです。
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コメント
冷たい雨のあとでも晴れると黒い土から“湯気”が立ちのぼり、春になったと実感します。そして小虫の”蚊柱”が立ったりします。テントウムシも這い出しています。
あまり触りませんが、触ると黄色い臭い汁を出します。この紅い虫は黄色い臭い汁を出す「まずい虫」とトリに警告し教えているそうですね。
投稿: クロメダカ | 2012年3月 5日 (月) 21時26分
啓蟄前にテントウムシですか。
派手な色模様は食べてもまずいよという警告色らしいですね。テントウムシ・・・春ですね。
投稿: kin | 2012年3月 5日 (月) 21時05分